8月がやってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は、学生さん達の夏季休業中であり、また「猛者のスープ」の準備期間中でもあるため、普段より若干イベントに参加しにくい時期であることを考慮し、要素10個の縮小版で行います。
期間は少し長めに設定しましたので、皆様の積極的な御参加をお待ちしております。
では問題文です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
初日から毎日コツコツ頑張って完成させた物を、最終日にすべて台無しにした男。
理由を尋ねたら「キミが悪い」と答えた。
一体どういうことだろう?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この問題には解説を用意しておりません。皆様の質問がストーリーを作っていきます。
以下のルールをご確認ください
【ルール】
*** 要素募集フェーズ ***
出題直後から質問を受け付けます。
皆様から寄せられた質問の中から、出題者(えぜりん)が
10個を独断で選びます。 [良い質問](=良質)が付いたら採用です。
※良質としたものを以下【要素】と呼びます。
※良質以外の物は「YesNo どちらでも構いません。」と回答いたします。こちらは解説に使わなくても可 です。
※矛盾が発生する場合や、あまりに条件が狭まる物は採用いたしません。
矛盾例)田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? 先に決まった方優先
狭い例)ノンフィクションですか? 不採用
狭い例)登場キャラは1人ですか? 不採用
狭い例)ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね? 不採用
など
なお、要素が揃った後、まとメモに要素を書き出しますのでご活用ください。
その後、選ばれた要素を取り入れた解説を投稿する【投稿フェーズ】に移行します。
*** 投稿フェーズ ***
各要素を含んだ解説案をご投稿ください。
解説投稿フェイズでは、要素に合致するストーリーを考え、質問欄に書き込んでいただきます。
ラテシンの規約に違反しない限りなんでもアリです。
通常の出題と違い、趣味丸出しで構わないのです。お好きなようにお創りください。
とんでもネタ設定・超ブラック真面目設定もOK!
コメディーでも、ミステリーでも、ホラー、SF、童話、純愛者、時代物 etc....
皆様の想像力で、自由自在にかっ飛んでください。
※No とされた要素については、否定された形で解説に入れてください。単に「解説に入れない」だけでは望ましくありません。
※説明が不十分な部分がありますが、過去の「正解を創りだす」をご覧になって補完してください。
魅力たっぷりの銘作(迷作?)・快作(怪作?)等いろいろ先例がございます。
投稿の手順
1.投稿作品を、別の場所(文書作成アプリなど)で作成します。
質問欄で文章を作成していると、その間、他の方が投稿できなくなってしまいます。
「コピペで一挙に投稿」を心がけてください。
2.すでに投稿済みの作品の末尾に【終了を知らせる言葉】の記述があることを確認してから投稿してください。
記述がない場合、まだ前の方が投稿の最中である可能性があります。
しばらく時間をおいてから再び確認してください。
3.まず「タイトルのみ」を質問欄に入力してください。
受賞した作品は、タイトル部分のみを良質にいたします。
本文が太字になるとスクロールが大変になりますので。
4.次の質問欄に本文を入力します。「長文にするならチェック」の使用をお薦めします。
本文が長い場合、複数の質問欄に分けて投稿して構いません。
なお質問欄の文字数制限は全角300文字?のようです。
(でも編集すればもっと入ります。やや仕様バグ技っぽいのでいつか修正されるかもしれませんけど。)
5.本文の末尾に、【おわり】【完】などなど、「明確に終了とわかる言葉」を必ずつけてください。
*** 投票フェーズ ***
皆様の投票により、受賞者が決定します。
今回は、以下2賞をご用意いたしました。
■最も好きな解説に投票
・シェチュ王
■最も組み込むのが難しかった要素(投稿してない人は、難しそうな要素)に投票
・最難関要素賞(最も票を集めた要素)
なお、見事シェチュ王になられた方には、次回の【正解を創りだすウミガメ】を出題していただきます。
(ただし、シェチュ王の方が新・形式での出題ができないことがあるため、次点の方、次々点の方に出題をお願いする場合がございます。御了承ください。)
■ タイムテーブル ■
・要素募集期間
出題から2時間、または質問数が100に達するまで。
・投稿期間
要素決定~8月13日(日)23:59頃
・投票期間
8月14日(月)0:00頃~8月18日(金)23:59頃
【要素募集フェイズ】に参加した方は、なるべく投稿・投票にも御参加くださいますようお願いいたします。
要素出しはお手軽気軽ではありますが、このイベントの要はなんといっても投稿・投票です。
もちろん、【投稿フェイズ】と【投票フェイズ】は、参加制限一切ありません。
どなた様も、積極的に御参加ください。
それでは始めまーす☆
【新・形式】
参加してくださった皆様、どうもありがとうございました!
夏バテは関係しますか?
YesNo どちらでも構いません。
今日もパパはお仕事ですか?
YesNo どちらでも構いません。
世界の危機ですか?
YesNo どちらでも構いません。
キミはすでに死んでいますか?
YesNo どちらでも構いません。
男は人を殺しましたか?
YesNo どちらでも構いません。
男はイケメンですか?
