「実は・・・・・・・なの。だから、ごめんなさい!」
「え、なに?よく聞こえないよ!」
聞き返した私は、何もかもを理解し、それを受け入れた。
とある部屋の中から何かをなめる音と女の声が聞こえる。
「ああ、いいわ。…でもあなたよりもっと好きな人がいるの…」
翌日部屋の中から男2人が出てきたが、女は中にも外にも居なかった。
何があったのだろう?
【ラテクエ27 選考問題、ツォンさんとネリア♪さんの出題をミックスしてのリサイクルです】

ツォンさんとネリア♪さんの出題をミックスしてのリサイクルです

女の声は、その部屋にある機械から聞こえてきましたか?

NO!

私は、知人が言った言葉を聞きましたか?

YES

部屋の中で性転換しましたか?

NOおおおお!

登場人物は3人ですか?

YES ただし… [良い質問]

「ああ、いいわ。~」は女のセリフですか?

YES 女のセリフです

文中に人間でない人物(?)がいますか?

YES!!!! [良い質問]

一行目の知人は、翌日部屋から出てきた男二人のうちの一人ですか?

NO!

女の声は男が発していましたか?

NOおおおおお

この問題文から言葉遊びいっていますか?

NO!

知人=女ですか?

YES! [良い質問]

5行目の部屋と7行目の部屋は一緒の部屋ですか?

YES 後半部分の「部屋」は同じ場所です

女は猫又の類ですか?

YES!? なんでいきなりわかった!? [編集済] [良い質問]

人死にますか?

YES! ただし…

女は私に自分の正体を明かしましたか?

YES! 前段はそれで十分です

男2人は猫又を退治しましたか?

NO!!!

部屋の中には、最初は男2人と猫又の女1人がいましたか?

NO!!!!!!!! 重要です! いや、正確にはYESNOかな? [編集済] [良い質問]

翌日男2人が出てきた→このうちの男1人は死んでいますか?

NO! むしろ…

翌日部屋の中に女はいなかったが猫はいましたか?

YES? ただし…! [良い質問]

猫又の女が死にますか?

YES!! [良い質問]

私は男2人の中の一人ですか?

YES!

猫又が言った「あなたよりもっと好きな人」というのが「私」以外の「男」ですか?

YES! [良い質問]

猫又さん、誰か食べちゃいましたか? [編集済]

NOおおおおお!

「私」以外の「男」とは、猫又の飼い主ですか?

NO!

行燈の火が猫又の舐めていた油に引火し、猫又は焼死しましたか?

NO! ちなみに、電話してるから現代ねw

ネズミますか?

NO! ネズミ男でもありません! [編集済]

私は女が猫又であることを受け入れて、それでも一緒にいたいと思い部屋に行きましたか?

YES? ちょっと流れが違うかな? 前段と後段では…

男二人は血縁ですか?

YES!!! [良い質問]

彼女は私を殺そうとしましたか? [編集済]

NO!

猫又の女は「私」以外の男にも、前段のような告白をしましたか?

NO!

「私」以外の「男」とは、猫又の女と「男」との子供ですか?

YES!!!!! もう一人の「男」は、二人の間の子供です! [良い質問]

子供は部屋の中にいたときは、胎児の状態でしたか?

YES!!!! [良い質問]

部屋の中で、猫又の女は体に子供が宿ったことを告白した。部屋の中で子供を産んだが、女は母体が耐えられなくなり死亡。部屋から出てきたのは残された「私」と、「私」と猫又の間に出来た子供だけだった、ですか? [編集済]

YES! 正解!! [正解]

猫又の女は妊娠したが、出産は危険と思われた。「私」は出産をあきらめるよう言ったが、女は「私」より「もっと好きな人」である子供のために出産し、死んだ、でしょうか?

同じく、正解! 「もっと好きな人」の解釈もバッチリです! [正解]
つい先日、それとなく好きだということを伝えたばかりのことだ。
「実は・・・・・・・なの。だから、ごめんなさい!」
「え、なに?よく聞こえないよ!」 聞き返すと、彼女は涙ながらに繰り返した。
「実は私…ネコマタなの。人間じゃないの!だから、ごめんなさい、あなたとは付き合えないわ…!」
私は、何もかもを理解し、そして受け入れた。
「…薄々、気づいてたよ。でも、そんなの関係ない!人間でも猫でも妖怪でも、私は君が好きだ!」
「…! 本当? うれしい…!」
そして、時は流れ…
「どうだい?体調は」 「そうね… ”私は”、もう駄目みたい…」
「何を弱気な…! 丈夫な子を産むんだろ!? …ほら、君の好物のミルクだよ」
ミルクを皿に移すと、彼女は猫のようにペチャペチャと舐めながら飲み干す。
「子供が産まれて落ち着いたら、公園に行こうよ。二人が出会った、思い出の場所。それから海に行って…」
意識して、明るい未来の話をする。彼女が、絶望してしまわないように。
「ああ、いいわ。とても素敵な話ね…でも、ごめんなさい。今は、あなたよりもっと好きな人がいるの…」
「えっ…!?」
「ふふ、別に浮気とかじゃないのよ。…お腹の中の、この子。今は、あなたよりも大事に感じるの…」
「…。」
「だから、ごめんなさい。あなたと一緒に生きる未来より、例え命尽きても、この子を産みたいの」
「…わかったよ、君の決意は。でも… 君も生きるんだ、お腹の子のためにも…!」
おそらく、ネコマタの彼女から生まれてくる子供は、やはりネコマタだろう。
だから分娩は、何も知らない赤の他人に任せるわけにはいかない。
幸い、私は医者だ。必要な設備を整え、出産の時を待った…。
翌日。 彼女は、珠のような赤ちゃんを産んだ。男の子だった。
やはり、生まれた子もネコマタだ。可愛らしい赤子は、猫耳を生やしていた。
そして彼女は… 力尽き、息を引き取った。
妖力を失った体はネコの姿へと戻り、マオという女性の姿は、もうどこにもない。
私は、生まれたばかりの息子をかかえ、部屋を出る。
男手一つでも、きっと立派に育ててみせる。彼女のためにも…
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