深い深い絶望の底で、希望に満ちた美しいゴールドに救われた。
それからの私は今まで以上に幸せだった。
誰もいないところに話し掛ける私を、みんなは気味悪がったり、気の毒そうに遠目で見てたりしてたけど。
それでも私は幸せだった。
【私の絶望の理由、そして幸せにしたものとはなんだろう?】
【ウミガメ】
一言コメント欄
ゴールド=お金ですか?
no! お金ではなく・・・
私はぼっちでしたか?
ぼっち・・・ ではないのでno
非現実的要素はありますか?
no! しっかり現実で起こり得ることです。
私は誰かを亡くしましたか?
yes! 身近な人たちを亡くしました! [良い質問]
その「ゴールド」は「私」が絶望する前から「私」のそばにありましたか?
no! ゴールド自体はありませんでした!
ゴールドはそのまま「金属の金」でしたか?
no!
身近な人たちは家族の事ですか?
yes! 「私」は家族を失っています! [良い質問]
「ゴールド」は装飾品ですか?
装飾品・・・yesですね! ゴールドは金色ってことで捉えてください! [良い質問]
「金色」であることは重要ですか?
yes! 青色の場合もありますが、金色の方が有名? [良い質問]
後半の私の精神状態は正常でしたか?
微妙なところですが、yesですかね? 他人から見ればおかしいように見えたでしょうが、「私」の行動にはきちんと理由がありました。 [良い質問]
絶望したのは、その家族を失ってからですか?
yes! 正解です!では何故その後、幸せになったのでしょう? [良い質問]
その「ゴールド」は失った家族が遺したものですか?
no、ですが、家族と重要な関わりがあります。 [良い質問]
私が家族を殺しましたか?
no! 事故で亡くなりました。
ゴールドを売ってウハウハですか?
no! 売りません!
一般的にこの「ゴールド」を目にする機会はありますか?
yesno あまり、というか殆ど無いと思います。 「ゴールド」でなければ目にしますが・・・ [良い質問]
ゴールドとはゴールド免許の事ですか? [編集済]
no! 免許ではないです!
ゴールドに対して話しかけているのですか?
yes! 「ゴールド」に話しかけていました! [良い質問]
その「ゴールド」を失ったら「私」はまた絶望しますか?
yes! 「ゴールド」が「私」にとっての心の支えでした。
「ゴールド」には家族の姿が映っていますか?
no! 映ってません! [編集済]
「私」には今、身寄りが居ますか?
yes! その祖母に引き取られました。
ゴールドは上半身に身につける装飾品ですか?
yes! ですが、あまり重要ではありません。
その「ゴールド」は家族を失うきっかけになりましたか? [編集済]
no! 全く関係していません!
ゴールドは場合によっては緑色だったりしますか?
yesno この物語の場合は金色か青色です。 しかし、「私」の選択次第で緑、黄色、赤になっていたかも。 [良い質問]
その「ゴールド」は何か使い道がありますか?
使い道・・・yes? 装飾品などに使いますね。
猫に関係しますか?
yesno 猫である必要はありませんが、この場合では猫も両親も関係します。
宝石は関係しますか?
yes!! 大いに関係します! [良い質問]
私は死んだ家族と血が繋がっていましたか?
yes! 血の繋がった家族です。
事故で失った体の一部(装飾品をつけていた)が見つかった?
no! 遺体はきちんと見つかっています
外国の話ですか?
日本でも海外でも成り立ちます!
それは骨で作られたダイヤモンドですか?
yes!! まとめられますか? [良い質問]
亡くなった家族の遺骨で宝石を作り装飾品にあしらったのですか?
yes!
私は死んだ家族の火葬後の遺骨から炭素を取り出してもらい、メモリアル・ダイヤモンド作ってもらう。大切な家族を失ってしまったこの世界で、家族の身体の一部で作ってもらったこのダイヤ(家族)を心の支えにして、私は生きていく。...ですか?
yes! 正解です! [正解]
それは、両親と一匹の飼い猫。
彼女が心から愛して止まないものだった。
その日は彼女の誕生日だった。
彼女の両親は、大企業の社長に大女優。とても多忙で、彼女と会えるのは一ヶ月に一回程度、それもほんの数時間。
しかし誕生日の日だけは、全ての仕事を切り捨てて、娘の為に一日を捧げるのだった。
その日も、そうなるはずだった。
しかし、両親の帰りを待つ彼女の元に届いたのは、両親の乗っていた飛行機が墜落した、そして生存者はいない、という知らせだった。
両親が死んだ、という知らせを受け入れられないで呆然と立ち尽くした彼女に、さらに冷たい現実が突き刺さる。
慌ただしくこちらに向かう足音に振り向くと、そこには真っ青な顔で飼い猫を抱いたメイドが、息を切らして立っていた。
(あの子は私以外が触ると怒るのに、なんで・・・?)
とても嫌な予感がした。あの子は今年で14歳。もういつ寿命が来たって・・・。
嫌な予感がしたが、確かめずにはいられなかった。
飼い猫に触れ、その温もりの無さに、言葉を失う。
絶望が、彼女の心を支配した。
*****
それから一年が経ち、少女は絶望から救われることになる。
彼女を救ったのは、「遺灰から作るダイヤモンド」というものだった。
遺灰中に含まれる炭素を使用して、人工的に作るダイヤモンド。
父方の祖母に引き取られた少女は、その存在を何気なくつけていたテレビ番組で知る。
祖母はとても優しい人で、お金にもあまり興味が無く、そして何より彼女に笑顔が戻ってくれることを強く望んでいた。
それ故、彼女が両親の遺産でこれを作りたいと言ったときも、快く了解してくれた。
そして数ヵ月後、三つのダイヤのアクセサリーが彼女の元へ届いた。
母親の遺灰から作ったダイヤの指輪、父親の遺灰から作ったダイヤのネックレス、飼い猫の遺灰から作ったダイヤのイヤリング。
金色に、でもそれぞれ違う色に輝くダイヤをみて、彼女は涙を流した。
「ああ、これからは、ずっとずっと一緒にいられるんだ・・・。ずっと、みんなとお話出来るんだ・・・。」
*****
一年前くらいに転校してきた、すごい無口な女の子。
なんでも両親が死んじゃったらしくて、それ以来一言も喋ってないらしいね。
でもクラス替えして、同じクラスになったんだけど・・・
普通にみんなと喋ってるし、元気に笑ってたよw
ただ、たまに自分の指輪とか、アクセサリーに話しかけてて、ちょっと不気味なんだよね。
まあでも幸せそうだから、別にいいか・・・。
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