YesNo どちらでも構いません。
第三形態に進化しますか?
YesNo どちらでも構いません。
お酒を持って来なかったことをは重要ですか?
YesNo どちらでも構いません。
消火器は登場しますか?
Yes! 消火器が登場します! 消化器ではないのです! [良い質問]
足の小指を机の角にぶつけますか?
YesNo どちらでも構いません。
初日から最終日までには10年以上の時間経過がありますか?
YesNo どちらでも構いません。
嫌よ嫌よも好きのうちですか?
YesNo どちらでも構いません。
男はズルしましたか?
Yes! 男はズルをしたのです。どんなズルでしょう? [良い質問]
2人で協力して作りましたか?
YesNo どちらでも構いません。
完成されたものは最終日に破壊されましたか?
YesNo どちらでも構いません。
体が入れ替わりますか?
YesNo どちらでも構いません。
阿波踊りと日程がかぶりましたか?
YesNo どちらでも構いません。
夏休みが関係しますか?
YesNo どちらでも構いません。
男は料理をするのが好きですか?
YesNo どちらでも構いません。
男に特殊な特技はありますか?
YesNo どちらでも構いません。
男の恋人は可愛いですか?
YesNo どちらでも構いません。
塩と砂糖を間違えますか?
YesNo どちらでも構いません。
国境無き医師団が暗躍しましたか?
YesNo どちらでも構いません。
神様は登場しますか?
YesNo どちらでも構いません。
キミとは卵の黄身ですか?
YesNo どちらでも構いません。
やっぱり実家が一番ですか?
Yes! やっぱり実家が一番なのです! ナンバーワンでオンリーワンなのです! ……多分。 [良い質問]
カニバりますか?
YesNo どちらでも構いません。
誰かしらが後悔しましたか?
YesNo どちらでも構いません。
破片で怪我をしますか?
YesNo どちらでも構いません。
肝試しは関係しますか?
YesNo どちらでも構いません。
甘栗むいちゃいましたか?
YesNo どちらでも構いません。
依頼人は入院していますか?
YesNo どちらでも構いません。
花火大会は関係ありますか?
YesNo どちらでも構いません。
紅茶をこぼしましたか?
YesNo どちらでも構いません。
中身をあらかじめ入れ替えますか?
Yes! 中身をあらかじめ入れ替えます! チェンジ! [良い質問]
麦茶とめんつゆがすり替えられていましたか?
YesNo どちらでも構いません。
男の職業が重要ですか?
YesNo どちらでも構いません。
旅行に行きましたか?
YesNo どちらでも構いません。
いなり寿司を狐にささげますか?
YesNo どちらでも構いません。
ウミガメのスープが関係しますか?
YesNo どちらでも構いません。
男は逃げ回りますか?
YesNo どちらでも構いません。
男は完成させたかったのですか?
YesNo どちらでも構いません。
バニラとレバニラを間違えましたか?
YesNo どちらでも構いません。
アイスクリーム頭痛がしますか?
Yes! 冷たいものを食べて頭痛がします! キーンとします! 「アイスクリーム頭痛」は正式な医学用語だそうですよ。 [良い質問]
そのカメラには細工がしてありましたか?
YesNo どちらでも構いません。
竹薮が焼けましたか?
YesNo どちらでも構いません。
焼き鳥の串を使って穴を開けましたか?
YesNo どちらでも構いません。
「キミ」とは卵の黄身のことですか?
YesNo どちらでも構いません。
町は空に浮かんで見えましたか?
YesNo どちらでも構いません。
海よりは山派でしたか?
YesNo どちらでも構いません。
ヒアリに刺されましたか?
YesNo どちらでも構いません。
こぼれた涙の粒で完成しましたか?
YesNo どちらでも構いません。
玄米ごはんが輝いて見えますか?
YesNo どちらでも構いません。
男はペットを飼っていますか?
YesNo どちらでも構いません。
男は猫派ですか?
YesNo どちらでも構いません。
黒服達がクルーザーでやってきますか?
YesNo どちらでも構いません。
ビール瓶を踏みつけますか?
YesNo どちらでも構いません。
全力でタックルしますか?
Yes! 全力でタックルします! 全力です! 半端じゃないのです! [良い質問]
翌日遺体で発見されますか?
YesNo どちらでも構いません。
3月9日は関係ありますか?
YesNo どちらでも構いません。
タンスの角に足をぶつけますか?
YesNo どちらでも構いません。
咳をしても一人ですか?
YesNo どちらでも構いません。
冷蔵庫を開けっ放しにしましたか?
YesNo どちらでも構いません。
ペンキ塗りたてでしたか?
YesNo どちらでも構いません。
積み木の城は音を立てて崩れ落ちましたか?
YesNo どちらでも構いません。
引っ越しは重要ですか?
Yes! 引っ越しが重要です! 引っ越ししたことありますか? 私はあります。 [良い質問]
男の歌は不評でしたか?
YesNo どちらでも構いません。
接着剤で指が剥がれなくなりましたか?
YesNo どちらでも構いません。
オモチャのピストルでハッタリをしますか?
