けれど、なぜか誉められた。
そして、もうそれをする必要はないと言われた。
なぜだろう？
やさぐれスープ
悪いこととは、犯罪ですか？
NO！ 犯罪というほどのことではありません！ [良い質問]
場所は重要ですか？
NO 特定の必要はありません。が、状況を考えると場所も想定した方が考えやすいかも？
俺は悪いことをしましたか？
NO しようとしていたことを誉められ、必要ないと言われたので、結局しませんでした。
俺は子供ですか？
YES 大人でも成り立ちますが、解説では子どもです。
俺は誰かのために悪いことをしようとしましたか？
NO 俺自身にそのつもりはありませんでした！ [良い質問]
5より、結果的には誰かの役に立つことでしたか？
YES その状況では役に立つことでした！ [良い質問]
障子を破ろうとしたけれども、「枠組みから新しいものに変えるから別にしなくてもいい」と言われましたか？
NO ですが状況は似ているかも！
俺の名は、三井 寿。俺は怪我でグレたが何故か誉められる、だが俺は気づいたバスケがしたいんだと。だからグレる必要がないと言われますか？
NOw スラムダンクません！
悪いこととは、何かを壊そうとすることですか？
NO 壊しません！ [良い質問]
誉められた人と必要ないと言われた人は同じですか？
YES 全部「俺」です。
悪いことは屋外で行われようとしていましたか？
NO！ 屋外でも成り立たないことはありませんが、基本的に屋内です！ [良い質問]
俺と褒めた人は知り合いですか？
YES ですがあまり関係ないです。
時間帯は重要ですか？
NO 昼間でしたが、あまり重要ではありません。
俺は悪いことをしますか？
3の通り、NO
俺は自分がしようとしていることが悪いことだと知っていましたか？
YES 俺は悪いこととわかってそれをしようとしていました！ [良い質問]
その状況以外だと悪いことですか？
YES！ その状況でなければ悪いことになります！ [良い質問]
ポイ捨てますか？
NO
災害がおきましたか？
YES！ 小規模ですが！ [良い質問]
俺のことを誉めた人は悪い人ですか？
NO
「停電だ！」と叫びながら、好きな子のスカートの中に頭を突っ込もうとしましたか？
NO それはギリギリアウトでは…？
俺は人の荷物を盗もうとしましたか？
NO 犯罪ません
不法侵入しようとしましたか？
NO 犯罪ません
18より、災害は自然災害ですか？
NO 自然に起こることもありますが、人為的な事故が多いと思います
交通事故は関係しますか？
NO 11より、屋内の話です！
火災が起こりますか？
YES！！！ [良い質問]
パニックになった人のみぞおちを殴って、気絶させてから外に運び出そうとしましたか？
NO なにそのプロの行動w
「もうそれをする必要はない」のは鎮火したからですか？
YES！！！ [良い質問]
悪い事には火を使用しますか？
NO
煙を吸うと危険なので、おじいちゃんに足払いをかけて伏せさせようとしましたか？
NO おじーちゃーん！！Σ(゜Д゜)
119番にイタズラ電話をしようとしていましたか？
YES それでも成り立つので、正解を14時10分頃出します！ [正解]
鎮火したのは消防士ですか？
NOですがあまり関係ありません
俺は警報機を鳴らすイタズラをしようとしていましたか？
YES！！！ その通りです！ [正解]
掌を見つめながら、自分自身に言い聞かせる。
既に色々やらかしている。今更なんだって言うんだ？ この程度のことができなくてどうする？
そして今朝の出来事を思い起こす。親父と喧嘩するのは日常茶飯事だが、今日は日頃の俺の態度や大雑把な性格のこと、その上学校の成績まで持ち出し、やたらと怒鳴り散らす親父に、どうも我慢ならなくて、無言のまま家を飛び出してきた。玄関のドアが閉まる瞬間、親父の焦った顔がちらりと見え、少しは溜飲が下ったが、学校に着いてからも気分は晴れず、あんまり無口なんで担任が心配してきたほどだ。
このままじゃ俺の気が収まらない。親父を困らせてやりたい。何か、何かあの人を後悔させるようなことができれば。
だから、俺は今ここにいる。頑固で正義感の強い人だ、俺が非行にでも走ればきっと後悔するに違いない、そう考えて。あのとき息子の気持ちをわかってやれなかったからだ、なんて考えるだろう。ざまーみろ。だから俺はやらなくちゃ。非行の第一歩だ。ほんの一押し、それで今までの恨みが晴らせると思えば安いもんだ。
決意を固め、先方の標的に挑む。人差し指でそっと触れた。大丈夫、負けるな俺！
と、突然背後から声をかけられた。
「ああ、ありがとう、もう終わったぞ！」
慌てて振り替えると、担任が立っていた。
「……あの？」
「大したことなかったから、もう済んだよ。押さなくていいぞ」
冷静な口調で。
「理科室で火事だって聞いて、押そうとしてくれてたんだろう？」
言いながら、俺の目の前にある非常ベルのボタンを指差した。
END
俺は火災報知機の非常ベルのボタンを押そうとしていた。本当に火事が起こっていたため、非常を知らせてくれようとしていたと勘違いされて誉められ、火事はおさまっていたのでもう必要はないと言われたのだった。
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