ウミガメのスープ

警部の祈り

作者: 雨師

ある警部が必死に祈っている。
(お願いだから、事件よ、起きるな、起きるな……)
だが、そんな祈りに関わらず部下から報告が飛び込んできた。
「警部、殺人事件です!」
その瞬間、彼は内心で飛び上がらんばかりに喜び、その喜びを隠しながら捜査の準備を整え、部下と共に現場に急行した。

一体どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

殺人事件の被害者は一人ですか?

YES

はい

警部が祈っていた「起きないでほしい事件」は、日常的な比喩(例:お茶をこぼす)等ではなく、実際に犯罪行為に関連する「事件」を表していますか?

YES

いいえ

警部が喜びを隠したことに、不謹慎だという理由以外のものはありますか?

NO

はい

殺人事件以外の事件で、起こって欲しくない事件がありましたか?

YES(ミスリ注意)

いいえ

作中作はありますか?

NO

いいえ

殺人事件が起こった結果、警部が不安がっていた事件が起こらないことが確定しましたか?

NO

はい

警部は殺人犯ですか?

YES

いいえ

部下が、「警部、誘拐事件です!」と報告したとしても成り立ちますか?

NO

はい

現代日本で成立しますか?

YES

はい

核心警部が自分の殺人を隠蔽するために、自分の起こした事件を担当したかったから祈ってましたか?

YES、正解です

はい

「起きるな」は「発生するな」という意味ですか?

YES

いいえ

事件の可能性がある出来事を調査をしていた部下が無事帰ってきて報告をしたから安心しましたか?

NO

はい

7 部下の報告した殺人事件の犯人ですか?

YES

答え

実は彼はこの前日に個人的な事情から殺人事件を起こしていた。
アリバイ工作でなんとか犯人は誤魔化せそうだったが、そのトリックのためにはなんとしても誰より先に殺人事件の現場に入る必要があった。
しかし、第一発見者として関わってしまうと、自分が疑われる可能性が増してしまう。「刑事として」真っ先に現場に踏み込むことがトリックのためには不可欠だったのである。
だからこそ、彼は殺人事件が発覚するまでの間に他の事件が起きてそちらの担当になってしまうことを恐れていた。
そうなれば現場に一番に入ることができなくなるので、他の事件が起きないよう必死に祈っていたのである。
そして、無事自分の起こした殺人事件の報告が部下から上がってきたのを見て、内心で喜んだのだった。
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