る国の身分の低い若者が王女と恋をした。それを怒った国王はその国独自の処刑方法で若者を罰することにした。その方法とは二つの扉の一つを選ばせることである。ひとつの扉の向こうには餓えた虎がおり、扉を開けばたちまちの内にむさぼり食われてしまう。もうひとつの扉の向こうには美女がおり、そちらの扉を開けば罪は許されて彼女と結婚することが出来る。王の考えを知った王女は死に物狂いで二つの扉のどちらが女でどちらが虎かを探り出した。しかし王女はそこで悩むこととなった。恋人が虎に食われてしまうなどということには耐えられない、さりとて自分よりもずっと美しくたおやかな女性が彼の元に寄り添うのもまた耐えられない。父に似た、誇り高く激しい感情の持ち主の王女は悩んだ末に結論を出し、若者に扉を指差して教える。王女が示した扉は果たして
F・R・ストックトンの『女か虎か?』(本文はWikipediaより引用)
この続きを考えていただきたい
皆様の発想力と文章力をぶつけて下さい
私の作ったものに一番近い方には『アザゼルと思考パターンが同じ人』の不名誉が与えられます
また、私が考えた『NG』を書いた方には罰ゲームとして 『アザゼル問題のオマージュ問題』を作ってもらいます
期限は三日間 さて、お願いします
百問目です!
王女は決心した。自分が美女の代わりになろうと。しかし・・・王が決めたことには逆らえない。美女を虎のもとへ連れて行き、そのまま言い訳をして、王女は自分を美女に仕立てることができた。 しかし。若者が選んだのは虎のいる扉。王女は若者の死に耐えられず、自分も虎に食われて死んだという。 [編集済]
悲しい心中話ですね・・・あれ?扉を指差したのは誰?
そうか・・父さえ居なくなればいいんだ。 そう思った王女は国王を殺し、飢えた虎に喰わせてしまいました。 国の権力を握った女王は、若者に自分の寝室の扉を指差したそうです。 なお、この国は暴君となった王女に暴政により反乱が起こり、滅びてしまったそうです。
下に書きましたψ(^・ω・^)ξ
姫は目をつむり、扉を指し示す。 男はそれを見て高らかに告げた。「こちらの扉を選びます。」王が扉を開くよう命じようとした瞬間、姫は最後の賭けに出た。 隠し持っていたナイフを自らの喉元に当てがい、王に訴えたのだ。扉の中の<それ>と私が戦い、もし私が<それ>を殺せたら、彼の結婚をゆるしてほしい、と。 そう、先程姫が示したのは、美女のいる扉。相手の育ちからすれば、自分に分があると踏んでいた。 王は姫の気迫に負け、姫が負ければ男は当初の通りの刑に処することを前提に、了承した。続く
ψ(^・ω・^)ξ
続き 闘技場に姫が入ると、男は泣き崩れていた。 「何故泣いているのですか!?」 刹那扉が開かれた。 虎が、現れる。 「姫のことだ、私に美女の扉を選ばせるつもりだと思いました。生き延びたあと、美女を殺してでも取り返しに来ると。しかし、それは姫が咎人となること。そのようなことには堪えられない。だから、わざと姫が示した反対の扉を選ん」 言い終わる直前に男の首が食いちぎられた。続けて姫も。…王が虎を殺すように指示した時には既に原形などなく、二人の手の平だけが、固くつながれていた。二度と離れないように、固く、固く。
悲しい結末ですね しかし、あえて言おう『この手の話は大好きだ!』と
「どちらかを選ぶことなどできない。」そこで王女は考えた。「もし私が闘技場に飛び 出していけば、流石の王も50%の確率で虎が出る扉を強引に開けさせたりしないだろう。」 王女は当日闘技場に入れるように、数日前から家臣たちを買収し始めた。 ある者には金を渡し、ある者には地位を約束し、ある者には体を売った。 そして当日、王女は若者に入り口の扉を指さした。「そこに行くから。」 それを合図に家臣たちが一斉に目をそらした。その隙に王女は走り出す。《続く》
ψ(^・ω・^)ξ
《続き》根回しの甲斐あって王女は何とか闘技場に躍り出る。 若者の傍に駆け寄ると、王に向かって叫んだ。 「お願いです!もう止めて下さい!どうしてもというなら、虎の扉を教えて下さい! 彼と一緒に死にます!」王女を失う訳には行かない王は已む無く処刑を中止した。 彼女の捨て身の行動は功を奏した。しかし彼女の悪しき行いを知った若者は激怒し、 王女を捨てて行方を眩ませてしまった。《完》
若者 非道ぇ!王女の権力で死刑にしてやればいいんだ!
