「これは本当にウミガメのスープですか?」
「ええ、間違いございません。これはウミガメのスープです」
そのやり取りを聞いた男は
懐かしの故郷へ戻れないことを悟った
いったい、何故?
浦島太郎は関係しますか?
NO、玉手箱ません……が※ミスリード注意
パス! [編集済]
編集前質問【カニバリますか?】→yes。食人要素ありです [編集済] [良い質問]
ウミガメではない生き物のスープでも、成立しますか?
yes、解く上では、ウミガメ以外でも一応成り立ちます
非現実要素はありますか? [編集済]
NO、yes。SF、魔法等の超常現象の要素無し、ですが、現代日本的な意味を持つ場合、非現実的ではあるかもしれません [編集済]
それはウミガメのスープでしたか?
【ウミガメを材料としたスープか?】でしたら、NO [良い質問]
人を食べたのは、故郷に戻れないと思った男ですか?
yes、男も人肉を食べた事があります [良い質問]
男は帰りたくても故郷に帰れませんか? [編集済]
編集確認。NO、そもそも…… [編集済] [良い質問]
上の会話は男以外の人物2人の会話ですか?
yes、どうやらその様です
男が故郷へ帰れないと考えたのは、死ぬ可能性が高いからですか?
yesNO?もしかしたら死ぬ可能性もありますが、そもそも…… [良い質問]
男は人間ですか?
yes、男は人間です
男の故郷は竜宮城ですか?
NO、違う様です
男はカニバられそうですか?
yes、NO、重要ではありません。が、もしかしたらyes
犯罪は関係しますか?
一応yes、犯罪要素はカニバリズムのみです
男は生きていますか?
yes、男は生きてます
男は逮捕を覚悟しましたか?
NO、そういう訳ではないようです
6より。男の他に、もう一人、人肉を食べた人物がいますか? [編集済]
yes、もう一人ではなく…… [良い質問]
最初の会話は、警察関係者とシェフの会話ですか?
NO、客と調理人の会話であり……
会話をしている二人は、男の存在を知っていますか?
yesNO、覚えていても覚えてなくても………ですが
男の職業は重要ですか?
NO、重要ではありません
故郷はもうなくなってしまいましたか?
NO、故郷は存在します [良い質問]
故郷はウミガメの捕食を禁じていましたか?
NO、ですが、【ウミガメ】の捕食を禁じていても構いません
ウミガメ=人肉の隠語ですか?
yes!その様です [良い質問]
「ウミガメ」という言葉が示す人肉は、特定の人種や地域の人間に限られるものですか?
yes!!その場所において、隠語となりました [良い質問]
16より。男の他に人肉を食べた存在は、人間ではない生き物ですか?
NO、人間です
男が人肉を食した過去が表沙汰になりますか?
NO、表沙汰にはなりません
男は故郷の人々は食べ尽くされてしまったと思いましたか?
NO、違う様です [良い質問]
故郷の人々が人肉食という犯罪行為に手を染めてしまいましたか?
yes!!つまり…… [良い質問]
男は今まさに懐かしの故郷に滞在していますか?
yes!!男は今故郷にいます! [良い質問]
27、28より 故郷に帰った男は、その故郷では「ウミガメのスープ」と呼ばれる人肉食がはびこっていることに気付き、あの懐かしい平和な故郷にはもう戻れないのだと悟りましたか?
お見事!その通りです! [正解]
人肉しょk
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人肉しょk
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人肉しょk
────
人肉しょk
────
人肉しょk
────
人肉しょk
────
人肉しょk
────
人肉しょk
────
人肉食という悪しき習慣に染まった故郷は、神に見放され、もう二度と自分の記憶の故郷へ戻ることはないと絶望しましたか?
概ねその通りです。お見事! [正解]
人肉をウミガメと称し、飢えを凌いでいた村があった。
時が流れた今も尚、その村には食人の風習が根付いている。
その事を問題文のやり取りが、今も繰り返されていることから悟った、この村の出身者はでもある男は
【懐かしの故郷に戻れない=食人をしていなかった元の村に戻ることは出来ない】ことを悟ったのだ。
―――――――――以下詳細―――――――――
「……これは、本当にウミガメのスープか?」
「……ああ、間違いねえ、ウミガメのスープだ、だから安心して食え」
私の横で、そのやり取りが行われる
いつもの事、暗黙の了解、公然の秘密
私も、食べた人も、調理人も
わかっているのだ。それが人肉スープである事なんて
それでも皆、それが人肉のスープである事を認めない
認めてしまえば、自らの積み重ねた罪に押し潰されるから
それでも、皆その人肉のスープを飲むしかない。何故なら他の食料なんて
無いのだから。
……私のいる村は、壊滅的な飢饉に陥っていた。
国からの支給さえ期待出来ず、食べる物は皆無
だから私達は食べる事にしたのだ
この飢饉で死んだ同胞の亡骸を。生きる為に
そして、我々は同胞の亡骸を【ウミガメ】と称して調理し、食すことにしたのだ
何故、熊や鹿ではなくウミガメにしたのか
それはきっと……人肉の味を【この山奥では間違いなく捕れる訳もないウミガメ】の味とする事にして、食べた事がない味でも、違和感の無いものにしたかったからだろう
こうして、我々は飢饉を乗り越えた。同胞を、文字通り……糧として……。
────────
それから、時が過ぎた
あの飢饉の後、家族をも失った私は、その辛さから逃げる様に村を離れて生活をしていた
それでも、過去を精算する為、私の家族を改めて弔う為に、私はあの村に戻る事にした。
……村に戻り、家族の弔いを改めて済ませた私は、ふと故郷の料理が食べたくなり、近くの料理屋を訪れた
そして、品揃え豊富なメニューの中に、あるものを見付けた私は、血の気が引いた
【ウミガメのスープ】
……何故、何故このメニューがまだある?
この【山奥の村】で、ウミガメのスープなんて普通に考えればおかしい……まさか
戸惑う私の耳に、隣のテーブルの会話が聞こえる
「これは本当にウミガメのスープですか?」
「ええ、間違いございません。これはウミガメのスープです」
──聞き覚えのあるそのやり取り、聞き覚えのある声……
間違いない。食している人も、調理人も、あの時、共に生き延びた村人達に違いない
その彼らが、ウミガメのスープを飲んで、あのやり取りを行っている
……間違いない。暗黙の了解は、まだ続いているのだ
今も尚、人肉以外に食べる物があったとしても
私は、村人達が……この【食人の風習が根付いてしまった村】が
【食人をする前の、あの懐かしの故郷に戻れない】ことを悟った……
──了──
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