動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【猛者のスープ】inoccent children

生き残れる可能性は50%。



マキムラは目の前の息子の命が助かるよう目を瞑って神に祈った。

その甲斐あってか生き残ることができた息子だが、

身体が弱く遠い地の診療所で育てられる事になった。



息子を助けたことが正しかったのか愚行であったのか。

この閉鎖的な村で生まれ育ったマキムラにはその時判断ができなかった。



そして10年の歳月が流れる。



何の因果かマキムラは再び息子の命の危機に直面する。

いつも側に寄り添い大事に大事に育ててきた息子。



心臓の病を患った息子の生き残れる可能性は50%。



マキムラは10年前のことを思い出し、

息子を殺すことを決意して診療所に忍び込んだ。



自分の判断が正しいと信じて。



一体なぜ?
17年08月24日 21:01 [ポトフ] [☆公式]
【ウミガメ】
豪傑のスープ
No.1[蛇目]08月24日 21:0208月24日 21:03

息子は犯罪を犯しましたか?

いいえ。犯罪は犯していませんよ。ええ。

No.2[天童 魔子]08月24日 21:0208月24日 21:06

動機移植は関係ありますか?

はい。臓器移植は重要でございます。ええ。 [良い質問]

No.3[蛇目]08月24日 21:0208月24日 21:06

生き残れる確率50%は息子のことですか?

はい。息子のことですよ。ええ。

No.4[QQS]08月24日 21:0308月24日 21:06

血液型は関係ありますか?

いいえ。血液型は重要でございませんよ。ええ。

No.5[上3]08月24日 21:0308月24日 21:06

10年前に息子が助かった時、神に祈っていたことは重要ですか?

はいいいえ。行為そのものは重要ではございませんが、なぜ祈ろうとしたかは重要でしょう。ええ。 [良い質問]

No.6[天童 魔子]08月24日 21:0308月24日 21:06

等価交換の大原則、誰かを生かしたいなら誰かの命を奪わなければならないことは重要ですか?

はい。マキムラは誰かの命を奪おうとしていました。ええ。

No.7[m-akr]08月24日 21:0308月24日 21:06

問題文中の息子はすべて同一人物を指しますか?

いいえ。すべて同一人物というわけではございません。ええ。 [良い質問]

No.8[立派なうさぎ]08月24日 21:0308月24日 21:10

今回の息子の命の危機は病気以外の原因ですか?

はいいいえ。病気もそれ以外の原因もございます。ええ。(ミスリード注意) [良い質問]

No.9[アイオーン]08月24日 21:0308月24日 21:10

10年前、2つある対の臓器を片方切除しましたか?

いいえ。10年前には行いませんでした。ええ。

No.10[蛇目]08月24日 21:0408月24日 21:10

息子はマキムラの実子ですか?

はい。マキムラの実子です。ええ。(ミスリード注意) [良い質問]

No.11[風木守人]08月24日 21:0408月24日 21:10

50パーセントの確率とは、二人いる息子のうち片方が必ず死ぬ状況でしたか?

はい。どちらの50%も片方が死ぬ状況です。ただし後半の50%は例えば数字が10%でも成立しますよ。ええ。 [良い質問]

No.12[かぼちゃグランド]08月24日 21:0408月24日 21:10

10年前と今とで息子の危機の内容は違いますか?

はい。危機の内容は違います。ええ。 [良い質問]

No.13[上3]08月24日 21:0408月24日 21:10

10年前に息子は生まれましたか? [編集済]

はい。10年前に息子は生まれています。ええ。

No.14[ホルス]08月24日 21:0508月24日 21:10

マキムラは医者ですか?

はい。解説では医者になっております。ええ。

No.15[かぼちゃグランド]08月24日 21:0608月24日 21:10

今息子を生かす選択をすると、他の誰かの命が失われますか?

はい。誰かの命は失われるでしょう。ええ。(ミスリード注意) [良い質問]

No.16[アイオーン]08月24日 21:0608月24日 21:13

10年前、双子の片方を殺し、臓器を利用しましたか?

いいえ。ただしマキムラはある理由で10年前に双子の片方を殺そうとしました。ええ。 [良い質問]

No.17[立派なうさぎ]08月24日 21:0708月24日 21:13

マキムラは孤児院の院長みたいな人で入れ代わり立ち代わり子供は一杯いますか?