YesNo どちらでも構いません。
値切りましたか?
YesNo どちらでも構いません。
トンボは重要ですか?
Yes! トンボが重要です! 一口に「トンボ」と言ってもいろいろあるのです。 [良い質問]
バナナの皮を仕掛けましたか?
YesNo どちらでも構いません。
おみくじを引いたら大吉がでましたか?
YesNo どちらでも構いません。
森の中を無言で歩きますか?
YesNo どちらでも構いません。
全てを見ていたのはお地蔵様だけでしたか?
YesNo どちらでも構いません。
夏にクリスマスツリーを出しましたか?
YesNo どちらでも構いません。
蹴鞠がブームですか?
YesNo どちらでも構いません。
仕方なく右手を差し出しますか?
YesNo どちらでも構いません。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル ←こんな表情になりましたか?
YesNo どちらでも構いません。
夏休みの宿題を溜め込みますか?
YesNo どちらでも構いません。
痴漢をしたと勘違いされたので線路上を走って逃げましたか? [編集済]
YesNo どちらでも構いません。
三角定規は重要ですか?
Yes! 三角定規が重要です! 青くなくても構いません!(ネタが古い) [良い質問]
口の中に虫が入りましたか?
YesNo どちらでも構いません。
麻薬を栽培しますか?
YesNo どちらでも構いません。
暖房と冷房を間違えましたか?
YesNo どちらでも構いません。
面接試験中に試験官が土下座しますか?
YesNo どちらでも構いません。
男のパンツが風にそよいでいますか?
YesNo どちらでも構いません。
バーゲンで買いましたか?
YesNo どちらでも構いません。
カーペットにくるまりますか?
YesNo どちらでも構いません。
浮き輪を買ったら子供用のサイズでしたか?
YesNo どちらでも構いません。
クラッカーを買いましたか?
YesNo どちらでも構いません。
カスタネットが壊れましたか?
YesNo どちらでも構いません。
石畳の裏側を調べますか?
YesNo どちらでも構いません。
明日はわが身ですか?
YesNo どちらでも構いません。
リムジンに乗りますか?
YesNo どちらでも構いません。
100番が出たことを確認してから送信したのにこんなところに挟まったのです。
本当なんです!
[編集済]
アイロンで火傷しますか?
YesNo どちらでも構いません。
Σ( ̄ロ ̄lll) ←こんな表情になりましたか?
YesNo どちらでも構いません。
放物線を描きますか?
YesNo どちらでも構いません。
坂から転がり落ちますか?
YesNo どちらでも構いません。
100ですか?
Yes! 100です! キリ番良質ではないのですよ! [良い質問]
牛乳の腐敗が進行していますか?
YesNo どちらでも構いません。
間違えましたか?
YesNo どちらでも構いません………うわーん(泣)
御参加ありがとうございました!
これより【投稿フェーズ】に移ります。
問題文と10個の要素をすべて含んだ解説文を投稿してください。
「タイトルを独立させること」と「投稿文の終わりに【終】とつけること」を忘れずにお願いします。
投稿締め切りは8月13日(日)23:59頃です。[編集済]
「トンボの友人」 [編集済]
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
暑い夏の日。男の引っ越しが終わって、最後のダンボール箱を車から下ろした。
こういう暑い時は決まってアイスを食べるのです。
しかし、アイスを食べた男はお腹も頭も痛くなって、何か暖かい飲みものを探しに行ったのです。
一方、丸100日をかけて作った家でくつろいでいる私は、
トンボさんが外で騒いでて、とてもイライラするのです。
外に出て見たら、なんと男が私の家を潰そうとしたのです。
私は手元にある「三角定規」を持って男を迷いなく刺したのですが、
男がズルして、鉄板のような服をきているようで、びくともしないのです。
ニコリと笑った男は予め中身をトンボと入れ替わった大きな牛乳の瓶を開けました。
「恨むなよ!ハチミツを渡さない君の方が悪いんだ!我が友のトンボよ!やつを攻撃しちゃえ!」
それを聞いたトンボは私を見て逆に男の顔に全力にタックルしたのです。
流石に私達と近くにいるトンボたちが同盟を組んでいることは知らないようで、
男はかなり驚いて、木の上から落ちて、頭が下にある消火器にぶつかったのです。
男が二度と起きない様子と見て、私は安心してまた家に帰ったのです。
「やっぱり我が家が一番ですよねー」
「終」
[編集済]
ほんわかな作風ですが、割とバイオレンス。
でもやっぱり滑稽。
悪夢を見たはずなのに笑って目覚めてしまうような、不思議な雰囲気の作品です。
[編集済]
タイトル「ブターウルフ田中」 [編集済]
ご投稿ありがとうございました。 [編集済] [良い質問]
三匹の子豚は「実家が一番」でしたが、母に言われて独立することになりました。
兄二匹はワラ、木で適当に家を建てましたが、三男は図面を引き(三角定規使用)トンボをかけ地ならししたりとコツコツレンガの家を建てました。
消防法も守りちゃんと消火器も備えつけました。
家が完成し、引っ越しを完了した日、オオカミが兄二匹の家をぶっ潰したので、二匹は三男の家に逃げ込みました。
オオカミは三男の家もぶっ潰そうと100%の力でタックルしましたが、びくともしません。
オオカミは煙突から家に侵入しようとしましたが、下で兄弟が鍋で油をグラグラに煮ていたので、その中に落ちて火だるまになりました。
その様子を見てかわいそうと思った兄弟はせめて火を消してあげようと消火器を使いましたが、
実はその消火器は兄弟が独立すると聞きつけた予め狼が丸焼きをする際に邪魔されないようにと、
消防署員になりすまし、中身を小麦粉にすり替えたものだったので、そのまま死んでしまいました。
[編集済]
「三匹の子豚」に無理なく要素を当てはめ、コンパクトにまとめた作品です。
ここまでぴっちりはまるとは驚きです。
しかして、タイトルの田中は一体どこに!?
