そんな彼は同じリーグのプロ野球史上最高の投手と呼ばれる男との対戦を熱望していた。
投手は30も近くなり、身体、技術、精神力の3つが最も調和のとれた全盛期を迎え
偉大な記録を次々と打ち立てていた。
だがそんな全盛期の投手も打者とだけはまともに勝負しようとしなかった。
ごく稀に対戦機会があると彼は絶対にバットに届かないようなボールを投げたり
はたから見ても力を抜いたのが丸わかりな馬鹿にした投球をし
打者を愚弄し続けた、彼の心は怒りに染まりより打倒投手の気持ちを強くしていく。
だが彼と同じように怒ってくれるものは誰もいなかった。
ある日、打者は投手の投げたボールを思いっきり一閃しボームランを放った。
しかしこの事は賛否両論を巻き起こした。
だが打者と投手の今までの経緯をとあるテレビで放送すると
ほとんどの人間は打者に対して好意的な意見を持つようになった。
だが最初から最後まで投手は一切批判されることは無かったという。
一体なぜだろう?
【ウミガメ】
最強の投手と最強の打者、果たして勝つのはどちら?、納得できない結末の謎を暴け!
腹いせにピッチャー返しをしたらホームネットまでぶっ飛びましたか?
no、打者「おいおい、いくら俺でもそんなパワーないぜ」
バットの長さがめちゃくちゃ長かったですか?
no、打者「普通のバットで打ってやったぜ」
あまりのデカさに体がストラークゾーンを覆ってしまい転がすか、ボールにするしかなかったのですか?
no、打者「俺は普通の人間だぜ」
テレビで放送された『今まで経緯』とは、問題文に載っている事ですか?
yes、打者「チッ、余計な事しやがって」 [良い質問]
投手は複数いたので特に批判はなしですか?
no、打者「俺が認めるのはアイツだけだぜ」
ボームランとはロケットダッシュの事ですか?
監督「ばっかもーん!こんな簡単な間違いしおって、2軍で出直してこい!」 [良い質問]
彼とは打者のことであり文中は全て同一人物ですか?
no、『ごく稀に対戦機会があると彼は絶対にバットに届かないようなボールを投げたり』の彼は投手です、投手と打者は一人づつです [良い質問]
打者はもう結構な歳ですか?
no、打者「俺を爺扱いするな」
打者と投手はかなり年が離れていますか?
yes、テレビ局のディレクター「そうなんですよ、それがこのニュースのミソでしてね」 [良い質問]
打者の打順は関係ありますか?
no、打者「俺がいつも4番だってのは当たり前の事だろ?」
投手は抑えですか?
no、投手「基本先発でやってたね」
ホーームランは実際に打たれましたか?
yes、打者「おおよ、でっかいホーーーームランみまってやったぜ」 [良い質問]
「とあるテレビ」とはG贔屓のアソコですか?
no、ディレクター「いえいえ私こういうものでして」名刺をさしだしてきた! [編集済]
重要な登場人物は打者と投手の2人だけですか?
yes、打者「俺が認めるのはアイツだけだしな」 [良い質問]
打者がホームランしたボールは、正式な試合で投げられましたか?
no、とある解説者「喝だ!!何考えてるんですか打者の彼は、やっていい事とやって悪い事の違いを教えてくれる人間は居なかったんでしょうかねぇ」 [良い質問]
打者がホームランを打った時、打者はバッターボックスにいましたか?
yes、審判「確かに彼はバッターボックスに立っていたよ」
打者はお子様でしたか?
どちらともいえる、打者「確かにあのころは俺もお子ちゃまだったなぁ」 [良い質問]
打者と投手はそれぞれ違うチームに所属していますか?
yes、プロ野球ファン「○○と××がどのチームかだって?、そんな事も知らないなんて変わってるね」
この凄腕の投手以外の投手は、打者と勝負できましたか?
yes、打者「まぁ皆本心では勝負したくないだろうがな、俺が打つに決まってるから(キリッ」 [良い質問]
引退した父親のセレモニー投球を打ちましたか?
no、投手「とんでもない!彼と血縁関係なんてないよ、まぁセレモニーってのは正しいけどね」 [良い質問]
15より 打者は引退していますか?
no、打者「おいおい、勝手に引退させるなよ」
打者は年配で、かつては史上最高の打者と呼ばれて「いた」(過去形)が、もう年配で、投手はそれを気遣ってまともに勝負していないのですか?
no、投手「対戦相手に気遣ったことなど今まで一度もないね」
投手のほうが年上ですか?
yes、野球ファン「そりゃそうでしょ、投手さんの活躍は野球知らない人の間でも常識でしょ?」 [良い質問]
投手が大リーグに移籍するので、記念にやった始球式の球をホームランしたのですか?
no、ディレクター「始球式ってのはあってますよ!」 [正解][良い質問]
佐々岡と村田ですか?