いいえ。孤児院は関係ありませんよ。ええ。

No.18[ホルス]08月24日 21:0708月24日 21:13

マキムラには二人の息子がいますか?

はい。マキムラには2人の息子がいます。ええ。 [良い質問]

No.19[天童 魔子]08月24日 21:0708月24日 21:16

マキムラの息子よりもマキムラは妻か孫を助けますか?

いいえ。マキムラはマキムラの息子を助けようとしているのでございます。ええ。(ミスリード注意) [正解]

No.20[天童 魔子]08月24日 21:0808月24日 21:13

マキムラ2世は初代マキムラに命を救われたものの自分の子であるマキムラ3世の命を助けようとはしませんか?

いいえ。3世は関係ないですよ。ええ。

No.21[蛇目]08月24日 21:0808月24日 21:13

殺される息子の臓器は利用されますか?

いいえ。解説では利用しなくて済みます。ええ。

No.22[かぼちゃグランド]08月24日 21:0908月24日 21:13

(質問三つ目になってしまったので削除します) [編集済]

了解しました。ええ。

No.23[あたりめ屋]08月24日 21:1108月24日 21:16

心臓に病を患った息子は診療所にいますか?

いいえ。診療所にはいません。ええ。 [良い質問]

No.24[かぼちゃグランド]08月24日 21:1108月24日 21:16

マキムラは女性ですか?

はいいいえ。どちらでも成立は致します。ええ。

No.25[QQS]08月24日 21:1208月24日 21:16

診療所に忍び込んだのは何かを盗むためですか?

いいえ。何かを盗むためではございません。ええ。 [良い質問]

No.26[アイオーン]08月24日 21:1208月24日 21:16

有機資源の限られる閉鎖空間で、自分の心臓の為に、人造生命を利用しますか?

いいえ。人造生命などは関係ございませんよ。ええ。

No.27[m-akr]08月24日 21:1308月24日 21:16

心臓の病を患った息子と、マキムラが殺すことを決意した対象の息子は同一人物ですか?

いいえ。同一人物ではないです。ええ。 [良い質問]

No.28[あたりめ屋]08月24日 21:1308月24日 21:20

マキムラは今、10年前の判断が正しくなかったと思っていますか?

はいいいえ。マキムラが10年前の判断についてどう思っているかは重要ではありません。ええ。

No.29[かぼちゃグランド]08月24日 21:1408月24日 21:19

宗教は関係しますか?

はいいいえ。宗教というよりは掟のようなものでしょう。ええ。 [良い質問]

No.30[天童 魔子]08月24日 21:1408月24日 21:19

マキムラの息子は生きていると不都合がありますか?

はいいいえ。どちらかは確かに生きていると不都合があります。ええ。 [良い質問]

No.31[m-akr]08月24日 21:1508月24日 21:19

問題文中経過したのが10年ではなく、1年でも問題は成立しますか?

はい。成立はするでしょう。ええ。

No.32[天童 魔子]08月24日 21:1508月24日 21:19

50%の確率なのは双子だからですか?

はい。双子でございます。ええ。 [良い質問]

No.33[蛇目]08月24日 21:1508月24日 21:19

最初二人の息子が危篤に陥り、どちらかの臓器でどちらかを助けるという選択をしなかったマキムラ。奇跡的にどちらも助かったが、片方は遠くへ。今度一緒に暮らしていた息子が危篤になり、遠くの息子の臓器を使うため殺しますか?

前半はいいえ、後半ははい。10年前に危篤に陥ったわけではございません。ええ。 [良い質問]

No.34[上3]08月24日 21:1508月24日 21:19

非現実要素はありますか?

いいえ。非現実要素はございませんよ。ええ。

No.35[かぼちゃグランド]08月24日 21:1708月24日 21:19

10年前、マキムラには二人の息子の区別がついていましたか? [編集済]

はい。区別はついていました。ええ。

No.36[風木守人]08月24日 21:1908月24日 21:22

マキムラは1度目は片方の息子を助けるために、2度目は自分が助かるために息子を殺しましたか?

はいいいえ。2度目は自分が助かるためではございません。ええ。 [良い質問]

No.37[かぼちゃグランド]08月24日 21:2108月24日 21:23

双子である息子の見た目がよく似ていることが重要ですか?

