それいけ！親切な魔法使いさん

どうしてなのです？



なぜ？人外の善意を拒むのですか？







白雪「だってそれ『毒りんご』なんでしょう？食べたら死んじゃうじゃない！！」



天童魔子「死にますよ？けれど『王子のキス』で目覚める魔法が込めてあります。



いわば仮死状態なのですよ」



白雪「・・・肝心の王子様にはいつ会えるのよ？」



天童魔子「1000年後にこの国の王子が噂を聞きつけやってきますのです」



白雪「眠りの森じゃん！身体が腐る！そんなに待てない」



天童魔子「大丈夫なのです。人魚の肉を食わせておくので800年くらいは平気なのです」



白雪「不老不死はロクなことがないからダメ。私を直接王子様のもとへ連れて行ってよ」



天童魔子「仕方ないのです。では助けた亀で竜宮城を経由して・・・」



白雪「未来の王子様じゃなくて現代の王子様のもとへ連れてって！かぼちゃの馬車とかないの？」



天童魔子「oh～ハロウィンに使ってしまいまし・・・桃の潜水艦とかじゃだめです？」



白雪「桃たろじゃん！素敵な王子様に会いたいの！」



天童魔子「oh！なんと強欲な！あ～言えばこ～言う、それならいっそ蝋人形に変えてやるのです」ヽ(`Д´)ﾉ



小人「おい！そこのお前！うちのお嬢に何してるんだ！」



(;ﾟДﾟ)!



ぞろぞろと集まる厳つい顔の小人たち。



魔法使いさんは有無を言わさず取り囲まれてしまった。





ルシファー（小人）「あぁ！なんだこれは～」

レヴィアタン（小人） 「毒りんごだぁ？」

サタン（小人）「お嬢の命狙ってんのはおどれか！」

ベルフェゴール（小人）「ふざ

マンモン（小人）「ふざけんじゃねえぞ！」

ベルゼブブ（小人）「ちょっと面貸せや！」

アスモデウス （小人）「痛い目見んとわからんようじゃのう」



((((；ﾟДﾟ))))ohohoh



結果鉄の靴で踊り狂ってなんとか許して頂けました。