【A君のおかしなラブレター】

とある学校には、男（以下、A）と女(以下、Z)それぞれ1人づついじめられっ子がいた。

学校中の生徒は全員といっていいほど2人を嫌い

暴言を浴びせたり教科書に落書きするなどの非情ないじめをしていた。

Aは特に知恵遅れのようなものがあり、よく的にされていた。

しかし、AよりはZのほうがよく的にされていた。というのも

Zも醜い見てくれで、何をしても報われず「愚民」と呼ばれていた。





ある日、生徒の一人が言った。

「おい、A。お前Zにラブレター書けや」

「えっ・・・」

「えっ、じゃねー！早くしろよ」



書かないと殴られる。そう思いAは意を決してZへのラブレターを書いた。



「ぜ、Z、こ、これ・・・」

「えっ・・・」



「ヒューヒュー！」

「いいぞいいぞ～」

「キモい二人が結ばれたぞ～」



なんとも非情な生徒どもなんだか。



「

　 大 好 き。き みの こ と が ま えから 好 きでした。

　 ラ ブ ラ フ し た い と お も て る。ずっ と おもっ て た。

　　 き み も 、き　っと　わかってたじゃない？

　　 頑 張 ばっ て 描い た よ。太切にしてね、これ。

　…見ぐ るい か な 、こめん ね。ごめんね、ごあ んね

　　

　　P.S.

　　　あ と、ぼ く は ちえな ん てお くれ てな いよ

　　た だ字 がう まく書 けな い だけ だ　か　らね

　　　字 が かけ ない からね　ちえ じ ゃな　い よ

　　　　　　　ぎゃく なん だ　よ　ぎゃく だ からね 」





　

その後、Zは自殺し、Aは褒め称えられた。

いったいどういうことなのか。理由もつけて説明せよ。

また、このストーリーは１つ重大な嘘がある。

それはどこか抜き出し、このストーリーは

いったいどういうことなのか書け。