王女はそっと若者に右の扉を指差した。美女がいる方の扉だ。 若者はそれに従い右の扉を開けた。そこに美女がいることを確認すると、あろう事か大喜びで美女と抱き合ってしまった。 瞬間、虎の扉も開かれた。虎は若者と美女に襲い掛かり二人とも食い殺してしまった。 王女はこう考えていた。「もし私が美女の方を指差して、彼が虎の扉を開けてしまったなら。 この局面で私の言うことを信用しない男など食い殺されて当然だ。《続く》
ψ(^・ω・^)ξ
《続き》もし私の言うとおり美女の扉を開け、私の気持ちに涙し、美女との結婚に絶望してくれるなら。私も彼の生を望みたい。 しかし、もし美女の扉を開け、"喜んでしまったら"。私に対するこれ以上の裏切りはない。」 王女は自分の考えを王に明かし、もし若者が喜んでしまったなら、家臣に虎の扉を開けさせて欲しいと頼んだ。 もとよりこのような処刑方法を考える残酷な王である。娘の申し出に納得し、家臣にその旨を命じた。 蛙の子は蛙。王女の中にも強烈なプライドと残酷さがあった。《完》
素晴らしい!キャラクターの性格と設定に完全に合致しますね この問題に正解はありませんが模範解答を付けるとしたら間違いなくこれでしょう
王女は自分の悩みが杞憂だと気付き、躊躇無く美女の扉を指さした。若者は美女の扉を開ける。と、若者は美女に飛びかかり、そのまま食い殺してしまった! …というのも、王女が恋していたのは、まだまだ育ち盛りの若い獅子。そのまま彼らは幸せに暮らしましたとさ。【終】 [編集済]
うをっ!想定外の結末!ちなみに【若者は美女に飛びかかり】の件でHな妄想をしたのは内緒です
そうか・・父さえ居なくなればいいんだ。 そう思った王女は、若者を注視していた国王を素早く殺害しました。そして、若者が連れられてきた入り口の扉を指差し、戻るように言いました。国王を殺害して国の権力を握った王女は国の実験を握り、暴君となりました。この国はその後、暴政のせいで反乱が起こり、滅びてしまったそうです。
なるほど!【扉】は確実にもう一つありましたね て、滅ぼさんでも 若者と王女は結ばれたのかな?
王女は一か八かのある賭けに出た。実は、彼女にはもうわかっている。左の扉に虎がいて、右の扉に美女がいる事を。そして、王女が指差した扉は右だ。若者は右の扉を開けるとそこにいたのは…美女、いやとても可愛らしい女の子だった。実は王女、美女に若者が惚れる可能性も考え、国王に美女は自分が選ぶと言ったそう。当然反対されたそうだが、自分の信頼している者たちの協力で自分の妹と美女を入れ替えた。これで彼が右の扉を開けても美女に惚れる心配はない。その後若者と王女とその妹は仲良く暮らしていきましたとさ『完』
この国の一番の美人は王女の妹だったのですね 一見ハッピーエンドですが数年後はどうだろうか・・・平民に娘を二人も盗られた王様がちと不敏(自業自得ですが)
王女は此方を見つめる若者の瞳に真白く細い指先でそっと片方の扉を示して見せた。若者は王女の気持ちを決して疑うことなく真っ直ぐに其方へと向かい、その逞しい腕で扉を開き……そしてその腕は、 飛び出してきた虎に咬み千切られた。歓喜の声を上げる王を一瞥し、王女は微笑む。「彼は死にません」 何度虎の鋭い牙に喰い千切られようと、ヒトならぬ若者の身体が力尽きることはない。何度でも、その身体は再生する。噴き出す自らの鮮血の中王女を愛おしげに見つめる若者の姿に王は息を呑んだ。 その後、異形と恋に落ちた娘として王女は国外追放されたと言う。傍らに、若者を携えて。《完》 [編集済]
これまた斬新な展開ですね ところで この男は不死身なだけで虎には勝てないのですね?獣魔無しの藤井○雲(ネタ古!)みたいですね
