しかも買ったばっかり、じっくり読んでない!!
まあ、返してはもらえるだろうな、ということで早急な返却は求めず。
でも返ってこない!!
そして数ヶ月後くらいに、そいつの家に伺うことがあったのです。
漫画を返す。と言われたので、
断固拒否で断っちゃいました。
どして?
【ウミガメ】

皆さんの知恵袋にかかれば簡単ですよね。

漫画の保存状態が悪かったですか?

no。特に汚れてもいません。

どうみても凶器に使われてましたか?

no。人を殺せる本というと・・・六法全書?

数か月後じゃくもっと早い段階ならば、返してほしかったですか?

yes。そこまで強い気持ちでは無かったですが。 [良い質問]

もう買い直しました?

no。

友人は手元にその漫画があると、困りますか?

no。

漫画が26巻だったとしても成立しますか?

yes。

その漫画を返されることにデメリットがありますか?

yes!そうですね。

買ったばかりの27巻は、借りパクされた時点で、最新刊でしたか? [編集済]

yes。

その漫画がアニメ化・ドラマ化されてるかは関係しますか?

no。特にありません。

27巻には数ヶ月で発動するタイプの呪いをかけてありましたか?

no。トラップカード発動!!

数か月経過したことにより、その漫画の価値が変動(帯を切り取って参加できるキャンペーンの期限が切れたなども含む)しましたか?

no。漫画の内容はそこまで・・・?

返す、と言ったのは貸した友人本人ですか?

no!! [良い質問]

漫画を家まで郵送してくれるなら返してもらいましたか?

yes。わざわざ送り返すレベルではない・・・?

漫画を読みたいと思わなくなりましたか?

no。特には。

その友達は、借りパクしたまま亡くなってしまいましたか?

yes!!!yesyes~ [良い質問]

ご遺族の方「お返しします」私「いえ、いいんです。あいつ、その漫画好きでしたから……棺にでも入れてやってください」ですか?

no。そっちでも成り立っちゃうかなぁ。やっぱ即席ダメっすねー

その友人は、殺されましたか?

no。

友人のすさまじい汚部屋から自力で探して持って帰ってくれと言われたので「や、無理っす」と拒否しましたか?

noですwもっと情緒的でっす!

13より 友達の家に行きたくなかったのですか?

no。反対にめっちゃ行きたかったんです。

漫画を持ったまま、友人は亡くなっていましたか?

no。そんなグロくないです

友人は家で亡くなりましたか?

no。野外で事故です、死因はどーでもいーです。

友人、私、意外に重要な人物はいますか?

no。いないです。

主人公(?)は怖いのが苦手ですか?w

no。祟りは気にしません!

友人がなくなった時、漫画は家にありましたか・・・??

yes

本を返して貰ってしまうと、友人の家に行く口実がなくなりますか?

no。

もう先に、28巻を読んでしまいましたか?

yesno。どっちでもいいです。

私は、その漫画を返されてしまうと、何か困りますか?

yes。デメリットあります

漫画のジャンルは重要ですか?

no。

返却されて友達との繋がりが切れてしまうのが寂しいですか?

yes!大正解! [正解]

返すと言ったのは友達の家族ですか?

yes。そうですね。
おばさんは、線香をあげたいと、事前に連絡をしたから小綺麗にはしていたのだが、どうもやつれた様子までは隠せない。
「来てくれてありがとう。雄一も喜んでる。」
少しだけ、はにかむように笑ったおばさんの顔にふっと陰ができて、俺は胸が痛んだ。
雄一は高校2年の時に同じクラスで、そこから仲良くなった。親友とでも呼べるだろうか。
大学は生憎、俺が留学する事になり、疎遠になった。
雄一が死んだ、というのは聞いたのだが、ゴタゴタがあってしばらく帰国できずにいた。
歩道橋からふざけて転落死という死因は聞いていた。
ここまでを思い出して、ふっと笑った。
呆気なさすぎだろ、ギャグかよ。
ここで、ふと我にかえる。
ここで吹き出すというのは不謹慎かもしれない。おばさんの顔色を伺ってみると、目が合ってしまった。
おばさんは、また陰を含む笑顔で言う。
「あの子、明るいの大好きだからね、どんどん笑ってください。私とお父さんだけじゃあ、どうやっても暗くなっちゃうから。」
「はい。」
哀れみなのか、よくわからないが、再び笑ってしまった。菓子箱を取り出す。
少し昔話をした。
その中で、貸した漫画の話をされた。
そういえば、貸したままだったっけ?
おばさんが机の上に、まるで壊れ物を触るように、漫画を一冊置いた。
「これ、整理してるときに見つけたんです。このお話が、この巻だけあったから、借り物かと思ったの。他の友達にも聞いたんだけど、繋がらなくてね。」
「あなたの?」
たわいのない会話が思い出される。
「これ借りるー。」
「新刊、昨日買ったやつっ!!」
「いいじゃないかー!」
「お返しするわね。」
おばさんの優しい声で昔話がぶつっと切られる。
しわの刻まれた手で卓上の漫画を滑らす。
「あの、」
「?」
「受け取らないって、無しですか?」
おばさんの口が開いたままだ。
「・・・受け取ったら、あいつの存在が終わっちゃう気がして。まだ、雄一は、漫画借りてるんです。読み終わってないんです。」
「それって・・・。」
「まだ、あいつが上から何事も無く降りてきて、とか思ってるんです。」
「ダメですか・・・?」
少しはにかむ。多分、今の笑顔はおばさんによく似ているのだろう。
忘れられない。きっと、いつまでも、何度でも思い出せる。
・・要約
借りたまま友人が死んでお母さんに代理で返却うけたけど繋がりが切れそうで受け取らなかった
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