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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【正解を創りだす】つないだ手と手(と手)【ウミガメ】

作成者:上3
部屋名: 【正解を創りだす】つないだ手と手(と手)【ウミガメ】
ルームキー:手と手と手
正解を創りだすウミガメ第52弾の結果発表などを行うルームです。

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【問題文】

あるときから、人と握手する時には必ずマジックハンドを使うことにしているカメオ。


その原因となった人物はカメオと一切面識がないのだという。


一体何があったのだろう?

【要素】
1. 味噌汁が重要です。
2. 見えそうで見えません。
3. カメオの髪型が重要です。
4. 洗脳されます。
5. カメオは冬よりも夏の方が好きです。
6. 早口言葉では勝てません。
7. 異国にあこがれます。
8. 最後だと認めたくないです。
9. 余った布を縫い合わせます。
10.高級パンを大人買いします。
11.犬が走ります。
12.弁当箱にバランが入っています。
13.いいことをした後はヨーグルトがおいしいです。
14.3分待ちました。
15.実力は折り紙つきでした。

【投稿一覧】
①イナーシャさん『大怪盗カメオvs猟犬ミソシル』
②胡麻みそさん『眠れる森のカメオ姫』
③かるらえん☆さん『私をジャポンへ連れてって』
④squareさん『天才作家の苦悩』
⑤まりむうさん『復活の第一歩』

現在 上3さん が入室してます。(1人)
【総発言数:3】
[332739]上3
【投票一覧】

しゅぜいさん
(1)一番好きな解説文:③かるらえん☆さん『私をジャポンへ連れてって』 カッパという一つの事に色々な要素がつながるのが「あ~確かに~!」という感じで面白かったです。特にカッパの水かきとマジックハンドとのつながりがすごくツボに入りました。 (2)一番組み込むのが難しそうと思った要素:13.いいことをした後はヨーグルトがおいしいです。

オットセイ三世さん
(1)まりむうさん。/解説がコンパクトにまとまっており、それぞれの要素もストーリーに組み込んでいる。そして、マジックハンドで握手をする理由も、食中毒でやらかしたら過敏になるよな、という料理人ならではの納得感があった。(マジックハンドに菌がついてたら詰むけれど…)
(2)要素12が難しそう(というかうまく組み込めず挫折しました…)

まりむうさん 
解説文:『天才作家の苦悩』、問題の続編という考え方が面白かったです。
難しかった要素:13

立派なうさぎさん
(1) かるらえん☆さん(理由・カッパ要素が好きなので) 
(2)6の早口言葉には勝てません

かるらえん☆さん(1)⑤まりむうさん『復活の第一歩』
黒い陰謀に知らない所で巻き込まれたカメオが、誰も恨まず前向きに人生を切り拓いていく姿勢が印象的です。
第三者である読者には真相がわかっているからこそ、真面目な料理人カメオが愛おしくてたまりません。
(2)13.いいことをした後はヨーグルトがおいしいです。

エルナトさん
(1) 一番好きな解説文1つ。できれば理由も。(自薦可)
どれも非常に面白かったですが、バランの使い方と個人的に問題文の解答として一番しっくり来たという点で、
こちらに投票させて頂きます。
②胡麻みそさん『眠れる森のカメオ姫』


(2) 一番組み込むのが難しかった、または難しそうと思った要素1つ。
個人的には12のバランかと思っていましたが、案外皆さんさりげなく(いや違和感はありますがw)入れているなと思いまして、
むしろこちらの方がなかなか違和感が強いなと思いましたので↓のに1票入れさせていただきます。

13.いいことをした後はヨーグルトがおいしいです。

squareさん
(1)好きな解説文
イナーシャさんの『大怪盗カメオvs猟犬ミソシル』
<理由>
要素を無理なく組み込みつつ,読みやすい分量でありながら
「洗脳されている(4)→真犯人は別にいる(自身の質問内容)→最後だと認めない(8)」のオチは見事だと感じました。
問題文として問われているカメオが主人公サイドではない,というのも斬新な案だったと思います。

(2)最難関要素
私squareの「弁当箱にバランが入っています」に入れます。
<理由>
5作品を見て,誰も上手く組み込めていないように感じたのがコレだからです。