王女は悲痛な面持ちで美女の扉を指差した。たとえ一緒になれなくても彼には生きていて欲しい。苦渋の決断だった。男が扉を開けると、そこはもぬけの空だった。「どういうことか!?」怒鳴る王に家臣が平伏して答える。「王国1の美女を用意せよと申されましたので該当者を探しましたところ、自分こそ1番の美女、と申す者が殺到しまして。現在、美女コンテストの真っ最中です」「処刑前に終わらせておけよ!」男は無人の部屋を抜けて、そのまま王女と駆け落ちしてしまった。次の日、先の家臣が処刑場にいたという。
面白い!やはり此処の住人は一味違いましね 素晴らしいです
ネタ投下(笑)姫はあることを思い出し、喜んで虎の扉を示した。男もそれに従い、扉を選ぶ。扉が開かれた瞬間、姫は言った。「ドラ◎ラム使え!」当然虎は真っ黒焦げ、若者は姫を背に乗せどこかに行ってしまったそうな。これがのちに伝説となるド●ゴンクエ●トの真実の始まりだとかちがうとか。
倒して仲間にするのもいいですね【プックル】【ゲレゲレ】【ボロンゴ】【チロル】だったかな?
王女は気が短い。王はもとより、虎、美女、さらに若者にまで腹が立った。「何よ何よ!みんなで私を騙そうと?私より勇敢で、この世で1番美しい私を騙して楽しんでいるなんて、みんなまとめて死刑よ!」王女はナルシストなうえに疑い深い人だった。「お父様、虎も美女もいりませんわ。若者は、私が殺します。」こうして若者は殺された。もちろん、虎も美女も後々死刑された。「お父様、これがお父様への最後のお願い。私のこの手で死んでよ。」「や、やめろ!」王を殺し、王女は富、権力のすべてを手に入れた。そして、若者によく似た人と結婚し、王女が生まれた。また、同じことが繰り返されるとは知らずに。もちろん、2つの扉など使う場はなく、王女は指を指さずに一生を終えたのである。 <終> [編集済]
い・・・いや・・・いいんですけど話は潰さないで下さい 私の創作ではなく世界の名作なので
姫が指し示した扉は虎の扉だった。若者はそれに従い、扉を指し示す。 すると闘技場の床が割れ、プロレスリンクが競り上がって来た!突如爆音で流れる「バーニングタイガー」!さぁ、我等が待ち望んでいた虎がやってきた!そう、タイガァァァァ!マスクウゥゥゥッ!「来い!若造!俺のタイガースープレックスを喰らうがいい!」…若者は宣言通りタイガースープレックスの餌食となったそうだ。ちなみにもう一方の扉には北斗晶が待機していたらしい。
タイガーマスク『悪いな若者、これもランドセル代を稼ぐためなのだ、許せ』 若者『こ・・・子供の頃からの夢でした・・・』 若者の死顔はとても幸せそうでした チャンチャン!
これは悪い夢だ。王は思った。男が開けた扉には美女がいたはずだった。しかし扉を開けて溢れ出してきたのは、武器を持った男たちだった。彼らは梯子を用いて観覧席の王に迫った。たちまち、兵士たちとの戦いが始まった。「陛下!」駆けよる騎士団長と部下たち。しかし彼らはそのまま、王を拘束してしまった!呆然とする王に、王女は告げる。「お父様のこのくだらない処刑のために、どれだけの娘が婚約を破棄させられたとお思いですの?」王は思い出した。今回の娘は結婚の決まっていた騎士団長の娘を指名していたことを(続く)
ψ(^・ω・^)ξ
(続き)騎士団長の娘は懇意にしていた侯爵家に嫁ぐことが決まっていた。しかし、今回の処刑のために婚約を破棄させられていた。侯爵家との関係は冷え、娘が男と結婚すれば、犯罪者の妻と呼ばれるだろう。とても耐えられない。そんな彼に王女が囁いた「私に協力なさい」騎士団長は自分と同じように婚約を破棄させられた者たちを集め、束ね、そして蜂起を決定した。処刑場の警備を担当するのは騎士団長だ。彼らを招き入れるなどたやすかった。そして今、王は処刑場に立っていた。「選べ!選べ!」男たちが叫ぶ。どちらの扉を選んでも自分には死が待っている。それに気づいて、王は絶望した・・・。 [編集済]
確かに美人も被害者ですし 家族からしたら たまったもんじゃないですよね!今回が初めではないようでしし これまた素晴らしいお話でした!
