新人冒険者と占い師がいったん王都に戻ってきた際、占い師を宿において新人冒険者は城に戻っていました。王弟への報告のためです。
なんだか城の空気がぴりぴりしているのに気づき、新人冒険者は王弟に尋ねます。
「叔父貴、なんか城の雰囲気が変なんだけどなんかあったのか?」
「……王都に張り巡らされた結界をすり抜けて、魔物が侵入した」
その割には城下の被害がないことを疑問に思った新人冒険者が尋ねます。
王弟は魔物が人間に擬態しているだろうことと、城の黒魔術師にこっそり探査させているが成果が上がっていないことを教えました。
知恵ある魔物の魔術師はそれだけで厄介です。城の黒魔術師に差がさせても見つからないと言うことは、黒魔術の腕前が城の黒魔術師より上と言うことを意味していました。
そこまでの魔物ならきっと“魔王”の一体だと王弟は言います。
新人冒険者は、それなら俺に任せろと胸を張りました。
これから新人冒険者と占い師が王都に潜む黒魔術師の魔王を探します。その退治までは王弟より要求されていません。
彼らに“遠見の水晶球”経由でアドバイスや指示をして、魔王を見つけてください。時には仲間を増やし、彼らに参考意見を聞くのも、特殊能力を使うのもいいでしょう。
主な手段は聞き込みとなりますが、魔王に、魔王が王都に侵入したことを国が知っている、ということを悟らせないよう行動することが方針となります。
あくまでも単なる冒険者のふりをして探索してください。
※このシリーズはこの問題で7つ目です。以前の問題を知りたい方は本文検索で『これはとある中世っぽい世界での話。』と入力して探すといいと思います。
【亀夫問題】
「ねえ……と、静唆(キャラの名前が思い付かんかった。ご了承を)。城に入れてもらえなかったんだが、どうしてかわかるか?」
王弟「王城は基本的に許可や招待なければ立ち入り禁止だ。下町にある政庁を通じて許可を願うこともあるが、往々にして返答が遅れる事もある。……身分を隠して城下に入り浸っていたお前が知らないはずがないと思うが」
「叔父貴、魔物が侵入した。と、どうして判ったんだ?」 [編集済]
王弟「王都には魔物よけの結界が張ってある。それを超えて魔物が侵入することはまずないが、魔物が侵入すると知らせるようにできている」
擬態した魔王と本物の人間の違いは?
王弟「別の生物に擬態するには三つのパターンがある。魔物個別の変身能力、もともと身体構造が人間に近い、黒魔術による変化だ。一つ目は魔物の種類によってピンキリだから、外見に差異があらわれることがあったりなかったりする。黒魔術によっても魔術のできによって以下同文だ。問題は二つ目だな。普通に人間の振りをしている可能性がある。
「魔物が人間に擬態する時にとる姿は何か規則性か制限はあるの?」
王弟「上のとおりだ。制限については不明だが、そもそもそんなものがあれば城の黒魔術師が見つけ出している」 [編集済]
占い師し場内に不審な人物がや怪しいやつがいないか見てもらえない?
占い師「…………一人……死霊術師が……」 王弟「そいつは私が招いた錬金術師だ。昨今増える魔物被害を抑えるために、各種技術の伝授のため、この騒ぎの前から招待している」(※錬金術師については問題6・見習い錬金術師の探し物を参照してください) [編集済]
「叔父貴、王様、王妃など身内は、この状況下で何処で何している?」
王弟「兄王は普段どおりすごしていただいている。第一王妃は現在皇太子たち、自分の子供を連れて実家の公爵家に戻っていただいている。そのほかの王妃や王位継承権保有者は普段どおりにすごさせている。もっとも、ほとんどが今回の騒ぎを知らんがな。私については……見てのとおりだ」
城の黒魔術師が魔物という可能性はありますか? [編集済]
王弟「それは考えられんな。城の黒魔術師は数十名いるし、こうなった後は数人ずつで対策室を出入りしている。作業の効率化たためなだが、互いに監視している状態に近い」
「・・・?!叔父貴、矛盾しているぞ。王都には魔物よけの結界が張ってあり、魔物が侵入することはまずない、つまり我々と同じ人間であれば侵入できる。では何故、結界が人間であると認知しその侵入者は通過可能にさせたにも関わらず、結界はその人間である侵入者を魔物と判断し通知したのだ?」
王弟「いや、結界が魔物であると認識したにもかかわらず、魔物は結界を突破したのだ。あの結界は魔物に催眠を施すものだからな……」 [編集済]
過去の同様の事例には、どのように対処していましたか?
