男はそのスープを一口飲んだところで止め、シェフを呼んだ。
「これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい。ウミガメのスープに間違いございません。」
男はスープを飲み干すと、代金を払って店を出た。
翌日、男はウミガメになっていた。
一体どういうことだろう?
【ウミガメ】
ウミガメになった原因はスープにありますか?
No スープは直接の原因ではありません
男は人間ですか?
Yes 人間です
ウミガメの呪いですか?
No 呪いは出てきません。
重要なことを忘れていました、カニバりますか? [編集済]
Yes! カニバリます! [良い質問]
男は生物的にウミガメに変身しましたか?
No 変身していません。 [良い質問]
非現実的な要素はありますか?
No フィクションですが、非現実的、非科学的要素はありません。
男はウミガメのファンになりコスプレをしていますか?
No コスプレしてません。
登場人物は、シェフとウミガメになった男の二人ですか? [編集済]
No! レストランのオーナーが出てきます。 [良い質問]
ラテシン関係ありますか?
No ということにしておいてください。
ウミガメによる復讐でしたか?
No 復讐要素はありません。
男はウミガメの餌になりましたか?
No 餌にはなっていません。
男はウミガメの血肉になりましたか?
ある意味Yes [良い質問]
ウミガメのスープ=人肉スープですか?
Yes! 人肉のスープです。 [良い質問]
男の精神状態は正常ですか?
Yes 正常です。
男は元々からカメ人間でしたか?
No 普通の人間です。
ウミガメというハンドルネームですか?
No ハンドルネームは無関係です。
言葉遊びありますか?
No ありません
男はウミガメのスープの秘密に気づいたので口封じ兼食材にされますか?
Yes! その通りです。 [正解][良い質問]
男はウミガメのスープの材料にされましたか?
Yes! その通りです。 [正解][良い質問]
男はオーナーを人肉スープのことで脅迫しましたか?
No オーナーは暗殺専門なので男には会っていないのです
男はスープの材料が人肉だと気づいてましたか?
YesNo どちらでも構いません
【ウミガメのスープ】と称して人肉のスープを売るレストランでは、【ウミガメのスープ】に疑問を持つ客を、危険因子として排除……つまり、殺している。
遺体は解体され、肉や内臓を切り分け、ウミガメ型の容器に入れて冷凍される。
翌日からは、本物の冷凍ウミガメとして扱われ、やがてスープの材料になるというわけだ。
以下、長文バージョンです。え?そんなには長くないでしょ?
このレストランでは、人間の肉をスープにし、【ウミガメのスープ】という名で提供している。
人肉を食べることを好む常連客は、この店の【ウミガメのスープ】が人肉のスープだと知っている。
だから決して「これは本当にウミガメのスープですか?」などと聞いたりはしない。
では、「これは本当にウミガメのスープですか?」と尋ねるのはどんな客なのか?
「それは、本物のウミガメの味を知っている客である。」と、店のオーナーは思っている。
だから【ウミガメのスープ】に疑念を持った客を、オーナーは逃がさない。
「ウミガメではない」と告発されたら困るからだ。
優秀なスナイパーであるオーナーは、店を出た直後の客を瞬殺する。
さて、殺された客はどうなるか?
遺体は店の裏口から地下室に降ろされる。
地下室には大きな調理台と大きな冷凍冷蔵庫がおいてある。
オーナーは慣れた手つきで遺体をさばき、肉の塊とする。
そして。
ウミガメそっくりの容器の中に、肉や内臓を切り分けて詰め込み、冷凍する。
ちなみにその容器とは、中身を抜いた本物のウミガメのこともあるし、3Dプリンターで精密に作られたウミガメ型容器のこともあるらしい。
少なくとも。
冷凍庫の中に積み重ねられた何体ものウミガメらしきもの。
その中身はすべて人間の肉なのだ。
店のシェフは何も知らない。
「ウミガメの中にはウミガメの肉が詰まっている」と信じている。
凍ったウミガメを店の厨房に運び、解凍して調理する。
出来上がったスープを笑顔で供する。
「ウミガメのスープに間違いございません。」
今日も誰かがシェフに尋ねる。
「これは本当にウミガメのスープですか?」
そして客は、勘定を済ませたあと、店の外でオーナーに殺される。口封じのために。
最近、【ウミガメのスープ】の味に疑念を持つ客が増えている。
オーナーには、その理由がわからない。
肉を手に入れる機会が増えていることを、半ば喜び、半ば危惧している。
オーナーは知らない。
ここに「ウミガメのスープ」を好む者たちが集(つど)っていることを。
「ウミガメのスープ」の中身が何であれ、とりあえず基礎質問したくなる人たちがいることを。
「これは本当にウミガメのスープですか?」
「カニバリますか?」
彼らは尋ねる。
自分が狙われることになるとも知らず。
また今日も、一人の男が犠牲になった。
明日には、凍ったウミガメになるだろう。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。