矛盾の無い矛盾
ラテラル国にあるタートル商会では、武器や防具といった装備品を扱っている。
この店の自慢は、店主であるカメタ自慢の「妖矛【春雨】」と「魔盾【天童】」である。
どんな防具でも貫く矛とどんな武器からでも守り通す盾という触れ込みだが、客からの評判はまちまち。
たしかに優れたアイテムではある物の、【春雨】の方は、
「他国の防具にはじかれた」
「削り牛に刺さらない」
「アサリに刺したが歯が立たなかった」
などの話が飛び交い、一方の【天童】の方は、
「すぐヒビが入る」
「なさゴリラに曲げられた」
「マピネズミにかじられた」
などの話を聞く。当然のように「妖矛と魔盾を対決させたらどうなるの?」という質問が飛び交うと、店主は口を紡いでしまう。
もっとも、そういう話は購入者個人の意見のため、どこまで本当なのかは分からないのだが。
さて、こんな怪しい店であるタートル商会であるが、ある日カメオが、何か良い武具が無いかとやってきた。
カメタはここぞとばかりに「妖矛【春雨】」と「魔盾【天童】」を勧めてくる。
「この妖矛【春雨】は、どんな防具でも貫くすごい武器だ」
そう言うと、カメタは丈夫そうな盾に向かって【春雨】を突き刺す。【春雨】は見事、その盾をあっさりと貫いた。
「この魔盾【天童】は、どんな武器からも身を守ることができる」
そう言うと、カメタは【天童】に、強そうな武器をぶつけた。【天童】には傷一つついていないかった。
「なるほど、どちらも優れた逸品であることはわかった。しかし、そうなると当然疑問が湧く。その……【春雨】といったか、これでこの……【天童】を貫こうとすると、どうなるのかね?」
当然の疑問に、カメタは俯いたが、すぐさま【天童】を床に置き、【春雨】を突き刺した。見事なまでに、【春雨】は【天童】を貫いている。
「このように、どんな武器でも防ぐ【天童】ですが、どうもこの【春雨】には敵わないようなのです。なので、この辺の住人には【天童】が売れなくて……」
この様子を見て、優れた防具を探していたカメオは考えた結果、【天童】を購入することを決めた。
一体何故?
この店の自慢は、店主であるカメタ自慢の「妖矛【春雨】」と「魔盾【天童】」である。
どんな防具でも貫く矛とどんな武器からでも守り通す盾という触れ込みだが、客からの評判はまちまち。
たしかに優れたアイテムではある物の、【春雨】の方は、
「他国の防具にはじかれた」
「削り牛に刺さらない」
「アサリに刺したが歯が立たなかった」
などの話が飛び交い、一方の【天童】の方は、
「すぐヒビが入る」
「なさゴリラに曲げられた」
「マピネズミにかじられた」
などの話を聞く。当然のように「妖矛と魔盾を対決させたらどうなるの?」という質問が飛び交うと、店主は口を紡いでしまう。
もっとも、そういう話は購入者個人の意見のため、どこまで本当なのかは分からないのだが。
さて、こんな怪しい店であるタートル商会であるが、ある日カメオが、何か良い武具が無いかとやってきた。
カメタはここぞとばかりに「妖矛【春雨】」と「魔盾【天童】」を勧めてくる。
「この妖矛【春雨】は、どんな防具でも貫くすごい武器だ」
そう言うと、カメタは丈夫そうな盾に向かって【春雨】を突き刺す。【春雨】は見事、その盾をあっさりと貫いた。
「この魔盾【天童】は、どんな武器からも身を守ることができる」
そう言うと、カメタは【天童】に、強そうな武器をぶつけた。【天童】には傷一つついていないかった。
「なるほど、どちらも優れた逸品であることはわかった。しかし、そうなると当然疑問が湧く。その……【春雨】といったか、これでこの……【天童】を貫こうとすると、どうなるのかね?」
当然の疑問に、カメタは俯いたが、すぐさま【天童】を床に置き、【春雨】を突き刺した。見事なまでに、【春雨】は【天童】を貫いている。
「このように、どんな武器でも防ぐ【天童】ですが、どうもこの【春雨】には敵わないようなのです。なので、この辺の住人には【天童】が売れなくて……」
この様子を見て、優れた防具を探していたカメオは考えた結果、【天童】を購入することを決めた。
一体何故?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
いいえ
【天童】を防具に加工しますか?