王女は深く悩みました。愛しい若者が死んでしまうことを考えると胸が張り裂けそうだった。愛しい若者が自分ではない誰かを娶ることを思うのは苦痛の極みだった。王女は悲壮の思いで、虎のいる扉を指差した。どちらにしても思いが叶わぬならば、せめてあの世で結ばれよう。いや、押さえきれぬあさましい恋情のために、罪もない若者に死を迫る自分は、きっと天国には行けないだろう。ならば地獄の炎に焼かれながら天の彼の幸福を祈ろう。隠し持った短刀を握りしめて、王女は若者を見つめた。若者は王女の涙にぬれた瞳をじっと見つめて、頷きました。続く
ψ(^・ω・^)ξ
しかし彼は扉を選びません。数分たち、数十分達、どれだけ兵隊が選択を迫っても、彼はただじっと王の顔を見つめていました。ついに王は激怒し、兵隊たちに若者を捕まえて車輪轢きの刑に処すよう怒鳴りました。闘技場の入り口が開き、わっと兵隊たちが押し寄せた時、若者はさっと素早く王女の指した虎の扉を開きました。飢えた虎は、扉の陰に隠れた若者ではなく、押し寄せてきた兵隊たちに躍りかかりました。王様は若者を殺せ、いや虎を押さえつけろと混乱し、兵隊たちも虎に追われて騒然となりました。続く
ψ(^・ω・^)ξ
若者はその騒ぎの中、王女に向けて手を伸ばし、ただ一言「さあ!」と叫びました。王女はそれを見て、自分の胸を突くために隠し持っていた短刀で、長い髪と動きづらいドレスを切り裂くと、闘技場で待つ若者の腕の中に飛び降りました。それに気付いた王様は叫びました。「王女よ、何をしているかわかっているのか!」 王女は泣きそうになって、でも力強く答えました。「恋してるのよ!」 若者は王女を力強く抱きしめて、闘技場から走り出しました。二人の選択が正しかったのか誤っていたのか、賢い事なのか愚かしい事なのか。ただ、昔から年寄りは彼らの背中にこう呟くのがお決まりでした。めでたしめでたし。
少女漫画のような美しいストーリーですね(少女漫画見た事無いけど)愛の為、あえてイバラの道を行きますか・・・彼等に幸あれ
王女はトラの扉を選ばせた。しかし王女は城にあった食べ物を全て持ってきてトラに与えた。するとトラは王女になついた。王女はトラに王を食い殺せと指示を与え王を殺し、若者と一緒に富、権力を手に入れたのであった。という夢を見た若者と王女でした。
なるほど、王女も策士ですね、って夢かい!
王女が示した扉は虎の扉。そのとおりに選び、示された扉が開け放たれる。しかし、なぜか虎は出てこなかった。恐る恐る若者は扉を覗き込んだ。…虎は虫の息だった。若者は叫んだ。「国王、虎が死にかけている!どういうことか!」虎は一日に40kgもの肉を食わねばならない。にもかかわらず、空腹を保つために捕えてからの半月、全く食事与えなかったのだ。ふと王女が訪ねた。「お父様、もう片方の女性はどれくらい…?」「同じく半月だ。そちらには飯は食わせていたからな、虎のようなことはない。」<続く> [編集済]
ψ(^・ω・^)ξ
若者は何かを感じ、慌てて隣の扉を開く。美女と呼ばれた女の見る影もなく、骨と皮だけに痩せ細っていた。息はあった。「しっかりしろ、食事を与えられていたんじゃないのか!?」女から帰ってきた言葉はあまりに想定外のものだった。「カイ…虎のカイが…空腹なのに…私だけ食べられ…ません」「あの虎はカイというのか」「カイは私が育てた子…。誰にも殺させ…ない…」女の息が荒くなる。彼女も虫の息ということだ。「しゃべるな!」「私をカイを…の元へ…」若者は弱々しく掴んで来る手に強い意志を感じ、女を虎の元へ連れていった。 「カイ…、カイ…、私を食べて、生きて…」女はカイの口をこじ開け腕を突っ込み、その牙を突き立てる。「君ッ!?」 [編集済]
ψ(^・ω・^)ξ
いつのまにか王や王女、護衛兵が闘技場に降りてきていた。その壮絶な愛に、皆言葉を失っていた。虚だったカイの目に光が灯る。刹那、虎は迷わずに王に襲い掛かった。爪が首に突き立てられ、国の最高権力者がただの肉塊となった。同時にカイも力無くくずおれる。槍を構える近衛兵に、若者と王女は待ったをかけた。 這いずり、前脚だけで愛する女の元へ向かっていることを理解したからだ。女と虎は、寄り添いあい息を引き取った。―後に、死せる王は暴君として葬られ、女と虎は英雄として銅像を建立するに至った。そして、その無償の愛を伝える為王女と若者は、国を全力で治めたそうだ。
虎使いの美人だったのですね サーカス団から連れて来たのかな?半月の断食は虎には酷ですな・・・て、閉じ込めっぱなしのほうが可哀想?
