る時、女が街中を歩いていると、男が何かを落としたのが目に入った。
女はそれを拾い上げて、男を追いかける。
数日後、この2人は無人島にいた。
いったいなぜ?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【正解を創りだすウミガメ】第二弾です!
この問題には解説を用意しておりません。
皆様の質問がストーリーを作っていきます。
質問は普通のウミガメ形式と同じで、全ての質問にYesと回答致します。
あるいは、「男と女は付き合っている」など、疑問形でない文でも構いません。
今回は、たくさんの方に参加頂くために質問は1人1回までとします。
質問が15に達した段階で、ストーリー作成の質問は締め切り、解説投稿フェイズとします。
全ての質問に合致するようなストーリーを考え、質問欄に書き込んでください。
ネタ設定ももちろん大歓迎です!
みんなで様々なストーリーを考え、みんなで楽しみましょう!
矛盾が発生した場合は雑談欄で編集頂くようお願いし、しばらくしても編集がない場合その質問は無効と致します。
その他につきましては、前回の「【正解を創りだす】落ちてきた男【ウミガメ】」を参考にしてください。
なお、質問欄の文字数制限は全角166文字、半角500文字だそうです。
それでは、皆様のご参加お待ちしております!
※注意)あまりにも解説の幅が狭まる質問はご遠慮下さい。
例)ノンフィクションですか?
【新・形式】【時間制限:1週間】
解説出しました
男は自分の右腕を落としてしまいましたか?
Yes. 落としたものは右腕、と。案外効いてきそうw
女に「お袋の味を頼む」といったら蜂の子を生きたまま出されましたか? [編集済]
Yes. どういうことかわけわからんw
男は人間の言葉を理解し、話せる人間以外のなにかですか? [編集済]
Yes. なにかって何だw 自由度高いけど難易度も高い
女は男に一目惚れしましたか?
Yes. まさかの一目惚れ。恋愛要素が入りました
2人が島に移動した手段は、異なるものですね?
Yes. 2人は別々の方法で島に行ったと。
無人島にいるのは男の計算通り…でしたか?
Yes. こういう微妙なのが使いにくそうw
男は、シーラカンスに乗っていましたか?
Yes. 人間じゃないうえにシーラカンス・・・わや
何かを落とした男と、女が追いかけた男は同一人物ではありませんでしたか?
Yes. まさかの男が2人!これが救いとなるか落とし穴となるか・・・
女はオムライスにケチャップで「だから何ですか?」って書きましたか?
Yes. 安定のTaka。期待を裏切らない。
男は女のことを以前から知っていましたか?
Yes. 一目惚れ以前に?むずいな。
男と女は「かさぶた」に関する話題以外のことでは一生会話をしませんでしたか?
Yes. 蜂の子といいかさぶたといいオムライスといい・・・やべー
モモンガ関係ありますか?
Yes. 今回関係ないワード多いね。やばいね。
みんな野菜を振り回していますか?
Yes. どんな状況だ。
(代理にて)無人島とは名ばかりで、原住民がいましたか?
Yes. あんぱいで申し訳ないです(笑)
(代理にて)田中はでてきますか?
Yes. はい。田中。
俺の名はイコアノ、ラテ王国の特殊諜報部員だ。
まあ、イメージ的にはジェームス・ボンドを想像してくれて構わない。
潜入する各国に彼女を作るようなイケメンだ
これは自慢じゃないが
女に「お袋の味を頼む」といえば
蜂の子を生きたまま出すような国からウォッカが出てくる国までありとあらゆる国に俺の女がいるもんだ。
だが、それもまた仮の姿。
ラテ王国はすでに田中銀河帝国に侵食されており、田中星人(モモンガ型)が乗り込んで操る
ヒューマノイド型ロボ 通称ikoano
それを駆るイケメン、それが俺だ。
(つまり俺はモモンガの姿をしているわけだが、それは秘密だぜ?)
( ಠ_ಠ) [良い質問]
さて、今回の田中皇帝からの指令は、地球のラル国にある無人島を我がラテ王国の領土とし
愚かなる地球人には無用の長物である
レア資源を独占してくることのようだ。
地球人と我々の科学力の差は歴然。
力技で占拠することももちろん朝飯前だが、今はまだ田中帝国の存在を地球人にばらすタイミングではない。
俺はあくまでラテ王国の人間として計略を持って事にあたるつもりだ。
( ಠ_ಠ)
ラル国の姫は14・5の小娘だというのはラテ国に侵入した時から知っている。その上箱入りで世間知らず。
俺のイケメンフェイスを使ってたぶらかして連れだしてしまえば
あとは人質として使うも、洗脳して将来の傀儡とするも自由自在だ。
早速俺は姫に近づく手段を模索した。
ラル国はもうじきネギ祭りを控えている
(収穫祭としてネギを持って国民が一斉にちゃんばらをする祭りらしい。地球人は全く馬鹿ばっかりだ。)
姫も祭りには姿を現すという。
ならばその時にできるだけ目立って気を引いてやろう
( ಠ_ಠ)
~祭り当日~
おいおい・・何がネギを振り回すだ・・確かにネギだが中に鉄パイプやら日本刀やらを仕込んでる馬鹿ばっかりじゃないか
まあいい、それならそれで利用してやるさ。
どうせなら腕の一本でも切り落とされて見せたほうが印象にも残るってもんだろう
その腕に手紙でも握らせて、『あなたに手紙を届けるためならば腕一本など安いものだ』
とでも書き込んでやることにするか。
(地球人ってのはこういうのが好きなんだろう?たしか・・中2がなんとか・・)
( ಠ_ಠ)
こうして下仁田ネギに偽装したチェーンソーを振り回すモヒカン男に腕を切り落とされるイコアノ
狙い通り跳ね飛んだ腕は、街に敷かれたレッドカーペットを歩く姫の目の前に落ちた。
姫はその腕を拾い上げ
姫「こらーー、エンジン付きは反則じゃ!せめて電動にせんかー」
おいおい・・切り落とした方のモヒカン追いかけて行っちまったよ・・
( ಠ_ಠ)
~姫サイド~
数日後:
姫「おや?切り落とされた腕に手紙が・・ なになに・・?」
■■■
あなたに一目惚れした一剣士にございます。
あなたに手紙を届けるためとは言え、
腕ごと送り届ける無礼をお許し下さい
一度お会いしてお話がしたくございます。
姫が毎夏バカンスに行かれますあの無人島のビーチにてお待ちしております。
おいで頂けるようであれば、どこかに「だから何ですか?」とだけお書きください。
2人だけの暗号です。それだけで私には伝わります。
■■■
( ಠ_ಠ)
姫「(トクン)え?なに?これが恋に落ちる音?
わらわが一目惚れじゃと!?というかあんまり良く見た記憶もないのじゃが。わかったのじゃ書くのじゃ!」
こうして姫は昼食のオムライスにケチャップで「だから何ですか?」と書いた
~再びイコアノサイド~
イコアノの体内(正確には中に乗り込んでいるモモンガ)に報告音が響く
『ヒメノ暗号記入ヲカクニン!トイウカ既ニ船デ島ニ移動シタ模様』
おいおい・・えらい気の早い姫だな。だがまあいいちょっと計画は変わっちまったが
姫が無人島にいるのは計算通り。
( ಠ_ಠ)
イコアノは第二世代型惑星間航行用亜光速宇宙船シーラカンス号の中で満足していた。
(あ、ちなみにこの艦をみたアニメ監督(実は田中星人)がデザインしたのが◯ディアに出てくるノー◯ラス号な、古代生物つながりってやつだ)
さて・・待っていてやるはずが、遅れていく形になっちまったが
迎えにいってやるか
砂浜に転送されたイコアノは残った腕を振り姫に歩きよった
気づいた姫が駆け寄る
姫「腕は大丈夫かのぉ?かさぶたになってはおらんか?あれははがすと痛いからのぉ~~」
やっぱりこの姫、頭のネジがどっか抜けてないか・・?
( ಠ_ಠ)
そんなことをイコアノが考えた瞬間、イコアノ内にアラート音が鳴り響く
『WARNING!WARNING! 原住民ノ攻撃ヲ受ケテオリマス』
何・・だと・・・
この反応は!!地球に生息する上位原住民 ぬこ だと!?
や・・やめろ・・義体に侵入するな!!ぎゃーーーーー
こうして、地球侵略を企む田中星人・イコアノは背中の排気口から侵入したネコに食べられ
地球の平和は守られたのだった。
(完)
Ratterさんは本当に凄いですね。この速さでこのクオリティ。感服です。個人的には、姫のおとぼけっぷりが好きです。
①-1
過去編
紀元前5世紀…
男は名をミューと言う。ミューは人間ではない。バンパイアである。
ミューは相棒の田中(小人のおっさん)を連れて、移動手段であるシーラカンスにまたがり、人間の生き血を求めて、ある島に上陸した。
彼はタブーを犯した。そこで出会った人間の娘に恋をしてしまったのだ。娘もまた彼を愛した。しかしバンパイアの世界では人間との恋愛がご法度、二人は一族の長から「かさぶたに関する話題以外話すと死んでしまう」呪いをかけられてしまった。
「今日のかさぶたの調子はどうだ?」「今日のかさぶたは剥がれそうで剥がれませんw」
二人はそれでも仲睦まじく暮らしていた。そんなある日。
( `◔‿ゝ◔´) [良い質問]
①-2
女は夕食を用意していた。女は呪われる前「お袋の味を頼む」というミューのリクエストに、蜂の子を生きたまま出すような破天荒な女だ。今日も古代米をトマトの絞り汁で絡め、その上にダチョウの卵を豪快に焼いたものを載せた“おむらいす"なるものを作った。
料理を目の前にして「かさぶたのせいでお前には苦労をかけるな」とミューがしみじみと言った。
( `◔‿ゝ◔´)
①-3
女はかさぶたにとらわれず、素直な気持ちを伝えたかったので、トマトの絞り汁を使っておむらいすのうえに「呪い?だから何ですか?私は十分に幸せです」と書いた。ミューは嬉しい気持ちとともに青ざめた。ミューの不安が的中した。女は呪いにやられ、死んでしまったのだ。だが女は最後に本音を伝えられて満足そうな顔を浮かべていた。
( `◔‿ゝ◔´)
①-4
怒り狂ったミューは対バンパイア用の武器モーニンニクスター(バンパイアの唯一の弱点であるニンニクの先を紐で縛ったもの)をブンブンと振り回し、バンパイア一族に単身乗りこんだ。他のバンパイアもモーニンニクスターを振り回して応戦するものの、ミューは人間との生活でニンニクに耐性ができいた。全ての同胞をニンニクをブンブンする事で始末したミューは当てもない旅に出るのであった。しょうもないけど続く…
( `◔‿ゝ◔´)
①-5
現代編
西暦2012年…
ミューはバンパイア一族の生き残り。不老不死であり、唯一の弱点であるニンニクを克服した彼は相棒の田中と果てしない旅を続けていた。
「!?」ミューは驚きのあまり、自分の右腕と言っても過言ではない相棒の田中を落っことしてしまった。
その原因を作った女がコッチを見ている。焦ったミューは田中を置いてその場を走り去ってしまった。
( `◔‿ゝ◔´)
①-6
「なんて素敵な人なの…」
ヨシコは偶然街で見かけた男に一目惚れしてしまった。
それもそのはず、ヨシコはミューが以前愛した女の生まれ変わりだったのだ。
ヨシコはミューが落とした人形らしきものを拾おうと近づくが、その人形は走って逃げっていく。
戸惑ったもののヨシコは人形…田中を追って走り始めた。
( `◔‿ゝ◔´)
①-7
「旦那!あの女にそっくりの女が追いかけてきますぜ!」
田中とミューはテレパシーで通じ合っている。
「俺は一旦仮住まいの無人島に戻る、準備したい事があるんだ!また連絡するから捕まるなよ!」
ミューはボートに乗って無人島へ渡り、仮住まいの小屋である準備を始めた。
一方その頃…
逃げる田中!追うヨシコ!ただ歩幅の関係上、二人の距離はどんどん近づき、とうとう田中は捕まってしまった。
( `◔‿ゝ◔´)
①-8
「あなた、いったい何者なの?」
「嬢さん、あたしに付いてくれば分かりやす。ご同行いただけやすか?」
ヨシコは訝りながらも、田中の後を追った。
海辺にそそり立つ崖。そのはるか向こうに小さな島が見える。
「あたしの主人はあの島におりやす。さあ一緒に参りやしょ!」
そういうと田中は風呂敷なようなものを広げ、まるでモモンガのようになった。
「あたしを掴んであの島まで飛んでいくんです。さあさあ!」
「えー、無茶っぽくね?」
しぶしぶ田中を掴んで上に持ち上げてみるとふわりとヨシコの体が浮かんだ!
