勧められた「ウミガメのスープ」を一口飲み、女は顔色を変えた。
その様子を眺めていた男は、静かにこう告げた。
君が遭難中に飲んだ「ウミガメのスープ」の正体は、仲間の死体でこしらえた「人肉のスープ」だ。
つまり、人間の肉を食べるというタブーを犯して、君は生き延びたんだ、と。
女はショックを受け、帰宅した。しかし自殺することはなかった。
何故でしょう?
【ウミガメ】
ネタバレスープ
女は人肉食を自殺するほどタブー視していますか?
yesno タブーだと理解してはいました [良い質問]
タフだからですか?
no かな 大きなショックを受けていたので
女は1回は自殺しようとおもいましたか?
yesですね 男に真実を知らされて一回死にたくはなりました [良い質問]
知りすぎた女は何者かに消されましたか?
no 消されません
女は本当にカニバリましたか?
yes [良い質問]
店で飲んだウミガメのスープに以前女が食した仲間の恋人であった男が、復讐のために女を殺そうと毒を入れたため、女は自殺する前に命が尽きましたか? [編集済]
no 毒入りではありません
様子を眺めていた男に復讐するまでは死ねませんか?
yes! しかしそれは理由の一部です [良い質問]
仲間を犠牲にしてまでもらった命なのだから、きちんと生きなければと思いましたか?
no 残念ながら、そういうことは考えませんでした [良い質問]
7&仲間の遺族のケアをしますか?
no ケアはしません
女はカニバリストですか?
yes! (ミスリード注意) [良い質問]
仲間は二人以上いましたか?
yesno かつては11人いました。いまは男と女の二人だけ [良い質問]
仲間が死んだ理由が殺人だと分かったため、犯人を捕まえるまでは死ねませんか?
yesno 犯人を捕まえる気ではいました(ミスリード注意) [良い質問]
7 調理人にも復讐しますか?
yesですが、「も」というと語弊があります(ミスリード注意) [良い質問]
女は、ショックから立ち直ったわけではなく、何かをするまでは死んでも死にきれないという心理状態ですか?
yes ショックを引き摺っていたからこそ、自殺はしませんでした(ミスリード注意) [良い質問]
レストランで飲んだスープが前に飲んだスープと同じ味だったため、女はレストランのコックが人肉を提供したと気づき、コックを殺人罪で告発しますか? [編集済]
no レストランのコックに恨みはありません
女は人間ですか?
yes
11 誰のせいで誰を食べたかわからないので、真相を明らかにするために死ねませんか?
no それは男に告げられた時点で明らかでした。なぜなら [良い質問]
自分が常々人肉を欲してしまう身体になったのはあいつのせいか、ですか?
yesno! 人肉を欲していたことに気づき、男のせいだと知ったのはyes! [良い質問]
17 遭難時、すでに男と女以外の人間は全員死んでいたからですか?
yes ただ、男は自らのせいだと告げました
男こそが自分に人肉を渡した殺人者であると気づき、復讐するつもりですか?
yes!しかしただ復讐したかっただけではなく、 [良い質問]
男が皆を殺して調理したので、食べさせられた自分と、仲間の分まで復讐する為に死ねませんか?
yesno 復讐だけではなく、
女も男も仲間もカニバリストですか?
no 女と男のみがカニバリストです
男にも仲間をカニバらせるまで死ねませんか? [編集済]
no 仲間はもうこの世にいません
男がおいしそうなのでカニバリたいですか?
yesno! おいしそうというよりは、自分の欲望を満たすには男以外では駄目だと考えました。おまとめください! [正解][良い質問]
仲間の肉をカニバるのが思いの外最高だったので、残る最後の仲間をカニバるために死ねませんか?
正解です!詳細は解説で! [正解]
11人中、たった2人しか生き残れなかった悲劇的な事件。
次々と仲間が餓死していく中、意識が朦朧とした女は、男が作ったウミガメのスープで命をつないだ。
幸いにも救助された後、女は自分の命を救ってくれた男に好意をもつようになる。
しかし男は、あの日自分が犯した過ちをずっと後悔していた。
自らの罪を忘れるために、あの忌まわしい記憶を封印していた男。
しかしそんなことに気づかない女は、ストーカーのように男にまとわりついては、決して忘却を許さない。
自分を救ってくれた王子様を恋い慕う女と、彼女を無知で馬鹿な女だと憎む男。
二人のすれ違いはやがて、取り返しのつかない悲劇を生むことになった。
ある日、ウミガメのスープを飲みたいとせがむ女を、海のみえるレストランへ連れていった男。
勧められたスープを一口飲み、女は顔色を変えた。
なんてひどい味!?あのときの柔らかくも香り高い、とろけるような魅惑のスープはなんだったの?
固まった女の様子をみて、味の違いに気づいたと悟った男は、静かにこう吐き捨てた。
君が遭難中に飲んだ「ウミガメのスープ」の正体は、仲間の死体でこしらえた「人肉のスープ」だ。
つまり、人間の肉を食べるというタブーを犯して、君は生き延びたんだ。
もうあの日の記憶を忘れたい。君も同罪だ。これ以上付きまとわないでくれ。
捨て台詞を吐いた男は、一人で会計を終えて店を立ち去った。
一人残された女は、ショックを受けた。自分が人肉を食べさせられたこと。男に激しく拒絶されたこと。
そして何より、あの人肉のスープの味が、何にも代え難く魅惑的なものだと体が覚えてしまっていたこと。
許さない。知らなければ、後悔することも、死にたくなることもなかった。
そして再びタブーを犯してまで、あの人肉のスープを食べたくなることも、なかったのに。
彼は私を、同罪だといった。この禁忌を犯す相手は、等しき罪人でなければならない。
そう決断することが、人道を外れてしまった彼女の、たった一つ残った理性であった。
その後、男は自殺した、らしい。女の行方は、ようとして知れない。
要約
男に人肉を食べさせられたこと、恋い慕っていたのに激しく拒絶されたこと、そして人肉のスープを心から美味しいと思い出してしまったことに、女は激しくショックを受けた。そして、愛した男への復讐心が膨れ上がりながらも、彼の肉を食べてみたいと考えた女は、帰宅して男を調理する計画を立てることにした。
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