決着を付けるため最後の問題を出題した。
僕等は互いにひとつのなぞなぞを出題し交互に回答するという形式だ。
偶然にも問題の内容は同じだったのだが
僕はタイムリミットまで正解を当てることができなかった。
状況を推理してください。
タイトルであって、別にいなくなるわけではありませんよ?
問題の内容は、出題する人によって、答えが変わるものですか?
YES 変わることもあれば変わらないこともあります
知識さえあれば解ける問題だった?
YES? 知っていれば誰でも解けるはず
「僕」の相手は正解を当てることができた?
NO 相手もタイムリミットまで当てられなかった
相手は、僕の恋人。 相手のことをよく知っているかを確かめるために、互いに自分に関するクイズを出し続けている。最後の問題は「最初に僕(私)があなたを好きになったのはいつでしょう?」という質問で、彼女はズバリ当てたけど、僕は当てられなかった? そして罰ゲーム 「じゃあ、罰として私と結婚してね?」 リア充爆発!
NO 恋人ではありませんが・・・ [良い質問]
回答は1つではなく、複数答えなければ、いけないものですか?
NO 真実はいつもひとつ
相手の性別は重要ですか?
YES [良い質問]
タイムリミットは問題を出す前から、あったんですか?
YES 問題を出す前からタイムリミットは存在しました [良い質問]
彼らは、遊び感覚で勝負していますか?
YES
「ザ・ワールドォォォォッ!!時よ止まれっ!!」で、時を無制限に止めたとして、それでも僕と相手は正解を当てる事は出来ませんでしたか?
NO 時間無制限なら当てられるかもしれませんが その行為は無駄無駄無駄無駄無駄!
相手の出した問題と僕の出した問題の内容が全く一緒だということですか?
YES 問題の内容は同じです
場所は重要ですか?
YES わかれば時間制限付きの設定がわかりやすいはずです
もしかして告白現場ですか?
YES!! [良い質問]
「せーのっ!好きな人はいますか?」と同時に質問しましたか?
NO おしい! [良い質問]
DIO「ザ・ワールドの力では、世界を支配する事はできても、心を支配する事はできないという事かっ!?」
YES そういえば相手の精神を支配する能力ってないような 近いところだとヘブンズドアかチャリオッツ鎮魂歌?
「せーのっ!好きな人は誰ですか?」かな?
YES [良い質問]
それか二人の気持ちを伝え終わったあとで「今一番したいことは何?」ますか?
NO そこまで具体的ではありません
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。俺を好きになれ!」と相手にギアスをかけたら、簡単に正解できますか?
YES? 問題の内容でいえばそうなりますが あえてその痛みには反逆させていただきます
僕が正解できなかったのは、相手が答えを偽っているとかですか?
NO 偽ってません
ゲーム世界の話ですか?
NO 現実にあった話です
僕らを見ている、第三者はいますか? [編集済]
NO 登場人物は2人だけです
タイムリミットとは、日単位ではなく、分単位のものですか?
YESともNOとも 2つのタイムリミットが存在しますが どちらか片方わかれば解けるはず [良い質問]
学校の昼休み?
NO 昼休みではなく・・・
タイムリミットの後に、正解しても意味はないですか?
YESともNOとも 人それぞれかもしれません
放課後ですか?
YES 時間帯でいえば放課後 [良い質問]
タイムリミットに第三者は、関わっていますか?
NO 第三者は登場しません
タイムリミットに、時間割は関わっていますか?
NO
この話は、あなたの実話ですか?
NO 友人の実話を元にしてます
状況としては、ちょっと悪いことをしている所はありますか?
NO 犯罪はありません
甘酸っぱい?
YES 私の主観ですが甘酸っぱかったです
タイムリミットは彼女の門限ですか?
NO 門限じゃなくて・・・
タイムリミットは彼女の寿命ですか? 切なひ…
NO それは切ない
それか卒業式ですか?
YES!!! [良い質問]
卒業式の放課後、彼女と会える最後のチャンスに「好きな人は誰ですか?」クイズに答えられない甘酸っぱい二人でFA?
YES!!! ファイナルアンサー!!! [正解]
僕と彼女の家は近く、世間で言うところの幼馴染というやつだった。
僕が彼女のことを好きだと気づいたのは
おそらく卒業と同時にやってくる僕の引越しが決まった頃だろう。
僕と彼女はまだ桜も咲いていない最後の通学路を並んで一緒に帰っていた。
そしてどうせ最後なのだからと思い、自分の気持ちと決着を付けるため
僕と彼女は互いにひとつのなぞなぞを出した。
「「僕(私)の好きな人は誰でしょう?」」
僕たちはずっと交互に 彼でもない 彼女でもない と家に着くまで言い合っていた。
いろんな思い出が頭を過ぎっていたはずなのに、今思い起こせばあの時僕は彼女の顔ばかり見ていた。それは彼女が好きだという男に勝手に嫉妬しながら、やっぱり僕は彼女のことが好きだという名前の付けられない感情からくるものだったのだろう。
長くもあり短くもある通学路は終わりを告げ家が見えてきた、タイムリミットは迫っている、だから僕は彼女に正解を教えてあげた。
「僕が好きなのは君だから」
彼女は少しうつむくと
「私が好きなのは君なの」
あとのことはよく覚えていない、どうやって家に帰ったとかあのあと何を話していたのかさえ
ただ嬉しいという感情だけがいつまでも残っていた。
きっと僕たちは再会できる。
僕らがまだ幼く、何の根拠もないのに
どんな願いでも願い続ければきっと叶うなんて思っていた頃の思い出だ。
友人Nの初恋を参考にしたスープです。
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