「さあ、行きますよ!」
( `◔‿ゝ◔´)
①-9
ヨシコは無事着陸し彼が待つ小屋へと向かった。
「ん~、何だかいい匂いがする。なんだろう?」
扉を開けると、机の上に料理の支度がしてある。
オムライスだった。そのオムライスにはケチャップで
「おかえり」と書いてあった。
その文字を見てヨシコは前世の記憶を呼び覚ました。
「ミュー…、ミュー!やっと会えたわ!」
隠れていたミューが後ろからヨシコをそっと抱きしめる。
「・・・かさぶたの調子はどうだい?」
( `◔‿ゝ◔´)
①-10
久しぶりの再開で事に及んだ二人は、その愛の営みを原住民達が覗き見している事に全く気づかなかった。 了
ニンニクブンブンに笑いました。水上さんもこの速さ、内容、さすがです。最後がまさかのちょいエロw
電脳飛行船「かさぶた」
「かさぶた」は超天才型人工知能を持った飛行船。「かさぶた」には意識があり、自我がある。「かさぶた」いわく、「男であり、自ら気に入った人しか乗せず、自由奔放で、空が好き。故に自分に関係することしか人間と話さない。」だそうだ。そんな彼が気に入っている人物がいる。彼を作り出した大天才、田中博士の孫の田中と田中。2人は兄妹だ。そんな2人と「かさぶた」の出会いと別れのお話。
('◉◞⊖◟◉` ) [良い質問]
ある日、田中(女)が歩いていると、上空を優雅に飛行する「かさぶた」がいた。田中(女)が「かさぶた」を眺めていると、「かさぶた」から1人の男がパラシュートを広げて落ちてきた。ドサッ。
田中(女)「大丈夫ですか?・・って、お兄ちゃん⁉何でかさぶたに乗ってるの?」
田中(男)「お・お前!なんでここにいるんだ。お前には関係ない。さっさと家に帰れ!」
('◉◞⊖◟◉` )
田中(女)「嫌だよ!私も乗りたい!初めてかさぶたを見た時から私乗りたかったんだもん!私、かさぶたに一目惚れしちゃったの!だからお願い。」
田中(男)「ダメだ。旅に出たまま戻らねえじぃちゃんとの約束なんだ。お前はダメなんだと。理由は知らねえがな。俺はあいつを追いかける。絶対ついてくるなよ!」
田中(男)は、そう言うと「かさぶた」を追いかけて行った。
田中(女)「やだやだ!絶対乗るんだもん!」
田中(男)の置いて行ったパラシュートを拾いあげると、田中(男)を追いかけた。
('◉◞⊖◟◉` )
自動操縦を終え、自動着陸も簡単にこなす「かさぶた」。そこに田中(男)が帰ってきた。
田中(男)「何故、俺をあそこで降ろしたんだ!」
かさぶた「いやぁね、あなたをあそこで降ろす意味があったからですよ。私の考えが正しければそろそろ・・ほら、あなたの後ろに。」
田中(男)が振り返ると、そこにはパラシュートを持った田中(女)の姿が。
かさぶた「ふふふ・・待っていましたよ。」
('◉◞⊖◟◉` )
田中(男)「かさぶた!どういうつもりだ!」
かさぶた「いえいえ、私は彼女と旅行がしたいだけなのです。ずっと昔から。私は田中博士の記憶を少しだけ入れられています。ですからあなた達に会う前からあなた達のことを知っているんですよ。私はあなた達を気に入っています。さぁ、乗りなさい。空の旅へお連れしましょう。」
田中(女)「やったー!行こう!あの空の旅へ!」
こっそり俺の名前入ってるw3回読んでやっと気づいたw [編集済]
2人を連れて飛行する「かさぶた」。その船内。
田中(女)「ねー、かさぶたは私たちのこと本当に知ってるの?」
かさぶた「ええ、あなたが小さいころ、田中博士に「お袋の味を頼む」と言われたあなたは、蜂の子をそのまま出した事とかも知ってますよ。」
田中(女)「えぇー!そんな事まで知ってるんだ!なんか恥ずかしいな。じゃあさ・・」
ドオォーン!
ぐらつく船内。
田中(女)「えっ?何?どおしたの?」
('◉◞⊖◟◉` )
かさぶた「やっぱりこうなりましたか。すいません。空の状態を把握する事が出来ていませんでした。私の右翼にバードストライクがバードストライクしたようです。不安定ですが、右翼を切り離します。このままでは危険だ。そこに脱出用にパラシュート付きの船「シーラカンス号」があります。それに乗って下さい。二人とも、早く!」
田中と田中はシーラカンス号に乗り込んだ。するとその下の床が開きシーラカンス号は海の上に落とされた。
('◉◞⊖◟◉` )
上空にはフラフラと飛ぶ「かさぶた」を目でおいながら2人はジェットターボ付きのシーラカンス号で目の前にある無人島を目指し突っ走る。少し早く着いた2人は「かさぶた」の到着を待つ。そんな2人の元に大勢の原住民が野菜を持ってやってきた。
長「どうしたのかね?そんな悲しい顔をして。ほら野菜だよ。これでも食べてこう言うんだよ。モモンガ!モモンガ!」
田中(女)「ありがとうございます。でももうすぐここに飛行船が墜落しますよ!皆さん、逃げてー!」
('◉◞⊖◟◉` )
原住民達は上を見た。みるみる近づいて来る飛行船。田中と田中と原住民は持っている野菜を振り回すように避難する。
チュボーン!
墜落した「かさぶた」に近寄る田中と田中。
田中(女)「かさぶた!しっかりして!かさぶた!」
かさぶた「・・ガー・・ガー・・すいません。壊れたみたいです。ガー・・でも、あなたを乗せることが出来てよかった。だけど私もわかっていました。ガー・・あなたを乗せると私の知能に異変が起きるのです。ガーガー・・何故なら・・」
('◉◞⊖◟◉` )
かさぶた「私の知能には田中博士の記憶が入っています。ガー・・どうもあなたをとても愛していたようです。これもあなたを乗せる為・・計算通りですよ・・ガー・そろそろですね。とても楽しかったです。ガーガーガー・・・ガーガー・・愛しの我が愛孫・・」
田中(女)「かさぶたー!」
田中(女)は泣き崩れた。おじいちゃん・・かさぶた・・頭の中がグルグルしている。
田中(女)「お兄ちゃんが言ってた私が乗っちゃダメな理由はこれだったんだ。悔しい・・悔しいよ~!」
('◉◞⊖◟◉` )
悲しみに打ちひしがれてる田中(女)の元に原住民の長がやってきた。
長「もう仕方ないことです。さぁ、私たちの島で採れた野菜たっぷりのオムライスです。温かい内にどうぞ。さぁ、これでも食べてこう言うんだよ。モモンガ!モモンガ!」
田中(女)は、オムライスにケチャップでこう書いた。
だから何ですか?
~FIN~
さりげなく前のネタを入れてくるタカさんらしい、面白い解説です。かさぶたが問題文の男という斬新な発想で難題をクリアしましたね。
男は魚類初、シーラカンスの養殖に成功した男だった―
男は有名になり、テレビ出演もするようになる。
そこで見かけた通りすがりの人が今の私の妻になった。
私は彼女の気を引こうとシーラカンスの右腕っぽいヒレを落とした。
だが彼女は当然のように拾って、警察に行ってしまった。
一回目は失敗したが、二回目、友達のモモちゃんに手伝ってもらい、なんとか知り合うことができた。
私は緊張しており、かさぶたの話しかできなかった。
だけど、彼女も一目惚れしてくれたみたいで、得意料理のオムライスを作ってくれた。
でもまだかさぶたの話をしていたから、だから何ですか?と書かれてしまった。
( ՞ਊ՞) [良い質問]
二人で野菜を振り回したりモモちゃんがお袋の味を頼むといったら
蜂の子を黙って出したりしたけど、私たちは幸せだった。
しかし、あの日は違った。
養殖していたシーラカンスが逃げ出してしまい、
どこにいったかわからなくなってしまった。
わずかに残った親友のシーラカンスは、
シーラカンスが集合するときに発する音を教えてくれた。
私はここでは邪魔になると思い、無人島へ行った。
親友のシーラカンスにまたがり、手ごろな島を見つけた。
そこに原住民はいたが、まぁ・・・おいしかったです。
( ՞ਊ՞)
その島で、大音量でシーラカンスが集合するときに発する音を流した。
その音を聞き、彼女も泳いでやってきてくれた。
最初は数えるほどしか来なかったが、何回もやっているとたくさんの
シーラカンスが戻ってきてくれた。
やはり、シーラカンスはもとの生活のほうがいいようだ。
そして家に戻り、彼女に今まで言いたかった言葉を言った。
「毎日僕のためにかさぶたを見せてくれないか!」
僕は田中と結婚した。happy end.
みなが素通りしたシーラカンスに重きを置いた解説。シーラカンスが集合する時の音って何なんだろう。
これは獣人たちの国の物語
ある夜、田中組の親分は自分の右腕とも言える男をビルの屋上から突き落とした。
「かさぶた、いや笠木。お前が裏切るとはな。」
しかし男は死ななかった。
下にあったゴミ箱と男の脂肪がクッションになって助かったのだ。
かさぶたと呼ばれたこの男は、豚獣人のヤクザだった。幹部たちに嵌められて、こんな事態に陥ったのだ。
次の日、かさぶたが目を覚ますと目の前に車が停まっていた。
( ఠൠఠ ) [良い質問]
「俺は生きてたのか。」
運転手の女は起き上がろうともがく男を目で追いかけた。
「大丈夫ですか?」と女が声をかけると男は顔をあげた。
直球ズバコンどストライクだった。女は男に一目惚れしてしまった。
かさぶたはこの女を知っていた。
(親分の、いや元親分の大事な一人娘だ。名前は確かゆう子。こいつが知らなくても俺は知っている。
こいつはどうやら俺みたいなのがタイプのようだ。よし、利用してやる。)
( ఠൠఠ )
「ちょっと頼みがあるんだけど。」
と男は女に声をかけた。
女は何を頼まれても聞く気でいた。
昨夜ビルから落ちる人影を見たからここに来た、とは言わず、男を拾い上げた女は運転を続ける。
「俺は笠木。かさぶたって呼ばれてる。ヤクザだ。元な。」
「私はゆう子。へぇ、うちの親父と一緒なんだね。大変でしょ。」
ゆう子はかさぶたの挙動を逐一目で追いかけた。
「実は組を追われたんだ。」
「え?かさぶたさん、何をしたの?」
かさぶたは組を追われた理由を語りだした。
[編集済]
( ఠൠఠ )
「幹部連中がよ、親分に好かれてた俺を邪魔がったんだ。それでまず、俺が乗ってたCOELAを、え?ああ、シーラだよ。シーラカンス。車だよ。知らねぇのかよ。まあいいや、それを敵対する組からの賄賂だとかいう嘘を吹き込んだり、組長が飼ってるモモンガを殺して俺の仕業に仕立てたりしやがったんだ。」
ここまで話した男はしまったと思った。女が口を開く。
「ねぇかさぶたさん。ヤクザでモモンガ飼ってるなんてうちの親父くらいなんだけど、もしかして…?」
その時、かさぶたは幹部連中が乗った車を視界にとらえた。
「頼む!あの車追ってくれ!」
( ఠൠఠ )
…幹部連中を皆殺しにすると、かさぶたはゆう子の待つ車に戻った。
「すごい。強いんだねかさぶたさん。」とゆう子。するとかさぶたは
「なあ、親父や今の生活を捨てて俺と結婚してくれないか?」と言った。
もはやゆう子はかさぶたにメロメロだった。
イエスウーマンになっていた。
「わかったわ。でもきっと親父は私を探すわ。どうするの?」
「殺すのさ。それでも構わないか?」
ゆう子は少し迷って答えた。
「うん。構わない。」
「よし、じゃあさっき思いついた作戦を伝える。君の働きがとても重要だからな。期待してるぜ、ゆう子!」
ゆう子はその言葉で倒れそうになった。
( ఠൠఠ )
次の日、幹部が半分死んだと聞いた親分は焦っていた。
親分は料理中の娘に声をかける。「昨日幹部連中が半分殺られた。どうしよう。何か食べたい。お袋の味を頼む。」
ゆう子はオムライスを作り終えると、生きたままの蜂の子をぶち込んだ。そしてケチャップで「だから何ですか?」と書いて差し出した。
親分はショックと気持ち悪さで体調を崩してしまった。
そしてその翌日、ゆう子は昨日のお詫びと気分転換を兼ね、船で無人島に遊びに行こうと提案した。
「幹部さんたちも皆連れて行ってあげようよ。勿論、鉄砲なんかは持っていっちゃダメだよ。」
親分も幹部たちもゆう子の優しさに感動し、提案に賛成した。
[編集済]
( ఠൠఠ )
かさぶたが待つその島は無人島ではなかった。
かさぶたはその島の出身で、島の人間は皆かさぶたの味方なのだった。
ヤクザの乗った船はその日の昼頃島に着いた。
皆が船から降りると親分が叫んだ。「何だあのヘリは!無人島じゃないのか?!」
その時、茂みからかさぶたと原住民達が次々と現れた。
そしてヤクザたちに襲いかかる。
親分はかさぶたの姿を見て驚いた。
「かさぶたっ!生きてたのか?!」
( ఠൠఠ )
かさぶたたちの武器は島で採れるとても硬い大根や芋だった。殴打の嵐に困惑したヤクザたちは状況が掴めないながらも、野菜を奪い反撃する。
皆が野菜を振り回していた。
そのうち原住民たちが数でヤクザを圧倒し、かさぶたがとどめをさした。
そしてかさぶたはゆう子に言った。
「本当は君を利用するだけのつもりだったんだ。だけど昨日、君に会えない寂しさで俺は死にそうだった。俺と結婚して、この島で一緒に暮らしてくれないか?ゆう子。」
「もちろんよ。愛してるわ!」
(もちろんこれも計画だブー!) END
世界観が面白すぎるw獣人という設定と、笠豚さんで違和感なく数々の無茶ぶりを乗り越えていますね。ブー!
