『イヤアアアアアーーーーーーーーーーッ！！！！！！！！！！』

『明日の遠足、楽しみだなぁ♪』



遠足前夜、ウキウキの亀太郎は居ても立ってもいられず、窓を開けてみた。



ザアアアアアアアアアア！！！！！







『イヤアアアアアーーーーーーーーーーッ！！！！！！！！！！



な…何で！？ さっきまで全然降ってなかったのにいいいいい！！！！！(；□；)』



突然の雨に亀太郎は明日の遠足が中止になってしまうんじゃないかと絶望したが、

すぐに開き直り、



『…よし…こうなったら…！！！』



亀太郎は部屋のベッドのシーツをはぎ取り、シーツの中央にサッカーボールをくるんで、小屋から持ってきたロープで部屋に吊るした。



『よし、出来た！！！

この特大てるてる坊主を吊るしておけば明日は絶対晴れるぞぉ！^^』







そして数分後、



亀太郎の家の傍を通っていた通行人は見た…



雨の降りしきる夜…

窓の閉まった民家の一室…

部屋の灯りでカーテンに映し出された…



首を吊ってプラプラ揺れる



人の影……………







『イヤアアアアアーーーーーーーーーーッ！！！！！！！！！！』







通行人はすぐさま警察に通報した。







数分後、家に警察が来た。

突然の事でビックリし、何事かと焦り戸惑う母。



警察は通報があった旨を簡潔に伝え、

母と共にすぐにその一室へ向かった。



母『む、息子の部屋です！



か、か、亀太郎！？ いるの！？ ぶっ、無事なの！？



開けるわよ！！！！！』







ガチャ…











『イヤアアアアアーーーーーーーーーーッ！！！！！！！！！！』