記憶は良好……とは言い難い。目覚めるまでがあいまいだ。
ただ覚えているのは、仕事で東の国へ行くことになった事。そして船に乗った事。
船室で休んでいる途中悪寒がして、船酔いだろうと思い横になって……目が覚めたらこの状況だった事。
男はあたりを見回したが、自身の船室とは違うというのはすぐに分かった。見覚えのないものが沢山ある。
特に目を引くものが二つ。
ナイスバディな女性と……ドアの前の男の死体。
男はとりあえず出てみようとしたが、ドアは開かず、明り取りの窓も同様。開いたとしても人が出るには小さい。
やれやれ、ともう一つ机の上を見ると何やら板とメモ書きがあった。
『おはようございます。
あなた方を私は上陸させる訳にはまいりません。ですので船の中に閉じ込めて、沈んでもらうことにいたしました。
しかし、安心なすってください。この部屋から脱出する方法がございます。
ヒントはその板に出されます。その板は他の場所とつながっており、あなた方は助けを求める事が出来ます。
沈む前に出られるといいですね I 』
※みなさんは彼と一緒に問題をとき、ヒントを集める事になります。
※その都度ヒント欄により問題が出題されます。
※最終的に脱出させてあげてください!
――――――――――
あー、これで見えてるか?
板をつけるとここが映ってて、なんでだか今の状況がすでに書かれていた。
メモにはそんな事が書いてあったし、訳が分からない。
明り取りの窓からはなんだか沈み行く外が見える。ガチでやばい。
ってなわけで脱出する手伝いをしてくれ!
お、女性はどうやら気を失っていただけのようで起きだしてきたぞ。ちょっと状況説明してくるな!
しばらくは亀夫くんです。自由に質問してやってください。
【新・形式】
板?スマホのことですね。あなたは機械音痴なのですか?
男「機械音痴、というよりこういうものを見たことがないな」 [良い質問]
女性と話は出来ますか?
男「ああ、できるぞ」
とりあえず船の様子を教えてください。
男「わかった。まとメモとやらにのせておくな」 [良い質問]
あなたのことを生年月日も詳しく自己紹介してください
男「わかった。僕はDCと呼んでくれ。あとはまとメモにのせておくな」 [良い質問]
私の地域の言葉に『首謀者は最前席で見ている』って戒めがあるので死体の男が本当に死んでいるかどうか確認してください
DC「ああ、息も脈拍もないぞ」
男の死体の様子を教えてくれない?
DC「スーツ姿の老人。どうやら心肺停止のようだ。持ち物は全く何もなし。調べようにも調べるためのものは何もないようだ。」
あなたは日本語で話しているのですか?
DC「日本語?ああ、これから行く先のヤマトのことかな?」
クローゼットの衣装についてもう少し詳しく色とか教えてくれない?
DC「黒のスーツ、タキシード、それの白、それからドレスが数着だ。カラフルだ…虹色かな?」
( ゚д゚) 今西暦何年ですか?
/ оо
しー-J
DC「西暦?なんだい、それは」
ドアの様子を詳しく教えてください。漢字や星の形はありませんか?
DC「鍵穴が一つだけだ。どうにかできそうにはないな。壊れそうにもない。不思議な力が働いているようだ」 [良い質問]
置物の鍵は取れますか?
DC「いや、触れない。何かバリアみたいなのがはってある」 [良い質問]
DCさんが船に乗ったのはいつですか?
DC「うーん、数か月前だ。大陸間ははなれているからな」
取りあえず部屋の中の物を壊せる分だけ壊してください
カネハ「まかせて……だめね」DC「どれもこれも不思議な力がはたらいているのか壊れる様子をみせない」 [良い質問]
9 では神代歴ではいまは何年なのでしょうか?
DC「今は4025年だ」
2人の年齢がすごいきがするが特殊能力とか持ってない?
DC「不思議な力というか、僕は家がちょっとね……」 [良い質問]
机の上の食べ物は誰かが食べたあとはありますか?
DC「いや、ない」
貴方はたぶんタイムトラベルをしてしまったのでしょう
DC「タイムトラベル?ああ、もしかして何か新しい秘術かい?そんなことをおこせる悪魔はしらないなあ・・・」
DCさんと鐘羽さんの仕事ってどういうものですか?