王弟「強力な魔物が力尽くで結界を突破した例は歴史上何度かあったが、知恵のない魔物だったため、王都の世紀警備軍や騎士団に対処させた。今回は知恵ある魔物……しかも相当な黒魔術の腕を持っていると思われるため、慎重を期しているのだ」
擬態の各種パターンの解除方法は分かりますか?
王弟「魔物が人間に近い姿だった場合解除方法はない。黒魔術と能力によるものの場合、本人に解かせるか、黒魔術ならば同じく黒魔術による解呪……能力の場合は、さて、どうしたものか……私は魔物の専門家ではないからな。詳しいことは城下の神殿街にいる聖職者たちに聞いてみてはどうだ?」
魔物には小動物のようなあまり害のない小さいものもいますか?
王弟「ああ、いる。食用に飼育されているものもいるが、そういったものは結界のため王都の内部では飼育されていない」
「・・・叔父貴?!では王都を守る結界が突破されて魔物が侵入したと通知された時点で、何故?魔物討伐騎士隊が出動しなかったのだ?」 [編集済]
王弟「魔王をそのあたりの魔物と一緒にしてもらっては困る。知恵ある魔物はそれだけで厄介だ。その上隠れて、しかも魔王と来ては、それが知れたら城下は大パニックだ。帝国ともにらみ合いが続く中、そんなことになっては……とにかく隠密に行動しろ。
それから蛇足だが、甥の物真似が下手だな。水晶球の向こう側の人間たち」
[編集済]
では、冒険者君、聖職者に詳しい魔物の解呪方法を聞いてみてください。
新人「おうよ。じゃあちょっくら聞いてくるぜ。ちょっと待ってな」
王都の外に出ることは自由に出来ることですか?
新人「出る分にはイエスだけどよ、魔物ならもう一回結界に引っかかるぜ? 入る分には……王都にゃ都市壁があるんだが、普通は役所が正式発行した旅券を北と東西の門にいる衛兵に見せなきゃなんねえ。ところがこの旅券、冒険者のギルドカードでも代用できちまうんだ」
招かれた死霊術師について、城内で不審な噂があるか、聞き込みをお願いします。
新人「あー、あの錬金術師のおっさんか。顔が怖いとかそういう話のほかには事実無根の噂ばっかりだな……つか、あのおっさんの身元については俺も叔父貴も保障できるぜ?」
では、他に王都に不審な噂があるか、酒場など人が集まる場所で、聞き込みしてください。
新人「神殿街の後、スラムにある行きつけの酒場に行ってくらぁ。ああ、その前に冒険者街で取った宿で話を聞いてくるか」
王都内で何かの物価が急激に変動したとかはない?
新人「うーん……特にねーな」
もちろん誰かが誤って魔物を持ってきてしまった場合でも反応しますよね?
新人「するけど、そういう時黒魔術師の探査に引っかからないのはおかしいぜ」
ぽよんぽよんちゃん、その類の魔術使える?(・ω・)
占い師「浄化の白魔術…………使えます…………ですが、魔力を結構使うものなので……乱発はできません…………」
侵入があった後、あえて目立つ外から来た人物はいますか?
新人「冒険者ならしょっちゅう来てるけどな。王都だけあって神殿の規模もでかいから旅司祭も結構来るし……城下で噂になってるって言うのならスラムの酒場で聞くのがいいな」
魔王が侵入した動機に、心当たりはありますか? 最近、城に宝物が増えたとか、軍を動かす準備をしているとか。それも聞けたら聞いてください。
新人「ふいー……もっかい城に来たぜ」 王弟「準備はしているが、本格的に軍を動かす準備の、そのさらに前段階だ。現在白魔術師と錬金術師を招いて軍全体に教育をしているところだ。……ん? 白魔術師がなぜ城にいるかだと? 城下でうろうろしていたのを見つけて引きずってきたのだ」
もう一度王弟に尋ねる、では何故結界を突破した時点で“ 知恵ある魔物 ”と判明したのか?
王弟「魔物の多くは人間を喰う。動物に等しい頭しか持たない魔物は当然すぐに人間を襲うだろう。わざわざ隠れているのだから知恵のある魔物とわかる。城の黒魔術師の探査に引っかからないのだから、連れ込まれたのではなく、自ら黒魔術で高度な擬態していると考えるべきだろう」
その白魔術師はどんな人物ですか?