誇り高く激しい感情を持つ王女。若者が虎に食われて死ぬのは嫌。けれど他の女と寄り添う姿を見るなどもっと嫌。自らの愛を傷つけられることを拒んだ王女は、ならばいっそと虎の扉を指しました。若者はしばらく王女をじっと見つめた後、一つ頷きました。そして迷わずに扉を開き、躍り出た虎に襲われました。その牙を突き立てられながらも若者は悲鳴一つ上げず、ただ一言、誰に言うでもなく呟きました。「あなたはかわいそうなひとだ」 続く
ψ(^・ω・^)ξ
その声は小さいながらも、不思議と闘技場に響きました。愛していながら死を望まざるを得ない激しい感情。それを知りながら命をささげる若者の姿。王女は自分のしでかしたことに号泣し、三日目には自ら命を絶ってしまいました。一方王様も、若者の遺した言葉の意味をずっと考えていました。死ぬ前だというのにひどく落ち着いたあの声。考えまいとしても、若者の声はずっと王様の耳に残りました。そのためどれだけ経っても、どんな酷い罪人が出ても、王様はそのたびに若者の言葉を思い出して二度と虎と美女の処刑を行えませんでした。 続く
ψ(^・ω・^)ξ
大事な王女を失い、どんな娯楽も心を満たしてくれません。誰も彼の悩みを癒してはくれません。バルコニーから城下を眺めて、その賑やかで朗らかな景色を見つめて、王様は悟りました。王様は誰よりも偉いけれど、誰よりも独りぼっちでした。一体誰が、あんなひどい処刑をする王様を好きになるでしょう。王様は残酷な処刑を取りやめ、闘技場も壊してしまい、贅沢もやめました。質素にすごし、国のために毎日働きました。やがて国民が王様を褒め称えはじめても、王様の心は寂しく一人のままでした。王様には自分が褒められるなんて信じられないのです。 続く
ψ(^・ω・^)ξ
やがて国はさかえ、王様は歴代で一番のいい王様だとたたえられましたが、王様は相変わらず独りぼっちでした。皆がどれだけ愛してくれても、王様は自分がすっかり嫌いになってしまったのです。いまでもふとした時に、あの声が蘇ります。「あなたはかわいそうなひとだ」 王様を置いて国中みんなが幸せに過ごしました。いつまでもいつまでも幸せに過ごすでしょう。めでたしめでたし。
レナさんに続いて模範的な続きだと私は思います 道徳的な意味も含まれていますし何より面白い!