no、記者「その二人にはどんなエピソードがあるんですか?詳しく教えてください!」
全盛期状態の投手と試合しましたか?
no、とある野球ファン「全盛期の投手が相手してたらホームランなんて打ててないよw」別の野球ファン「はぁ?打者が打てないピッチャーなんていないっつうの!」 [良い質問]
投手はヨボヨボになりながらも一球入魂しマウンドで立ち尽くしたまま逝きますか?
no、投手「確かにマウンドで死ねるなら本望だけどね(笑)、まぁこの有様じゃヨボヨボって言われるのもしかたないか」
とりあえずおじいちゃん相手にフルスイングしました?
no、投手「まだおじいちゃんって言われるのには早いと思うんだ」
いにしえの400勝投手金田の始球式を最近引退した松井が打ちましたか?
no、ディレクター「その二人ともを若返らせた感じが一番近いかなぁ」
投手は引退していますか?
no、投手「正式な引退はまだだけど、これが終わったらそうなるね」 [良い質問]
村田は村田でも引退しても140km以上出す村田兆治が始球式で現役選手と対戦しましたか?
no、投手「あの人は本当にすごいよね」
江川と小早川ですか?(江川の渾身の一球を小早川がホームランを打ったため引退を決意した話です)
no、投手「俺は投げれるならいつまでも投げていたいタイプだなぁ」
投手は十年以上打者から逃げ続けましたか?
no、投手「逃げてはいないよ(笑)、できる事なら勝負したかったんだけどね」
打者が初めてボールを触ったのは5歳の頃今は亡き父に連れて行った甲子園だった。その頃全盛期の投手が打ったボームランボールをキャッチした事が打者にとっての野球人生のスタートだった。それから打者はただひたすらに投手との対決を目指して頑張ってきましたか?
no、打者「いいや、俺とアイツの出会いは地元でのことだったな」
またはボールが当たって親父が他界しましたか?
no、打者の親父「勝手に殺さんでくれ」
打者と投手はお互い対決したかったが、球団の意向でできませんでしたか?
no、球団関係者「対戦が実現してくれた方が興業的に考えてよかったんだがなぁ」
投手は打者との対決前に怪我をしましたか?
どちらともいえる、打者「アイツが怪我さえしなけりゃ…」 [良い質問]
打者は長年2軍暮らしでその間故障で2軍で調整登板していた投手と何回か対戦したかいずれも調整登板ということでまともな勝負ができなかった。打者が努力して1軍にあがるころには投手は大けがをして2軍暮らしが続くようになったので1軍での対戦機会がないままだった。そのうち投手は引退を表明。引退セレモニーのある試合での始球式で投げたボールをホームランしましたか?
no、ディレクター「良い線ついてるけどねぇ~、それってちょっと改変しても美談に仕立てにくいじゃない、もうちょっといいネタ探してきてよ、数字取れるようなのをね」
打者はずっと投手と同じリーグの選手でしたか?
yes、野球ファン「その通り!」
投手は元々は本格派だったがケガをしてからは軟投派に方向転換をした。打者はソレが許せなかった。ので、最後の対戦でストレートを投げたのでフルスイングしましたか?
no、打者「すごい投手であってくれたら何でもよかったんだがな」
元巨人のエース・堀内が、「打者」として、元ピッチャー(高校時代)の王貞治の引退セレモニー紅白戦で、約20年ぶりにピッチャーとして登板した王からホームラン打ちましたか?(実話かな??)
no、野球の神様「君たちの世界ではまだ起こっていない出来事とでも言っておくよ、この答えの方がロマンがあっていいだろう?」(要約:実話ではありません) [編集済] [良い質問]
打者は小学生のころに草野球で近所の助っ人高校生投手と対戦し、そこでは軽く投げた投手の球にさえ手も足も出なかった。まもなく投手はプロ入りが決まる。打者はいずれリベンジを果たすと心に誓う。その後、投手が大活躍する間、打者は順調に成長しついにプロ入りを果たした。しかし、二人が対決する直前に投手が怪我してそれは果たせずじまい。そのまま投手は引退を決意し、引退セレモニーで始球式のボールを打者に投げ、打者はそれをホームランし「あの時の借りは返したぞ」と、いうことですか [編集済]
正解にしようか迷いましたが問題の5行目に当てはまるようにちょこっと変えてみてください [良い質問]
試合はテレビ番組の企画でしたか?
no、ディレクター「いいね!その案いただき!」
投手は次にホームランが打たれたら引退すると宣言していましたが、誰にもホームランを打てずもう老年。投手を引退させる為に始球式でホームランを打ちましたか?
no、打者「もしそうなら普通の試合で楽にさせてやるぜ」
42 近所のプロに高校球児が勝負を挑むも、プロアマ協定のため本気勝負してもらえませんでしたか?
no、投手「そういやそんな決まりあったnゲフンゲフン!相手はまだほんの子供だったし大丈夫だよたぶん!」 [編集済]
投手と打者とまともに勝負できなかったのは打者が子供で球がストライクゾーンに入らなかったためですか?