数年前・・・
男はとある島で、研究者として働いていた。
男は、モモンガの解剖実験や、シーラカンスを、ロボットを作って研究したりしていた。
シーラカンスのロボットに乗って遊んだり、他の研究者の人々と野菜チャンバラを楽しんだり、子供心も忘れなかった。
男は、とある女性の研究者のことが好きだった。
その気持ちは、女性も知っており、お互いに好きだった。
(╯⊙ ⊱ ⊙╰ ) [良い質問]
しかし、女性には障害があった。
話すことと、音を聞くことができないのだった。
そこで、二人は、文字を使って心を通わせていた。
ある日のことの文字での会話である。
男は、オムライスを作ってくれないか?お袋の味を頼む。と書いた。
女性は、分かった。と書いた。
数分後、オムライスには、ハチノコが入っているのが見えた。
男は、まずそう…と書くと、女性は、だから何ですか?と書いた。
これで完成。幸せな日々だった。
(╯⊙ ⊱ ⊙╰ )
しかし、ある日、島で伝染病が広まり、島にいた研究者は、死んでしまった。
しかし、女性は、手術を受けるため、島を離れていた。
手術には成功し、音と会話を手に入れたが、手術の負担で記憶を失ってしまう。
あれから、10年。
女は、過去のことを思い出せないまま、ごく普通の生活をしていた。
ある日のこと、女が街中を歩いていると、友人の田中が銃を捨てたのが見えた。
田中は、警官で、とある事件の犯人を追っていたが、犯人に追いつめられ、銃を捨てさせられたようだ。
(╯⊙ ⊱ ⊙╰ )
このままでは、田中が危ない。
そう思った女は、何かに取り付かれたように、素早く銃を拾い、驚いて逃げた犯人の足をしとめた。
この時、女は、自分に何かが取り付いていることを感じた。
何かが、心に語りかけてくる。懐かしい、男の声だ。
「明後日、あの時間、あの場所で、待っている。」
女は、すべてを思い出し、船で、 あの島 へ向かった。
今では、無人島になっているあの島。
懐かしい。そういえば、ここに住んでいた、原住民の骨の実験とかしてたんだっけ。
骨は今も残ってるかな?
(╯⊙ ⊱ ⊙╰ )
女が待ち合わせた場所にくると、お墓があった。
次の瞬間、埋まっていた骨が起きあがった。
男の骨の手の中に、小さな箱があった。
中には、指輪が入っていた。
女は、それを受け取ると、涙がでてきたのだった。
すると、男は腕から崩れ落ち、動かなくなった。
しかし、男の願いは叶えることができたのでした。おしまい
補足、かさぶたですが、男と女は会話をしてるわけではないので使いませんでした。すみません。
キャベチズムの垣間見える解説。細かく書けば全く違和感なくなりそうですね。ただ、かさぶたを使って欲しかった・・・w
「心の傷にかさぶたができるまで」通称かさぶた
アイドルとしてブレイクを目指していた女の持ち歌でだった。
だが、全く売れない。女はアイドルを続けるためにバイトなどで生計をたてていた。
メイド喫茶でのバイト中、オムライスにケチャップで「だから何ですか?」と書きクビになった帰り道
ある大学の学園祭へのオファーが舞い込んだことからこの物語は始まる。
(๑◔_◔๑) [良い質問]
自立型農作業ロボ 「行こうA農MarkII」
東京農業大学の田中博士が開発した次世代ロボである。
研究費の足りないなか作成された彼には多くのジャンクパーツが使用されていた。
かさぶたのMP3ファイルが消されないまま残ったHDD それもまた彼の一部であった。
収穫祭(学園祭) にて彼はお披露目されることとなり、大根踊りを踊る学生たちのなか
彼はお披露目場所となる農園へ向かった。
(๑◔_◔๑)
お披露目会ではオープニングであの女がゲストとして「かさぶた」を歌っていた
そこで事件が起きた、同時にお披露目されていた田中博士作成のもう一体のロボ「田んぼの中β」が暴走し歌い終えて控え室へと歩いていた女に襲いかかったのである。
農MarkIIは彼女をかばうために飛び出した。衝突音が響きMarkIIの右腕が吹き飛び彼女の前に落ちた。
自分を救ってくれたロボのことを思い、腕を拾い上げた彼女にMarkIIは話しかける
「ナゼダロウ、知ッテイル・・カサブタ・・・素晴ラシイ歌声・・マモル・・」
(๑◔_◔๑)
彼女は感動し彼をすぐにでも直してもらおうと
腕を持って暴走ロボの開発者として警備員に連行されていた田中博士を追いかけて走りだした。
後日、MarkIIとβの処遇をどうするかの協議が大学で行われた。
MarkIIに罪はない。だが暴走したβと製作者は同じであり、基本となるOSは同じ物を使っている。いつ暴走してもおかしくはない。
そこで彼は「耐久テスト」の名目のもと無人島へ送られることとなり、コンテナに詰められヘリで島に投下されることが決まった
(๑◔_◔๑)
彼が無人島にいるのは製作者の男の計算通りとなるならば、おそらくは5年程度となるだろう。
おそらくは、開墾の初期段階で耐久期間が切れるはずである。
一方、女は悩んでいた。これは一目惚れ?ロボットに?そんなバカな!
でも彼は私の歌をわかってくれた。ならば彼は生きてるわ!見た目なんて関係ない!
彼女は船をチャーターし彼の送られたという島へ向かうことを決めた。
(๑◔_◔๑)
無人島についた彼女は驚いた。無人島と言われていた島には実は原住民がおり、
彼は金属質の見た目から、天からの使者として祀られているようであった。
彼は海からの使者 シーラカンスの上に乗せられ祭壇に祀られていた。
彼女は彼が本来の行動を果たせるよう、原住民と粘り強く交渉した。
溶けこむために原住民の女性におふくろの味を頼み、出されてきた生きた蜂の子も焼かれたモモンガも食べた。
しばらくすると彼女の熱意が実ったのかMarkIIは開放された。
彼はすぐに農作業を開始した。表情はないが、彼女には彼が喜んでいるように見えた。
(๑◔_◔๑)
・・・
数十年の時が経ち、無人の荒野にも見えた島には見事な農園が作られていた。
その脇には小さなお墓が立てられている
「偉大なる天空の農耕神と歌の女王此処に眠る」
今も時々原住民たちがカサブタを口ずさみつつアイリスの花を手向けにやってくる。
本来、食料以外は生産する機能のないMarkIIが何故か農園の一角で育てていた花
アイリス 花言葉:あなたを大切にします
(終)
なんでこんなにしっかりした解説を二つも考えられるんだろう?かさぶたを歌として使う発想なんて一生できない気がする。そして感動的な結末。泣かせてくれるぜ。
(つまらないわ。)女には以前から付き合っている男がいたのだが、関係は良好ではなかった。全然おもしろくないのだ。今日も男が女を行きつけの洋食屋に連れていったのだが、会話が全然ない。ようやく話題を見つけたかと思うと「昨日転んじゃってさあ、見てくれよ。かさぶた出来ちゃってさあ・・・。」こともあろうに会話の広げようのないかさぶたの話をはじめた。しかも今日に始まった事ではない。何故かこの男今まで会ってから一度もかさぶた以外の話をしたことが無い。いい加減うんざりした女は男が注文していたオムライスに「だから何ですか?」とケチャップで書き、レストランを後にした。もうこれ以上男と一緒にいるのは限界だったのだ。
(´◉౪◉`) [良い質問]
その後、街中を歩いていると後ろから突然ものすごい悲鳴が聞こえた。驚いて振り返ると、さっき別れたばかりの男の右腕が斬り落とされているではないか!それだけではない。何と男がうずくまっている上で謎の青年が大きな魚に乗って空を飛んでいたのだ!しかも謎の青年は女を見つけると近づいてきてこう言った。「この男を助けて欲しいなら、この男の右腕を持って付いてきてくれないか?」そういうと青年は街の外へと飛んでいった。女は一瞬迷ったが呻いている男をほっとくわけにもいかないので言う通りにすることにした。それに女は不謹慎だと思いながらもわくわくしていた。まるであの青年に一目惚れしたような・・・。
(´◉౪◉`)
気がつくと女は見知らぬ世界にいた。謎の青年もいた。「思った通り来てくれた。」「あなた何者なの?」「シーラ族さ。人間とは似てるけどちょっと違う。それにここは君の住む世界とは違うんだ。」「聞いたことないわ。そういえばあなたが乗ってる魚は何?」「シーラカンスさ。君の知ってるのとは違うけどね。シーラ族は海だけじゃなく空を飛ぶシーラカンスを仲間に出来るんだ。」「へぇー。あっ!さっきの男助けてくれるの?」「犯人は僕なんだ。こうしないと見ず知らずの僕になんか付いてこないだろうからね。あの男なら大丈夫だ。あそこにいた人全員に催眠をかけただけだ。証拠に君の持ってきた右腕はどこにいった?」「なるほど騙されたってわけね。でもなんで私を連れてきたの?」 [編集済]
(´◉౪◉`)
女は青年から事情を聞いた。ここから海を越えて北の方角に「無人島」がある。といっても今やそれは名ばかりで最近「田中族」という原住民の一族が住んでいることがわかった。この田中族は非常に好戦的であり、「無人島」から最も近くにあるシーラ族の領土を奪おうと頻繁に海を越えて攻めてくるらしい。そして現在シーラ族は劣勢に立たされており、もう何人もの同胞が殺されてしまったそうだ。「なるほどね・・・。でもなんで私に何とかしてほしいと思ったの?」
(´◉౪◉`)
「君のつけてるそのモモンガのネックレスを持つ者を探していたんだ。田中族は全員モモンガのネックレスをつけてる。それによってモモンガに変身し、上空から野菜を振り回しながら攻撃をしかけてくる。あいつら数にまかせて攻撃してくるから少数族の僕たちだけじゃ勝ち目がないんだ。でも君がそのネックレスの力を引き出すことが出来れば勝てるかもしれない。君のネックレスはあいつらに比べて特別だからね。」「特別?」「ああ。それ王のモモンガのネックレスだ。それを使って君が変身すればあいつら君の言うことを聞くと思うんだ。」「なるほどね。いいわ、協力してあげる!」「ホントに!?ありがとう!そうと決まれば早速行動開始だ!」
(´◉౪◉`)
そして青年と女はシーラ族の仲間達を集め、一斉に田中族の拠点「無人島」へと海を越えて大移動を開始した。先手必勝というやつだ。だが、相手も馬鹿ではなかった。シーラ族の移動を察知した田中族もまた一斉にモモンガとなり移動を開始していたのだ。互いの種族が空中で激突することになった。激しい戦いが繰り広げられた。しかし、やはり数で勝る田中族が優勢となっていった。「くそう。やっぱ厳しいな。頼む、早く君が変身して相手をひれ伏させるんだ!」「さっきからやってるよ!でもいくら試しても何もならないのよ!!」「そんな・・・。うわっ!?しまった!!」青年は女と話している一瞬の隙を相手につかれた。
(´◉౪◉`)
もうだめだ。青年がそう思った瞬間、何と相棒のシーラカンスが身を呈して青年への攻撃を防いだ!攻撃をもろに食らい、シーラカンスとそれに乗っていた青年と女は海へと落下していった。「そんな・・・。私がちゃんと力を発揮出来ていたら・・・。お願い!一生のお願いだから私をモモンガに変身させて!」『そんなに力が欲しいのか・・・?いいだろうくれてやる。ただの人間が道を切り開くというのもおもしろいだろう・・・。』ネックレスから謎の声が聞こえたと思った瞬間、突如まばゆい光がネックレスから発せられた!そしてそこには神々しい光を放つモモンガ女王が存在していたのだ!敵である田中族は一瞬にして振り回していた野菜を捨てた。
(´◉౪◉`)