(そういえば今回の要素出しに田中は出なかったですね。)
[編集済]
と言う話をオオカミから聞いたエンマ大王は頭が痛くなりました。きっとアイスクリームを食べていたせいでしょう。
そしてオオカミに向かって「キミが悪い」と地獄行きを告げました。
おしまい
[編集済]
-
『きみが悪くていい気味だ』
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
夏休み
アイスの棒で五重塔を建設しようと思い立った男。
毎日コツコツアイスを食べ進めていき⑤冷たいものを食べて頭痛がしたり
お小遣いが⑩100円しかないのでたくさんアイスを得るために②男はズルをして
当たり棒と④中身をあらかじめ入れ替えたり
竹⑧トンボを分解したり⑨三角定規で屋根を作ったり
必要な塗装は①消火器に⑥全力でタックルして剥がしたりともはや手段を択ばなくなってきました。
床の部分は③やっぱり実家のが一番です。
ところが夏休み最終日
大親友の君が親の都合で⑦引っ越さなくてはならなくなり
男に別れを告げました。
なんだよ、ずっと一緒に遊ぼうって約束したじゃんか・・・うそつき・・・・
男は君と共に暮らそうと建設していた秘密基地にやり場のない感情を向けました。
おわり
[編集済]
少年の夏休みと壮大な計画。
とっても頑張ったのに切ない結末です。
でもそれって犯罪……
要素③の使い方に吹きましたw
[編集済]
『気味が悪い』
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
男の趣味は生き物の剥製を作って飾って眺めることだった。愛用の三角定規(⑨)で大きさを測ってピッタリの箱を用意するほど没頭していた。周りからは変人と思われていたが、彼にとってはどうでも良いことだった。なぜなら生身の生き物には興味が無かったからだ。
そんな男にも何の心境の変化だろうか、彼女ができた。
彼は自分がズルをしているのだと感じていた(②)。彼の趣味がバレたら全力でタックル(⑥)しても玉砕に終わるだろうことは目に見えていた。だから、引っ越し(⑦)をして自分の趣味がバレないようにしていた。
けれども、嘘を100%(⑩)つきとおすのは難しい。
タイトル通り、気味の悪さが売り物の物語です。(←褒めてる)
よくよく考えると、生き物って奇妙なものですね。
冷静に考えると、動くのも動かないのも、両方「気味が悪い」ような気がします。
「ぴったりの箱」という言葉が彼の狂気にぴったり。
[編集済]
彼は抑えられない衝動から、トンボ(⑧)の剥製を密かに新居の自室に飾っていた。
そして、その時が来てしまった。学校の先生が授業で使うような大きな三悪定規の横に隠れるように置いてあったそれを、彼女がたまたま掃除をしている時に見つけてしまった。本物の昆虫だと思ったのだろうか、気が動転して近くにあった消化器(①)を噴射して追い払おうとして剥製をダメにしてしまった。
彼女は彼に謝り、彼もそれを許したはずだった
[編集済]
-
それから数日経った日、季節は秋へと移り変わろうとしていたが、以前として暑さが残る日の昼、彼女は冷凍庫に残っていたアイスを食べていた。すると、強い頭痛に襲われた。アイス頭痛(⑤)だろうか・・・っと思ったが、それは今までに感じたことの無い程で、いつの間にか意識を失っていた。
夕暮れ時、彼が帰宅するとそこには帰らぬ人となった彼女の姿があった。彼はアイスの中身を毒入りとあらかじめ入れ替えていた(④)。窓から差し込む夕日で赤くなったトンボが冷たくなった彼女をじっと見ていた。トンボは決して退かず退却をしない虫として知られている。後はもうやるだけだった・・・
-
彼は実家に帰った。やっぱり実家が一番だ(③)。そこは前と変わらない剥製に囲まれた楽園。ただひとつ違うのは、新しいコレクションが増えたことだろうか。今までで一番大きく、もちろんぴったりの箱に入っている。
コツコツと積み上げた想い出、彼女にしてみれば台無しにされたと思うかもしれないが、彼にとっては永遠のものとなった。
どうして剥製が好きなのか?彼に聞いたことがある。
生身の生き物は気味が悪いから―――
【終わり】
[編集済]
-
『キミのためなら』
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
崩落が進む研究所の一室で、脇腹から出血して横たわる男の側に膝をつき、白衣の女が半狂乱で叫んだ。
「どうしてこんな馬鹿なことをしたのですか!」