新人「ぽよんぽよんだぜ! あとドジっ子だ」 占い師「……なんだか聞いたことがあるような……?」(※白魔術師については『とある師匠の忘れ物』を参照してください) [編集済]
最近の白魔術師に不審な点はないか、占い師さんにお話を聞きましょう。 [編集済]
占い師「師匠は何もないところで転ぶのが得意なんです……え……? そんな話はどうでもいい……? それ以外だと……占い以外では白魔術の腕は僕より上で……出身は東方大森林の都市国家……エルフの血をちょっぴり引いているそうです……20年前魔王討伐の勇者パーティにいたとか……」 [編集済]
うん、とりあえず重要そうだから聞いておいたほうがよさそうですね。占い師、白魔術師、そして宿娘のスリーサイズを調べてくr(蹴
占い師「其は白き燐光にて世を渡るもの……風に踊る燃えない炎よ……」 新人「うわああああっ!? いきなり攻撃魔法詠唱してるんじゃねーよ! 頼むから!」
あらすとるさん…何聞いてるんですか; とりあえずその三人の年齢を(諸事情により以降の音声は中断されました)
占い師「……プラズマストライク」 (新人冒険者はあわてて借り物の水晶球を持って退避した。直後、そこを通過する白く輝く熱球が宿の壁を破壊してあさっての方向へ飛んでゆく……)
白魔術師は魔王について何か知っていませんか? 占い師さんはお師匠に話を聞けますね?
占い師「……師匠が城にいるんですか……なんででしょう?」 新人「白魔術師のねーちゃんが占い師の師匠だって? 初めて知ったけどよ、占い師は俺が王子で城に自由に出入りできるってことを知らないから俺が聞いてくるぜ」 [編集済]
せっかくだから先ずは二十年前の魔王についてどうぞ。
白魔術師「20年前の魔王はとぉっても強くってぇ、どの国もひどい被害にあってたのぉ。それを退治したのが王弟君のパーティよん。そこには私とぉ、当時司祭だった枢機卿とぉ、錬金術師君とぉ、もう一人黒魔術師の女の子がいたのぉ。そのつながりで、私たちは12王子君と知り合いなのよぉん。ま、勇者が私たちだったってことは秘密だけどねぇ」 [編集済]
その魔王は確かに滅びましたか?
白魔術師「ええ、確かに倒して死体も確認したわぁん。私がじきじきに魔法で火葬してあげたんだから間違いないものぉ」
魔王の擬態する能力について知りませんか?
白魔術師「魔王というか、魔物ねぇ。詳しいことは王弟くんや枢機卿が説明してたはずだけどぉ? 魔王だからって知恵がつくことはあるけどぉ、魔物の生態から大きく外れることはないのよぉん」
後、魔王全体に共通して言える事はありますか?
白魔術師「魔王って言うのはぁ、強い魔物が自称する称号のことよぉん。魔王と名乗った魔物は、知恵がついたりぃ、黒魔術を使ったりするのぉ。群れで行動する魔物が魔王ならぁ、群れのリーダーになったりもするわねぇ。なんで魔王が出てくるのかはぁ、詳しいことがわかってないわぁ」
魔王の思考回路ってどれも似たようなものですか? (ひそひそ)あと…占い師さんのスリーサイズをあとで教えていただけませんか?
白魔術師「基本的に世界征服とかぁ、自分の力を見せ付けたりぃ、自己顕示欲が強いかしらぁ。あとスリーサイズは私のもあの子のもヒ・ミ・ツ! うふふ」
白魔術師さんか勇者のパーティが、擬態した魔王を見分けたことってありますか?
白魔術師「あるわぁん。ただぁ、今は行方の知れに黒魔術師の女の子が探査魔法でやったことだからぁ……浄化魔法で擬態した魔物を退治したことはあったわよぉ? そいつが魔物だってわかってた上でのことだったけどぉ」
浄化魔法で退治した魔物が擬態していたと分かったのも、探査魔法ですか? そうでないとしたら、何で分かりましたか? [編集済]
白魔術師「地道に聞き込みしてぇ、魔物の行動パターンから割り出したわぁん」 [編集済]
魔物だけに反応するアイテムとかって無いんでしょうか。
白魔術師「探査魔法を付与したアイテムはあるにはあるけどぉ、そういうのって錬金術の分野なのよねぇん。そんなにいいのは出回ってないしぃ」
ところでなぜ魔王は王都にわざわざ潜伏しているんでしょう?心当たりとかはありますか?
白魔術師「王都に何か用があるんでしょうけどぉ、狙われる理由はいろいろありすぎるのよぉん。人間を襲いたいからかもしれないしぃ、王弟君を狙ってるのかもしれないしぃ、単に王都を探りに来ただけかもぉ。さっぱりわかんないわぁ」 [編集済]
ちなみにあなたたちが見つけたときの行動パターンは?一応参考になるかもしれませんので。
白魔術師「腕の立つ剣士ばっかりを狙って闇討ちしてたのぉ。だからぁ、王弟君を囮にしてとっ捕まえたわけぇ」 [編集済]
他に誰も聞きたいことがなければ、そろそろ酒場に行って情報収集を頼みます、新人さん。
新人「おうよ。じゃあちょいと行ってくるぜ」 白魔術師「それじゃ、また今度ねぇ」
ひとつ大事なことを聞き忘れていました。魔王も魔物の一種ということは、知性があるから隠れてやるにせよ、人間を捕食しないと生きていけませんか? それとも、人間と同じ食べ物を食べられますか?