no、投手「俺の実力なら余裕で入れられたよ、でもね万が一のこともあるだろ?」
打者は投手との対決を夢見てプロになりましたが、投手が怪我したため対決ができなくなりましたか?
yes、打者「その通りだぜ、この俺が打てなかった投手がいるなんてあってはならないだろ?」 [良い質問]
20 こんなつもりでした『子供相手なのでおちょくって本気で投げてくれないプロ投手をいつか打崩してやりたいと夢見てたガキんちょがプロ入りし名声を得たが対戦する機会が無いまま投手は引退。悔しいので引退セレモニーの始球式をホームラン』実の親子というのが余計でしたか?
打者「大体そんな感じだぜ」 [正解][良い質問]
東州亀夫 は20半ばの若さで数々の記録を打ち立て
もはや史上最高の投手 だろうと言われているピッチャーである。
今はオフの自主練中、場所は田舎だがのんびり練習するにはいい場所だ。
だが狭い田舎の事、スター選手がいるという噂を聞きつけた
地元の子供たちが遊びに来るようになるまで時間はかからなかった。
練習が終わってからその子供たちの相手をしてやると非常に喜び
毎日のように遊びに来るようになったのだがその中に変わった子供がいた。
子供を打席に立たせて亀夫がボールを投げてやると
普通の子供はこんな球投げてみたいと感動したり
プロってすごいと目を輝かせるものだが
その子は不満げにむっつり黙り込んでしまうのだ
だがその割に誰よりも練習を見に来ることが多かった。
その後も何年か同じ場所で自主練を行ったが
いつもいつもその子は練習を見学に来て
同じようにムッツリしていた。
―数年後―
真「チッ、結局は勝ち逃げってわけかよ」
あの子供・・・いや史上最高の打者 と言われる伊達真 は心の中で悪態をついた。
あれから真はその才能を認められプロ入りし、投手との対決を夢見ていた。
プロ入り前も、プロに入ってからも良いピッチャーは何人も見てきた
だが何度か対戦するうちに彼らをも簡単に打ち崩せてしまう。
彼は自分の才能にたいする満足感に溢れていた
が同時にある種の虚無感も溜まっていくのも感じていた。
彼が人生でただ一人、本当にすごいと思っていたピッチャー
…あの男ならその気持ちを満たしてくれるのではないか
その想いが年々強まっていく。
その男、東州亀夫は真がプロ入りした年に怪我をし
数年間リハビリを続けていた。
普通その年で数年リハビリが必要な怪我を負ったなら即引退だろう。
だがその前年まで常識はずれの成績を収めている彼に”普通”は適応されなかった。
・・・・結論から言うと亀夫は復帰できなかった。
どんな打者にも負けなかった史上最高の投手は怪我に負けたのだ。
幾年もの間重ねたリハビリは無駄なものとなる
その間に、プロ入りした真は史上最強の打者と呼ばれるまでになっていた。
球団関係者は亀夫の貢献に報いるため、引退試合を組んでやりたかったが
それさえも叶わないほど彼の状態はひどかった。
そこでシーズン最終戦の始球式に彼を起用してやる事にした。
対戦相手は真のチームだった、球団職員は亀夫の格に釣り合う相手
史上最高の打者の真に相手を務めてもらうように段取りを組む
それが面倒事を生むことになる事も知らずに。
始球式当日
亀夫の姿を久々に見た真は複雑な心境で悪態をつく。
悲しみとも怒りとのつかない感情が渦巻き気が付いたら
亀夫が投げたボールを完璧にとらえスタンドインさせていた。
通常始球式ではどんな糞ボールが来ても空振りをしないといけない。
このマナーを破った真は各方面から叩かれたが
一部の人は面白い始球式が見れたと喜んだようだ。
その後真の行動を不信に思ったテレビ局は取材をし二人の接点を見つけた
それを多少改変し美談として発表したことで批判は収まる事になった
と言うのが事件の真相だ。
亀夫「そうか、あの時の子供がお前だったのか、なんであんなに不満な顔をしてたんだ?」
真「あれ?顔に出てたのか。あんたが子供相手だからと
怪我させない様に気を使って投げてたのがムカついたんだぜ
別に本気で投げてもらっても打てたのにな」
亀夫「あはは、とんでもない子供だったんだなお前
いや当然か史上最高の打者になるほどの子供だったんだもんな」
真「全盛期のあんたと今勝負したかったぜ・・・」
亀夫「・・・俺の息子が来年プロにはいる、親のひいき目かもしれんがアイツは俺以上の投手になるだろう」
真「あんた以上の投手ねぇ、そんな奴が現れるなんてありえねー、期待しないで待ってるぜ」
その後、史上最高の投手と打者の名勝負が繰り広げられることになったという。
ディレクター「ウチの局で放送してるからぜひ見てね♪」
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。