「貴方達、攻撃をやめなさい!そして戦争を仕掛けた罰として「無人島」から姿を消すのです!!」これを聞いた田中族たちは一瞬にしてこの場を去っていった。何とか敵を撒いた女はあたりを見回した。シーラ族とシーラカンスが空中に全くいない。海上を見てみると全員落下し、死んでしまっていた。・・・1人と1匹を除いては。青年とシーラカンスが海に落ちながらもなお「無人島」へ向かっていた。よく見てみるとシーラカンスはかなりの深手を負っている。もう助からないのだろう。それでも青年を乗せ「無人島」へと向かう。
(´◉౪◉`)
女は何故シーラカンスが愚直に「無人島」へ向かっているかわかった。シーラ族が全滅した今、引き返してもあまり意味がない上、ここからならば「無人島」の方が近い。早く戦いで疲れ切った青年を陸へ降ろしたいのだ。それにもう自分が助からないこともわかっているのだろう。シーラカンスは最後の仕事をやり遂げようとしているのだ。青年はシーラカンスに泣きながら止まれ止まれと言っていた。女はどうすることも出来ず、やりきれない気持ちでモモンガの姿のまま後をついて行った。「無人島」に到着すると、シーラカンスはもう動かなかった。少し青年を見て名残惜しそうにしていたが、すぐに安らかに眠った。青年は涙を流し感謝の言葉を述べた。 [編集済]
(´◉౪◉`)
シーラカンスを埋葬すると女は青年に声をかけた。「ごめんなさい。私が最初から力を発揮できていれば・・・。」「いや悪いのは僕だ・・・。僕が無茶な作戦を立てたせいで一族も僕のシーラカンスも死んでしまったんだ。」「そんな・・・。そんなこと言わないで・・・。私が貴方を支えていくから・・・。」女は青年を後ろから抱き締めた。この人に尽くしていこうと心から決めた。(そうだ。やっぱり最初に会った時のあの感覚は間違いじゃなかったんだ・・・。)
(´◉౪◉`)
それから1年が経過した。今やこの「無人島」には女と青年だけが住んでいる。青年はいつものように女に話しかける。「ねぇ、きょうの夕飯は何にする?」「うーん。何か食べたいものある?」「そうだなあ。じゃあ君お袋の味を頼むよ。」「お袋の味って・・・。いっぱいあってわかんないし面倒くさい!ごめんやっぱりこれで我慢して!」そういうと女は生きたまま蜂の子を差し出した。「またいつもと一緒かよ。ま、これうまいからいいか。」他愛のない話だ。でも2人は幸せだった。つらい時期もあったけど、どうかこの時が永遠に続きますように・・・。2人は互いにそう願っていた・・・。
(´◉౪◉`)
その頃地球では、男と奇妙な女が会話していた。この女、何故かマンホールを風呂に魔改造して裸で入っており、親方と呼ばれていた。親方「じゃあ全部お前の筋書き通りに事が進んだんだね?田中?」田中「はい。あの女を無人島に送り込み、田中族を追い払いました。全て計算通りです。」親方「全く恐ろしいね。王のモモンガのネックレスを女に与えるために近づき、いつでも別れられるようにかさぶたの話しかしないなんて。」田中「私たちの計画のためです。手段は選びません。同胞でも欺きます。」親方「お前は本当に田中族なのかい?しかも元王様だとさ。まあこれで私たちの計画がまた一歩近づいたんだ。喜ぶこととしよう。はっはっはっ・・・。」終 [編集済]
まさか前回と同じ最後を使うとはw これは次の企画の時も期待できるかな?w 独特の世界観とモモンガのネックレスから聞こえる謎の声に笑いました。
ある日のこと、上空でかさ豚と田中の空中戦が繰り広げられていた。かさ豚はシーラカンスという名のモモンガに乗って空を飛びながらにんじんを振り回している、田中は気合で宙に浮きながらきゅうりを振り回す。田中の方が一枚上手だ、得意技のタナカッターでかさ豚の右腕(豚足)を切り落とした。勝負あり、かさ豚は逃げていった。
落ちた豚足は、その時偶然街中を歩いていた女の目に入った。突然右目に激痛が走った女は驚きながらも持っていた大根を振り回して豚足を目から取り除いた。そして落ちた豚足を拾い上げ、豚足を落としたと思われる田中を追いかけた。 女が田中に追いつく
(田中田) [良い質問]
女「かさぶたの豚足落としましたよね?(あらっこの人めちゃくちゃイケメンやん、これが一目惚れね)付き合ってください」 田中「落としたのは俺じゃなくてかさ豚だよ?俺にはかさ豚を倒す使命があるのでお付き合いはできません(この人は確か友人Tの彼女のおかん・・・付き合ってくれとか意味わかんねーよ)」 女はすぐにOKしてくれなくてイライラして、思わずお弁当のオムライスを鞄から取り出し、ケチャップで「だから何ですか?」と書いた。もうかさ豚なんてどうでもいいのだ。 しつこい女はかさ豚を倒すのを手伝うと言ってきた。田中は断り切れずに女を仲間にした。
(田中田)
かさ豚をおびき寄せるための料理にお袋の味を頼むと言ったら、生きたままの蜂の子を出された。こいつは使えない。今までかさ豚を倒す会話だけはしてあげていたが、もう完璧に無視しよう 数日後かさ豚が、無人島の原住民であることがわかり田中は無人島に乗り込んだ。女は勝手に後ろからついてきた。女が勝手についてくるのは計算通り、後は女にまかせて俺は逃げよう。 田中は逃げ出した。もうどうでもいい 完
シュールな笑いを提供するタンクさん。シーラカンスという名のモモンガとか反則でしょw気合で飛ぶ田中w友人Tの彼女のおかんw笑う要素ありすぎw
棚花はストーカーだった。 3年前の沖縄旅行にて偶然見かけた、巨大シーラカンスを乗りこなす男に一目惚れだった。 一緒に旅行に来ていた友人に 「あっちの男の方がイケメンじゃない?」 と男の趣味を疑われたが、友人のオムライスに愛用の業務用ケチャップで 「だから何ですか?」 と書いて以降、彼女との間に恋バナは無かった。 旅行から帰って田中は男について調べた。巨大シーラカンスを乗りこなす男だ。情報は簡単に手に入った。 男の名は田中。天才的な化学者だった。
(´⊙艸⊙`;) [良い質問]
田中は化学者でモモンガだった。 人体実験の最中に1年前に落雷を受けてしまい肉体は丸焦げたが、実験中だったのが幸いしたのか、精神がペットのモモンガに乗り移ってしまったのだ。 それからの田中はストーカーの棚花の力を利用、もとい借りて元の人間の身体を取り戻すべく必死だった。 自身にそっくりなサイボーグを作り出し、不備があれば田中の指示の元、棚花が修理し、改善し、改造した。 田中が身体を取り戻す日は着々と近付いて来ていた。
(´⊙艸⊙`;)
「田中さーん!落ちちゃいました、どうしましょう?…田中さーん!?」 街中で実験中のサイボーグが落とした右腕を抱えて追いかけてくる棚花から逃れつつ、田中は必死に棚花から一生逃れる為の計画を練っていた。 正直、田中は棚花の事があまり好きではない。 田中は初めこそ棚花に興味はあったのだ。 4年前、初めて見た大食いチャンプを決める番組で、優勝者である棚花のその胃袋に興味があったのだ。特に業務用ケチャップを5本連続で一気飲みする姿は圧巻の一言だ。
(´⊙艸⊙`;)
だが、それも4年も前の話。棚花が自分のストーカーだと知った時は驚愕し、同時に彼女の胃袋を解明出来るチャンスだとも思っていたが、 お袋の味が食べたいと呟けば何故か生きたままの蜂の子を出され、 眠れないとぼやけば南無阿弥陀仏を唱えられ、 サラダにマヨネーズを掛けようものなら、 「今の時代はケチャップですよ田中さん!!」 と、今や冷蔵庫の中のマヨネーズはケチャップにすり替えられ、 正直、今は鬱陶しいとも感じていた。特にマヨラーである田中は、ケチャップにすり替えられた事を今後も恨み続けている自信があった。 しつこく追ってくる棚花から逃げつつ、田中は密かに計画を練っていた。
(´⊙艸⊙`;)
田中は遂に計画を実行することにした。 身体を取り戻す実験が粗方終了し、もう殆ど棚花の手を借りる必要が無くなりつつなったある日、田中が徐に言った。 「漸く僕は僕の身体を取り戻せる事が出来る様だ。それもこれも棚花、君が協力してくれたお陰だ。 …だが、此処まで来て重大なミスに気が付いたんだ」 棚花の喜びも束の間、田中の固い声に、棚花はゴクリと息を飲んだ。
(´⊙艸⊙`;)
「実は“かさぶた”という部品が足りないんだ。しかしそれを造るには無人島にある“傘舞蛇(カサブタ)”という幻の蛇の血と皮が必要になるんだが…」 「それを捕ってくれば完成するんですね!」 田中の声を遮る様に、棚花は胸を叩いた。
(´⊙艸⊙`;)
無人島の正式名称はムヒョロット・ジーヴァクアン島(通称ムジン島)という。 原住民であるムジン人が2人の存在に気付いたのか、ぞろぞろと集まっては野菜を振り回している。彼らなりの歓迎だ。 田中はモモンガの姿で愛車(シーラカンス)を華麗に乗りこなし、 一方の棚花はその辺で調達してきた鮫(♂)を自在に操り、 それぞれが無人島に降り立った。
(´⊙艸⊙`;)
「棚花、傘舞蛇を見付けたら通信機で早急につたえてくれ。…君の健闘を祈る」 「はい。田中さんも、実験頑張って下さい」 その会話を最後に、田中は、愛車(シーラカンス)に乗り、棚花はジャングルの中へ踏み込んだ。 全ては田中の計画通り通りだった。
(´⊙艸⊙`;)
「かさぶた」という部品も、「傘舞蛇」という幻の蛇も、全て田中のでっち上げだった。 「原住民であるムジン人にとって“かさぶた”という言葉は侮蔑の意味がある」と言ってあるので、ムジン人に傘舞蛇について聞くことは無い筈だ。勿論、侮蔑の意味があるというのは嘘だ。
(´⊙艸⊙`;)
棚花には通信機を持たせているが、棚花には予め、 「実験はこれから佳境には入る。僕は“かさぶた”という言葉にしか反応しないかもしれない」 こう伝えており、更にはこの時の為にひっそりと作ってあったAIを通信機に仕込んである。「かさぶた」という言葉に反応して田中の録音した声がランダムで流れる仕様だ。 こうして田中は化学者の脳をフル活用し、棚花から逃れる事が出来たのだった。 end [編集済]
棚花がどうなったのかが気になります。シーラカンスを乗り回すモモンガ想像して吹いたw
科学の発達した世界。そこでは魔法はもはや人々に忘れられていた。
そんな中、男は魔法使い田中に弟子入りした。
男は街に買い出しに出かけさせられ、昼飯を食べようとしてレストランに入った。
タッチパネルで注文を終え、店内を見るとひとりの女が。
店員らしきその人は腕のかさぶたをかゆそうにしていた。
(。≖‿≖) [良い質問]
それを見た男は手を挙げた。
「はい、ただいま!」
女が来ると、腕のかさぶたを見せるように言った。
そして、男が指先からまばゆい光を出してかさぶたに当てるとみるみる内に治っていく。
「えっ!あなた一体・・・」
「しーーっ!このことは内緒だよ。いいね?」
その子供らしい笑顔に、女は一目ぼれしていた。
(。≖‿≖)
男は店を後にしたが、落し物をしていた。
自分の右腕とも言える、呪文書(見た目は手帳)を落としていた。
それに気づいた女は、店の外に出て辺りを見回すが、その落とし主らしき人は見当たらない。
しかたなく、似た背格好の男を追いかけた。
「あの・・・この手帳落としませんでしたか?」
(。≖‿≖)
---その男の名は中田。若き科学者として名を馳せている。
しかしその性格に難があり、気に入った女にはしつこく付きまとう。
この女も中田の標的の一人だった。
中田は女を一か月前からストーキングし、この日も働く女をお面をつけて外からじっと見つめていた。
そんなときに女が店を出てきて辺りを見回すので、焦って逃げようとしていたのだ。
(。≖‿≖)
「あ、あひょっ!ち、違いますよ。」
「そうですか・・・人違いだったようです。申し訳ありません。」
女はペコリとお辞儀をすると、店に戻っていった。
しかし、中田の感情はたかぶっていた。
(あぁ、愛しい彼女が間近で見れたなんて!しかも話せた!あぁ、僕は幸せだ!)