DC「僕は封印師ってのをやってるんだ」カネハ「!…そう・・・いいたくない」DC「きみのその入れ墨は悪魔召喚士のものだね?」カネハ「ばれてたか…」 [編集済] [良い質問]
今いる船は揺れてますか?
DC「いや、とくに」
DCさんの家系について教えてください。
DC「僕の家は歴史が古い封印師家系でね」 [編集済] [良い質問]
犯人(?)からのメモに他に気づく点はありませんか?
DC「うん?ああ、後ろに何かかいてある。ヤマト語だ」カネハ「『見えざるものを見よ。尋ねよ。次のヒントを見つけ出せ』ってかいてある」 [良い質問]
置物の鍵で青と緑で出来ている第三番目の鍵はありませんか?
DC「三番目の鍵……これかな!」※まとメモに鍵の色を追加します [良い質問]
貴方と彼女は今まで【神の意志】に背いたり【罪】を犯した事はありますか?
DC「僕は一応教会所属だからそういったこともない…と思うよ」カネハ「私は悪魔と契約してる身だから罪といえば罪だろう」 [編集済]
死んだ人の身元について何かわかるものはある?
カネハ「特にないようね」
お二人が召喚できるものと封印できるものを具体的に教えてください。 [編集済]
DC「僕は封印したものを解けるけど今はないかな」カネハ「契約した悪魔なら」 [良い質問]
DC、カネハ、老人(死体)は全員「人間」ですか?怪異の類ですか?
カネハ「ええ、全員人間よ。そこにでてるやつなら」
ではお二人の力でお二人の世界の人々をこの場に召喚できますか?
カネハ「契約した悪魔なら可能だ」 [良い質問]
我々は召喚士というのをよく知りません。試しに何か召喚してみてください。
カネハ「わかった。ビィ!姿をみせなさい!」ビフロンス「よびましたぁ?何をさせたいの、カネハちゃん」 [良い質問]
赤い球は召喚とは関係ありますか?
カネハ「とくには」
お二人に質問なのです。
『冥王』に心当たりはないですか?
DC「?特にないな」
食べ物の特徴をもう少し具体的に教えてください。
DC「どれもできたての状態を保ってることはわかる。不思議な力によるものか?」
「沈みゆく外」には具体的に何が見えますか?
DC「海と地平線かな…」
確認ですがあなた方は海の上にいるんですよね?
DC「一応ね」
封印師と悪魔召喚師には互いに因縁があるのですか?
カネハ「そりゃあね、人に害なすものを封印する封印師と悪魔っていう明らかな悪を使う召喚士だもの」 [編集済]
お二人の職業と太陽系には関連がありますか?
カネハ「別に」DC「ないなあ」
ビフロンスさんは何ができるか教えてください。
ビィ「死体の入れ替えかなぁ。占星術も一応かじってるわよぉ」(※まとメモに追記されます) [良い質問]
紅茶の種類を教えてください [編集済]
DC「ダージリン、かな?よくわからない」
ビィちゃんは何が出来ますか?
ビィ「死体の交換とぉ、星について少々かなぁ」 [良い質問]
そこにある食べ物飲み物を一口ずつでもいいので全部食べてみてください
DC「うん。一口ずつだったけど十分おいしかったよ」カネハ「毒はないようね」
ビフロンスさんは占星術が得意な悪魔みたいですね。何か船内や置物について気になるところはありますか?
ビィ「やっぱり置物よねえ。もう何人かいってるけどぉ、太陽系っぽいわ。けどまだ触れないみたい」
窓から船の様子は見えますか?何か煙らしきものやヒビのようなものは見えますか? [編集済]
DC「だんだん海面が近くなっているが煙とか事故をしたような感じではなさそうだ」
現在2人の力でできる召喚、封印師の詳細を教えてほしいのですが
DC「僕は今なにもできないな。ビフロンスは契約してるし悪さの現行犯でもないし」カネハ「今はビィしかよべない」
カーペットの下に何かありませんか?