新人「魔物は基本的に雑食だが、人間を捕食しないと生きていない種族ってのはそう多くない。吸血鬼とかな。後は嗜好の問題かね。だから大半の魔物と人間は共存できないんだ」
それでは、不審者の聞き込みをお願いします。不審な死亡者や行方不明者がいたら、一応それも教えてください。
客A「そういや、王都から西にいったところにある街で魔物に食い殺されたらしい変死体が見つかったらしいぜ。あん? このご時勢魔物に殺される人間は珍しくねえだって? けどよお前、そいつは荷物も服も全部引っぺがされてたんだぜ? こいつを変死体以外のなんて呼ぶんだ?」 [編集済]
まさかとは思うけど「俺は結界を超えることができるんだーすごいだろー」みたいな小物なんてことはないよね?
新人「そんなこと俺が知るか。つか、そういうことも含めてまったく不明だから調べてるんだろ?」
その死体について詳しく聞ける人はいますか?
客B「西の街から来たっていう旅司祭が王都に来てるぜ。場所は神殿街の……」
その変死体の荷物と服を特定できますか? 王弟さんの人脈でも、占い師さんの能力でも、新人さんの聞き込みでも、手段は問いません。
王弟「検死結果を調べてみたがわからなかった」 占い師「……魔物。それだけしか見えません……」 新人「叔父貴と占い師がわからねえんなら俺にもわからねえよ。でも占い師が魔物しかみえなかったって言うんなら、服をはいだのも魔物だと思うぜ」 [編集済]
では、変死体の身元や職業は分かりますか? あと、もし王都にはなくて西の町にはある、産業や服装があったら教えてください。
王弟「身元や職業についてはまったくの不明だ。しかし、地元の人間ではないらしい。西の街は大きな神殿があるからな、そこに来る巡礼者も多い」
その変死体には何か特徴はありますか?
王弟「特徴らしい特徴と言えば、もはや男か女かわからないほどひどい状態だったことくらいか。骨の太さと頭髪から考えて老人ではないようだが」
西の町の神殿に来る巡礼者には、参拝用の荷物や服装などが決まっていますか?
新人「いや、特にないな。巡礼じゃねえけど、俺も行ったことがある。いろんな国の人間が来てたぜ。共和国、帝国、諸侯連合国、聖堂都市、東方大森林の都市国家、西方平原の遊牧民、南方諸島の人間……さすがに北方山地のやつはいなかったぜ。あそこは魔物ばっかりだからよ。はははは」
魔物と言えど、記憶までは奪えませんよね?
新人「一部の魔物ならできるかもしれねえな。けど、そういうのは催眠で直前の記憶を封印するくらいだぜ。あんまり恣意的にはできなかったような気が……」
たしか旅券代わりにギルドカードが使えるんでしたよね。もしかしたら魔物がそれを奪っているかもしれないので、ギルドで聞き込みをしてみてください。
新人「冒険者街に来たぜ。それとなく聞いてみるか」 ギルドの受付「ギルドカードが盗難された場合ですか? 冒険者ギルドでは顔写真や当人しかわからないパスワード、魔力周波数を用いて個人を判別しております。個人情報の管理は完璧なのでご安心ください(0円スマイル)」 [編集済]
占い師さんの方は、何か分かりましたか?
占い師「冒険者街に……ベテランの黒魔術師がいるそうです……そのほかには派手な吟遊詩人がいるとか……」
ベテランの黒魔術師…ぽよん白魔術師の言っていた人かもしれませんね。確認をお願いします、新人さん。ついでにギルドの受付さんのスリーサイz(爆
新人「おうよ。黒魔術師には俺が当たってみるぜ。後スリーサイズはカンベンな。別の街の受付の胸をもんだら依頼で代理やってた黒魔術師だったことがあってよ、でかい岩が降ったことがあったもんでさ。ははは……はは」 [編集済]
それではさっそく、その黒魔術師と吟遊詩人に、聞き込みをしましょう。
占い師「では、吟遊詩人については僕が聞いてきます……」 [編集済]
えーと、お知り合いですか? あとホロ…じゃなくてクロちゃんの年齢とスリーサイ(強制終了)
新人「こいつはロリのつるぺただ。揉んだことがあるから間違いない」 クロ「……通常コード63第二項をリーディング。巨岩召喚を実行するでありんす」 (突如新人冒険者の頭上に巨大な岩が出現し、当然のごとく押しつぶされる。大丈夫さ☆これはギャグパートだから!) [編集済]
自分はぽよんぽよん派なんだよね。(´・ω・`)どういう経緯で知り合ったんですか?