(なにあれキモイ)
(。≖‿≖)
次の日、中田は女のレストランに行った。
中田はタッチパネルも操作せずに女を呼んだ。
お袋の味を頼まれ、嫌がらせとして生きた蜂の子を出すもペロリと平らげられる。
そしてにんまりした顔でオムライスを頼まれた。
もう限界だった。
オムライスを顔にぶつけるとケチャップで「だから何ですか」と書いた。
それが中田を怒らせてしまった---
(。≖‿≖)
---その時男は全速力で街に向かっていた。モモンガの姿で。
呪文書をなくした罰で田中に姿を変えられていたのだ。
やっと街に着いたとき、空は暗くなり、轟音が響き渡った。
科学の結晶、飛行石を用いた巨大航空機「C・ラカンス」が街に姿を現していた。
男は街の人間に聞く。
「いったいどうなってんだ?」
(。≖‿≖)
「あぁ、レストランの若い娘さんが中田の逆鱗に触れちゃったみたいで南の方に連れ去られるみたいだよ・・・ってアンタ、モモンg」
「分かった、ありがとう。」
昨日の女が連れ去られたと確信した男はすぐに田中のもとへ戻り、事情を説明した。
「・・・頼む。元の姿に戻してくれ!」
「・・・しょうがないな。帰ったらキツイ罰が待ってると思え!」
(。≖‿≖)
そして元の姿に戻った男は魔法で羽を生やして空を飛んだ。
めざすは南。C・ラカンスの飛ぶ方へ---
---一方、C・ラカンスはバードストライクにより不時着し、近くの無人島に来ていた。
女は、その絶望感から「マンホール」と呼ばれている拘束器具の術中にはまっていた。
あとちょっとで外せそうな所で余計に絡まり、その度に服を少しずつ脱がされる。
(。≖‿≖)
焦れば焦るほど絡まり、脱がされる。女は遂に全裸になってしまった。
開発者は中田。変態である。
そうこうしているうちに、空から男が降ってきた。
魔力が限界に近づいていたのだ。
「うっ、うーううーうう!」(あっ、今日はついてる!)
女は口も縛られていてろくに喋れない状況だった。
(。≖‿≖)
「な、何だキミは!ここは僕と彼女の楽園だ!帰ってくれないか!」
「あー、はいはい。じゃあ用事済ませたら帰りますよっと。」
しかし、男が女に近づくと中田はキレる。
「彼女に汚い手で触るな!」
どうすりゃいいのさ、とため息をついたときだった。
「待ちなさい!!」
森の方から声が上がり、女性を先頭としてぞろぞろと野蛮人があらわれた。
(。≖‿≖)
---この女性の名は親方。
この無人島の原住民を一手にまとめ上げる天才である。
「今までの事、見させてもらったわ。
違う分野で活躍する二人の男が一人の女を取り合ってるようね。
このままだと何をやっても勝負は不公平になるわ。
だから、一つ提案があるわ。」
そういって親方は二人に人参を渡した。
(。≖‿≖)
そのあと、テーブルを持ってこさせ、漁をするための網を細く切ったものを真ん中に張った。
そして、一つのボールを手にして言う。
「ルールは簡単。
人参で相手側でボールを二回跳ねさせた回数を競うの。
これなら公平でしょ?」
要は人参卓球である。
男は早く帰りたかったのだが、魔力の充填を待つ間の暇つぶしとして参加した。
(。≖‿≖)
壮絶な戦いが始まった。
二人は人参をなれない手つきながら確実に使いこなし、スマッシュも決める。
原住民はしきたりに従い、思い思いの野菜を振り回して応援する。
そんなときだった。
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ。
空から拍手が聞こえてきた。
田中が、空に浮いていた。
「お集まりのみなさん、ごきげんよう。僕は田中、魔法使いだ。」
(。≖‿≖)
田中は男を見下して言う。
「男、よく動いてくれたね。科学者と原住民を一挙に始末できるのはお前のおかげだよ。」
「待てよ、俺はお前の手の上で踊っていただけなのか!」
「そうさ!すべて僕の計算通りさ!気づいていなかったのか、愚か者め!」
そして、田中は微笑んだ。悪魔のように残酷に。
「それでは皆さん、ごきげんよう。」
(。≖‿≖)
田中はポケットから大量の何かをまき散らした。
男だけがその正体を知っていた。
---あれは、ただの小さいボールじゃなくて、中に雷を閉じ込めた「スーパーボール」だ!
声をあげようとしても遅かった。
バリバリバリィ!
雷鳴が轟く。辺りは一面焼け野原と化した。
「フハハハハハ!覚えておくといい!この世界は僕のものだ!」
(。≖‿≖)
田中が高笑いをする中、死体の中から立ち上がる者がいた。
親方だ。右手に愛着あるネギを握り、震えている。
そのネギを両手で持ち、構える。
「お前なんかに・・・世界を渡してたまるか!」
燃えたぎる心に突き動かされるように突進していく。
「ウオオオオオオオオ!」
『親方の勇気が世界を救うと信じて・・・!
ご愛読ありがとうございました!』
上手に前の要素入れるなーw続きが気になるなぁ。魔法使いと科学者っていう設定が面白い。
俺は『田中』。アニメ業界では有名な萌え声を出す人気声優だ。
ただ俺が男である故、一人のヲタクの夢をぶっ壊した事もあった。
これ以降、俺は萌え声を封印し、男声で仕事を続けていた。
現在は大人気アニメ「KASABUTA!」のメインヒーロー役を頑張っている。 続く
(☉д⊙) [良い質問]
田中が道を歩いていると、目の前を歩いていた男が何かを落とした。
田中は気付き拾い上げると、「OYAKATA!&KASABUTA!」の限定コラボストラップだった。
「OYAKATA!」とは、冒頭にあった、一人のヲタクの夢をぶっ壊した理由の
思い出したくも無いアニメだ。勝手にコラボしやがって。
「こんなもの!」勝手に他人の落し物をまた捨ててしまった。
女「すみませーん!『KASABUTA!』落としましたよー!」
うわぁ・・・後ろに人が居たか・・・堂々とアニメタイトル口に出してんなよ。めんどくせぇ・・・
続く
(☉д⊙)
田中「いや、『KASABUTA!』は俺のじゃないっs・・・ってたか子?」
たか子と田中は幼馴染であったが最近は顔も会わす事無かった。
(相変わらずモモンガみてーな顔した女だな・・・おい、横に歩くな!)
女「なんだぁ。ってっきり田中も『KASABUTA!』ファンかと思ったのに」
田中「え?お前『KASABUTA!』好きなの?」
続く
(☉д⊙)
女「うん!『KASABUTA!』のメインキャラのアノ様に萌えなの♪」
(おいおいおい!それ俺がつとめてるキャラじゃねーかよ!)
女「一目惚れっていうのかな・・・『KASABUTA!』のアノ様の顔もそうだし、声がすごく好き!一声惚れってやつかな(テヘ♪」
(モモンガみてーなお前に惚れられても・・・しかし、これは俺の職業、絶対バレてはいけない・・・)
女「田中は仕事何やってるの?もし暇なら『KASABUTA!』の・・・」
田中「わりぃけど、今シーラカンスに乗る仕事してんだ。『KASABUTA!』はまた今度な」
続く
(☉д⊙)
たか子は終始「KASABUTA!」の話をしていたから、俺はそそくさと帰った。
明日は公開収録の日だ。備えて寝なくては。
翌日、公開収録は、監督の粋な計らいで無人島となっていた。
無人島とは名ばかりで原住民がいて、歓迎の舞として野菜を振り回してた。
俺も何気なく野菜を振り回してみた。その先の目に入ったものは・・・野菜を振り回すたか子!
(お前、何ちゃっかり公開収録に来てんだよ!!!!昨日言いかけてたのはこれか!!!)
続く
(☉д⊙)
ばれる。俺がアノ様役ってばれる。また人の夢をぶっ壊してしまう。
女「あれ?田中!やっぱ田中も『KASABUTA!』ファンなんじゃん!」
あぁ・・・またたか子は俺についてくる。オワタ・・・
監督が察してくれて、俺のレコーディングは最終日に回してくれた。
アノ様ファンの皆はがっかりしていた。すまん。
たか子は得意料理のオムライスを持ってきており「アノ様に手渡しするんだ!その場で私がメッセージ書くの♪」なんて気楽な事言っている。このモモンガ顔が。
続く
(☉д⊙)
そんな中、この島で地震が起きた。周りは高波に襲われ、火が舞っている。
たか子は無事か!?火が舞う中、たか子を探した。
たか子は足の骨を折ったようで、動けない。何か添え木になるようなものは無いのか!?
見渡す限り何もない。俺は俺の右腕を落とし、添え木変わりにしてたか子の足に添えた。
たか子の引いてる顔は見なかった事にしよう。
何とか、避難をしたが、俺は右腕を落とした事に激しく後悔した。止血もままならない。俺は死ぬのか?
続く
(☉д⊙)
田中「死ぬ前にお袋の味が食べたい・・・」
たか子は頷きこの場を去った。
戻って来たたか子は生きた蜂の子を持ってきていた。
なんでたか子がこの事を知っている?