DC「特にないようだ」
ビイちゃんは死体を交換することができるとのことですが、その気になれば本来生きている人を死なせて本来死んだ人を生き返らせることもできるのでしょうか?
ビィ「それは無理よぉ。私にできるのは、一番近い場所にある死体どうしの位置を入れ替えること。…このドアの前の、やってみる?」 [良い質問]
21より タンスの中が関係あるかもしれないのでもう一度調べてください
DC「何も入っていない。空っぽのようだ」
数々の胸像の中に知ってる偉人などのものはありますか?
DC「昔なんか本でみたようなのはあるけど名前は思い出せない」
44やってみましょう
ビィ「わかったわぁ!えいっ!」 [正解]
『おみごとでございます!』
死体が声を発する
44 ドアの向こうか隣の部屋の死体と入れ替わるかもしれないのでやってみてください。
ビィ「はぁい!えいっ!」 [正解]
『あなたがたはこの男が死に至る道を知っている。彼がこうなるに至った経緯を答えよ。そしてその鍵となるアイテムを空にせよ』
『この問題に関しては私は是(YES)/否(NO)で答えられる質問だけを受け付けます。問題に関係ない質問でございましたら、さっきまでのように聞いて、彼らに行動させても構いませんよ』
※問題に関して以外ならば亀夫君問題的行動をとらせてもかまいません。[編集済]
一時的に仮死状態になる方法はありますか?
カネハ「うーん、今この場にはないわね」
(゚д゚)ノ 『鍵となるアイテムを空にせよ』の9色の色の惑星の鍵を『空』へ返し天体を起動せよと読めるのです
DC「うーん、でもまださわれないようだ。まずは問題をとかなくては」
問題中の、この男、彼、はどちらもあなたのことでよろしいですか、死体さん。
声「肯定いたします」
ウミガメのスープは重要ですか?
声「肯定いたします(ミスリ注意)」 [良い質問]
「別の男」の身元は重要ですか?
声「ああ、ドアの元に置いておいたやつ。あれに関しては『否』でございます」
ビィちゃん。星のことについてお話しください
ビィ「どういうことかしらぁ?まあ、星座の位置の話とかぁ、周期のこととかぁ、ああ、それから最近興味あるのは惑星記号の話ねぇ」 [良い質問]
事故死ではない他殺ですか?
声「否、でございます」
死体を移動したことと死因は関係ありますか?
声「否、でございます」
食べ物を食べましたか?
声「是、でございます(ミスリ注意?)」 [良い質問]
新しく来た死体の特徴と、知ってる人じゃないかを教えて下さい
カネハ「帽子をかぶっている。中年と言った様子。日に焼けている。持ち物は特にはない」DC「僕らの知り合いじゃないね。きみたちのじゃないのか?」
ビイちゃん、惑星記号の話詳しく教えて下さい
ビィ「いろんなものがあるわよぉ。記号がいろいろ組み合わさってぇ、いろんな星をあらわしてるのぉ」声「惑星のことは「今は」関係ないですね、どうせ触れないようにしているのですから」 [編集済]
52 死体は自殺しましたか?
声「肯定いたします!」 [良い質問]
51よりあなた方は双子。または多重人格者ですか?
声「否、でございます。…ああ、申し訳ございません。この死体を使ってしゃべらせていただいているだけなのですよ。そうですね、メモにもありましたでしょう?私は「I」です」
死体は歴史上の偉人ですか?
声改めI「否、でございますよ」
53より ではこっちの死体の身元は重要ですか?
I「どちらとも言い難いですね。ですが、これが何者であるかは重要でございますよ」 [良い質問]
スープはウミガメのスープですか?
声「そうですよ」DC「へー、ウミガメのスープってあんな味するんだ」カネハ「そういえば一口だけのんだわね」
男が飲んだのはスープなのです。
その味の違和感に気づき、過去に飲んだスープが人間の物だと気づき自殺したのです
I「その通り!では、何を空にすればよいのか、わかりますよね?」 [正解]
テーブルのスープ飲み干しちゃいましょう
DC「わかった…(ゴクゴク」カネハ「器に何かでてきたわ!」 [正解]
スープを飲みなさいということですか?
