男は塞ぎ込んでいる後輩の相談に乗っていた。
相談が進むにつれて、後輩の表情は明るくなった。
対照的に、男の表情はどんどん暗くなっていった。
最後に後輩が注文したワインを飲み干した男は、泣き出してしまった。
何が起こったのか、状況を補完してください。
後輩の相談内容は重要ですか?
Yes、かなり重要です! [良い質問]
非現実要素はありますか?
これはNoで。
不倫は関係しますか?
No、男も後輩も独身です。
光の加減は関係ありますか?
これはNoで。ちなみに店は薄暗かったです。
ワインは重要ですか?
Yesで。ある意味重要です。 [良い質問]
文中の男はすべて先輩のことですか?
Yes、「男」はすべて同一人物です。 [良い質問]
店は重要ですか?
さほど重要ではないのでNoで。男と後輩にとっては「行きつけの店」です。
後輩は生きていますか?
Yes、後輩も男も生きています。
男は血行が良くなりましたか?
YesNo?飲んでますからそれなりには。
男はジャンケンに負けましたか?
No、ジャンケンもあっち向いてホイもやってません。
ワインを注文したのが後輩であることは重要ですか?
Yes、後輩は男へのお礼を兼ねて注文しました。 [良い質問]
車の運転は重要ですか?
No、二人とも今日は運転しません。
男は後輩に解決策を教えましたか?
Yes、後輩の悩みは男のおかげで解決しました! [良い質問]
糖尿病が気になる男はブドウから出来ているワインを飲んでブドウ糖と勘違いして後輩に笑われますか?
No、男も後輩も健康体です。
先輩のおごりのはずが後輩からお礼にと一番高いワインを勧められましたか?
No、男は普段から後輩にワインを奢っていました。
後輩の顔があかるくなっていったことと、男の顔が暗くなっていったことに直接的な関係はありますか?
Yes、あります! [良い質問]
男が泣いたのは悲しみからですか?
No!悲しみではありませんでした! [良い質問]
男はある女性に好意を抱いていたが、後輩も同じ女性が好きだと知る。優しくも気弱な男は後輩に女性を譲りましたか?
No、しかし着眼点は重要です! [良い質問]
死人がでますか?
No、出ません。
他に重要な人物は出ますか?
No、男と後輩だけで成立します。
男と後輩以外に重要な登場キャラはいますか?
Noです、二人だけで成立します。
後輩の相談内容は恋愛関係ですか?
Yes!後輩は恋愛についての相談をしていました! [良い質問]
男の職種は重要ですか?
これはNoで。特に限定しなくても成立します。
17より うれし泣きですか?
Yes!嬉しくて泣きました! [良い質問]
後輩の悩みの原因が男でしたか?
これもYesで。しかし男はそれに気付きませんでした。 [良い質問]
実は男と後輩は両思いだったのだ!ますか?
Yes!!お見事、その通り!! [正解]
後輩は女性ですか?
No、男も後輩も「男性」です。だからこそ…! [良い質問]
男は泣き上戸ですか?
No、しかし嬉しさで涙腺決壊しました。
後輩の好きな相手は『男』でしたか?
Yes!!そして…!! [良い質問]
後輩「気になる人がいまして…」男『そんなに好きな人がいるんだ!ダメだフラれた…!』→男「っていうか、俺かよ!超嬉しい!(泣)」ですか?
Yes、まさにその通りです!! [正解]
┌(┌ ^o^)┐<ホモォ......ですね?
Yes!だからこそ男は「叶うはずがない」と思っていたのです! [良い質問]
片思い中の相手に、どうやって思いを伝えればいいか悩んでいる、という後輩に、男は話を聞きながら苦い思いを隠していた。
…男は同性愛者で、後輩のことが好きだったのだ。
後輩は男のそんな思いに気づいている様子もなく、自分がその相手をどれだけ好きかを熱く語っていた。
「誠心誠意口説くしかないだろう」とアドバイスしながらも、男の表情は暗い。
後輩がその相手と上手く行けば、自分の密かな片思いは散るのが分かっていたから。
こうして、時々この店で、一緒に飲む時間さえ消えてしまいそうだったから。
けれど本心を口にすることは到底できない。
「…いっそプロポーズするくらいの覚悟で口説いたらいい」
「やっぱりそれしかないですよね。俺、その人に告白します。プロポーズのつもりで」
「…ああ、そうしなさい」
目を伏せた男の前に差し出されたのは、赤ワインのグラス。
「相談に乗っていただいたお礼です」
そう言われては飲まないわけにも行かず、男はグラスを一息に空ける。
と、唇に当たる固い感触。
空になったグラスの中に、ワインに濡れてキラキラと光る指輪。
「俺が好きなのは、貴方です」
「法的には結婚できないけど、俺の人生のパートナーになってください」
人目も忘れて涙を零す男の手を、後輩が優しく包む。
「アドバイスありがとうございます、貴方のおかげで上手く行きました」
「…本当に、これでいいのか」
「貴方じゃなきゃダメなんです。俺がいつから、どれくらい貴方を思っていたか、これから一生掛けて教えますね」
グラスから取り出された指輪が、男の左手の薬指で光っていた。
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