イナーシャさん
(1)④squareさん『天才作家の苦悩』
他作者さん、それも今回進行担当の上3さんの作品に、上手い事要素を当てはめてるなぁ、と。

(2)12.弁当箱にバランが入っています。
[17年10月08日 01:17]
[332487]上3
『天才魔法使いの受難』 作:上3
カメオは普段、弁当箱にご飯と味噌汁①を一緒に入れている。しかしそれらが混ざってしまうことはないのだという。
その理由は簡単だ。弁当箱に入った1枚のバラン⑫。これに魔法をかけることで、ご飯と味噌汁を完全に区切っているからだ。そう、カメオは魔法使いである。
カメオの魔法の実力は折り紙付き⑮であり、同期の魔法使いとは一線を画している。しかし、そんなカメオにも弱点がある。カメオはとにかく滑舌が悪いのだ。カメオは魔法では勝てても、早口言葉では勝てない⑥。
特にひどいのが「マジックハンド」。マジックハンドとは、見えそうで見えない手を出す②という魔法であり、これは一人前の魔法使いが握手する時の作法でもある。
このマジックハンドを発動するには、早口言葉めいた呪文を詠唱する必要があるのだが、カメオは滑舌が悪いので上手くいかず、いつも角刈り③になる魔法を自分にかけてしまう。
そのため、カメオは魔法の練習そっちのけで、年がら年中早口言葉の練習ばかりしているのだった。そのため、乾燥して唇が切れやすい冬は嫌いに⑤なったのだという。
そうこうしているうちに、魔法の実力で遅れをとっていた同期たちははマジックハンドを次々と習得していく。特に習得が早いのは英語圏の魔法使いだ。そもそもマジックハンドに使う呪文は英語圏の魔法使いにとっては普通の発音であり、カメオは英語圏の人々を恨めしく思っていた⑦。日本の魔法使いも続々と習得していく中、このままでは自分が最後になってしまう。プライドの高いカメオはそれを認めたくない⑧。
そこでカメオは通信教育を受講しはじめ、人知れず早口言葉の特訓をすることにした。
配布されたテキストの早口言葉は少し変わっていた。しかし一日でも早く言えるようになりたいカメオはとりあえず練習を始めた。
「あのアイヌの女のぬう布の名は何?あの布は名のない布なの、あのアイヌの女のぬう布の名は何?あの布は名のない布なの...」
カメオは気づいていなかったが、実はこの早口言葉は受講者を洗脳するためのものだった。カメオは徐々に洗脳されていき④、余った布を見つけては縫い合わせ⑨始めるようになってしまった。
一ヵ月後にはカメオは完全に洗脳されており、通信教育業者と同じグループの通販サイトで高級パンを大人買いする⑩始末であった。
そんなある日、カメオが道を歩いていると、なにやら叫んでいるおばあさんに出くわした。
見ると、飼い犬にリードを振り切られて逃げられてしまっている⑪。
急いで犬を追いかけるカメオ。しかし犬は早い。もう少し手を伸ばせば捕まえられるのだが......
そのとき、思いがけずカメオは呪文を口にしていた。
「gnp3qh3q4jgajgb:3qahj:(早口言葉めいた呪文)!」
するとどうだろう。カメオから見えそうで見えない手が出ているではないか!
どうやら通信教育は洗脳ではあったが、効果もあったようだ。無事に犬を捕まえて感謝されたカメオは、おばあさんにヨーグルトをおごってもらった。
いいことをした後はヨーグルトが美味しい⑬とはいうが、この美味しさはそれだけではない。カメオが魔法使いとして一歩成長した瞬間であった。
―後日、カメオの口座にクレジットカード会社から請求が来ていた。その内訳は1割が通信教育の受講料、9割が毎日のように大人買いしていた高級パンであった。とても払える金額ではない。カメオはあわてて電話をかけた。
「どうにか支払いを待ってくれませんか?」
「そこまで言うなら待ってやろう、ただし3分だけな⑭」
【完】
[17年10月06日 19:09]
上3さんが入室しました。
ウミガメのスープを一つください。[17年10月06日 19:06]