いいえ。見た目は重要ではございません。ええ。

No.38[立派なうさぎ]08月24日 21:2108月24日 21:23

閉鎖的な村は、双子を忌み嫌って片方は処分する習わしがありますか?

はい。村には片方の双子を処分する習わしがありました。ええ。 [良い質問]

No.39[天童 魔子]08月24日 21:2208月24日 21:24

双子は忌み嫌われているため間引きしなければならないのをマキムラは遠くの診断所に逃がしましたか?

はい。双子の片方を遠くの診療所に逃がしたのです。ええ。 [良い質問]

No.40[蛇目]08月24日 21:2208月24日 21:24

閉鎖的な村では双子が縁起悪いと殺されかけ、遠くに逃がして生かしましたか?

はい。その通りでございます。ええ。 [良い質問]

No.41[アイオーン]08月24日 21:2308月24日 21:24

その村には、食料の問題から子供の数を制限する掟があり片方を遠くへ、再婚して新しくできた子供は心臓が悪い、残った子供を遠くへやるなら心臓を使ってしまおうですか?

いいえ。マキムラは再婚はしておりません。ええ。

No.42[あたりめ屋]08月24日 21:2408月24日 21:26

双子がくっついて生まれてしまったので、これからを考え、どちらかを殺すか、分離して両方助けるかで、結果両方助かった。しかし、臓器の一部が半分になってしまい、二人とも体が弱く、一人が病になったので、やはり片方を殺し助けるべきだと思い、診療所にいる体の弱い息子の心臓を移植するため殺しますか?

前半ははい、後半はいいえ。臓器移植が必要だったのは片方だけです。ええ。 [良い質問]

No.43[ホルス]08月24日 21:2408月24日 21:26

マキムラは掟に背いて双子を両方とも育てていましたか?

はいいいえ。双子は生かしましたが、片方は離しました。ええ。

No.44[天童 魔子]08月24日 21:2508月24日 21:28

診断所にいる子供は生きている子供の代用品なので心臓を奪いに行きますか?

はいいいえ。心臓は奪おうとしていたのです。ええ。 [良い質問]

No.45[蛇目]08月24日 21:2508月24日 21:28

40.正しいか迷ってたのは、本当に厄災いを運んでくるかもと考えていたから、そしてこの度臓器移植とは別に、殺してしまえば息子は助かるとも考えましたか?

いいえ。そうではございません。ええ。

No.46[風木守人]08月24日 21:2608月24日 21:28

マキムラの妻は重要ですか?

いいえ。解説には登場しますが重要ではございません。ええ。

No.47[天童 魔子]08月24日 21:2608月24日 21:28

マキムラめはまんまと大切なものを盗んでいきましたね? ( ゚д゚)

いいえ。大切なものは盗んでませんね。ええ。(笑)

No.48[立派なうさぎ]08月24日 21:2608月24日 21:28

10年前に風習の関係で村から一人双子を逃がしてごまかして、今回残ったほうの双子に臓器移植の必要が出たので、前に逃がしたやつを殺しますか?

はい。その通りでございます。ええ。 [正解][良い質問]

No.49[アイオーン]08月24日 21:2608月24日 21:28

遠くへやった双子の片割れを呼び戻し。今度は臓器移植で逆を選びましたか? [編集済]

いいえ。再婚はしていませんよ。ええ。

No.50[QQS]08月24日 21:2708月24日 21:30

村の掟で双子の息子の片方を殺さないといけなかったが殺したくなかったのでマキムラは片方の息子を遠くの診療所に逃がしたが、10年後にもう一方の息子が心臓の病気を患ったので、遠くの診療所に忍び込んで10年前に逃がした息子を殺して心臓を奪い、大事に育てた息子に移植しようと思いましたか?