声「その通りでございます!」 [良い質問]
男の胃袋を空にすればいいのでしょうか?
I「そこまでぐろいことは申しませんよ」
『1815362734=96997
5324196011=861062
1045136253=(1)
1100214205=(2)
(1)と(2)の赤きモノグラム。星の動きを知る彼のものが答えを知る。
それこそこの場を開く鍵であろう』
『これも、是(YES)/否(NO)で答えられるものなら答えてあげましょう。他にも場合によっては教えない事もありませんがね』
スープを捨ててお皿に書いてあるものを教えてください
DC「上記の通りだ」
数字はアルファベットに置き換えますか?
I「否でございます」
確かビィちゃんは幾何学にも詳しかったかと思いますが、この数列から何か思いつきますか?
ビィ「さぁ?なんの数字かさっぱり」
惑星の頭文字は重要ですか?
I「否でございます」
2+4 木製の鍵を取ってください 5番目緑色のやつ
DC「ん?触れるようになってる。とった。あかないな」 I「総当たりはオススメしませんし、三回目でしずめさせますからご慎重に」
今度こそ惑星記号が重要ですか?
I「肯定いたします」 [良い質問]
星座は関係ありますか?
I「否でございます。まずは(1)と(2)の答えを導き出してみては?」
問題が皿の底にあるのは重要ですか?
I「否でございます」
(1)と(2)には1~9の数字が入りますか?
I「否…というべきでございましょうか?ヒトケタではございませんよ」
DC「サイト?」
I「あなたが知る必要はないことです。「DC、カネハの両名には」関係ないことでございますよ…」
上2つの数列もそれぞれ惑星を表していますか?
I「否、でございます」 [編集済]
1と2は特定の惑星が入りますか?
I「否、でございます。数字が入りますよ。上ふたつはヒントにございます」 [良い質問]
「=」は「イコール」と読み、数学的に「等号」という意味ですか?
I「肯定…といってよいでしょうか。わかりにくければ「=」を「→」に変えていただいていいですよ。つまり左の項が右側になるのでございます」 [編集済] [良い質問]
ぴぃちゃん。 太陽系惑星の周期・質量・体積・構成比を教えてください
ビィ「長くなるけどいい?」I「こちらの都合的にやめてください。関係ありませんし」
HTMLのカラーコードは関係ありますか?
I「否でございます」
特別な知識はいりますか?
I「特別な知識はいりません。あなたがたにはね。問題を解き、『星の動きを知る彼のもの』にたずねれば答えはくるのですから」 [編集済] [良い質問]
皆さん、今あなたたちが見ているサイトって「ラテシン」って書いてあるのがお分かりいただけますか?
カネハ「ええ。さっきからそう書いてあるわね。ここにしかつながらないようだけど」 [良い質問]
ビィちゃん。この数列に見覚えはある?
ビィ「いいえ、見覚えないわぁ」
西洋占星術の知識は必要ですか?
I「否でございますよ」
(1)の左の数字列と(2)の左の数字列は10進数ですか? [編集済]
I「否でございます。もっと単純に解けますよ。あなた方の世界でいう、算数の知識でもね」
じゃあDCさんとカネハさん、この数列見たことありませんか?
DC「ないなあ」カネハ「といてみたらわかるかもしれないけど」
(1)(2)に入るのは5桁の数字ですか?
I「最大級の肯定でございます!」 [良い質問]
「星の動きを知る彼の者」はビィさんですよね? [編集済]
I「是、でございますよ。今きいてもわからないのは、ちゃんと解いてないからでは?」 [編集済]
鍵を示す数字はラテシンにありますか?
I「肯定にございます」 [良い質問]
数字はなんらかのものを割ったり引いたりしていますか?
I「否にございます」
(1)19488 (2)20365
I「その通りにございます! では、それの「赤きモノグラム」とは?」 [正解]
93に出てきた数字はラテシンの問題番号ですか?
I「その通りでございます」 [良い質問]
16進数は関係ありますか?
I「否、でございます」
「赤」は関係ありますか?
I「もちろんでございますよ」 [良い質問]
私がLです?
