注意を繰り返しても反発してきかない彼女に、教師たちは手を焼いていた。
ある日の授業中、彼女はクラスメートの友人と騒がしく談笑を始めた。
突然、彼女は注意された。
すると言い返すこともせず、素直に黙ってしまったのだ。
いったい、どうしてだろう?
彼女は生徒ですか?
YES 生徒です
犯罪は関係ありますか?
NO 犯罪ません
彼女は勘違いをしていますか?
NO していません
彼女に注意した相手は教師ですか?
NO! 教師ではありません [良い質問]
言い返す事が物理的に出来ませんでしたか?
NO 言い返すこともできました
彼女に恋人はいますか?
YESNO いてもいなくてもいいです
手を焼いていたとは実際に火炙りしましたか?
NO 炙りませんw
当時彼女は喋れない状況でしたか?
NO 直前まで喋っていたのです。注意されたときも喋れます
うるさいと注意されたのですか?
YES そうですね、だから「静かに」というニュアンスの注意です
クラスメートも皆黙りましたか?
YESNO 少なくとも彼女と喋っていたクラスメートは黙りました! [良い質問]
彼女に注意をしたのは彼女と話していたクラスメートですか?
NO 違います! [良い質問]
注意したのは生徒ですか?
NO! 生徒ではありません [良い質問]
注意したのは談笑していた友人ですか?
NO! 違います [良い質問]
好きな人に言われたので素直に従いましたか?
YESNO 好きな人というのは少し違いますが…
授業参観日に母参上いますか?
NO 授業参観ではありませんが、彼女を注意したのは…! [良い質問]
彼女を注意したのは親ですか?
YES! 母親でした! [良い質問]
その日学校では特別なことがありましたか?
NO 特に何もないです
授業は教室で行われていましたか?
NO! 教室ではありません! [良い質問]
15より 彼女が隣を見ると、そこには高校の編入試験に受かり、制服を着た母親の姿が…ですか?
NO 母親は入学ません
一行目は重要ですか?
YES! 重要ですね [良い質問]
彼女は家では猫を被っていますか?
YES 多少は被っているかもしれません。少なくとも家の中では問題を起こしません! [良い質問]
彼女が小学生であったら成り立ちませんか?
YES あまり成り立ちにくいと思います
運動会で父激怒ですか?
NO 運動会ません
彼女の家は学校のすぐ横にありますか?
YESNO どこにあるかは重要ではありません
彼女は仮病で学校を休み、電話でクラスメイトと談笑していますか?
NO ですが、クラスメートとは電話で談笑していました! [良い質問]
彼女は課外授業の時に偶然母親に会いましたか?
NO 課外授業ではありません
彼女は授業に参加していましたか?
YES 授業を受けていました
授業は学校の授業ですか?
NO! 学校で受けていたわけではありません。しかし内容は学校の授業となんら変わりません [良い質問]
「学校」は通信学校ですか?
YES! 通信の学校でした(しかしここで扱われるものと一般的なイメージとは違うかもしれません) [良い質問]
娘のケータイに母が混線してきましたか?
NO そうではありません
体育の授業で校庭にいましたか?
NO 校庭ではありません
授業は母親と一緒に参加していますか?
NO 母親は受けていません
彼女の母親は、度重なるトラブルにより学校に呼び出されましたか?
NO 呼び出されません
28より 塾をサボっていますか?
NO サボりません
母は学校の職員ですか?
NO 普通の主婦ということで。あまり重要ではありませんが…
場所は高校ですか?
NO! 高校ではありません! [良い質問]
29より インターネットで授業を受けていましたか?
YES! ネットの授業でした! [良い質問]
彼女は自宅にいますか?
YES! 自宅です! [良い質問]
彼女は自宅で通信教育を受けながら、友達と電話で盛り上がっていた。その現場を母親に見つかり、素直に謝りますか?
YES! 正解! [正解]
29より某東進のような、パソコンで行う通信授業ですか?
YES! そんな感じの授業でした [良い質問]
英会話の授業ですか?
NO 一応数学でした
家ではいい子。家で母に叱られたためショボン(´・ω・`)ですか?
YESNO 別にいい子ぶっていたわけではありません。迷惑をかけたことに対してショボン(´・ω・`)なのでした [良い質問]
母親は家にいる時は全裸でくつろいでいますか?
YES としておきましょうw
言い返せないのではなく言い返す価値もないのですか?
NO そこまで非道な性格ではありませんw
勉強することに抵抗はない。
わざわざみんなが教室に集まって、仲よく机を並べるシステムに疑問を常々抱いていたのだ。
規則や束縛も多いのに、はたして学校にはそれほど行く価値はあるのだろうか。
常々ばかばかしいと思っていたカナミは学校そのものが大嫌いだった。
そもそも勉強するだけならば家でもできるじゃないか。
そう考えたとき以来、カナミは学校へ行っていない。
両親もしっかりとカナミの考えを聞いて話し合った。
わりと物分かりのよい両親は、ある条件のもとカナミの言い分を認めた。
学校には行かなくてもいい、そのかわり勉強はしなさい。
家に居ながらにして、ネット通信で授業が受けられる制度があった。
毎日ログインすれば、それが出席となる。
また、朝から夜まで、その日に決められた授業が流され、何度でも確認できた。
学校嫌いのカナミに、まさにうってつけの制度だった。
ネット上だが、クラスもあれば、担任もいる。
ただ勉強するだけではない。登校不要の学校だ。
カナミもクラスメートの一人と仲よくなった。
ネット上や電話でしか接することはない。
ある日の夜、カナミは数学を受講していた。
するとケータイに着信があった。クラスメートの友人だ。
「もしもし」
「あ、カナミ?今日の数学わかる?もう意味わかんなくって」
「ああ、うん。どこがわからないの?」
「えっとねー」
授業でわからないことがある、そんなよくある相談だった。
初めは真面目に勉強の話をしていたが、次第に雑談へと移り、あまりに面白くて大笑い。
そのとき。
トントン、と部屋のドアがノックされた。
「カナミ、何時だと思ってるの?静かにしなさい」
「あ、はーい。ごめんね、お母さんに注意された。じゃあ、今日はこれで」
「うん、わかった。ありがとね。それじゃ」
電話を切った。
そして、もう少し今日の授業を復習しようと机に向かうカナミであった。
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