NO 加工技術は持っていません。
はい
カメオの職業は重要ですか?
YES! ある意味では。
いいえ
カメオが天童を使いますか?
NO! カメオ自身は使いません。重要!
はい
3 カメオは天童を敵対者に渡しますか?
YES! GJ! 重要!
はい
口を紡いで→口を噤んで ですか?
YES 多分打ち間違えです(汁
?
カメオは【春雨】のない国に【天童】を持って行って売りさばきますか?
ある意味YES
いいえ
カメオは決闘相手に天童を渡し自分は春雨で攻撃して勝利を収めようとしましたか?
NO! 同様の発想ですが【カメオ自身は【春雨】も使用しません】。
はい
カメオは優れた武器も探していましたか?
YES ※ミスリード注意
いいえ
転売ますか?
NO もしかすると転売したかもしれませんが関係ありません。
はい
★
核心カメオは敵国に【天童】を持って行って広め、自国では【春雨】を広めますか?
YES! その通り! カメオはスパイだったのです。
はい
戦争重要ですか?
YES! 重要!
いいえ
カメオは役者で、嫌いな演者に天童を渡して事故に見せかけて怪我させますか?
NO 殺人事件ません。
△
魔盾【天童】は呪われた装備ですか?
YESNO 呪われていませんが関係ありません。
答え
カメオはラテラル国の敵国である、バティカル国からのスパイ。長年築き上げてきた信頼により、とうとう武具調達を任されることになった。
もちろん、こちらの国が不利になるように、出来れば大したことがない武器や防具をそろえたいところなのだが、当然そんなことをすれば疑われてしまう。国のチェックも厳しいため、購入してきた武器や防具が使えるものかどうかもしっかり確認される。
武器防具はしっかりしたものをそろえなければ、自身の信用にかかわる。何か良い武具は無いものかと探し回っていたところに、「タートル商会」の看板が目に留まった。
「お客さん、よい武具を求めるなら、この妖矛【春雨】と魔盾【天童】はいかがですか?」
店主カメタに勧められ、とりあえず話を聞いてみることにした。
【春雨】と【天童】がいかに優れているかの実演が行われているのを見て、無敵の武具かどうかはともかく、少なくとも両方ともかなり優れた武具であることがわかった。
そこで、【春雨】と【天童】のどちらが優れているのかを尋ねたところ、問題文のように【春雨】が【天童】を貫いた。
さて、この結果を受け、カメオはとあることを思いつき、【天童】を大量に購入することにした。
「店主、その【天童】とやらをあるだけくれ。国の兵士の防具として使いたい」
「へ? そ、それはありがたいですが、なんでまた……」
「なに、その【春雨】とやら以外からは守り切れるのだろう? 先ほどの実演でそのことは良くわかった。これは優れた防具であることは間違いない。是非とも国の戦力として採用したい。できれば、量産してもらいたいものだ」
「ほ、本当ですか? いやぁ、ありがたいありがたい! では早速生産にかかります!」
そう言って、カメタは魔盾【天童】の量産に入った。
カメオはスパイの元、つまりラテラル国の国王に、タートル商会から買ってきた【天童】を見せた。
「こちらの盾、多くの武器を寄せ付けない防御力を持っております」
カメオは試しに、この城で最強と言われている武器で【天童】を攻撃した。しかし、【天童】は傷一つつかない。
「おお、これは素晴らしい防具だ。是非とも我が国のすべての兵に持たせようではないか」
「もちろん、手配は済んでおります」
「おお、さすがカメオ、素晴らしい部下を持って私は幸せだ」
国王も気に入り、兵士たちは最強の防具と名高い【天童】を、全員もつことになった。
一段落ついた後、カメオはバティカル国に一時戻り、国王にこう告げた。
「陛下、ラテラル国と戦う際には、我が国の軍の兵士全員に、タートル商会が販売している妖矛【春雨】を持たせて下さい」
「ほぉ、タートル商会のものとな? しかし、あそこの矛は噂によると、最強と歌いながら、貫けない盾が多いと聞くが?」
「大丈夫です陛下、ラテラル国の兵士が持っているのは魔盾【天童】です。あの盾で【春雨】を防ぐことができないのは、私が確認しております」
「ほぉ、おぬしもやるのぉ」
