愛するものに刃を

私

は生物教師。

私は以前学会に提出する実験で、プラナリア（和名：ウズムシ。切断などの外傷に対し著しい再生力を持つ）を使ったことがあり、見た目のかわいらしさからそのまま飼育していた。



準備室にビーカーの中で飼っていて、たまに生徒達が見に来るのだ。



「せんせ、こいつかわいい！」

「え、増えるの？切っても死なないの！？」

「おもしれぇwwほしいｗ」

「ウネウネしてる･･･」

「そーか。じゃあ、こいつ切り分けてやるから、きっちり再生させてみな？」

「「「うぇえええええええ！？」」」

「うるさいよｗ」



そういいながらプラナリアを5つに分け、小さなペットボトルに分けてやった。

飼育方法も渡し、続けて言った。



「こいつを卒業までの３ヶ月間育てきったやつは、俺がおごっちゃる。ただし、お前らの四人だけな。ほかのやつに分けてやっても、俺は知らんぞw」



分けたプラナリアがどうなったかは、気が向いたら話すよ。