彼はたまに、雨の中を傘もささずに外出する。
私はその理由を知っている。憶測でしかないが…間違いないだろう。
私は、どうか"あの日"だけは雨が降るようにと祈っている。
物語を解明してください。
【ウミガメ】
「私」「ユウキ」以外に重要な人物は居ますか?
YES!! あと一人います・∀・
あの日は私達にとっても大事な日ですか?
NO ユウキにとって、ですね。
ユウキは子供ですか?
YES・NOで答えづらいのですが、私がユウキと出逢った時、彼は17歳でした。今は23くらいかな?
「あの日」も雨が降っていましたか?
これも答えづらいですが…NOとしておきましょうか。ちょっとこの辺回答に迷うところです。
題名は関係ありますか?
若干YES 意味なく付けたわけじゃありません・∀・
傘をささないのは彼が雨に当たりたい為ですか?
YES!! 雨に当たる事に意味がありました。
雨に降ってほしいのは、彼が泣いているのを隠せるようにですか?(´;ω;`)
おま……(゚д゚)……どんなやわらか頭……YES!!!重要!!!
「私」「ユウキ」以外の重要人物は死んでいますか?
これまたYES!!重要です!!!
雨が降ることでイベントの開催が左右されることが関係しますか?
NO イベント等は関係ないですね・∀・
死んだのはユウキの家族?
YESYES!!
ユウキは孤児ですか?
NO 孤児ではないよ!ちゃんと家族もいます・∀・
『あの日』は、これから来るであろうお葬式の日?
NOですね。お葬式はもう済んでいます。
その死んだ人の誕生日ですか?
NO!惜しい!!! 誕生日ではないのです!
ユウキはその亡くなった家族の後を追おうと?
NONO それは恐らくユウキの意思に反します。後を追いたいくらい辛かったでしょうけれど…
命日か!
YEEEES!!!命日です!!
親代わりに育ててくれたお姉ちゃんの結婚式とか?(´;ω;`)
NO 貴方の頭のやわらかさが異常です´;д;`
つまり、ユウキはツンデレだったと
ちょww何でそうなるwwwwNOwwwwww
誰かに勇気付けるためですか?
NO 誰かに対して何かを伝えようとしたわけではないようです。
父親が亡くなったが、小さな兄弟がいるため彼は家で泣けなくなってしまった。それ以来彼は泣きたい時は雨の日に外出するようになった。雨で涙を隠せるように…。そして1周忌。その日もどうか雨が降って、彼の涙を隠してくれますように。
惜しい、NO! 中間は合ってます。ただ小さな兄弟がいるためNO! そして一周忌ではなく…
家で泣くとオカンが悲しむから?(´;ω;`)
NO(´;ω;`) 「誰かが」というよりも、「自分が」という感情があったようです。
本当はその人が亡くなってから数年経っていますか?
YES!! 父親が亡くなったのはユウキが幼い頃でした!
父に「泣くな」と言われた?
NO 男は強く生きるんだぞ…(´;ω;`)
母を支えないといけないと考えた?
NO 「自分がしっかりしないと…」といった類の感情ではないです。
おとんは自分のせいで死んじゃったと思ってた?
おっとYEEEES!!!!そうです、ユウキは自責の念を抱えていました…!
誰にも笑顔でいたい彼は、雨の日だけ泣くことを決心したんですか?
…(´;ω;`) NO…だが雨の日だけ泣くはYESだなぁ
父は事故死でしたか?
YESYES!!!!事故死です!!
車を運転していて・・・?
NO! 運転していたのではなく…
突っ込んできた車からユウキを守って死んじゃった?(´;ω;`)
よしきたYEEEEEEEEEEEEEEESSS!!!解説いきますー!!
当時若干17歳だったユウキは、どんなに辛くても決して人に涙を見せない人だった。
私も詳しくは聞いた事がないが…どうやらユウキは過去にとても辛い経験をしたようだ。
まだユウキが幼い頃、穏やかな日常を突如襲った割れんばかりの悲鳴、ブレーキ音、衝突音。
歩道に突っ込んで来たダンプカーはあと少しでユウキの命を奪おうという所だった。それを救ったのは一緒に歩いていたユウキのお父さんだ。
ユウキの目の前が一瞬にして血の海に染まる。その場に一人へたり込んで泣き叫ぶユウキの声は―…もう、お父さんには届かなかった。
あれは事故だ。
けれどユウキは何処かで「自分が父を殺した」という思いが拭えなかった。
だからこそだろう、彼は決して「苦しい」「辛い」などといった言葉を口にしない。
食事も摂れず、夜も眠れず…そんな中でも彼は決して涙を見せなかった。
そんなユウキにとって唯一の救いが"雨"だ。
ごく稀ではあるが、彼は大雨の中を傘もささずに外へ出る事がある。
ただ全身に雨を浴びて空を見上げる。そうしていれば、頬を伝うのが雨なのか、若しくは涙なのか…私達には分からない。
そんなユウキを見ていると、たまらなく泣きたくなるんだ。もう、自分を赦してあげて欲しい。
毎年、お父さんの命日になるとユウキは私達の目の前から姿を消す。
きっと自分の弱い姿を見られたくないのだろう。
天候は毎年、まちまちだ。雨の年もあれば、憎らしいほど晴れ渡る年もある。
私は毎年願うのだ。どうかこの日だけは、彼に救いの雨を降らせて欲しい…と。
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