はい。その通りでございます。ええ。 [正解][良い質問]

S県 憑夜見村。



この村には鏡がない。



村人は自分の姿がものに映ることを忌み嫌う。



自身が持っている「悪しきもの」が映し出されると信じている。



そしてこの村にはある「掟」がある。





・・・





マキムラはこの村唯一の医師である。

マキムラの父親も、祖父も、曽祖父も。



代々この村で医師をつとめてきた。



の世に生を受けた時から医師になることが決まっている。



マキムラが心を病んでしまったのは、家庭環境と医師以外の可能性がない未来しか

見れなかった少年時代が影響している。



目的も何もないモノクロームの世界。そのマキムラの世界に朱が差し、緑が芽吹いたのは

将来の伴侶、キクとの出会いがあったからだ。



キクと初めて出会ったのはマキムラの自宅。病院だった。

風邪をひいて病院に赴いたキク。感情の起伏のない淡々としたマキムラの診察を受けた後、

「あなたは大丈夫なんですか?」と声をかけられたのがきっかけだった。



キクは風邪が治った後も病院に通った。

今まで物静かだった病院に彼女の屈託のない笑い声が響くようになった。



その笑い声の中にマキムラの笑い声が混ざるようになった頃。



二人はこの村にある神社で生涯を添い遂げる誓いをたてたのであった。



・・・





この村にある神社。その裏の森を進んだところに祠がある。



祠には常に花が供えられている。



色鮮やかな花が並ぶ祠には、多くの赤子の死体が埋まっている。



病気で死んだのではない。



死産になった訳でもない。



赤子は全て殺されたのだ。



この村の「掟」に。





・・・





キクは身篭った。



マキムラは果たして自分が我が子を育てられるか不安だったが、

キクの幸せそうな横顔が、その不安を和らげてくれた。



分娩はマキムラが行なう。

今までも村の女たちの出産はマキムラが行なっていた。



そう今までもマキムラが出産に立ち会い、そして





・・・・





「掟」は残酷である。



しかし、昔から続けられてきたこと。



担当する医師に罪悪感はなかった。



産まれてくる赤子が双子だった場合。



双子の片割れはいつか「悪しきもの」になってしまう。



泣き叫ぶ母親を横目に。



医師は双子の片割れの心臓に杭を穿つ。



死した双子の片割れを、医師は神社裏の祠に運ぶのだ。





・・・



マキムラは杭を握りしめている。



キクが産んだのは双子であった。



今までであれば、双子の片割れはすぐに殺してきた。

しかし目の前にいるのは我が子。

愛するキクと私の間に産まれた子なのだ。



痛いほど杭を握りしめていた右手の力が抜け、

音を立てて杭が地面に落ちる。



マキムラは村の掟に目を瞑った。

そしてこのことが露見しないよう神に祈った。

そうしないと双子のどちらかが死んでしまうのだ。



この判断が果たして正しいのか。答えはわからない。

マキムラはキクとも相談し、双子を匿いながら育てることを決意した。



ゼンとリョウ。

どちらも「悪しきもの」にならぬように願いを込めた名前。

これが二人に与えられた名前だった。







そして何事もなく2年の歳月が過ぎた。

リョウはとても体が弱く、いつも床に伏せがちだった。



マキムラはリョウを遠い地の診療所に預けることを決意した。

そこには信頼の置ける親友が勤めている。

これから二人が成長するにつれて、二人を匿うのも限界がくるだろう。



療養と隠匿。



マキムラはリョウと離れることを決意した。







そしてリョウを診療所に預けてまた2年の歳月が過ぎた。

リョウは親友が養子として受け入れ、体は弱いものの幸せに暮らしているという。



一方マキムラはゼンの存在を隠す必要がなくなり、親子三人で慎ましい生活を送る毎日。

リョウのことを心の奥で気にしながらもマキムラは今までにない

心の充足を得ることができた。



しかしそんな日々も長くは続かなかった。







双子が産まれて10年が経った頃。



まだ幼いゼンに心臓の病が見つかった。



外科手術が必要であり、その生存率は50%。



半分の確率でゼンは死ぬ。



それを考えただけでマキムラは震え上がった。

恐ろしくて恐ろしくてどうしようもなかった。



しかし、この50%の確率が限りなく100%に近づく方法が一つだけあった。



心臓移植。



脳死状態、そして同年代のドナーが見つかればゼンは助かる。

しかしそんな都合のいいドナーなど存在しないであろう。