エンジニアだった男は、この極秘プロジェクトが始動した初日から、広域ガス発生装置の製作に携わっていた。長期にわたる戦争に疲弊していたこの国では、密かに催眠ガスを広域に散布する計画を実施していたのだ。平和に繋がると信じていた男は、昼夜を問わず毎日コツコツ、装置の開発に取り組んでいた。それなのに、装置を試運転する計画の最終日にあって、急に男は全ての装置を爆破して台無しにしたのだった。【問題文】
倒れたまま動かない男に必死に声をかける女の後ろで、所長の勝ち誇った高笑いが聞こえる。
「馬鹿な奴だ!そのまま私の提案にのっていれば栄光を手にしたものを、一人の女のためにチャンスを逃すなんてなァ!」
キッと睨みつける女に臆することなく、右手の拳銃をクルクルと弄びながら、所長は話を続ける。
「冥土の土産に教えてやろう。お前らが完成させた装置は、毒ガスを散布するためのものだ。そいつに気づかれないよう、事前に中身を入れ替えておいたんだが、土壇場で気づきやがった」【④】
真実を知らされ、女が青ざめる。振り返れば、脳裏によぎるのは、いつかの事件。不慮の事故で催眠ガスが少量漏れ、非常警報が作動したことがあった。研究室に戻ったとき、昼食に用意していた新鮮な卵がなぜか腐っていたのだが、「黄身が悪い」という男の戯言に突っ込むのに気を取られ、そのまま疑問は頭から抜け落ちていた。
実はそのとき、特にガスの漏れがひどかった場所に、三角定規が落ちていた。その定規が腐食しているのに気づき、「気味が悪い」と呟いた男は、誰にも打ち明けずに、一人真相を究明していたのだった。【⑨】
拳銃を突きつけて、ジリジリと女を壁際に追い詰めながら、所長は尚も種明かしをする。
「元々はそいつだけを生かしておく予定だった。この装置を作成した頭脳はまだまだ利用価値があるからな。」
所長は大げさにため息をつく。
「そしたらそいつは、女だけは助けてほしいと抜かしてきた。自分勝手な男だよ。そんな価値のない人間を生かしておいて何になる?拒絶したら、このザマさ」
ついに女の背中が壁につき、一歩も動けなくなってしまった。銃口を眉間に押しつけ、所長は一方的に別れを告げる。
「まあいい。幸いデータはこちらにある……じゃあな、そいつと一緒にあの世で」
「最後に一言だけ言わせて」
所長の宣告を遮るように、震える声で女が口を挟む。あからさまに不快な表情をする所長だったが、最後に遺言を聞くのも悪くないと考え直し、先を促す。
「言ってみろ」
「地獄に落ちるのは、あんたよ」
そして、大きな衝撃音が研究室に鳴り響いた。
[編集済]
正統派の近未来戦争モノの味わいです。
純愛も欠かせないあたり、アメリカ映画を彷彿とさせますね。
要素⑥のタックルの使い方にニヤニヤしてしまいました。
[編集済]
落ちていた拳銃を拾い上げ、ゴシゴシと顔を拭いながら、女は気丈に声をかける。
「…あいかわらず卑怯っすね。あたしの涙を返してください」
視線の先には、先刻まで倒れていた男がいた。彼は背後から忍び寄り、消火器で所長の頭をぶん殴ったのだった。【①②】
「兵法は手段を選ばずっていうだろ?」
そんな格言聞いたことないですよ、と文句をいいながら、女はふらつく男に肩を貸した。そして気づく。男がいつ気を失ってもおかしくないほど、血を流して疲労しているということを。
「…あいつがいったとおり、あなたがこんなことをしたのは、あたしのせいですか?」
「……そうだな、キミが悪い」 【問題文】
無表情で体を強張らせる女に対して、ニヤリと笑いながら男は続ける。
「君と過ごす最後の晩餐を、盛大な花火で彩りたくてね」
全然上手くないっすよ、と呆れながら、女は男の真意を聞き出すことを諦めた。
理由なんていえるわけがなかった。装置の開発を急いだのは、平和を望む彼女の願いを叶えるためであったこと。試運転の場所が、この研究所からほど近い彼女の故郷であったこと。彼女が殺されると告げられてから、考えるより体が勝手に動いて、無我夢中で計画を止めようと奔走したこと。
こんなことを正直に伝えたら、自分が彼女にベタ惚れしているとバレてしまうではないか。
「———————ッ!!」
研究室を出たところで、痛みに耐えかねて、男は堪らず膝をつく。警報が鳴り響き、あちこちでパニックが起きている。男は懐からICカードとスマートフォンを取り出し、女に手渡す。
「これは?」
「所長が俺に渡したカードだ。これがあれば、緊急の脱出経路が使える。地図はこの携帯に入っている。この事件の真相は俺たちしか知らない。研究所の皆を誘導してくれ」
咳き込みながら、男は素早く要件を伝えた。
「ああ、このサンプルも持っていってくれ」
男はそういい、厳重に包まれた三角定規を女に手渡した。
「これを調べれば、毒ガスの成分が特定できるかもしれない」
渡されたものを次々に受け取りながら、女は嫌な予感を拭えなかった。