I「否でございますよ。しかし、一つはもう解けているのでは?」
「駐車場」と「26人兄弟の12番目」に関係ありますか?
I「是、でございます!もちろん、そのままでは彼のものに聞いてもわからないでしょうがね」 [良い質問]
火事に関係ありますか?
I「否でございます」
DCさんカネハさん、モノグラムってなんです?
カネハ「組み合わせ、みたいなことね」
消火器は関係ありますか?
I「否でございます」
「PL」でビィさん何か思いつきませんか? [編集済]
ビィ「うーん。そうだわ、そんな組み合わせの惑星記号があったわねぇ…そう、あれは冥王星!」 [良い質問]
「駐車場」と「26人兄弟の12番目」の題名ではなく中身に関係ありますか? [編集済]
I「否ですね。そういうことではございませんよ」
「冥王星」鍵ではないでしょうか? [編集済]
ビィ「そう、冥王星だわ!そのカギは…」 [良い質問]
土星っぽいので6番目の茶色の鍵を取ってみます Σ(゚д゚)Pでした!! [編集済]
I「ブブー、はずれにございまーす!」DC「…なんかこの声はらたつなあ…」
98より バスは重要ですか?
I「否、でございます」
DCさん、一番右の紫の鍵をドアに試してみてください
DC「開いた!開いたぞ!」 [編集済] [正解]
黄色のカギですか? [編集済]
I「否でございます」
98より 兄弟ではなく、姉妹でも成立しますか?
I「おそらくは」
DCさん、カネハさん、ドアの先には何がありますか?
DC「ん~普通の船の廊下だ。特になんでもないぞ」I「ネタ質でも答えますのに…」
これで船から脱出できそうですか?
DC「おう!しかも今沈みかけてないな」 I「あれはあなたたちがいた空間だけの話にございます」
今回のファインプレーはキューリさんなのです。
c⌒っ゚Д゚)っ
おめでとうございます
I「おめでとうございまーす!」DC「いや、実際助かったぜ」 [良い質問]
DCさんとカネハさんを上陸させられない、としたのは何故ですか?
I「正直上陸してもらっては困ったので」 [良い質問]
カネハさんの故郷は冥王星で
お父さんがハデスだと言うオチがありますか?
カネハ「そういうことはまったくない」
占星術の結果を教えてください。
ビィ「うーん私たちの結果でいい?これからも山あり谷ありってとこかしら、なーんて」
ありがとうございますー でも、全員で考える雰囲気を壊してしまっていたらごめんなさい・・・
I「いえいえ、よろしいのですよ」 [良い質問]
部屋を出た僕たちに声がふる。
「いやあ、『ラテシン』につなぐことは賭けでございましたが……やはり、でしたね」
「キミは何者だ?」
カネハさんが静かにそう問うた。
その質問に声……Iは言う。
「私は蒼より生まれし藍……ふふ、本来は逆ですが……いえ、きっとそこの悪魔は忘れてしまっているのでしょう。それならばこちらに言うことなどありません」
馬鹿丁寧な言葉は、どちらかと言うと僕たちをあざけっているようにも聞こえた。
その声は明確な敵意を持って、次に僕へと向く。
「ナランシー家の封印師はまだわかりましたが、その悪魔をつれたダセナンダの召喚士が来るとは予想外でした。……本当ならば上陸する前にいっぺんに始末できればよかったのでございますが。
失敗してしまった以上は何を言ってもどうしようもありませんね。……次こそは……次こそは必ずしとめて……」
声はため息をついた後どこかへとフェードアウトしていった。
それと同時に風が巻き起こり、思わず目を閉じる。次に目を開くと、周りに死体、それどころか今まであったそれぞれは消え、ただの船室に立ち尽くし、残された僕たちしかいなかった。
カネハさんが口を開く。
「ビィ……いや、ビフロンス、あいつなんだかお前に敵意があったようだけど」
「あら、ちゃんと呼ぶなんて案外起こってるぅ?うーん、でもそれはきっとぉ……ううん、やだわぁ鐘羽ちゃん。封印師の……しかもナランシーの封印師の前でする話ではないわぁ」
ビフロンスの目がこちらをちらりと向く。深く聞いても悪魔は何も答えないだろう事は経験値から分かった。
悪魔の視線をおったのか、ふとこちらをむいたカネハさんと目が合う。
まるで彫像のように整った、美しい顔だった。そういえば今までこの人と密室にいたのだ……そう思ったらなんだか急に気恥ずかくなって、目をそらす。
「……あの、藍ってやつがその悪魔と関係があるなら、きっと僕たちはまた出会うと思う。その時は……その、よろしくね」
言い訳じゃない。言い訳じゃないけど、もしあれのおかげでまた会えるなら……なんて、期待をしてみちゃったり。
「そうね……その時は、また。なるべくなら会うことがないのを願いたいが」
言う割に、微笑んだその顔がまた美しくて、僕は急いで船室から出た。目的地が近い。そろそろ荷物をまとめなければ……だなんて言って。ああ、恥ずかしい!