思い浮かべるのは遠い地にいるリョウの存在。

ずっと側にいてキク以上に自分の心を満たしてくれていたゼン。

8年近く会うこともなく、親友の息子として育っているリョウ。



10年前のあの日。俺はリョウを殺さなかった。

本当は死ぬはずだった子供を生かしたんだ。

ほんとナラシンデイタ。

ホントナラアノコドモハソンザイシナイ。



診療所に向かう電車の中。

マキムラの頭には自らの正当性を訴える言葉で埋め尽くされていた。



そして、電車は止まった。



時刻は真夜中。マキムラはリョウがいる診療所に忍び込んだ。

















エピローグ



木漏れ日。鳥の鳴き声。川のせせらぎ。



ゼンは林の中にある墓の前で手を合わせていた。



30年前、ここには忌まわしき祠があった。



今は様々な形の小さな墓が並んでいる。



ふと人の気配を感じ、振り返ったゼン。



そこにいたのは小さなキクの花を携えた弟のリョウだった。



ゼンとリョウの両親は今まで誰も触れなかったこの村のタブーに、

この村の掟に異議を唱え、村人たちを説得して回った。



古くからの因習は根強く、両親は村人たちから村八分の扱いを受けた。

しかし若い村の者たちの賛同を集め、ついにはこの村から掟をなくすことができた。



今では家に鏡があるのが当たり前になり、無精髭の男たちが少なくなった。



振り返ったゼンの顔を見て、リョウは父親の顔を思い浮かべていた。

育ての親ではなく、生みの親のことを。



あの日、真夜中に部屋に入ってきた男は自分の顔を見るなり、泣きながら崩れ落ちた。

それが自分の生みの親であることを初めて育ての親から聞かされたのだ。

そして兄の存在のことも。



兄は生存率50%の心臓の手術を受け、無事生還した。

兄もその時に自分の存在を両親に聞かされたらしい。



リョウはゼンの隣に並び、墓前にキクの花を供え、ゼンとともに手を合わせた。



しばらく墓前に佇んでいると、後ろから自分たちを呼ぶ子供達の賑やかしい声が響いてきた。



男の子が二人に、女の子が二人。



リョウとゼンはお互いの顔を見つめた後、どちらともなく微笑んで、そして子供達に手を振った。



要約解説

双子が忌み子とされ、片方が殺される村、そんな村の医者であるマキムラ。

そんなマキムラの元に双子が産まれる。

村の掟に目を瞑り、双子を共に生かす事を選んだマキムラだが、

子供の身体の弱さから、友人の医師の診療所に息子を一人預かってもらう事を決める。



それから数年後、マキムラの元に残った息子が心臓病にかかる。

その時の医療技術で、直せる可能性は五分と五分、50%であった。

ただ、それを限りなく100%助かるといえる状態にする方法があった。



心臓移植。



適合する事、同年代である事、提供者の命はない事…など条件は厳しかったが、

マキムラにはその条件をほとんど満たす相手を一人知っていた。

数年前、預かってもらった双子の息子。本来は存在しないもう一人の息子。



マキムラは自分を正当性で塗り固めながら、もう一人の息子のいる診療所へ向かった。

自分の息子の心臓を手に入れるために。

10年越しに、二人を一人にするために。
17年08月24日 21:01 [ポトフ] [☆公式]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
QQS>>ポトフさん、出題お疲れ様でした&ありがとうございました。立派なうさぎさん、正解おめでとうございます。[24日21時43分]
アイオーン[★ラテ・ヘイヘ]>>出題ありがとうございましたー。正解のみなさんおめでとうございます。[24日21時40分]
かぼちゃグランド[スナイパー]>>なるほど〜。初めの50%は目を瞑った結果100%になったのですね。出題ありがとうございました![24日21時39分]
ホルス[豪傑]>>立派なうさぎさんQQSさん正解おめでとうございます!ポトフさん出題ありがとうございました[24日21時39分]
上3>>納得です!ポトフさん出題ありがとうございました!立派なうさぎさんQQSさん正解おめでとうございます![24日21時36分]
m-akr[良い質問です]>>出題ありがとうございました!立派なうさぎさん、QQSさん、正解おめでとうございます![24日21時35分]
あたりめ屋[伍長]>>面白かったです!出題ありがとうございました。正解の皆さんおめでとうございます![24日21時34分]
風木守人[★美味イイネ!(味が)]>>なるほどでした。出題ありがとうございます。正解の方々おめでとうございます[24日21時33分]