新人「いや……冒険者になった街(『新人冒険者の苦労』参照)でギルドの受付をやってたこいつと口喧嘩になって……話の流れでこの薄い胸を―――」 クロ「前コマンドを再起動しんす。巨岩召喚。……それで、腹いせにたちの悪いパーティの欠員募集の依頼をまわしたんでありんす。それはもう困ったことでありんしょうぇ。すっきりしんした」 [編集済]
でもベテランなんだよね?今の魔術といい、ホントはかなりすごいんじゃない?
クロ「黒魔術の腕前は相当なものだと自負していんすが、ベテランかどうかについては年季があるだけでありんすぇ。 家庭の事情でかれこれ10歳のころから冒険者業をしていんすから」
まさかこの黒魔術師、本当は男の子…? それはさておき、魔王と相対したことがあるのは一度だけ?
クロ「わっちは正真正銘女でありんす! ……それはさておき魔王とは何の話でありんしょう?」 [編集済]
とりあえず聞いておきます。クロさんの独特なしゃべり方は方言ですか? [編集済]
クロ「郷里のおなごはみなこなたの言葉をしゃべりんした。わっちの母もでありんすぇ」
クロさんが王都に来たのはいつですか?
クロ「一週間ほど前でありんすぇ。以前もちょくちょく王都に来ていんした」
以前来たときと比べて何か変わった事とか違和感を覚えた事とかありますか?
クロ「違和感? ……そういえば、いつもは怠けることの多い王都警備の兵がきっちり時間通りに巡回していんした。そういう特別週間なんでありんしょうか?」(王都の事件について、彼女は何も知らないようだ) [編集済]
何か知ってる?新人君(・ω・)
新人「見習いのヤツ、逃げ出したってことは……どこかに隠れてるんじゃないか? あいつ、なりは小さいけど錬金術に関しては執着心も腕前も相当なもんだからな。となると錬金術の需要がある冒険者街か、材料のそろいやすい商店街にいると思うんだけどな」
見習いの人、知っているの?新人君。
新人「あのガキンチョだろ? 錬金術師のおっさんのところに何度も行ったことがあるからさ、その時にな。ちょっと街に連れ出して一緒に悪戯すると、悪戯された人が怒って追いかけてくるだろ? そしたらあいつ……」 見習い「うわあああああん!」 新人「そうそう、こんな感じで叫んで逃げ……え?」 [編集済]
とっ捕まえて質問攻めじゃあ!
新入り「お、おう!」 クロ「ああ、走って行ってしまいんした …… なんでありんしたのでしょう? よくわかりんせんが、なにやら楽しそうでありんすね。わっちも行って見んしょう 」 [編集済]
とりあえず落ち着かせてどういう悪戯したか聞き出してください^^
新人「いや、こいつ悪戯したんじゃなくって、人ごみに押されて薬品ぶちまけたらしいんだ」 商人娘「せっかく王都まで来て店を開いたちゅうのに、こいつが商品だめにしたんや!」 見習い「ひぐっ、えっく、ふ、ふええええん!」 新人「いや、それにしてもこいつの怖がりようは普通じゃねーだろ……」 [編集済]
よろしくです。どんな商品を駄目にされたんですか?あと、王都のマナーとして聞きます。あなたのスリーサイzおやこんな時間に誰かが来たようだ。
商人娘「織物や! しかも諸侯連合国の職人が丹精こめて作ったごっつ高いやつ! それをこの坊が薬品かけてダメにしたんや!」 [編集済]
とりあえず見習い君は落ち着こうか。泣き続けたらダメにした商品買い取らすぞ? あ、あと商人娘さんの年齢を聞かせt(誰かの悲鳴)
見習い「ひぐっ……か、かい買い取るのはっ、いいですけど、そ、そ、それ、手放してください!」 (商人娘は手に杖を持っている。見習いを追いかける時に持ってきてしまった商品だろう) 商人娘「ん? これがどうしたんや? あとうちはぴっちぴちの16やで!」 (商人娘が杖を持ったまま身振り手振りをするたびに、見習い錬金術師は顔を青くして震えた) [編集済]
見習い君、何をそう脅えてるの?^^
見習い「だだだだってあれうわああああああ」 新人「……護身用に白魔術が封じてあるやつだな。お袋が使ってるの見たことがある」 商人娘「そうなんかー?」 見習い「プラズマストライク入りの錬金杖とか振り回されたら怖いですよッッ! 殺されるかと思いました!」 新人「商品の事知らずに店においてたのかこの嬢ちゃん……」 [編集済]
ちなみにどんな薬品だった?