ともかく、僕、DC・テハ・ナランシーと鐘羽・ダセナンダの出会いはこんな始まりであった。
あ、最後になったけど、この『ラテシン』ってやつにつながってる板は僕が持ち帰ったからもしかしたらまたなにか頼むかもしれないね!その時はよろしく!
to be countenued…?
第一の問題
「DCが封印師、カネハが悪魔召喚士という事をききだす」
「カネハが連れている悪魔、ビフロンスを見つけ出す」
「ビフロンスが『死体交換』が出来ることを聞き出す」
「ビフロンスに扉の前の死体を交換させる」
第二の問題
「男がスープの男である、と看破し、本家ウミガメのスープの解説を要約する」
「船室でスープを発見し、飲ませる」
第三の問題
「左の項を二ケタずつ足す右の項の数字になると看破する」
「答えが19488と20365になると出す」
「19488と20365の問題を見、赤きモノグラム 赤文字駐車場と26人兄弟の12番目→PとLの組み合わせであると解く」
「問題文に従い、PとLの組み合わせを星の動きを知るもの=占星術を知るビフロンスに聞き、冥王星の惑星記号であると導く」
「置物が太陽系惑星の図であると導き、冥王星の位置である、一番外枠の鍵を取る」
(鍵は赤い球が太陽。内側から
水。金、地、火、木、土、天、海、冥)
(置物が何を示すかが示されていない場合、このヒントもビィから出る)
特(にエンディングには関係ないが)別(に充ててもらえると嬉しいので良質をつける)条件、略して特別条件
1:Iが藍生門の前の姿である事に言及する
2:DCとカネハがヨビーの親であると言う
生年月日:神代歴4000年生まれ 獅子座
職業:封印師 性別:男
仕事で東洋にむかう途中の船でこんなことになっている。
目が覚めたら船室にいた。皆に助けを求めている。
鐘羽(カネハ)
生年月日:神代歴3950年 ふたご座
職業:召喚士 性別:女
DCと船室に閉じ込められたグラマス系美女。
左腕にツタの入れ墨がある。
里帰りの途中だった。
ビィ(ビフロンス)
職業:悪魔 外見性別:女
カネハと契約している悪魔。
死体の入れ替えが出来、占星術などにも通じているらしい。
ビフロンス「占星術っていうのはねぇ太陽系内の天体の位置や動きなどと人間・社会のあり方を経験的に結びつけて占う科学の事なのぉ。もともとは天体観測から始まってるから、私、星の事には多少詳しいわよぅ」
船室
・クローゼット、タンス、ブラウンのカーペット、大きな机、二脚の椅子、大きなベッド、数々の胸像、大きな置物がある。
・机の上にはグラタン、ターキー、スープ、ケーキ、クッキー、紅茶ポットが置いてある
・ドアの前には死体がある。
・ドアはそれ用の鍵がないと開かないようだ。
・明り取りの窓も開かない。開いたとして通れない。(なので関係なし)
・クローゼットの中にはフォーマルな衣装が入っている。
・タンスの中には何もない。
・大きな置物は中心に赤い球があり、周りを色とりどりの鍵が9個浮いて、赤い球の周りを回っている。
鍵は内側から「水色、黄色、青色、赤色、緑色、茶色、白色、黄緑色、紫色」だ
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。