早速バティカル国は別のスパイを派遣し、「ラテラル国の兵士に配備するから妖矛【春雨】を大量生産してくれ」と言って、カメタに妖矛【春雨】の量産を依頼した。かつてないほどの注文に目がくらんだカメタは、敵国が買いに来たとも知らずに喜んで【春雨】を量産した。
かくして、バティカル国との戦争の際に、【天童】が最強の盾であると過信したラテラル国は、最強の武器である【春雨】の攻撃をしのぐことができず、あっさりと負けてしまったのである。
要約:カメオは敵国からのスパイであり、【天童】をラテラル国側に、【春雨】を自国側に配備することにより、戦争を有利にしようと考えたため
もちろん、こちらの国が不利になるように、出来れば大したことがない武器や防具をそろえたいところなのだが、当然そんなことをすれば疑われてしまう。国のチェックも厳しいため、購入してきた武器や防具が使えるものかどうかもしっかり確認される。
武器防具はしっかりしたものをそろえなければ、自身の信用にかかわる。何か良い武具は無いものかと探し回っていたところに、「タートル商会」の看板が目に留まった。
「お客さん、よい武具を求めるなら、この妖矛【春雨】と魔盾【天童】はいかがですか?」
店主カメタに勧められ、とりあえず話を聞いてみることにした。
【春雨】と【天童】がいかに優れているかの実演が行われているのを見て、無敵の武具かどうかはともかく、少なくとも両方ともかなり優れた武具であることがわかった。
そこで、【春雨】と【天童】のどちらが優れているのかを尋ねたところ、問題文のように【春雨】が【天童】を貫いた。
さて、この結果を受け、カメオはとあることを思いつき、【天童】を大量に購入することにした。
「店主、その【天童】とやらをあるだけくれ。国の兵士の防具として使いたい」
「へ? そ、それはありがたいですが、なんでまた……」
「なに、その【春雨】とやら以外からは守り切れるのだろう? 先ほどの実演でそのことは良くわかった。これは優れた防具であることは間違いない。是非とも国の戦力として採用したい。できれば、量産してもらいたいものだ」
「ほ、本当ですか? いやぁ、ありがたいありがたい! では早速生産にかかります!」
そう言って、カメタは魔盾【天童】の量産に入った。
カメオはスパイの元、つまりラテラル国の国王に、タートル商会から買ってきた【天童】を見せた。
「こちらの盾、多くの武器を寄せ付けない防御力を持っております」
カメオは試しに、この城で最強と言われている武器で【天童】を攻撃した。しかし、【天童】は傷一つつかない。
「おお、これは素晴らしい防具だ。是非とも我が国のすべての兵に持たせようではないか」
「もちろん、手配は済んでおります」
「おお、さすがカメオ、素晴らしい部下を持って私は幸せだ」
国王も気に入り、兵士たちは最強の防具と名高い【天童】を、全員もつことになった。
一段落ついた後、カメオはバティカル国に一時戻り、国王にこう告げた。
「陛下、ラテラル国と戦う際には、我が国の軍の兵士全員に、タートル商会が販売している妖矛【春雨】を持たせて下さい」
「ほぉ、タートル商会のものとな? しかし、あそこの矛は噂によると、最強と歌いながら、貫けない盾が多いと聞くが?」
「大丈夫です陛下、ラテラル国の兵士が持っているのは魔盾【天童】です。あの盾で【春雨】を防ぐことができないのは、私が確認しております」
「ほぉ、おぬしもやるのぉ」
早速バティカル国は別のスパイを派遣し、「ラテラル国の兵士に配備するから妖矛【春雨】を大量生産してくれ」と言って、カメタに妖矛【春雨】の量産を依頼した。かつてないほどの注文に目がくらんだカメタは、敵国が買いに来たとも知らずに喜んで【春雨】を量産した。
かくして、バティカル国との戦争の際に、【天童】が最強の盾であると過信したラテラル国は、最強の武器である【春雨】の攻撃をしのぐことができず、あっさりと負けてしまったのである。
要約:カメオは敵国からのスパイであり、【天童】をラテラル国側に、【春雨】を自国側に配備することにより、戦争を有利にしようと考えたため
参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。
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