(知ってるよ。田中の事なんでも。)と言わんばかりの表情のたか子。
俺の本当の姿をこいつは知っていたのか。俺が人間じゃない。エイリアンって事を・・・
続く
(☉д⊙)
たか子にもう一つ、隠し事を話さねば。
田中「ごめん、もう一つお前に話さなくてはいけないことがあって・・・実は、『KASABUTA!』のアノ様は・・・」
たか子は、俺の口を手で押さえた。
鞄からガサガサと取り出したのはオムライス。その場で書くと言っていたメッセージを今書き始める。
『だから何ですか?』
女「だから知ってるよ。田中の事なーんでも」
女「昔から・・・ずっと見てたんだからぁ」
俺とたか子の唇が重なった。
モモンガ顔で無ければめっちゃ嬉しいのに・・・
次で最後です。
(☉д⊙)
唇が重なった瞬間、たか子も本来の姿、エイリアンに変わった。
あぁ・・・お前も俺と同じだったのか。
昔から見てたって本当だったんだな。
たか子「アノ様でも田中でもエイリアンでも好きなんだもん・・・」
たか子・・・本来の姿、前よりもモモンガすぎる。
やっぱ好きになれねぇ・・・
田中は出血多量致死で死んだ。
~Fin~
前回の続きかと思いきやまさかのエイリアン!wまさか今回を見越して前回の出題を伏線にするとは恐れ入りましたw 田中の正直さは罪だ。
女が歩いていると上空から男が落ちてきた
女が駆けつけると男は『かさぶた』とだけ言い 女を抱えると巨大モモンガの姿に戻り飛び立った
聞く先は悪魔田中が作った血の海地獄に浮かぶかさぶたの島
だった
田中はここでに囲まれ下僕の悪魔と暮らしていた
アザさん参加ありがとうございます! [良い質問]
田中の右腕であるモモンガ悪魔はカサブタ島に着くと死んでしまう
ここから女は田中に奉仕し仕える身になった
お袋の味だという蜂の子を出したり萌えを演出したり
労働力は悪魔達が引き抜いたマンドレイク
この野菜は引き抜く時に危険が伴うが奴隷として働いてくれるのだ。原住民たちはマンドレイクを振り回し自身は働かなかった
(-^〇^-)
ある日シーラカンスに乗った人間界に来た二人
オムライスを食べながら田中は言う、あの日モモンガを落としたのはわざとだ、女に一目惚れしたのだと
それを聞いた女はオムライスに【だからなんですか?】と書いた
過去は過去、今は今よと
今、幸せなんだから良いじゃない♪
(-^〇^-)
さあ、島へ帰りましょう
田中は驚いた、久しぶりの人間界だというのに
彼女にとって人間のいる空間は煩わしいだけだった
人がいない(悪魔とマンドレイクはいる)島のほうが心地好いのだ
何故なら彼女も田中に一目惚れだったから・・・
こんな短い文章で仕立て上げるなんて凄い。でも田中は悪魔。野菜をマンドレイクにしたのはいいと思います。
田中は転んで怪我をしてしまった。
痛い、と思いつつ起き上がると、田中は目の前を歩く男に気がついた。
いや、正確に言えば人間の男のようななにか、だ。
その男、どうも奇妙。
肌の色はやや緑。エルフのように尖った耳をしている。
そしてなにより、魚のようなものに乗っていた。
それは、よく見ればシーラカンスであった。
シーラカンスは道から30センチほど浮いており、男を乗せてゆっくり進んでいた。
ʃ´◔౪◔ʅ [良い質問]
「なんなの……? あれは……」
田中は怪我したことも忘れ、不思議に思っていると、男はおもむろに振り返った。
男の顔が、しっかり見える。
――イケメンだ。
大の面食いである田中は思った。
一目惚れは初めてのことではなかった。
むしろ、日常茶飯事であったが、今までその恋が実ったことは一度も無かった。
男は田中を怪訝そうに見てから、前を向いてまた進みだした。
その時、男からボトッと何かが落ちた。
男は気づかず行ってしまったので、田中はそれを慌てて拾い上げた。
ʃ´◔౪◔ʅ
「……腕!?」
思わず叫んでしまった。
それは間違えなく、右腕であった。
緑色をしている。男の腕だ。
田中は少し迷ったが男を追いかけることにした。
シーラカンスの歩みは思ったより早かったが、なんとか追いつくことが出来た。
しかし、田中は気がついてなかった。
田中の追いかけたその男は、右腕を落とした男とは違っていた。
「あの~」
田中が話しかけると、男は振り返った。
さっきほどイケメンじゃない。
田中はここで初めて追う男を間違えたと気がついた。
ʃ´◔౪◔ʅ
「あ、なんすか?」
「あ、えっと」
同じような種族の人間(ではないもの)が近所に二人(?)もいるなんて……
田中が少しショックを覚えていると、男は田中の膝に目をやって言った。
「怪我……してるね。かさぶたになるんじゃない?」
「え? まあ、多分」
「かさぶた、はがしたら駄目だよ? 栄養が……」
なんかめんどくさい話になりそうだ。
田中はそう感じ、逃げることを決めた。
しかし男の話は長く、田中に逃げの余地を与えない。
逃げるタイミングを失ってしまった田中は、仕方ないのでやや無礼だとは男の話を続けさせたまま、方向転換して逃げた。
ʃ´◔౪◔ʅ
「あ、あの人は……」
田中は腕を落とした男を見つけた。
自分の右腕を落としたことに気がついたのか、その辺をうろうろしていた。
「あの……!」
「お前は、やっぱり田中!」
「は?」
男は田中を見るなり言った。
何故か男は自分のこを知っているのだと、田中は悟った。
「田中! お前、田中じゃないか!」
「なに、なんなの?」
「なに、お前、田中じゃないのか? そうだ、お袋、お袋の味を頼む!」
「は? お袋の?」
田中は訳がわからなくなったが、仕方なくさっき買った、田中の大好物のスナック菓子である
「生きたままの蜂の子」(100g税込価格105円)を渡した。
「この返し……やっぱり田中だ!」
そう言い、男はさっていってしまった。
「あ、腕、返しそびれちゃったな……」
田中は拾った腕を見る。
そこには、何か書いてあった。
シーラカンスor手漕ぎ船。
そう書いてあった。
[編集済]
ʃ´◔౪◔ʅ
数日後。田中は手漕ぎ船に乗っていた。
どこに、と聞かれるとうまく答えられないが、どこに行けばいいのか、田中は知っていた。
もしかして、パパに何か関係あるのかな?
田中の父親が死んだのはまだ田中が小さい頃だった。
だから明確には覚えてない――が、何か不思議な、強いて言うなら、あのシーラカンスに乗った男たちと同じような、そんな人だった。
ʃ´◔౪◔ʅ
島につくと、まず最初に「ようこそ! 無人島へ!」と書かれた看板を田中は見た。
無人島、とは名ばかり。どうやらこの島にはたくさんの原住民が住んでいるようだった。
奇妙なところはそれだけではなく、男と同じような姿かたちの者たちが何人かいた。
何か小さな生き物――雀や鳩なんかじゃない。
昔、辞典で見たことがある。その記憶が確かならば、モモンガだ。
そしてなにより――みんな、野菜を振り回していた。
「田中!」
あの男がそこにいた。
相変わらず、シーラカンスに乗っている。
ʃ´◔౪◔ʅ
デ○ノートか!
とつっこみたくなるような顔で言われ、田中は唖然としたが、素直に田中についていった。
男の家、と思われしところで田中はオムライスを出された。
食べなさい、と言われたので田中はケチャップを持った。
さて、何を書こうか――迷っていると、ふっと目の前を何かが通った。
それは、さっきたくさん飛んでいたモモンガだった。
モモンガは男の乗っているシーラカンスに止まった。
ʃ´◔౪◔ʅ
「田中。覚えてるか? お爺さんのこと」
男に言われた。唐突だったが、田中はうなづいた。
「俺は、お前のお爺さん――つまり、山田佐藤の親友だ」
田中の本名は山田田中。田中、というのは名前であったが、よく苗字に間違えられたものだ。
今思えば父も苗字のような名前だった。佐藤、だったのか。
ʃ´◔౪◔ʅ
「佐藤は俺らと同じシーラカンス族の者だったが、人間に恋をして、お前を生んだ。
今でこそ無人島では人間と我が族が共存しているが、今まで人間との恋は御法度だった。
お前がまだ小さい頃、佐藤は処刑されることになったが、一回お前はこの島に来た。
佐藤の親友としてお前とよく遊んでた。
お前も、ハーフとして悪影響を及ぼすだろうと処刑されるはずだった。
だけど、佐藤はそれを拒んだ。俺に。せめて田中は守ってくれって言った。
俺はそれを守った。佐藤が処刑されている時、お前を逃がした。
俺も処分受けた。今まで刑務所の中にいた。
その間に共存世界になったことは、俺も嬉しい」
ʃ´◔౪◔ʅ
色々つっこみたいことはあったが、田中は黙って聞いていた。
男の言葉が途切れたので、オムライスにケチャップで文字を書いた。
「だから何ですか?」
「はは、相変わらずだな。その訳わからなくて、器用なところ」
訳分からないのはお前だ。そういいたかった。
「何、って訳じゃないんだ。ただ、田中、お前に会いたかっただけだ。
ここの住民、みんなそう言っている。
ある意味で人間との共存世界のきっかけをつくったからな」
「ふーん……」
じゃあ、あたしがこの男と会ったのに大した理由はないのだな、と田中は思った。
ʃ´◔౪◔ʅ
田中は家の外に出た。
モモンガや、野菜を振り回す民族たちは嬉しそうにして田中に話しかけてくる。
悪い気分ではなかった。
「また来てくれるか?」
「うん」
田中はそれだけ言って、また手漕ぎ船に乗った。
それにしてもパパがまさかシーラカンス族とかいう変な民族(?)だったとは……
道を歩くと、あの時かさぶたの話をしていた男――
正確に言うと、シーラカンス族の男がまだいた。
ʃ´◔౪◔ʅ
「そもそもかさぶたというのは――」
まだかさぶたの話してるよ……
田中はドン引き。
もうこの男とは一生はなさないだろうな。
田中は思った。
話すとしても、きっとかさぶたの話だろう。
田中はその男を無視して歩き出した。
やっぱあの人、イケメンだったな。
もちろんかさぶた男のことではない。
あたしの初めての彼氏になるかもね。
田中はワクワクしていた。
――でも、パパの親友って、あの人何歳なんだろう?
EDN
田中に彼氏できたらいいな。凝った設定がイミフ。2度見しちゃいました。
女は料理人。今日行われる「最強料理人決定戦」に出場するため、はるばる上京した。
駅を出ると、目の前で包丁を落とした男がいた。
女は包丁を拾い上げた。
女「この研ぎ澄まされた包丁。あの男も料理人か。すいませーん!包丁落とされましたよー!」
男はもうしわけなさそうな顔をし、包丁を受け取った。
男はおじきをするとすぐにバスに乗り行ってしまった。
女「あんな使い込まれているのに、研ぎ澄まされた包丁を使っているなんて・・本物だわ。」
女は包丁を見ただけで、料理人としての男に一目惚れしてしまった。
ʅ(◔౪◔ʅ)三(ʃ◔౪◔)ʃ [良い質問]
そこに現れた田中という老人。
田中「君は決定戦に出る子だね?よし、会場まで案内しよう。」
田中を追いかけ3日かけ、やって来たのは、有名三ッ星レストラン「無人島」
ここで今回の決定戦が行われる。会場にも選ばれるほど店内も広く、観客も大勢いる。
意気込む女の前に現れたのは、先ほどの男。男は無人島のシェフだった。
女「思い出した!あの男・・もはや人間ではない、神の手を持ち、独自のスタイルで料理する男・・・最強料理人Taka!」
田中「そうだ。君の対戦相手だ。私は審査員長の田中だ。ここは君にとってはアウェーだ。そんな中期待しておるぞ!」
緊張の中、今、最強料理人決定戦が始まる。
ʅ(◔౪◔ʅ)三(ʃ◔౪◔)ʃ
司会「それでは今回の特別食材を発表します!今回の食材は~ジャガジャガジャガジャガジャン!【かさ豚】です。それでは料理開始!」
女がかさ豚をさばこうとしたその時、大きな歓声が上がる。ふと男の方を見ると、ヘッドホンをつけ、踊る様に料理している。ヘッドホンから漏れる爆音。それはLTP48の「シーラカンスとシュシュ」その曲に乗りながらものすごい手さばきで料理していく。その光景を見ると観客はみんな手に持った野菜を振り回し大盛りあがり。女はそのムードに押され、なかなか手が進まない。
ʅ(◔౪◔ʅ)三(ʃ◔౪◔)ʃ
司会「ここで調理タイム終了~!さて審査タイムに入ります。まずは神の手Takaから!」
Takaは自慢のかさ豚料理を差し出す。
田中「美味い・・とろけるかさ豚の肉、そしてこのソース・・これはモモンの実か!」
Taka「さすがご老公。このかさ豚に合うソース・・モモンが重要なんです。甘辛く煮詰める事でかさ豚ととても合うんです。」
田中「これはまいった!」
司会「それでは次に挑戦者の番だー!」
女の作った料理はオムライス。皆は呆気にとられた。
ʅ(◔౪◔ʅ)三(ʃ◔౪◔)ʃ
その雰囲気にイラっとした女はオムライスにケチャップで「だから何ですか?」と描く。
女「そんな顔は私の料理を食べてからにしなさい!」
田中「申し訳ない。いただこう。」
そのオムライスは田中のお袋の味を凌駕した。まぁ、田中のお袋の味は蜂の子をそのまま出されるような味なのだが。
口の中いっぱいに広がるかさ豚の肉汁。特別な物を一切使っていないのに絶妙にマッチしている。何とも最後のケチャップの量が素晴らしかった。
ʅ(◔౪◔ʅ)三(ʃ◔౪◔)ʃ
田中は涙を流しながら言った。
田中「君をここへ招待して正解だった。君なら私を満足させれると思っていた。全て計算通りだ。感謝する。優勝はこの女の子だ!」
会場がどよめく。批判や反感の声が会場を舞う。それを切り裂く様にTakaは叫んだ。
Taka「静かにしろ!俺の負けだ!何故君はかさ豚を使ってオムライスを作ろうと思ったんだい?」
女「かさ豚のオムライスは、私のお父さんの自慢料理だったの。かさ豚が食材に選ばれた時、私にはその思い出が蘇った。全てはお父さんの味です。」
ʅ(◔౪◔ʅ)三(ʃ◔౪◔)ʃ
Taka「なるほどね。そんな思いが詰まったオムライスを作られたら勝てはしないな。よしそのかさ豚のオムライスでこの店をついでほしい。僕は旅に出るよ。」
そう言うとTakaは出て行った。女の返事も聞かず。
二代目神の手を継いだ女はこの先もかさ豚のオムライス一本で勝負を続ける。
~FIN~
タカさんもなんで2個思いつくんだw人じゃない何かだろw食材としてのかさ豚も凄い。
俺は田中。いまある国に留学している。
ここに住んでいる人が居たということが知られたのはつい最近で前までは無人島だと思われていた。
…しかし教科書にあったとおり変な文化のようだ。
モモンガのレースで賭け事をしていたり、
レストランで「お袋の味」というサラダを頼んだら
生きた蜂の子が出てくるし、何も喋ってないのにオムライスには「だから何ですか」って書いてあるし、男たちはシーラカンスのスクーターに乗っていた。仕舞いには結婚した男女はかさぶた以外のことでは話さないらしい。…全く、どんな島だ。 続く
(͡๏̯͡๏) [良い質問]
おれの折れそうな心をヨーコが癒してくれる。
ヨーコは飛行機で来たため、船で着たおれよりおれより少し早く留学してきた。だから少しヨーコのほうが詳しいだろう。
ちょっと天然だが、容姿が良く、性格も良い。
おれはヨーコにほれているようだ。
「田中~」ヨーコが呼んでいる。
「あっちで野菜のお祭りがやってるよ!