見習い「錬金術では魔法を付与するためにいろいろ書き込むんですが、そのための特殊な染料なんです」
商品の管理くらいしましょうよ…あと自分でぴっちぴちと言っている人がそんなに若いはずが無い、絶対にサバをよんd(何かがつぶれる音)
商人娘「し、商品の管理についてはそうかも知れへんけど、うちがサバよんでるやてぇ!? ソロバンアタックでいてこましたろか!」
ちなみに他の商品は何があるの? あとそろばんは足の裏をくすぐるのに使う物であって殴るためのものじゃないと思う。
商人娘「他というと……大白猿の剥製とか、すんごい木で作った儀礼杖とかやなあ」 見習い「すごい木って、精霊樹のあれですか?」 新人「だからそんなモンが商店街で売れるわけねーって。貴族街に行けよ。商店街と違って出店禁止だけどな」 [編集済]
それで売り上げの調子はどうでした?
商人娘「さっぱりや……みんな店の商品は見てくんやけど、だぁれも買ってくれへん」 新人「それってただの野次馬じゃ……」
なんか怪しいと思わない?新人君。今まであげられた商品て誰かの私物と言う可能性もありえない?
新人「そうなんだよな……ちょいと裏を調べてみるか。叔父貴に頼んでくるぜ」
ところで見習い君は錬金術で魔力を探知できる道具、作れる?
見習い「はい、材料があれば作れます。黒魔術師の方がいれば時間短縮ができるんですが……」 クロ「なにやら面白そうなことになっていんすぇ。わっちも協力しんしょうかぇ? あ、報酬はこれくらいでいかがでありんしょう」 新人「金貨五枚? いいよ、俺が払う」
よし、それじゃあその間、吟遊詩人に会ってみてください。
占い師「商店街の広場で見つけました……リュートで弾き語りをしているようです……お客もそこそこいるようですね……」
とりあえずどんな話を語っていますか?
占い師「東方大森林を舞台にした……都市国家のエルフの姫と……しがない冒険者の男性の恋物語です……やっぱり聞く人は女性ばかりのようですね……語り口もなかなかうまいです……」 [編集済]
それは実話ですか?それにしても聞き入ってますね。どうです?ジュースでも飲みながら自分のド○えもんの歌でも聴きます?
占い師「東方大森林の都市国家なら、お姫様と一般人の結婚もありうると思います……とくに姫が国の跡継ぎでないなら、市井に下るのもままあることでしょうから……ですがこれはエンターテイメントなので、事実だとしても脚色はされていると思いますよ……?」 [編集済]
落ちるんで質問を残していきます^^吟遊詩人の大体の特徴(身体的、しゃべり方など)をお願いします。
占い師「身体的特徴……ハデです。でも芸人の一種ですから当然かもしれません……体格のほうは中肉中背ですね……しゃべり方は、なんと言うか舞台の台詞回しのようで……」
どう派手なんですか?
占い師「鮮やかな服を着て……帽子に大きな羽飾りをつけてます……」
訛りとかで出身が特定できそうなものはある?
占い師「特にないみたいです……」
ちなみに吟遊詩人はいつごろから王都にいますか?
占い師「周囲の人に聞いてみたところ……ここ四日ほど、毎日同じ時間に……来てるみたいです……」
そういえばモンスターが結界を破ったのいつでしたっけ? [編集済]
占い師「五日前、2010年10月13日17時53分(問題の投稿時間)です……」
よし、宿屋のお娘ちゃんにも少し話を聞きに行こうか、新人や。先ずはいつから王都にいるのか。後、おっちゃんには彼女の親がいつ襲われたかこっそり聞いといて。
新人「いつから王都にいるんだ?」 宿娘「五日前ですお客様! あ、デートは時給金貨2枚で!」 新人「高っけーよ! あとナンパじゃねーから! ……それで親父、悪いけどちょっと聞かせてくれ。彼女の両親が魔物に襲われたのはどれくらい前の話なんだ?」 親父「……一月半ほど前だ。最近赤子が生まれたって手紙があったばかりだったのにちくしょーめ」 新人「手紙、ねえ」 [編集済]
彼女の家族が住んでいたのってひょっとすると魔物に襲われた村(滅びた村の宝物の村)?
親父「ん? ああ、神託の井戸があった村だ」
彼女はどうやって生き延びたんですか?