「……あなたは、どうするんですか?」
「少し休んでから行くさ。カードは所長のがあるし、地図は頭の中に入っている」
なおも逡巡して動かない女に、男は声を荒げて畳み掛ける。
「早く行け!この研究所は秘密保持のため、後100分で爆発する。俺一人なら大丈夫だが、誘導には時間がかかるだろ!君にしか頼めないことなんだ」【⑩】
「……絶対に、生きて帰ってきてください」
「キミのためなら、どこへでも行くよ」
急に優しい声音で言われて、女の心臓がドクンと脈打った。それが何なのかを確かめる間もなく、男に急かされて、女は走り去っていく。大事なことはいつもハグらかされる女だったが、最後の言葉だけは、嘘ではないと信じたかった。いや、信じたいと考えている時点で、どこか勘づいていたことがあったのかもしれない。拭えども拭えども、その目から涙は止まることはなかった。
事件発生からおよそ100分後、研究所は全て崩壊した。【⑩】その後捜索活動が開始されたが、いつまで経っても、男の死体は見つからなかった。
[編集済]
-
あたしは実家の縁側に座ってアイスを食べながら、ボーッと物思いに耽っていた。やっぱりここが一番落ち着く。【③】今年の夏も、トンボがたくさん飛んでいる。【⑧】もしもあのとき毒ガスが撒かれていたらと思うと、ゾッとする。
あの男はやっぱりズルい。あたしの気持ちも知らずに、いつも勝手に突っ走って【②】。
あれからしばらくして、戦争は停戦を迎えた。あの事件以来、過疎化が急速に進んだこの町も、都会にはない豊かな自然に惹かれるのか、近年移住者が急増している。引越し業者を見かけるのも、珍しくなくなってきた。【⑦】長閑な風景を眺めながら、あたしは人知れず胸に誓う。あいつが命がけで守った世界を、今度はあたしが守っていく、と。
ふと、引越し業者の一人が、こちらに近づいてきた。照れ臭そうに笑う、懐かしいその顔は。
「よぉ…元気にしてたか?」
あの男だった。あの倒壊から無事に脱出できたものの、事件の重要参考人として拘束されるのを恐れ、これまで身を隠していたらしい。軍が関与していたのを認め、女の協力で男の疑いが晴れたため、ようやく表舞台に出られることとなったのだが、身分戸籍を抹消されて居場所がないので、しばらく居候させてほしいという。
アイスを食べ過ぎたせいだろうか、それともこの大馬鹿野郎がひょっこりと帰ってきたからだろうか。あたしの頭痛がひどくなってきた。【⑤】とはいえ、最初にあたしがするべきことは、こいつのズルを責めることでも、借りた三角定規を返すことでもない。【②⑨】
あたしは全力で、これ以上ないくらい全力で、この男にタックルした。【⑥】
おわり
[編集済]
-
『さよなら三角、また来て四角』
ご投稿ありがとうございました。 [編集済] [正解]
休憩中にスイカ味のアイスバーを食べて頭が痛くなった⑤男は、別の種類の頭の痛みを思い出していた。
一人暮らしの男は引越し⑦先で隣に住む美女に一目惚れした。
中身をあらかじめ流行りの天然由来成分入りのシャンプーに入れ替えておいた④消火器①を持って引っ越しの挨拶に行ったとき、不審者と間違われて近くにあった三角定規⑨で頭を刺された。100⑩円ショップで買ったような三角定規だが、鋭さは高級品と変わらない30度であった。
[編集済]
そうそう、30度って痛いんですよねw
美女が自分を刺した三角定規で壁を削る、男の執念の物語。
ラストシーン、四角い背中との対比で、丸まった背中が思い浮かびます。想像すると涙が……(←笑い過ぎ。)
[編集済]
部屋に戻って頭から三角定規を抜いた男は考えた。
自分には不釣り合いな美女と一緒になるなんてまともな方法では無理だ。それならいっそ、壁をぶち抜いて物理的に一緒になろう。その日から、男はコツコツと部屋の壁を三角定規で削りはじめた。
やっぱり実家が一番③だと思っていた男は、それからというもの実家に帰ってもとんぼ⑧返りになった。
そして今日、ついに人ひとりが通れる四角の輪郭を削りきった男はズルをする②ことにした。壁に向かって全力でタックルするのだ⑥。
一回ではさすがに抜けない。二回、三回とタックルする。
何回目のタックルだろうか。壁は抜け、穴が完成した。
[編集済]
-
―そこにあったのはおっさんの四角い背中であった。どうやら美女は引っ越してしまったようだ。
うえー、こんなおっさんのために俺は穴を開けていたのか…気味が悪い。
男は壁を埋めた。
【おっさんエンド】
[編集済]
-
『氷菓を食べてもアイスクリーム』
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
ちょっと聞いてくれ!
