という設定の商品が、いまや、多くの不幸な人々を救っている。
なぜ、人々が救われているのだろう。
【ウミガメ】
「私なりの答え」2号です。クルー、チャームは足りてますでしょうか? 謎の質は? 批評歓迎です。
救われた多くの不幸な人々は、商品の購入者ですか?
はい。 (※ミスリード注意)
商品の具体的な特定はしたほうが良いですか?
はいいいえ。 「商品の特定」まで求めると、要知識問題と化してしまいます。
その商品は人々の生活に必要不可欠なものですか?
いいえ。 [良い質問]
本来の定価の70%でも成立しますか?
いいえ。 調べた限りでは、この数字でないと成立しないようです。 [良い質問]
犯罪関係しますか?
いいえ。
商品は薬品ですか? [編集済]
いいえ。
多くの不幸な人々は、金銭的に救われていますか?
はい! [良い質問]
下の方の数字が48という中途半端な数字であることは重要ですか?
はい。 日本では、だいたいこの数字で設定されています。
マルチ商法(5より連鎖販売取引に引っかからない形式)は関係しますか?
いいえ。
2回目以降の購入には10年以上のスパンがありますか?
いいえ。
7 不幸な人々が商品によってお金を得ていますか? [編集済]
はい! [良い質問]
1より、商品の購入者である多くの不幸な人々は、最終消費者ですか?
いいえ! [良い質問]
商品は消耗品ですか?
いいえ。
初回購入時の商品を売って2回目以降の購入にあてていますか?
はい! [良い質問]
とりあえず、定価の約半分でその商品を買って、売って、収入を得ることが出来るので皆助かりますね?
だいたいそういうことです! 正解をさしあげます。 解説へまいりましょう。 [正解]
12より。多くの不幸な人々は、買った商品を売ることで、その差額により利益を得ていますか?
はい! 15と同じ趣旨とみなします! [正解]
【宣誓】
この解説は、出来る限り「事実のみを並べること」につとめております。菜連の主観は、長文解説最終段落以外では、基本的に介在していないことを、ここに誓います。
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【長文解説】
この商品の正体は「ビッグイシュー」。
運悪く、ホームレスや、それに近い状態になってしまった方々を支援する団体が作っている、実在する雑誌です。この書物を扱う団体に足を運び、簡単な面談等に合格すると、この雑誌の公式な販売者となることができます。
※以下の文章では、一番イメージしやすいであろう「ビッグイシュー日本語版」に関する仕組みを説明するため、金額を扱う場合に単位として「円」を用います。ご了承ください。
この「雑誌が人々を救う仕組み」は、ざっくりとまとめると以下のとおりです。
1.団体は最初に、ビッグイシュー10冊を無料で公式の販売者に提供します。
2.公式の販売者は、路上で、これを1冊350円で販売します。
3.雑誌が売れたら、公式の販売者は、今度は一冊170円で、ビッグイシューを団体から仕入れます。
※このときの仕入れ代金は、ビッグイシューを売った売上から捻出します
4.新しく仕入れたビッグイシューを、再び1冊350円で販売します。
5.以下、3.と4.の繰り返しです。
すると、例えばビッグイシューを10冊売ると、公式の販売者の手には1800円が残ることになります。
この仕組みを最大限利用してもらい、
・簡易宿泊所への宿泊ができるようになる(路上生活から脱出する)
・アパートなどを借りることにより「住所」を持つ
・得た「住所」をあしがかりとして就職活動をしてもらう
という段階を踏んで、再び社会生活に戻ってもらおう、というのが、この雑誌に込められた目的なのです。
ちなみにビッグイシュー日本語版は、創刊から10年余りで、総額でおよそ8億3千万円の収入を、公式の販売者に提供することに成功しているそうです。
雑誌の内容ですが、これは毎号変わるので「こうです」とは断言できないのですが、ホームレス問題を扱った読み物がはいっていたり、芸能人へのインタビューが入っていたりしています。決して「手抜きの内容」の雑誌ではありません。
【解説要約】
「ホームレスに仕事と収入を」の名のもとに、企画・製作された雑誌が、ホームレス自身の手によって売られることで、彼らに収入と社会復帰への道を作っていた。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。