親父「たまたま西の街に出稼ぎに行ってたらしい」
よし、新人君!こうなったらかなりうらやましいけど金貨払って彼女とデートしてやってみて!そうすれば何らかの情報が得られるかも^^
新人「うおっ、しょうがねーな……こういう表情と行動が合ってない女は苦手なんだが」
とりあえず彼女の個人情報を出来るだけ聞きだしてみてください^^
新人「まずは無難なところから……最近王都に来たって話だけど、どこから来たんだ?」 宿娘「信託の井戸の村ですけど、出稼ぎのために西の街にいたんです。それからおじさんのお誘いで王都に来たんですよ」 新人「どんな仕事してたんだ?」 宿娘「神殿の売店です。みやげ物とか聖水、薬草なんかを売ってました」
西の町って王都からどれくらい離れているの?
新人「馬車で6時間くらいだから……90キロくらいだな」 [編集済]
彼女に王都に来て珍しいと思ったこととか聞いてみてください。それから散歩しながら怪しい人物のチェックは怠らずにね^^
宿娘「珍しいことですか? やっぱり人が多いことですかね。後王都だけあって、珍しいものもたくさんありますし、お城も大きいですし……」 新人「買い食いしながら商店街を歩いてるんだが、特に怪しいやつはいないな……」
そういえば、宿では今どんな人が泊まっているか聞いてくれます?
宿娘「お客様は新人さんと占い師さんだけですね」
見習い君とクロちゃん、そっちの調子はどうですか?
クロ「できんした」 見習い「錬金杖一本きりだけど、ばっちりです!」 [編集済]
では杖の使用方法と効果、欠点や注意点など詳しくどうぞ。
見習い「魔力を流せば自動的に杖を向けたものや場所に探査の黒魔術がかかります。注意点としては、頑丈さが普通の杖と同じくらい……武器に使えるほどじゃないってことと、素材は商人娘さんのところで買った霊樹の杖なので高いです。諸経費込みで金貨50枚なんですが、新人さん払ってください!」 新人「ぐっはあ!?」
新人君魔力ある?杖を使えるぐらいの。
新人「俺にはないんだよな、魔力……」 クロ「なら、わっちはぬしと行きんしょうか。あ、日給は金貨五枚でお願いしんす」 新人「だったら杖は占い師に使わせるか……出費が……」 [編集済]
よし、調査開始!ぽよんちゃん、先ずは宿娘をどうぞ。使い方は分かりますね?そう、先ずは杖を胸にはs(爆
占い師「プラズマストラ……」 見習い「うわああん! 攻撃魔術はだめですうう! 僕の水晶球があああっ!」 占い師「……。……魔力をこめて、対象に杖を向ける…………反応はないようです。彼女は普通の人間ですね…………」 [編集済]
ところで反応があったらどういうことが分かりますか?
見習い「持ち主に情報が送られます。まず、対象がどんな魔物なのか、どんな魔術を使っているのかがわかるはずです」 [編集済]
ぽよんちゃん、何回ぐらい確認できそう?
占い師「休憩なしでも結構大丈夫そうです…………さすがに会う人全員にかけると疲れますけれど…………」 [編集済]
じゃあ、こっそり吟遊詩人も確認頼みますわ。
占い師「こっそり遠くから…………ええと、近づかないと無理みたいです……」
近づけそうですか?
占い師「お客のふりをすれば簡単です……女性客も多く集まっていますし……ですが、こっそり術をかけるのは難しそうです…………」
仕方ない、吟遊詩人は後回しにして商人娘を調べることにしますか(´・ω・`)
商人娘「錬金術師手ずから染め上げたこのヴィキューナの真っ赤な生地、なんと金貨2100枚の大特価! そこのお姉さんどうでっかー!?」 占い師「……むむ、反応ありません……あとそんな高い布いりません……」
その死体が見つかったのはどの町か分かりますか?
新人「王都から西に90キロくらいの大きな神殿がある街だ。聞いた中じゃ、そこから来たってヤツは……ええと、宿娘がそこに出稼ぎに行ってただろ、それからスラムの酒場で聞いた、神殿街にいるらしい旅司祭だ。そういや旅司祭にゃ会ってねえよな?」 [編集済]
よーし、調査です、新人君!ちょいと話を聞きましょうや。
新人「よし、神殿街に来たぜ。ああ、そこの旅司祭の兄ちゃん、ちょいと話を聞かせてくれねーか?」 旅司祭「私ですかね?」
それじゃあ先ずは彼について色々聞いてみてください。旅の目的やいつ王都についたのか、そしてその街に起きた死体騒ぎに関しても聞いてみてください。ついでにぽよんちゃんは魔物確認をどうぞ。
新人「占い師は商店街にいるから、こっちにくるにはまだ少し時間がかかるぜ。クロ……」 クロ「先に話を聞いてみんしょう。 先に話を聞いてみんしょう。長引くだけ日給が増えるとか思ってんせんよ?」 旅「巡礼で西の街から来ました。王都についたのは10月13日、9日前のことです。あの変死体については……お悔やみ申し上げます」
その西の街から来るには徒歩じゃ難しいんですか?