一緒に行こうよ!」
俺は気は乗らなかったがついて行く事にした。
続く
(͡๏̯͡๏)
(*´◉◞౪◟◉`) ←俺
何コレ!? 何この祭り!?男女問わず野菜を全力で
振り回している。…勿体無い。
どうやら野菜を振り回して相手を気絶させ、
最後まで残ったら優勝。見たいなルールのようだ。実に簡単。
…こんな簡単なら優勝できるんじゃないの?!
ヨーコもそんな目をしていた。応援してくれているのか?
良いところを見せたかったからいい機会だろう。
こうして軽い気持ちで参加した俺だったが
後であんなことになろうとは・・・ 続く
(͡๏̯͡๏)
順調に倒していった俺の前には韮を持った男が立っていた。
どうやらコイツが最後のようだ。
…ふん、たかが韮だろう?俺のごぼうに
かなうはずがあるまい!「いざ、尋常にs…」
言いかけたときだった。男は消え、俺の後ろに立っていた。
驚く間もなくごぼうを持っていた俺の右腕は地面に落ち、
同時に意識をなくした。しかし、
「かっこいい・・・!」そういったヨーコが男追いかけていくところははっきり見えた。 続く
[編集済]
(͡๏̯͡๏)
「うん・・・?」俺は目を覚ました。
そしてさっきあった事をすべておもいだした。
俺の感情は負けた悔しさからヨーコをとられた悲しみになり、
そして憎しみに変わった。
「憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い」
俺はヨーコと男を殺し、別の島に仲良く埋めた。
驚いたよ、男はアンドロイドだったんだ。
多分、ヨーコのことを知っているやつがやったんだろうなぁ。
そして俺の右腕も埋めた。 なぜかって?
いつもヨーコに触っていられるだろう?
【終】
田中こえー!こんな国に留学したくないw
舞台は、今から100年ほど前としよう。
ここはオセアニアに浮かぶ無人島、モモンガ島。
文明の介入のない、太古の風薫る神秘の島だ。
無人島と言われているのは世間一般で、実際には原住民がいた。
その名も田中族。いわゆる、エルフに近い種族だ。
田中族は狩猟を主な生業とし、野菜や果実の栽培もしていた。
収穫期には来年の豊作を祈って、収穫した野菜を持って踊るのだ。
また、天然にとれるハチノコは、獰猛な蜂に勇敢に立ち向かった者が獲ってくる
勇者の食べ物として認識されていた。
( ☞◔ ౪◔)☞ [良い質問]
ところで、この島には「島から出てはいけない」という掟があった。
人間との見た目の違いによる迫害を防ぐことを意図したものだと思われるが定かではない。
(種族の違いはあれど、見た目上は人間とあまり変わらないのだ。)
( ☞◔ ౪◔)☞
さて、ある夜そんな田中族の女が一人、島から抜け出していった。
「もうこんなイモい島はいや。新しい世界が私を待ってるわ!」
そう言って、飼っていたサメにまたがり新天地をめざし旅立つ女。
( ☞◔ ౪◔)☞
女はもともとおてんば気質なところもあり、族長である父とケンカしたその夜に島を出る決心をした。
また男勝りな性格でもあり、勇者の食べ物とされていたハチノコを自分で獲ってきたことを誇らしく思っている。
そのため女に「お袋の味を頼む」といったら、蜂の子を生きたまま出されることになるだろう。
次の日の朝、そのことに気づいた幼馴染の男は、族長や家族の反対を振り払い
飼っていたシーラカンスにまたがり、女を連れ戻すために島を出て行った。
( ☞◔ ౪◔)☞
初めて繰り出す大陸、街、都会!女にはすべてが輝いて見えている。
人間の言葉は理解できないし、どいつもこいつも欲にまみれた顔をしているが、これぞ文明社会!
女はこれからここで暮らせると思うとドキドキが止まらなかった。
ただ心残りなのは幼馴染の男。自分が幼いころに一目惚れした相手だ。
まだ互いに気持ちを確かめ合ってはいないものの、女は将来男と結婚できたらいいなと思っていた。
そんな男に別れも告げず島を飛び出してしまった自分のそそっかしさを呪うばかりだった。
( ☞◔ ౪◔)☞
さて、女の美貌はなかなかなもので、街の男たちはしきりに女を食事に誘った。
「僕の瞳には君しか映っていないよ」
人間言葉に慣れていない女には、難しい口説き文句は理解できないらしく
そんなキザな言葉にケチャップでオムライスに「だから何ですか?」と書いて返事をしたりもした。
( ☞◔ ౪◔)☞
島から女を追ってきた男の方も、人間の世界に触れ、言葉や文化を少しずつ理解していた。
それにしても、島を出てからしばらく経つものの、女の姿が一向に見当たらない。
さて、この男もなかなかの美男子で、街の女たちはそろって男に言い寄った。
だが男は街の女たちには目もくれなかった。
なぜなら男は女のことを愛していたから。
女を見つけたら自分の思いを告げ、島に戻り結婚しようとまで考えていた。
( ☞◔ ౪◔)☞
ある日女が街の路地裏を歩いていると、ゴロツキたちにリンチされている少年を見かけた。
ゴロツキたちは少年を縛り上げると、その右手をナイフで切断した!
いきなりの出来事に女は驚いたものの、持ち前の腕っぷしと正義感からゴロツキたちの前に立ちはだかり、見事撃退した。
そして女はエルフの持つ治癒能力で少年の切断された腕の止血をした。
「傷跡が大きなかさぶたになるかも知れないけど、我慢してね」
少年は女にお礼を言ってその場を去って行った。
( ☞◔ ౪◔)☞
さて、その場に残っている少年の腕。
どうしようもなかったのでとりあえず持ち帰ることに。
それにしてもひどく凶暴な人たちもいるものだ、と人間の世界に一抹の不安も抱くようになった女。
いろいろ考えながら路地裏を抜けようとすると、向こうの方に見慣れた顔。
なんと、島にいるはずの幼馴染の男がいるではないか。
男はこちらに気づいていないらしくそのままどこかへ行ってしまいそう。
すぐさまその後を追う女。
その後のストーリーはわざわざ書くまでもないだろう。
ふたりは島に戻り結婚し、幸せに暮らしている。
掟?そんな細かいことは気にするんじゃない。
【終】
凄くまとまってる。違和感も少ないし急いで書いたとは思えないw田中族がエルフって全くイメージ合わないw
とても忌まわしい病気がはやっている治安の悪い町がこの物語の舞台だ。
女はあるとてつもない病気を持っていた。それは脳細胞が破壊され口や耳や、体のいろんな器官が正常に働かなくなり、最終的には死んでしまうという病気だ。まだ詳しい原因は分かっていないが、この村にたくさんいるモモンガに付着している細菌が、人間につくと悪影響を及ぼすのではないかという説が学者内の最新の研究では有力らしい。感染をするということと皮膚や骨がもろくなって、簡単なことでけがをしやすくなり、血液がすぐに凝固しかさぶただらけになってしまうということだけはわかっていた。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟) [良い質問]
そして女はこの病気にかかっていた。そこら中にかさぶたがあったので診断しろと周りの人に言われ病院に行ったら「かさぶた病」と宣告された。一部が感染しているだけならそこを切断するだけで一命は取り留められるのだが、女の場合体中が犯されていた。
その宣告を下すとき、女は地下室に移動させられていた。医師はこういった。「これからは感染を阻止するためにこの地下室で生活してもらいます。」医師はそういうと立ち去っていった。もうここからは出れないかもしれない。そう思うと女は泣きだした。よく考えてみれば、準備もさせずにいきなり地下室に閉じこめるなんておかしい。もう私は生きて出られないかもしれない。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
ここでちょっと違う話をしよう。今病院前で、医師と会話をしていた男の話だ。男は普通の人間とは違い、知能が低かったので人工知能を埋められていた。回答してるのは男の意思ではなく、その人工知能によるものだった。その男もやはり最近「かさぶた病」にかかっていた。しかしそれは女のものとは違い、感染しているのは右腕だけだった。男が病院に行くと「かさぶた病」と宣告された。男はかなりのショックを受けたが「右腕を切り落とせば治る」と医師は言った。男は右腕を切り落とす手術を受ける旨のことを医師に伝えた。そして右腕を切り落とし、右腕の簡易的な義手をもらい今退院と言うところで病院前で医師と話しているところだ。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
そのころ女は思いを巡らせていた。すると、突如扉をたたく音が聞こえてきた。ガチャ「失礼します。夕食を置いときm…キャッ!ちょっと!どこ行くんですか!」
女は考えるよりも先に走り出していた。こんなところで死ぬなんてそんな惨めな人生はイヤだ。絶対に…。絶対に…。
そのころ女は脱出するために走っていた。また捕まって引き戻されるのではないかと心配になっていたが、そんな心配は必要なかった。なぜなら、皆病気に感染したくなかったからかさぶただらけの私を見てすぐに退いてくれたからだ。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
女が病院の外まできたとき、ちょうど男は車に乗って帰宅するところだった。女はその男を見たとき、その男と知り合いであるのを思い出し、急に安心感を覚えた。それはかつての女の同級生であり、初めて恋をした相手であった。女は昔その男に一目惚れをした。あのころの記憶が次々とよみがえってくる。あの男は…田中って言ったっけな。昔あの人が好きだったなぁ。あの人はなんといっても振り向いてくれなかったなぁ。私の好意に気づいてくれなかったなぁ。まぁ、眺めてるだけでしゃべったことなかったんだけどね。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
そう思うと、女は再び男に恋をしていた。女は車に乗りかけた男に向かって走る。男は発進していたが、車のトランクに鍵をかけ忘れて義手を落としていった。その光景を見ていた女は背を向けて病院に戻っていこうとしていた医師を追いかけて声をかけた。
「この義手は誰のものなの!?」
「義手?田中さんのだね。落としt…って、君」
女がかさぶただらけなのに気がついた男は悲鳴を上げた。
「やめろ!近寄るな!かさぶた病め!」
男がそう叫ぶと、周囲の人たちに波紋が広がる。そして村に流れるアナウンス。
「重度のかさぶた病の女性患者が脱走しました!今すぐ逃げてください!」
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
「何が起こっているんだ…」
田中は突如混乱しだした町に、訳が分からないでいた。町中にアナウンスが流れたため、パニックになる人が続出し、信号無視など当たり前、おかげで交差点はまともに通ることのできない状態だった。田中もいろんな所から飛んでくる車に危険だと判断し、じっと車を動かさずに止まっていた。女はそれを見つけると、田中に飛びついた。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
「この義手は、田中君のものでしょ!?」
「え?あれ?確かに僕はかさぶた病で腕を落としたが…君は確か…」
「そんなことより、今人々はかさぶた病でパニックになっていて危険だわ!早く行きましょう!」
なぜかすでに車に乗り込んでいる女。図々しいこときわまりない。
「え?え?行くって…どこへ?」
