それでも瀕死の彼らは最も輝いている。
そして僕は傷だらけになりながらも彼らを殺し続ける。
僕は彼らほど美しくはないけれど、傷だらけの僕がいなければ彼らは美しく死ぬこともできない。
彼らを殺し尽くした時が、僕の死ぬ時でもあるのだ。
「僕」が彼らを殺す理由と、「彼ら」との関係をお考え下さい。
【ウミガメ】
初出題です。至らぬ部分はご容赦を。
彼らは食べれますか?
NO
彼らは人間ですか?
NO 擬人化です [良い質問]
僕も擬人化ですか?
YES [良い質問]
殺すという表現は消す・消滅させるということでしょうか?
NO 亡骸は残ります
僕は生き物ですか?
NO
僕が彼らを殺すことは使命ですか?
YES! [良い質問]
僕は生物ですか?
NO 無機物です
僕または彼らはボールですか?
NO
僕が傷つくのは彼らを殺すからですか?
YES [良い質問]
彼らは、死に近づけば近づくほど輝きますか?
NO? 今際のきわだと輝き方は変わります
眠っている時点で彼らは瀕死ですか?
NO 眠っている時点では死がやってこない場合もあります
「僕」が「死ぬ」のは、単に役目を終えるという意味だけでなく、実際に彼らが全滅したらそれ以上生きられない?
YES? 「彼ら」が全滅したら生きてようと葬られます
彼らは物理的に輝いていますか?
YES! [良い質問]
彼らを普段の生活で見ることはありますか? [編集済]
YES! あ、人によってはあまり見ないかもしれませんが私は毎日。
彼らを僕はたたきますか?
NO
僕が傷だらけなの彼らを殺すために何かと戦っているからですか?
NO 「彼ら」との物理的な衝突でそうなります。
僕は煙草を吸う為に火をつけ、自らの身体を傷つける?
NO? 主人公はもっと受動的な性質です
僕は殺すとき彼らに接触しますか?
YES
「僕」は「彼ら」を磨く?
NO でも確かに「僕」がいなければ彼らは輝きません
「輝く」=反射ではなく、自分から光を放っている? [編集済]
YES
彼らは固体ですか?
YES
輝くのは、燃えていますか?
YES [良い質問]
電撃殺虫機と寄り集まる羽虫達、ですか?
NO やっぱりあれ燃やし殺すんですか…
僕が彼らを燃やしているから輝いているのですか?
NO 「僕」が放火してるわけではありません
『汚物は消毒だあ!』ですか? [編集済]
NO
彼らは生き物ですか?
NO
「僕」はマッチ箱の側面の赤燐、「彼ら」はマッチ棒? [編集済]
YES! [正解]
マッチ箱とマッチ棒、ですか?
YES? 解説では茶色のアレです [正解]
タイトルは サイド=側面 キック=マッチをする動作?
YES! 相棒という意味もあります
ライターの『ガス』と『火打ち石』ですか?
ノ…あ…それも成立してしまう
所詮使い捨ての命だが、瀕死の彼らの命の炎はそれは美しく輝くものだ。
彼らは時に人々に忘れ去られるが、時に人々は彼らを望む。
それは彼らの死に繋がるが、同時に彼らの生きがいだった。
ただ死ぬときだけをひたすら待っていたのだから。
僕は殆ど初対面の彼らを殺し続けるためだけに作られた。
僕は彼らを友人だと思っているが、ただ死の直前の輝きを待ち焦がれながら眠っていた彼らには、そんな事は思いもよらないことだ。
僕は身を削り、傷だらけになりながらも彼らを殺し続ける。
そうやって醜く、不器用になっていく僕がいなければ、彼らは命の炎を燃やすことができないから。
彼らはひとり、またひとりと燃え尽きて行き、とうとう誰もいなくなった時、僕は使命から開放され、安らかな死を迎えることができる。
傷だらけの僕はかさぶたさえも全て剥がれ落ちているだろう。
所詮僕も使い捨ての命だということを、彼らは恐らく知らない。
彼らと僕の命を惜しまぬ仕事ぶりは、テーブルの上に残されるマッチの空き箱だけが知っていた。
それはマッチの生きがいとヤスリの献身の物語。
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