処刑からしばらく。王の気分は晴れなかった。「アイツの心がああも脆かったとは。予想もしなんだわ!」吐き捨てる王に彼女は冷ややかな視線を向けた。いいえ、それは違う。誇り高く、激しい気性の持ち主と思われていた王女が、実は繊細で優しい少女だと彼女だけは知っていた。父である王の期待に背かぬよう、常に無理をしていたことも。そんな王女が最愛の人が虎に食い殺されるところを目の当たりにして耐えられるはずがない。そう、私は知っていた。だから王の耳に入るよう手配したのだ。彼女の予想通り、王女の心は壊れてしまった。だから・・・。「今日からお前が私の娘だ」王の視線が王女の影武者だった少女に向けられた。(続く [編集済]
ψ(^・ω・^)ξ
続き)「ご安心ください、お父様。私は期待を裏切りません」そう、今日から私が本物の王女なのだ。彼女は内心で暗い笑い声をあげた。今は権力の座に座っているがいい、王よ。だがすぐに、私がその玉座を奪ってみせるわ。・・・影武者だった少女の下剋上物語の幕が上がった。
んん?つまり王女は虎を指差し若者は虎に喰われたのですな? 設定にはない影武者の登場 これからこの国はどうなる!
王女は此方を見つめる若者の瞳に真白く細い指先でそっと片方の扉を示して見せた。若者は王女の気持ちを決して疑うことなく真っ直ぐに其方へと向かい、逞しい腕で扉を開き……そしてその腕は、 飛び出してきた虎に咬み千切られた。驚き目を見開く暇もなく貪り喰われていく若者を見つめながら、王女はたおやかに微笑む。 「……ごめんなさいね」 彼女は、既に新たな恋に落ちてしまっていたのだ。 「あんなに美しい子が私以外の者に、ましてや男に穢されるなんて、堪えられなかったの」 王女の瞳は、閉ざされたままの扉の向こうにこの国で最も美しい女の姿を捉えていた。《完》 [編集済]
王女の心変わりだけでも凄いですが相手が美人!『ふーん』から『え!?』になりました
若者は王女を信じ、示された扉を開けた。なんと居たのは虎。若者の体が恐怖で凍てつく。しかし虎は一向に襲いかかってこない。それもそのはず。王女は若者と同じ処刑を受ける者達に接触し「あなただけに美女の扉を教えます」と約束していた。勿論彼らに示したのは虎の扉。虎は既に数十人を"処刑"して満腹だったのだ。そのうちに観衆が-これも王女の差し金だったが-騒ぎだした。「神が彼を守っている」「ダニエルの再来だ」「彼を殺したら、この国に災いが降りかかるに違いない」広がっていく狂騒の渦に、王は若者を解放せざるを得なかった。-後日、風の強い国境付近の草原。手を繋ぎながら駆けてゆく、二人の若い男女が目撃されたとか。Fin. [編集済]
王女・・・やりますね 愛情と残酷の二面を完全に使い熟してますね 素晴らしい!
者は王女に従い右の扉を選んだ そこには虎が!
王女の顔が醜く歪む 彼女は若者に死を指し示したのだ
若者の顔には恐怖は無い ただ失望感だけがある
此処は左の扉の中 美人が一人待っていた
外から虎の咆哮が聞こえる
『嗚呼、また虎に食べられたんだ・・・』
彼女は身も知らぬ若者と結婚する運命 若者が食べられば次の若者が選ばれるだけ・・・
おかしい?虎の咆哮が止んだ観客の歓声もおかしい・・・
そして一切の音が消えた
永遠とも思える時が流れた
美人ば意を決して扉を開けた
そこには引き裂かれた若者の姿が・・・なかった
美人『キャー!』
悲鳴を上げる美人 目の前に虎がいた 扉の中に逃げようとする美人を呼び止めるものがいた
誰あろう虎である
虎『女よ、逃げる事はない。我はこの場を守護る存在。罪なき者には危害を加えぬ』
虎の目には千年生きた仙人のような深い知性が見えた
とりあえず危害は無いようなので辺りを見た
闘技場にはずらりと石像が置いてあった 王様・王女様の石像もある
とてもリアルな石像でまるで《生きてる人間をそのまま石化した》かのようにそっくりである
皆、恐怖に極みきった表情を浮かべている 誰が置いたのだろう?
出ていこうとする美人
虎『二度とこの場所に戻るで無いぞ』
虎の言葉を背に出口を目指す
石作りの建物なので分かりにくいが・・・この闘技場はこんなに古かったか?
とうとう最後の扉を開けた 彼女の目に飛び込んで来たものは・・・!?
以上が私の解説です
そしてNG解説は【扉の中にいたのは《虎》ではなく《虎》《タイガー》が付く《人》《海老》《球団》《その他》である】
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。
グアニルさん がこの問題をGoodスープに認定しました。