今日、俺、人生で一番びっくりした!凄くびっくりした!
仕事終わって家帰って携帯見たらさ
⑦親友から「引越し終わったー、今日から晴れやかな新生活だわ」
って連絡来てたの。
あいつ、推薦でT〇KY〇大学受かったって言ってたのよ。
まぁ、あいつは地元で1番の資産家の跡取りだしなぁ、エリート街道まっしぐらよ。中卒で工場勤務の俺とは住む世界が違うよなぁ。
なんて、現実突きつけられた気がしてさ、ちょっと寂しい気分になってたわけよ。
そんで、悲劇のヒロインよろしく凹んでたらさ。
夜も遅くにチャイムなるわけ、出れるわけないよね!その時のおれ半泣きだもんね!
からさ、無視してたのよ
なのに何度も何度も鳴らしやがるから、めんどかったけど玄関まで行ったのよ
したらさ!
俺の親友が「ドッキリ大成功」って看板持って立ってんのwww
え?ドッキリ?何その看板?どゆこと?って聞いたら
あいつ卒業式の日、答辞の代わりに
① 消火器ぶちまけたから推薦取り消しになってたんだってww
んで、一般入試で地元のラテ大学入って今日俺の部屋の隣に引っ越したんだってww
容姿端麗で頭脳明晰な歌って踊れる完璧超人君が何してんのww
⑩栄えある100期卒業生だったから何かでかい事がしたかったって馬鹿かお前はww
ラテ県立水平高校って県内トップの進学校だぞ?
そりゃ、大問題になるわww
□入学初日からコツコツ頑張って完璧な人物像作り上げてたって言ってたじゃんww
最後の最後に台無しだよww□
親から見放されちゃった(・ω<)★
じゃないよ、ほんとになにやってんのww
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遠くに行ってしまったと思っていたのに、突然隣の部屋に越してきた無二の親友。
無二の親友と思っていたのに……もう最後は……末永く爆発していいんじゃないかと思います。
君らの人生に幸あれかし!
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お前と俺が友達になったのって中学で一緒の部活に入ったからだったよな。
初めの頃は、不良っぽいお前が怖くて
近づけなかったんだけど。
部活で同じ時間を過ごす内に、気付いたら無二の親友になってたっけ。
③俺、地元で一番の資産家の家の長男だから、躾も厳しかったし色々とストレス溜まってたんだ。
お前に色々悪い事教えて貰ったり一緒に馬鹿な事したのがそれまでの人生の中で一番に楽しかったんだよ。
俺らが入ったアメフト部は部活終わりに新入生がグランドに
⑧トンボがけをするなんて決まりがあったよな。
⑥慣れない全力タックルの練習で疲れ切った後のトンボがけってクソ面倒だったの覚えてるわ。
でも、あの頃のまだ純真な俺は手を抜くなんてこと知らなくて、きっちりきっかり長方形にグランドならしてたんだ。
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お前、覚えてる?
そんな俺を
「おい!仕上げの最後に
⑨三角定規で角が直角かどうか確かめなくていいのか?w」
っていつも馬鹿にしてくる先輩がいてさ、何でそんなこと言われてるのか分からなくて泣きそうになってた俺に、
②四角い校庭を丸く均すってズルの仕方を教えてくれたのがお前だったんだよ。
あの翌週の練習試合でさ、俺を馬鹿にした先輩の
④水筒の中身をお前と一緒に麦茶から麺つゆに変えておく悪戯やっただろ?アレ、俺が初めてやった悪戯なんだぜ?
ゼェハァ言いながら水筒煽った先輩が次の瞬間口と鼻から麺つゆ吹き出したのな。胸がすくってのは、あの事だよきっと。
そういや、部活の話してたら
夏休みの練習の後、買い食いでラテラテ君の蜜柑味にガッツいて頭抱えて馬鹿みたいな顔してたお前に
⑤「頭キーンってなった?それ、氷菓を食べてなったのにアイスクリーム頭痛って言うんだぜ?」
ってドヤ顔で言ったら「うるせぇ」って肩殴られたの思い出したわ。
懐かしいなぁ、後で一発殴らせろ。
高校3年間お前と離れてわかった。
お前といなきゃ人生楽しくない。
親のお人形やってエリート街道歩くなんてクソくらえだ。
あの夢のような毎日と資産家の御曹司なんて肩書き比べるまでもないだろう。
だから、親の人形なんて辞めてきた。
こんな事になったのも
□俺に楽しい人生を教えたお前のせいだ。□
責任とってずっと一緒にいてくれよ?
さぁ、俺達の生活はこれからだ!
【蜜柑だけど完】!!