天童 魔子>>立派なうさぎさん QQSさんFAおめでとうございます ポトフさん出題お疲れ様でした(゚д゚)ゞ[24日21時33分]
立派なうさぎ>>因習と先端医療がまじりあってて面白いですね。ありがとうございます&QQSさんおめでとうございます、出題ありがとうございました~[編集済] [24日21時32分]
ポトフ[☆公式]>>立派なうさぎさん、QQSさん、正解おめでとうございます。ええ。[24日21時30分]
あたりめ屋[伍長]>>参加します。よろしくどうぞ。[24日21時05分]
かぼちゃグランド[スナイパー]>>参加します![24日21時05分]
ホルス[豪傑]>>参加します[24日21時04分]
アイオーン[★ラテ・ヘイヘ]>>参加します。[24日21時03分]
かしーた[★ラテ・ヘイヘ]>>参加します。よろしくお願いします。[24日21時02分]
立派なうさぎ>>参加します   。[24日21時02分]
上3>>参加します。[24日21時02分]
QQS>>参加します。宜しく御願いします。[24日21時02分]
天童 魔子>>参加します[24日21時02分]
風木守人[★美味イイネ!(味が)]>>連投失礼しました。[編集済] [24日21時02分]
風木守人[★美味イイネ!(味が)]>>参加します[24日21時01分]
ポトフ[☆公式]>>皆さま、歓迎いたします。ええ。[24日21時01分]
ゲストの方は発言できません、ログインまたは登録してください。
#big5#二#/big5#人の人物を「子供」と呼ぶ問題文は質問者を混乱させただけのように思います。「(息子は)遠い地の診療所で育てられる事になった。」「いつも側に寄り添い大事に大事に育ててきた息子。」と問題文に書くのならば、遠い地にいる息子といつもそばにいた息子の二人が存在することはほぼ明らかになっているため、リョウの名前を問題文で明かすなどして無用な混乱を招かない問題文にしたほうがよかったのではないでしょうか。

#big5#ま#/big5#だ登録してない時期にリアルタイムで観戦していましたが、次第に真相が明かされていく不穏な感覚が楽しめました

#big5#こ#/big5#ちらも物語要素が強い問題。
断片的に描かれた問題文を補完しながら、設定や状況を明らかにしていく感じのスープであるため、物語問題好きとそうでない人で評価が分かれるような問題だと思いました。

#big5#出#/big5#題者として意見。途中で回答と解説がぶれてしまうんじゃないかと思うことはありました。でも、なんとかこなせてよかったです。

#big5#参#/big5#加しました。50%が持つ意味の違い、その文章が挟まるタイミング、「息子」その他のトリックなど、問題文に散りばめられた伏線が素晴らしいと思います。

#big5#二#/big5#人一役(と思わせる)トリック・双子が恐れられる村の風習など、現実的な要素を非常にうまく問題に組み込んでいると思いました。
解説の物語も素敵。

#big5#「#/big5#生き残れる可能性は50%」から始まる問題文にはなかなか引き込まれるものがあります。エピローグで最後は50%の可能性に賭けるところを書くのであれば、そこまで問題文に組み込んでいたほうが読後感はよくなっていたと思いました。

#big5#「#/big5#双子の片割れは悪しきものとされ、殺されてしまう」という理解しがたい掟を導入しながらも、筋の通った納得感のある解説でした。

#big5#ネ#/big5#タに対して、よくまとまっていると思います

#big5#問#/big5#題に都合の良い奇妙な世界が作られ、しかも謎に対する答えの大部分がそのキテレツな設定に寄り掛かっている。物語としての興味は多少得られても、問題としての納得感は弱いと言わざるを得ない。
父親の心理も、出題者に都合の良いように操られている印象だ。一方的な都合で子どもを殺すことを正しい判断だと思う親がいるだろうか。そもそも問題文の時点で主人公に対しては嫌悪感を抱いてしまう。それは、解説でいくらフォローしようが関係ない。そこを謎の中心にしているのだから。
また、臓器移植というのははっきり言ってもう手垢にまみれた題材である。それを敢えて扱うなら、相応の新しいアプローチが必要だが、「近親者の臓器を使う」というのは残念ながらありがちな切り口であった。

#big5#5#/big5#0%の意味を突き詰めることで、問題中の世界のルールが浮かび上がってきます(MVS投票文っぽい文章)。
物語としての完成度が高く、登場人物の思いを察して震える問題でした。

#big5#二#/big5#つの50%が謎のチャームを引き立てていて面白かったです。
何より解説の物語が個人的にとても好きです。
双子、良かったね!

