最近になってやっと暮らしが落ち着いたので、年末の休暇を利用して里帰りしていた。
帰郷の最後で、彼女は森の中の秘密の場所へ向かった。
そこは、最後に見たときと同じ、何もかも昔のままだった。
そこにあるべき物が、きちんとそこにあった。
そのことで、彼女は深く後悔した。
なぜだろう?
【ウミガメ】
一言コメント欄
登場人物は彼女一人ですか?
NO! 基本質問は大事です! [良い質問]
森の中というのは重要ですか?
YES 滅多に人が入らないような、秘密の場所でした。
地蔵などの宗教的偶像は重要ですか?
宗教的・・・YES!! 彼女を取り巻く舞台は非常に重要です。ミスリード注意で、偶像には拘らずに考えて貰いたいです。 [編集済] [良い質問]
そこにあるべきものは、何かのメッセージが有りましたか?
NO
かつてその場所に人々は訪れていましたか? [編集済]
YES! ただし、限られた人間だけです
1より彼女とお母さんとお父さんですか?
YES!!!! ただし、母親だけです。父親は登場しません。 [良い質問]
犯罪関係ありますか?
YES/NO 犯罪と言えば犯罪ですが・・・ 特殊な状況です。
死人は出ますか?
YES!!!! [良い質問]
母親が死んだことをあるべきものを見て悟りましたか?
YES! 悟った・・・というより
あるべきもの自体母親でしたか?
YES! [良い質問]
彼女は供養しなかったことを後悔しましたか?
NO
母親が死んだ原因を作ったのは彼女ですか?
YES!! それこそ、後悔の原因です。死んだ原因が問題の肝です。 [良い質問]
あるべきものは母親の死体ですか?
YES
前に、あるべき物が無かったことがありましたか?
YES!
彼女は母親を殺しましたか?
NO
母親の他に死人は出ますか?
YES ですが、解説にはそれほど関係しません
彼女の母親は外傷が原因で死にましたか?
YES/NO 設定上の死因は毒です。死因より、死に至るまでの状況的な原因が重要です
介護が面倒になって毒殺した? [編集済]
NO 彼女は母親を殺していません [編集済]
母親は自殺しましたか?
YES! [良い質問]
母親は自殺しましたか?
YES! ご結婚おめでとうございます [良い質問]
秘密の場所に湧水はありますか?
NO
うつ病になって自殺してそのうつ病の原因が私にあり悲しんだ?
NO
彼女がもっと早く母親に会いに行ってあげていれば、母親は自殺しませんでしたか?
YES 思いとどまらせることは、できたかも知れません。しかし、決意は固かったと思います
参加します!
歓迎します! でも、次からは雑談枠の方でお願いしますw
母親は宗教にどっぷりハマり山奥で住んでいましたか?
NO もともと、山奥の村で暮らしていました
即身仏は関係ありますか?
NO しかし・・・近い! [良い質問]
母親は生贄になりましたか?
YES!!!! [良い質問]
呪われた娘を助ける為に生贄になった?
NO
母親は娘が生贄にされないよう、自分を犠牲にしましたか?
NO 娘が生贄になりそうになったのは、YESです [良い質問]
非現実要素はありますか?
NO
被ってしまいましたので消します [編集済]
了解です。私に関しては被りは気にせず、質問してもらって結構ですよ?
彼女は母親が生贄になるところを直接見ていましたか?
NO 彼女が発見した時には、既に息絶えていました。
母親は娘を逃がし、自分が身代わりとなって死にましたか? [編集済]
限りなく近いですので、YESとします。一点だけ、訂正ですが娘は勝手に逃げました。 [良い質問]
登場人物は彼女と母だけですか?
YES
彼女と母親以外に重要な登場人物はいますか?
NO 二人だけです
母親は娘が逃げたために、生贄にならざるを得ませんでしたか?
YES 母親自身も、そうするべきだと考えていました。
生け贄になるはずの娘が逃げたので母親が身代わりになった。逃げなかったら母親を助けることができたかもしれない、と後悔しましたか?
YES 解説へ移ります。 [正解]
しかし、その因習を酷く嫌悪し始めた時代。
舞台となるとある国が、高度成長を始めた頃合いだった。
彼女の住む村には「生贄」の風習が残っていた。
「山神への生贄が途絶えれば村は滅びる」という、古い古い言い伝えだ。
生贄に選ばれた娘は成人の儀式を済ませたその足で山奥の祠に向かい、
その中で自害することになっていた。
しかし、ある年に生贄に選ばれた「彼女」は祠へ向かう途中で逃げ出した。
助かりたい一心で村のある方角と逆側へ山を下りて逃げ、
遭難しかけながらも辛うじて彼女は麓の街へ出た。
街を彷徨い歩き、程なくして警察に保護された彼女は、村の風習を説明し助けを求めた。
因習は唾棄すべしという時流に乗り、彼女はしばらくの間、時の人となる。
報道合戦が続き、彼女の故郷も村の外の人間に踏み荒らされた。
その結果、生贄の風習は村と共に消えることとなった。
一連の騒動が終わった頃、彼女は里帰りした。折しも年末の連休で、時間も取りやすかった。
着の身着のまま逃げ出した故郷の、その後が気になったからだ。
もう人がいなくなった村を見て回った後、最後に彼女は山の祠へ向かった。
そしてそこで、自身の母親を見つける。
母親は、祠の中で自殺していた。
「生贄が途絶えれば村は滅びる」
考えてみれば、言い伝えの通りになった。
彼女は、確かに自分の手で村を滅ぼした。
彼女の母はその責任を感じ、せめてもの償いとしてだろう。祠の中で命を絶ったのだ。
そこに居るべき生贄の代わりに、そこに居ないはずの生贄として。
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