ウミガメのスープ

【世界田中奇行】失敗したがり

作者: ツォン

田
中は失敗すると分かっていて犯罪に手を染めることを決意した。

一体何故?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

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犯罪は重犯罪ですか?

のー?いわゆる各都道府県の条例で取り締まられる「軽犯罪」ではありませんね。

?

仮に成功すると分かっていたら田中は犯罪に手を染めましたか?

イエス、確実に成功するとすれば、恐らくやっていました。

?

失敗するのは犯罪ですか?

イエス!

?

田中は実際に犯罪を犯しましたか?

イエス!

?

注意を引きますか?

ある意味イエス!ただ、注意と言う言い回しだと誤解を招く恐れがあります。

?

自分のために犯罪に手を染めますか?

ノーです。

?

田中の職業は重要ですか?

ノーです

?

人死にますか?

イエスノー!

?

失敗しても、罪に問われますか?

イエス。

?

田中以外に重要人物はいますか?

イエス!

?

仲間を守るためですか?

ノーです

?

田中は逮捕されますか?

イエスです。

?

その犯罪計画の穴を見つけたので田中は手を貸しますか?

ノーです。

?

8 田中が犯罪に手を染めることで人が死を免れますか?

イエス、重要ですが要注意!

?

仲間が死刑囚になるので一緒に監獄されて脱ごきゅしますか?

ノーです

?

犯した犯罪は重要ですか?

イエス!

?

犯罪が失敗しても成功しても、田中の狙いが果たされますか?

イエス!どのような目的でしょう?

?

子供が生まれそうなので信号無視しますか?

ノーです。

?

田中には双子の兄弟がいますか?

ノーです

?

田中は喜んで罪を犯しましたか?

喜んで…はいないです。ノー

?

非現実要素はありますか?

ノーです。

?

田中は囮捜査官ですか?

ノーです。

?

ローマ法王を暗殺未遂することで世論がファティマ第三の予言から外れますか?

ノーです。

?

田中は経済的に家族を救うために犯罪を犯しましたか?

イエスノー、経済的に救う、と言う言い回しが非常に難しいです。

?

田中は誰かに自分の存在を知らせたいですか?

イエス!GJ!

?

25より それは田中の家族ですか?

イエス!設定では娘です!

?

田中は透明人間ですか?

ノーです

?

田中以外の重要人物は一人ですか?

イエス!

?

離婚相手の娘が虐待されているので誘拐を試みましたか?

ノーです。

?

田中と娘は別居していますか?

ノーです。娘と二人暮らしです。

?

田中は良い所を見せたいですか?

ノーです。

?

娘は犯罪者ですか?

ノーです。それは田中です。

?

犯罪を犯す前の田中は、娘と普通の手段では連絡をとりにくい状態でしたか?

ノーです

?

娘は誘拐されましたか?

ノーです。

?

娘は病気ですか?

そのとおり!さて、田中の目的を含めてまとめてください!

?

核心田中は娘の病気の治療費が支払えないので、薬を盗もうとした。うまくいけばそれを娘に飲ませられるし、失敗しても自分の動機が明らかになれば、人道的措置により娘の治療をしてもらえるハズだと考えた…ですか?

正解でいいかな?

★

答え

*まとめ解説

田中の娘は重篤な病気で、その手術費を募金で集めるために大芝居を打った。
失敗すると分かっていて強盗・立てこもりを決行し、悲劇の主人公を買って出ることで、娘の病気を支援したがる人々の興味を引かせる事にした。

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田中には、7歳になる娘がいる。

しかし、その命の灯火は、今にも消えようとしている。

原因不明の心臓病が、彼女の身体を蝕んでいるからだ。

幼く小さなその心臓には、人工心臓では血栓ができやすくなるリスクが大きく、根本的な解決には心臓移植しかない。

しかし、小さな日本ではドナーが見つかる可能性が非常に低い。

アメリカに渡航してドナーを待つほうがはるかに生存率が向上することも分かっていた。

その費用は3億円。

募金を募ることも当然考えたが、普通にやってちゃ間にあわない事も明白なほど、娘の病状は悪化していた。

田中は一計を案じる。
その策は銀行強盗だった。

もちろん、そんな方法で金手に入るわけがない。

美味く持ち出せたとしても、あっという間に逮捕されてしまうだろう。

だが、田中は全てを想定していた。

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決行当日。

金を受け取る間に、案の定あっという間に銀行を包囲されてしまう田中。

「来たな…。」

銀行に電話がかかってきた。

「恐らく警察だろう。出ろ。」

促された支店長が電話を取る。

「は、はい、ウミガメ銀行です。…け、警察!?」

「代われ。」

電話を奪い取る田中。

『私はウミガメ署強行犯係の班長、イズミだ。お前が犯人か…?』

「絶対に諦めないからな。この金で、命が救える命があるんだ。」

『お前の望みは何だ?聞かせてくれ』

「そうだな、まずはこの電話をそこらじゅうにいる報道陣に聞かせてやれよ。ヨーク聞こえるように、最大音量でな。」

『…分かった。』

「準備をしてる間にヒントをやるよ。ウミガメ総合病院、小児科。」

それだけ言って電話を切る田中。

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十数分ほどたち、スピーカーなどの準備が出来たところでイズミ刑事はもう一度田中に電話を掛けた。

「…準備できたのか。」

『ウミガメ総合病院に問い合わせたよ。娘さん、重たい心臓病なんだってな、田中。』

「そうだ。そしてその治療に3億円かかる。」

『そのために、罪を犯したというのか?』

「こうでもしなけりゃ3億円なんて大金、逆立ちしても出て来やしないからな。」

『それは間違ってる!そんな方法で手に入れた金は使えないぞ!』

「うるせぇ!男手一人で育ててきた娘、俺のサキが、長くて後半年の命なんだよ!それも楽観的な診断結果だよ。明日にも死ぬかも知れねぇんだよ!!!!」

「…だとしても、仮に今、罪を犯して手にした金で生かされた命だ。その事実が娘さんの人生に一生付きまとう!お前は、犯してもいない罪を娘さんに負わせる気なのか!!」

いつの間にかイズミは、銃を構えて田中の背後にいた。

どうやら、電話を掛けている間に潜入してきたようだ。

「…チッ。もう少し、粘れると思ったんだがな」

「観念しろ!」

イズミだけではなく、その部下達数名も田中に銃口を向けていた。
持っていた銃を捨て、手を頭の後ろに組んだ。

「…なあ、イズミさんよ。ここまでの話し、全部マスコミに聴いてもらえてるよな?」

「…ああ。もちろんだ。」

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取調室に移された田中は、イズミに告げた。

「イズミさん、ありがとう。」

「…どういう意味だ?」

「これで、誰か優しい人が娘の手術費用を集めて、助けてくださるでしょう。」

「もしかして、アンタの本当の動機は…。」

「ふふふ。あなたが現場責任者でよかった。」

「…別な形で会いたかった、といわざるをえないな。」

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大々的に報道されたこの事件。

娘の大病と言う動機まで全て、事細かに報道された。

結果、友人達の手により田中の目論見どおり、田中の娘を「救う会」が発足し、あっという間に目標額に達した事で、無事に娘が助かった。

「私、…生きてるよ。パパ。でも、何で一緒にいられないの…?寂しいよ。」

遠く、アメリカの空の下、お世話をしてくれる知り合いはいるとしても、肉親はいない。

サキは毎晩泣いていた。

いくら泣いても、涙があふれ出て止まらなかった。
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