ごちそうさまでした。

#big5#問#/big5#題文中の50%、タイトルのchildrenが良いクルーだと思います。特に目立った欠点もなく、解きやすそうな問題だと感じました。ただ、個人的な感覚ですが、素晴らしい問題かと言うと、そこまででもないといいますか。本当に個人の好みの話となってしまいますが。

#big5#出#/big5#題文から、謎心をくすぐる、参加したくなる魅力的なチャームであると感じました。
さらに伏線となるワードが詰め込まれており、無駄な文字はなく、問題文だけでも回答を導ける内容は伏線・洗練さという部分でも素晴らしいと思います。
そして「双子」「臓器移植」という納得感のある回答とストーリーに完成度の高い問題だと思いました。

#big5#問#/big5#題文の時点で微妙に矛盾を感じるわけですが、真相がわかるときちんと解消されるようになっていますね。
トリックとは別に、解説は救いがあって良かったです。

#big5#ベ#/big5#ールも上手く包めており、印象に残りやすい作品かなと感じました。
しかし小言を言うと、イノセントの綴りを間違えています。
◯innocent ×inoccent
意図があればこのままで良いのですが、伝わらない意図であれば意味がないと思います。

#big5#「#/big5#50%」という接点でつながれた二つの輪。全体的にまとまっていて、物語性にも特色のある問題だったと思います。しかし「双子の片方を殺す風習」というものが現在の常識と乖離しすぎている点、および「離れて暮らしているからといって子供を殺しに行く」のが異常心理に近く思える点で、解説を見てもしっくりいきませんでした。問題の本質には直接関係していないものの、エピローグは救われた気がして大変よかったです。(ゴトーレーベル)

#big5#解#/big5#説に救いがあってほっとしました。移植や村のしきたりなど、意外なストーリーが浮かび上がる様が面白かったです。

#big5#最#/big5#初は双子を二人とも生かしたかったのに、最後は片割れを殺しに行くという、主人公の思考がサイコ過ぎて納得しづらいです。
死んだり殺されたりだとかは、インパクトが強い要素な分、恐ろしい要素であることは違いないので、その死が相応しいものであると頷ける(共感という意味ではなく)ものでないと印象が強いだけに納得感が薄れてしまうと思います。

#big5#細#/big5#部にトリックが張り巡らされているのに作り込みを感じました。村の風習は無理があると思いました。

#big5#問#/big5#題文1行目の「生き残れる可能性は50%」は「双子は片方が殺される」という意味で使っているのだと思いますが、物事の結果が自分たちで完全に制御できる(どちらを殺すかに偶然性はなくマキムラの自由意思による)ような事象について「可能性50%」という言葉を使うのは、個人的には違和感がありました。それ以外は見事な完成度だと思います。

#big5#長#/big5#文解説は好みが分かれるかも知れませんが、作りとしては特に欠点らしい欠点も無く整っており、レベルの高さが伺えます。ただし解説に脱字、弖爾乎波の間違い、変換ミスがあり惜しく感じます。せっかく複数メンバーで作問しているのにこれだけミスが多いのは推敲不足であり、もったいない点です。

#big5#不#/big5#思議な物語をテーマとしつつ核に比較的想像しやすい要素を置いたのはなかなか面白かったと思いますが、独自の要素が強すぎて少し毒々しく感じてしまいます。
全ての要素を当てるのが重要ではないので寧ろプラスアルファとして感じとれるのでそこは良い面でもありますが、同時に好みが分かれることの多い部分でもあります。ですがここまで突き抜けたの大胆さは素晴らしいと思いました。

#big5#伏#/big5#線の入れ方がきれいな良い問題だと思います。
ただ、すべてを問題文で明かしている、驚きには結びつかない問題だとも思います。

#big5#双#/big5#子だったのに、そうとは気づかせない問題文が上手いと感じました。ただ、双子トリックはしばしば使われていると思ったので、目新しさではそこまででもないです。
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