無理矢理車を走らせる。
「とりあえず、人のいないところへ!」
路地裏に逃げ込む。二人は話を始めた。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
「同じクラスだったよね。あのおふくろの味を頼むって言ったら、生きた蜂の子出してきた奴。僕が覚えている限りではそこまでかさぶただらけではなかったけどね」
「…」
「さっき重度のかさぶた病気の患者が逃げ出したとか行っていたけど、もしかして君なのかい?」
「…ええ。」
二人の間に沈黙が流れた。
「どうせ…どうせ…全部かさぶたのせいよ…」
女はそういって逃げ出そうとする田中が引き留めた。
「待てかさぶた病だからって、誰も咎めたりはしない。ここで人がパニックになるんだったら…。「無人島」に一緒に行こう、あの、いつも僕らがいた「無人島」に」
女は「考えとくわ」とだけ言って去っていった。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
男も女のことが少し好きだった。それもあくまで昔の話だが。ちなみに、「無人島」というのは問題を起こした生徒たちが通う学校だった。そこにいる子供たちは問題を起こしたと言うだけで皆から蔑ずまれていた。人とは思えないような人ばかり住んでいるという意味の蔑称で「無人島」と呼ばれているところだった。ただ、実際は問題を起こした生徒たちとその親がこの自然に恵まれた島で、一緒に生活をして、先生たちのカウンセリングを受ける。少なくとも「無人島」呼ばわりする村人よりかは、ずっとあたたかい場所だった。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
男は右腕を切り落としたということを両親に報告しに行くためちょうど「無人島」に行くところだった。正直、女がきてくれることについては、まぁきてくれたらそれはそれでいいという感じだった。とりあえず男は混乱の中をくぐり抜け、港の所まで行った。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
しかし、そこで不思議な光景を見た。赤い服を着たおっさんが亀をいじめている。サンタクロースかとも思ったが、頭に大きくMと書いてMを主張しているところから見ると、サンタじゃないらしい。ていうかそうであってくれ。男がその男に近づき、そのMサンタにふれた。するとMサンタは突如高くまで飛び上がり、地面に消えて行ってしまった。いったい何だったんだ…。そう思っていると、突如亀が話しかけてきた。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
「たすけてくれてありがとう!私は訳あってしーからんすの姿から亀に変えられていたのです。お礼に、生きたいところまで運んであげます。」
男が何か言う前に、しーからんすに乗せられて竜宮城にたどり着いた。海では息の続かなかった男は、竜宮城では息ができることに驚いた。
「うっ…ここは?」
「ここはMinnnaのユートピア!竜宮城!さぁ楽しく遊びましょう!」
皆魚だというのに、食べ物を振り回しながら楽しそうに踊っている。はっきり言って不気味だ。そう思って見ていると、ふと女の姿が見えた。かさぶただらけのあの女だ。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
「あの女は…?」
「ああ、なんかそこら辺に落ちてたので拾ってきたんです。そんなことより、一緒に踊りましょう!さぁ!」
「いや、私ここじゃない場所に行かないといけないんですけど…。」
「チェ!せっかく人助けしてやったのに!チェ!」
しーらかんすはそういうと、男を放り投げた。
男は思いっきり放り投げられ、無人島についた。まぁいいや…疲れた男はその場で寝た。
(◞≼◎≽◟◞౪◟◞≼◎≽◟)
朝起きると、隣にその女がいた。どうもしーからんすに運ばれてきたらしい。なぜかオムライスやら、チャーハンやらが置いてあって竜宮城を満喫してきたらしい。女を起こそうとすると、女は寝ぼけていたのか、それとも病気のせいか、ケチャップでこう書いた。
「だからなんですか?」
おしまい
ぷーさん。正直かさぶたの件で嫌いになりかけたけど見直したよwトリに似合ういい解説w
模範回答ではありません
街を闊歩する女がいた。誰もが振り向くような美女だ。
女もそれを自覚し、悠然と髪をたなびかせながら歩いていた、その時。
突如として背後に現れた気配に振り向いた女は、衝撃を受けた。
感じたことのないほどの胸のときめきに思わず駆け寄りそうになる。
その瞬間、女のつけていた指輪が眩い閃光を放った。
我を取り戻した女の目の前で、その暗雲たる気配を押し隠すこともなく立つ男は、まぎれもない魔王だった。
(魔王・・だと・・・?)
女は一瞬気圧されながらも、体勢を整え、先制攻撃を仕掛ける。
だが、恋心が邪魔をした。
女の手は魔王の首には届かず、右腕を落としただけだった。
しかし、魔王の体から離れたはずの右腕が女に襲いかかる。
女は手で払いのけようとするも、一歩及ばず魔王の右手は女の右目に指を突き立てていた。
魔王は不敵な笑みを浮かべ、どこから呼び出したのか化石ともいえるようなシーラカンスに乗り、去っていく。
女は、魔王の右腕を焼き払い、追いかけようとしたが、次々と地面から現れる魔王の手下に行く手を阻まれた。
手下をあらかた倒し女は辺りを見渡すも、魔王の姿はどこにもない。
仕留め損ねた手下がその隙に逃げ出した。女はそれを追いかける。
辿り着いたのは誰もいない路地裏だった。
追い込んだはずの手下がいた場所には、いつの間にか魔王が立っている。
睨み合う2人…空気でさえも戦いの行方を見守っているかのように静まり返っている。
女の右目から一滴の血が・・・落ちた、刹那。
互いの手が、互いの胸を貫いていた。
しかし先に倒れた女に、魔王が告げる。
「瘡蓋は既に剥がれ落ちた。
逃れられぬ瘡蓋の運命か。
死すら瘡蓋には敵わぬ。
まだ瘡蓋は完成していない。
二度と戻らぬが瘡蓋なのだ。
天より授かりし瘡蓋よ。
魔を授けし瘡蓋よ。
潰えぬならば我に抗え!」
魔王を闇が包み、塵となって消えてゆく。
それと同時に、女の意識も消えていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
田中はびびっていた。
この前マンホールにハマっていた女が、今度は路地裏で血を流して倒れているのだ。
「きゅ、きゅ、救急車・・・よ、呼ばなきゃ・・・」
しかし、目の前に倒れているのは絶世の美女。
田中の浮気心に魔が差した。
(ちょっとぐらいキスしてもばれないんじゃね?)
おそるおそる唇を重ねた、その瞬間。
またもや女の指輪が閃光を放ち、その光で女の体を包み込む。
女がゆっくりと体を起こした。
「これは…?体中に力がみなぎるようだ…。」
そう、女は飛行石の力と田中のキスにより生まれ変わったのだ。
そこで女は魔王の言葉を思い出した。
「かのしまにてまつ、か。なめやがって。」
女はまたも背中に生えた翼ではばたき、魔王の島として有名なムジン島へ向かった。
その頃ムジン島では、魔王の復活の儀が執り行われていた。
そこに住む原住民たちは、古えより魔王に仕えるしもべであった。
原住民たちは祈りとともに玉葱やゴボウを振り回し、モモンガが祭壇に捧げられた。
しばらくして祭壇が闇に包まれ、魔王が蘇る。だが、魔王の風貌も以前とは全く異なっていた。
そう、魔王もまた生まれ変わったのだ。
魔王が蘇った頃、女はようやく無人島に辿り着いた。
「魔王!出てこい!」
すると、女の叫び声に応え、相も変わらぬ不敵の笑みを浮かべた魔王が目の前に現れた。
「我はお前が飛行石を手に入れた時からこの瞬間を待っていたのだ。その持ち主であるお前を殺す時を!」
「うるさい!これでも食らえ!」
女が叫び、飛行石の力により生み出した剣を魔王に振り降ろす。
魔王は軽々とそれを避ける。
「不味そうで食えたものではないな。お袋の味を頼む。」
「何を意味のわからんことを!はぁっ!」
女は手の中から大量のスズメバチを生み出し、魔王に向かって放つ。
だが女の意に反し、手からは蜂の子がぼとぼとと地面に落ちていくだけだった。
「そんなもの、我の力にかかれば、卵にも、玉子焼きにでも変えられるわ!ははは!そら、お前の翼もな!」
魔王は女の背後に回り込み、翼を引きちぎる。
翼を失った女は力を失い、地面に落ちていった。
「ほら、お前の翼から作ったオムライスでも食べながら死んでいくのだ。おっとケチャップもあるぞ。」
そう言って魔界へと帰ろうとする魔王を睨みつけ、女は、息も絶え絶えになりながら、オムライスにケチャップで「だから何ですか?」と書いた。
「むっ?苦し紛れに何を書いているのだ。まさかクイズのつもりか?
だからなんですか、dakaranandesuka、dasakkaerundana、わかった!「ださっ帰るんだな」だッ・・・ガハッ・・!」
女が最後の力を振り絞り、油断した魔王の心臓に剣を突き立てた。
塵となって消えていく魔王。女の目からは涙がこぼれていた。
「初恋・・・だったのに・・・」
完
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一方、路地裏で気を失っていた田中は、自分の呼んだ救急車で病院に運ばれていた。
「いや、だからほんとですって!女の人が倒れてたんですよ!もう!信じてくださいよっ!」
乙
補足:男と女はかさぶたに関することしか一生話しませんが、2人とも一度死んだので、二生目となり、普通の会話をしております。強引で申し訳ありません。
「第二回正解を創りだすウミガメ」開催にあたって
今回も、皆様の会心の質問(無茶ぶり)を踏まえたたくさんの爆笑・感動解説を投稿頂き、誠にありがとうございました。
唐突なヒラメキから始まったこの企画がこんなに皆様に参加していただけるものになるとは全く考えてもいませんでした。
「えっ?今回で終わり?」とか思ったあなた。
ご安心ください。次回も必ず開催します!
そして!!次回「第三回正解を創りだすウミガメ」において、一番人気のある解説を書いた方にこの企画の出題を引き継いで頂きます! ワーパチパチ
その名前は、解説王、いやセツ王、いや「シェチュ王」です! ヒューヒュー
その決定方法はラテクエ問題決定戦を踏襲し、投票方法とします。
詳細は次回の開催までお楽しみに!ストーリー作成の質問方法も変えるつもりです。
開催日が決定すれば、また出題予告で告知いたします。参加してね。
「第2回正解を創りだすウミガメ」これにて完食です!
参加ありがとうございました!
男は人間の言葉を理解し、話せる人間以外のなにか。
男は、シーラカンスに乗っていた。
無人島にいるのは男の計算通り…。
男は女のことを以前から知っていた。
女は男に一目惚れした。
女に「お袋の味を頼む」といったら蜂の子を生きたまま出された。
女はオムライスにケチャップで「だから何ですか?」って書いた。
2人が島に移動した手段は、異なるもの。
男と女は「かさぶた」に関する話題以外のことでは一生会話をしなかった。
何かを落とした男と、女が追いかけた男は同一人物ではない。
モモンガが関係する。
みんな野菜を振り回している。
無人島とは名ばかりで、原住民がいた。
田中が登場する。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。