そんなことにはならないはずだった。
その場にいるほとんどすべての人間の共通の認識だったが、その予想が最悪の形で裏切られてしまった。
どういうことだろう?
「私は決して、貴方を許さない!」とエイミィは怒りながら言っていますか?
イエスノー!今はこれしかいえませんが・・・。 [編集済] [良い質問]
重要なのは二人だけですか?
のー!もう一人重要人物が・・・ [良い質問]
エイミィのセリフは私に対してのみ言っていますか?
イエs・・・ん?ノーですね。エイミィ=私で、このせりふは「貴方」に対して言いました。 [編集済]
エイミィとジャックは恋人同士ですか?
イエス! [良い質問]
死者はでますか?
ノー。でも死んでもおかしく無かったです。
あなた=ミラですか?
ノー。まとメモ参照、貴方=ジャックです。 [編集済]
エイミィとミラは肉親ですか? [編集済]
ノー。成立しないことは無いですが、他人のほうがしっくり。
ジャックはkissをしましたか?
ノーです。
死んでもおかしく無かったのはミラですか? [編集済]
ノー。ジャックです
エイミィとミラは仲良しでしたか?
ノー?エイミィとしては顔見知り程度です。
許さない原因にミラは含まれますか?
ノー。そもそもこの言葉は・・・。
ミラは司会者かなにかですか?
ノー。ただし結構近い上に、3人とも職業は同じです。 [編集済]
演技ですか?
イエス!状況とトリックを追求してください。 [良い質問]
エイミィとジャックが二人で演技の練習<そしてこのセリフ<そのセリフをミラが勘違い<みんなに広まる ですか
ノー。本番でおきた出来事です。ミラもその出演者ですので勘違いはありません。
5より死んでもおかしくなかったのは、ジャックですか?
イエス。被害者はジャックです。
「そんなこと」 とは、私がこのセリフを言ったことですか?
ノー。15より、ジャックが死に掛けたことが「そんなこと」にあたります。
奈落に落ちましたか?
ノー。
事故が起きかけましたか?
ノー。事故ではなく事件です。 [良い質問]
その事件は、三人の誰かが起こしましたか?
イエス!
演技上でジャックはナイフで刺されるか銃で撃たれますか?
イエス!ナイフです! [良い質問]
「私は決して、貴方を許さない!」というセリフは台本通りですか?
イエス!そこまでは・・・
台本上ではなく、ミラは個人的にジャックを愛していましたか?
イエス!元恋人で、いまだに・・・ [良い質問]
ナイフが演技用では無く、本物にすり替えられていましたか?
正解^^ [正解]
社長(ジャック)『お前みたいな小娘に、何ができるというのか!』
エイミィ演じる秘書は壁の装飾短剣を手に取り、ジャック演じる社長に体当たりをする。
ジャックは腹を押さえ、ひざをついた。
短剣を腹から引き抜き、秘書は言った。
秘書(エイミィ)『私は、貴方を愛していた。愛しすぎていた。だから、貴方の奥様や子供、貴方と私の結婚の邪魔になるすべてを消し去ろうとしてきた。・・・それももう終わりよ。さようなら、Mr.Flunky(八方美人さん)。』
再び、今度は社長の首めがけてナイフを振り下ろす秘書。
監督「ハーイ、そこまで!明日の本番もよろしくねー!」
エイミィ「お疲れ様でした!」
ジャック「お疲れさん。エイミィ、今夜のみに行かないか?」
エイミィ「え、あ、はい///」
翌日から公園予定の舞台稽古が終わり、主役の二人が仲良さ気に会話するのを、一人の女優が見ていた。
ミラ「ジャック・・・、私から乗り換えた先があんな地味女だなんて・・・。」
ミラはつい半年ほど前までジャックと付き合っていた。
しかし目線の先のジャックの隣には、自分ではなくてエイミィがいる。
苦々しく見つめながら、エイミィが芝居で凶器として使ったギミックナイフ(柄にプラスティックの刃が押し込める、おもちゃみたいなもの)を片付ける。
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翌日の本番、クライマックスである例のシーンが訪れた。
秘書『私は決して、貴方を許さない!』
社長『お前みたいな小娘に、何ができるというのか!』
練習同様、エイミィは壁の装飾短剣を手に取り、ジャックに体当たりをする。
ジャック「ぐぁっ!?」
ジャックのうめき声とともに、エイミィは手ごたえに奇妙な違和感を覚えた。
生ぬるい・・・。
恐る恐る手元を見ると、真っ赤な血が短剣に、手に、床に滴り落ちている。
エイミィ「い、いやぁぁぁぁっ!!!」
台本から逸脱した、恐怖に慄いた叫び声をあげるエイミィ。
絶対に刺さらないはずの短剣が、ジャックの腹に刺さっていた。
そう、ギミックナイフが本物にすり替わっていたのだった。
後の捜査から発覚したことだが、ジャックの元恋人のミラが、自分の手を汚さずにかつエイミィに罪を擦り付けるためにナイフをすり替えたのだと言う。
幸い、ジャックの傷は深かったが致命傷にはならず、ジャックとエイミィはそのまま結ばれた。
逮捕され、思惑も外れ、さらには二人の絆をより深めてしまったミラ。
刑期を終えた後、彼女には果たして幸福は訪れるのだろうか・・・。
*金田一少年の事件簿にこんな事件が確かあったと思う。
ジャック(貴方)♂、主人公
ミラ(2よりもう一人の重要人物)♀、主人公の妻役
三人とも舞台俳優、同じ舞台に出演。
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