プレゼントボックスの包みを破ると、中には一人分の小さなホールケーキ。
そして少し考え、私はケーキを床に叩きつけた。
どういうことだろう?
一人分、つまり彼が来ないことに腹をたてましたか?
NO!別に彼が来なくともどう思うことはないでしょう [良い質問]
ちょっと待て!部屋の鍵は閉まってるし彼に合鍵なと渡していない!ってか彼はたんなる友達で恋人じゃない!どうやって部屋に入ったんだ! ますか?
NO!彼とは友達や恋人の関係ではありません [良い質問]
怒って叩きつけましたか?
YES 怒って、の解釈で問題ありません
誕生日1か月前だし!ついでに賞味期限も過ぎてるし!ますか?
NO!誕生日は過ぎておらず、且つケーキも賞味期限は過ぎていなかったでしょう [編集済] [良い質問]
望んだプレゼントではないことに怒りましたか?
NO!そもそもプレゼントなど望んでいませんでした! [良い質問]
彼は宅配便のお兄さんで単にお届け物を届けただけですか?
NOです、すみません。彼はケーキを宅配で送っただけです。 [編集済] [良い質問]
ケーキに異常な数のロウソクがさしてありましたか?
YESNO どちらでも構いません。
非現実要素はありますか?
NO! ありません。
彼と私は恋人同士ですか?
NO!ついでに言えば友達でもありません。 [良い質問]
自分宛てにケーキを送るも実際に届いたときの酷い虚しさに、こんなことを考えた自分に腹が立ちましたか?
NO。
付属のローソクの数を間違えていましたか?
YESNO どちらでも構いません。
彼は荷物受け渡しの際、私の癇に障る事をしましたか?
NO。彼はクール便でケーキを届けただけであり、ケーキを渡しに行ってはいません。
父親が娘にケーキを贈りましたが、娘は自分を祝ってくれる友人や恋人もいないと思われてる事に腹を立てましたか?
NO! 腹を建てた理由は違いますが、男と女の関係は近いですね。ざっと言えば母と息子です。 [良い質問]
ケーキの上のプレート(○○ちゃんhappy birthday!とかの)は関係しますか?
うーんNO。ただ「誕生日おめでとう」とは書かれていました。
私は彼のことを知ってますか?
YES!13参照。
息子は勘当されていますか?
勘当、ではありませんが・・・。もう何十年も会っていない位の仲ではあります。 [良い質問]
さんざん迷惑をかけて出て行ったくせに、今頃ぬけぬけとプレゼントなんて!ですか?
NO。
ケーキよりもあんたの顔見るのが一番のプレゼントだよ・・・ ですか?
NO。
ほかの方法で誕生日を祝ったとしても女は怒りましたか?
YES!ある一定の条件があれば、女は怒ったでしょう。 [良い質問]
母は息子から届いたケーキが手作りだったのを見て、大嫌いな嫁が作ったケーキだと確信して床に叩きつけましたか?
YESNO 母と息子以外に重要な人物は登場しません。
プレゼントBOXには、ケーキの他に何か入っていましたか?
NO。ケーキだけでした。
ケーキが近所のパティスリーの物だったので、母「お前、近所に住んでるんじゃん!?」と、怒り爆発しましたか?
NO。
息子は何らかの理由で母に会うことができませんでしたか?
NO!会おうとすれば会うことは出来たでしょう! [良い質問]
息子は犯罪を犯していますか?
YES!そのうちにその罪もバレてしまうでしょう。他の重要人物がでてこないとしたら、その罪とは? [良い質問]
実家に空き巣に入りますか?
NO。窃盗ではありません。
ヒントより 息子の「殺人未遂」の相手は、母親ですか?
YES!! [良い質問]
遺産狙いの毒入りケーキですか?
ナイススナイプ! [正解][良い質問]
そろそろ私の最後も近いだろうと思える歳になった。
今日は私の誕生日だ。だが、祝ってくれる人は誰もいない。夫もすでに居ない。老後の独り身は何かと寂しいものだと痛感する。
いよいよ昼餉を作ろうかという頃、チャイムが鳴る。
久々の来客かと胸が少し踊ったが、玄関までゆくと只の宅配便であった。
悄然としてうつむく。が、思えば何かを注文した覚えなどこの身にない。
新手の詐欺かと思い、差出人を確認すると、それは私の息子の名前だった。
わざわざクール便で送ってきたのだから中身は食品だろう。
受け取らぬのは宅配が困ると思い、荷物を受け取った。
荷物を受け取り中身を確認すると、それは小さく「誕生日おめでとう 息子より」と書かれた小さいホールケーキ。
私のことをまだ覚えていたのか、とすこし目が潤んだが、なぜクール便でケーキを届けたのか疑問に思う。
普通なら、家まで来て祝いをするだろう。嫌いな母への当て付けのつもりだろうか。いや、そんなはずなど無い。それならわざわざケーキを寄越す理由が無い。他に理由があるとすれば・・・?
そうか。
保険金目当て、か。
ケーキに毒を入れ、私を殺そうとしたのか。
阿呆が。
そもそも検死で服毒死と判断され、殺人事件だと認定され、そのうちに捕まるのはわかりきっていること。
はあ、と深くため息をつく。そしてその悪意の塊を床に叩きつける。私は彼にひどく憤りを覚えた。その欲深さはあまりにも図々しい。
やはり蛙の子は蛙なのだろうか?私もこんな時があったものだ。
・・・いや、それももう過去の話。
今更思い出す必要もないだろう。
さて、昼餉を作らなくては。
腹が減っては戦はできぬ、だ。決戦の日はそう遠くない筈。
ああ、この先が楽しみで楽しみで仕方がない。
まだまだ最後の時は先。息子の迎える結末を見ずに、最後など迎えられるものか。
【主要人物】
・母・・・物語の主人公。かなり年を食っている。息子からケーキを受け取るが、そのケーキを口にせず床に叩きつけた。
息子が自分のもとへ来るとも来ずともどう思うことはない。そもそもプレゼントは望んでいない。
ある条件が合えば、彼女は息子のプレゼントに怒った。
・息子・・・女にクール便でケーキを送った。しかしそれは喜ばれなかった模様。
彼は犯罪を犯した。その罪とは「殺人未遂」である。
【重要事項】
・ケーキ・・・男が女にクール便で届けた。女の誕生日にあわせて送ったよう。
彼女を殺すために毒が入っていた。
・二人の関係・・・母と息子。もう何十年も二人は会っていない。
・男がケーキを送った理由・・・そもそも誕生日を祝うつもりはなく、別の理由があった。
→母を殺して保険金を貰うため。
【物語の背景】
・舞台は現実世界。非現実要素はない。
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