新人「いや、難しくない。むしろ王都付近は安全だからみんな徒歩で来る。けど距離が90キロだろ? どう考えても二日はかかるんじゃねーのか」
えーと、ちょっと新人君が言いたいことが分からないんだけど(;・ω・)もう少しきちんと説明してくれる?
新人「悪い、言葉が足りなかったな。変死体が発見されたのが13日だ。スラムのヤツは情報網を持ってるからその日のうちに変死体のことを知ることができた。詳しい検死結果がでたのが同日の夜。それについては叔父貴が最新の情報を手に入れてたはずだ。いまも王都の人間のほとんどは変死体のことを知らない。つまり……」 [編集済]
王都にいて変死体があったのを知ってるのはスラムと繋がりのある人間か王宮の関係者、それに魔王ってことかな?念のためにスラムやこの町の人と男の間に何か関係があるか調べてくれるかい?当然、王宮の関係者や密偵じゃないんだよね? [編集済]
新人「……枢機卿経由で調べてみたが、あいつが王都に13日に来た旅司祭って言うのは確かみたいだ。王宮やスラムの関係者でもないな」
おっと、大事なことを聞いてない気がするね。変死体が発見されたのは、およそ死後何日ぐらいなんだい?司祭以外のルートでの情報をお願い
新人「叔父貴に聞いてきた。大体、二日から四日ってところか。西の街から王都まで二日かかるって言うのは相当急いでの速度だから、普通なら三日、のんびりしてれば四日かかる」
よし、念のために占い師さんに感知してもらってフィニッシュだ。人間の足なら本来知りえない状況だからね。…衛兵に、この付近を重点的に巡回するように伝えてくれるかい?クロさんもスタンバイお願い [編集済]
占い師「反応ありました……人狼です!」 新人「うおっ、逃げた!? しかも足速えー!」 クロ「緊急コード7、捕縛……きゃっ!?」 衛兵「ダメです、振り切られました!」 新人「くそっ、あっちは王城だぞ!」 クロ「…………ふふ」
人狼「あんな男に見破られるとは俺もヤキが回ったかね……だが、今からでも遅くない。王弟を殺せば俺の名は……」
クロ「殺せば、なんでありんすか?」
城の城壁の上に腰掛ける、真っ黒な少女が一人。それを組しやすい相手ととった人狼はほくそ笑む。
人狼「お前、さっきの……さっさと死んでくれんかね? 俺は忙しいんだよ!」
人狼は跳躍し、その豪腕が振るわれるが、少女に触れる寸前ではじかれる。
クロ「これだからたわけは嫌いでありんす。せっかくわっちがぬしを王都に入れるために結界の効力を中和したのに。
行動は遅い、駆け出し冒険者には見つかる、立ち回りが下手、わっちの苦労が台無しでありんすぇ」
人狼「貴様……!」
クロ「さらばでありんす、人狼の魔王。特殊コード4の第3項をリーディング……銀杭舞踏」
人狼「ぐああああっ! 貴様、一体何者――――」
クロ「魔王は一種族にいちどに一体しか存在できんせん。それは、魔王に宿る刻印がそれぞれの種族につき一つしかないから。
倒された魔王の刻印は、やがて次の魔王に宿りんす。そうして力を蓄えながら、刻印は転生を続けていんす。
けれど、一つだけ例外がありんす。それは、魔王が別の魔王の刻印を奪うこと。そうすれば奪った者は奪われた魔王の刻印の力が手に入るんでありんす」
クロ「特殊コード1の第1項をリーディング。刻印剥奪を実行しんす……ぬしの刻印、確かにもらいんした。
――――ふふ、わっちは人間の魔王でありんすぇ」
* ―――― *
新人「結局魔王は行方不明のままか。どうもすっきりしねーなぁ」
占い師「そうですね…………」
クロ「そこなたのぬしら、パーティに黒魔術師は必要ありんせんかぇ?」
見習い「ついでに錬金術師も必要ありませんか?」
新人「って、お前らどうしてここに!」
見習い「……高い布の弁償のことで師匠に怒られて追い出されました……ぐすっ、行くあてがありません」
クロ「ぬしたちと行けば、なにやらオツなことがある気がしまして。いけんせんかぇ?」
新人「……はははっ! まあいいや! 一緒に行こうじゃねえか!」
見習い「ありがとうございます!」
クロ「ふふ……今後ともよろしくお願いしんすぇ」
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