ウミガメのスープ

最後のごちそうさま。

作者: 亜綾

意識を取り戻した後に食べた自分の料理が美味しかったので、男は泣いた。

なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

泣いたのは悲しかったからですか?

Yes

はい

自分の料理とは、自分で作った料理という意味ですか?

Yes ミスリード注意です。

いいえ

男は病気ですか?

NO なんですが……。

いいえ

寝ぼけて作った料理が、真面目に作った料理よりかなり旨くて、何だか悲しくなりましたか?

NO それは確かに悲しいですが。

オカますか?

Yes、YesNO、NO です。

いいえ

男は今後、自分で料理できなくなりますか?

NO

核心死んだ母が憑依、母の味再現ますか?

YesNO 恋人なんですが、正解で。ナイススナイプです。

いいえ

男女一緒に事故にあい、女は死亡、男は意識を失っていましたか?

NO

元恋人の手料理を食べて、彼女が死んだことを悟りましたか?

YesNO 7の通り、元恋人は一時的に男に憑いていました。男はそれに何となく気づきました。 

答え

「元気にしてるかな……」
些細なことから喧嘩に発展して、恋人と別れて3ヶ月。季節の変わり目には必ず体調を崩していた元恋人のことを心配しながら、男は夕食の準備をしていた。
恋人が作ってくれていた御飯とは違って随分と素っ気ない自分の料理にも、もう慣れてしまった。

ふと、立ちくらみがした。
それきり、男の意識は遠のいて行った……。

夢の中にいるかのようだった。

最初に浮かんだのは、恋人初めて出会った日のこと。若々しい恋をしていた頃のこと。
それから、何度もデートを重ねたこと。その後、勇気を振り絞って告白した時のこと。
季節の変わり目が訪れる度に恋人が体調を崩し、いつも必死に看病していたこと。
同じ大学に進んで、一緒に住むようになったこと。

思い出が映画のように流れていった。

最後に、喧嘩して彼女が実家に戻った日のこと。

そして……男の意識は元に戻った。
作り始めたばかりだった夕食は、なぜかすでに出来上がっていた。
何だか懐かしいような気がしてそれを口に運んだ男は、それが恋人が作ってくれていた御飯の味だと気付き……
……もうこの世にはいないんだな、と何となく分かってしまった。

最後のごちそうさま。
いままで、ありがとうございました。
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