【びびたん、やっぱりおもらし。　〜マコたんとの出逢い編〜】

それは親切な魔法使いさんである天童　魔子と

びびたんが初めて出逢った時のおはなし。



その怪しげな雰囲気（マジカルオーラ）を全面に醸し出す天童　魔子を目の前にして、

びびり屋さんのびびたんは今にも漏らしそうな程に緊張していた。



そんなびびたんを見て天童　魔子は



（なんて美味しそうな人間のボウヤなんでしょう…ジュルリ。(ﾟд;ﾟ)　）



と思い優しく微笑みかけ、

肉厚でジューシーそうなびびたんの片手を掴むと

手のひらに







【お前は私の大切な獲物（食糧）だ、

　私がお前を喰らい尽くすまで

　もう一生、私の元から逃げる事は許されない。】



という意味の、

マジカルジプシー一族である天童家に代々継承される



【獲物契約のおまじない】



をかけた。







『マジカル・カニバル・カーニバル♪』







そして天童　魔子はどこからともなく

【マジカルマジック】という６６６個あるマジカルジプシーアイテムの１つである

“書いたら一生消える事のない人間血液性ペン”を取り出し、

びびたんの手のひらに【契約】を書き始めた。







契約の序盤、びびたんの手のひらに

『人』という文字が書かれた。



（おっ…これは“人という字を３回書いて緊張を和らげるアレ”だな…

やっぱり天童　魔子さんは優しいな…^^）







中盤、びびたんの手のひらに続けて小さく

『人』『人』という文字が書かれた。



（あれ…？　なんか小さいしバランスおかしくね？）







………そして、終盤………







………契約の文字が完成し、



びびたんの手のひらに



それはクッキリと刻まれた………











【　　　人肉　　　】











(((((;;;;;゜゜゜ДДД゜゜゜;;;;;)))))



ガッ　ガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブル



ジョッ　ジョボボボボボジョボボボボボジョボボボボボジョボボボボボジョボボボボボ

ジョッ　ジョバァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………………………







あ〜あ…

やっぱり漏らしたね、びびたん。







その後、びびたんがどうなっちゃったのかは、



また別のおはなしなのです。