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【背徳の館】の324295に投稿しました
ご投稿ありがとうございました。素晴らしき問題作でしたw [編集済]
季回太小100不思議
~泣き虫な少女と、優しい少年の話~
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
「気味が悪い」
沸き立つクラスメイトを前にそう言い放った不美葉(フビハ)は、今。
私の前の席にトンボ学生服【要素⑧】を着て座っている。
『季回太小99ツ不思議(キカイダショウ キュウジュウキュウツフシギ)』
セイレーンの霧
動く石像
うしろの白井さん などなど。
私たちの通う小学校に古くから伝わる怪談だ。
学校ならばどこにでもあるような怪談話。
父親の仕事の都合で引っ越してきた【要素⑦】転校生と同じぐらいありきたりな話だ。
当然、そんな話をクラスメイトから聞いたベタな転校生の彼は「気味が悪い」と一蹴する。
放課後。
皆が下校していく中、不美葉だけが一人。教室に残っていた。
「気味が悪い……女の子を泣かせるような話は僕が全部解決しようじゃないか」
泣いている私の前で彼はひとりごとのようにそう言った。
ベタな転校生はとてもキザな男のようだ。
~~~~~~~~~~~
季回太小には日中でもほとんど誰も通らない廊下がある。
防災上の観点から避難経路としての使用のみを想定して作られたその廊下。
ある時、かくれんぼ中にそこを通った少女がいた。
とは言え廊下は一本道、途中で隠れられるような教室もない。
隠れ場所を探して歩いていると、どこからか『シューーーーーー』っと、息を吐きだすような音が。
不思議に思い、辺りを少女が見回すと、突然の霧が。
冷気を感じた彼女。頭痛にうずくまる。【要素⑤】
そして、少女が気付くと体は地面に倒れ、彼女を探しに来た友達に囲まれていた。
~~~~~~~~~~~
「これが、季回太小99ツ不思議が一つ、『セイレーンの霧』、ねぇ」
不美葉は怪談話の通りその廊下に立つ。
「こんな子供だまし、気付かないものかね?」
そういうと不美葉は壁に向き直る。
避難経路として設計された廊下。当然消火器【要素①】も置かれている。
「霧の正体は消火器だ。そしてこの消火器は二酸化炭素により火を消すいわゆる窒息型。
人間が吸い続ければ酸欠で倒れる。当然のことだ」
彼は消火器のピンに一度抜かれた形跡があることを確認する。
あっさり解決してしまった。驚く私のことなど気にもせず彼は行ってしまう。
「次だ」
彼は紙に『セイレーンの霧』と書くとその場を立ち去った。
彼はキザでクールだった。
~~~~~~~~~~
季回太小の美術室には有名彫刻家『ラテシーン』の石像が置かれている。
ある日、美術室に忘れ物を取りに来た少年が扉を開けると扉の前に石像が置かれていた。
当然普段からそこに置かれているわけではない。誰かのいたずらだと考えた少年は全力でタックルした【要素⑥】がびくともしない。
扉はそこしかないわけで、少年はその日あきらめて家に帰った。
次の日、様子を見るため少年が朝一番に美術室に行くと石像はいつもの窓際に置かれていた。
けれどもその日、少年以外に学校に立ち入った者はいなかった。
それ以来、少年たちは噂する。石像は毎夜自分の意志で動いているのだと。
~~~~~~~~~~
「これ、怪談でなくないか? 最後真っ正直に直接動いているの見たわけでないこと言ってるし……」
不美葉は首を傾げながら調査を開始する。
「この教室少し傾いてるな」
三角定規で角度を測りながら【要素⑨】不美葉はつぶやく。
「そいで、石像は……っと」
コツコツ、不美葉が石像を叩いていく。
「おっ、台座部分は音が違う?」
良く調べてみると石像の台座部分に切り込みが。
中には砂袋が詰められていた。
「なるほど。そういうことか」
砂袋の代わりに揮発性の高い液体を入れておく【要素④】。
すると、夜、少年が像を見た時には動かなかった石像が時間経過により軽くなり、摩擦係数の減った石像は教室の傾きにより動き出し
もとの教室の隅に戻るわけだ。
「2つ目っと」
不美葉が紙に『動く石像』と書く。
一日で二つも怪談の真相を見抜いてしまった不美葉。
それから毎日。彼は放課後になると怪談の真相を究明していった。
~~~~~~~~~~~
怪談全部で99個。
けれどもみんな全部は知らない。
なぜならほんとは怪談98個だけ。
98個全部知ったら……
後ろで誰かが泣いてるよ?
~~~~~~~~~~~
「『呪いの階段』。これも単なるいたずらだな。なあ、『うしろの白井さん』?」
98個。一か月の間にそれだけの怪談の真相を解明した不美葉。
けれども。ちょっと待ってほしい。
例えば最初の『セイレーンの霧』。
事象だけを追えば消火器から煙が出て、止まった。
では、ピンを戻したのは? そして、そもそも抜いたのは誰?
廊下は一本道、途中で隠れられる教室もない。
では少女に気付かれずに消火器のピンを抜いたのは?
「あら、最初から私のこと気付いていたの?」
「ああ。だから言ったろ。『君が悪い』って。98個の怪談はすべて君が仕掛けていたことなんだろ」
「ええ、そうよ。気付いてほしかった。私の存在を誰かに認めてほしかった。
私はこの学校で死んだ幽霊。誰にも気づかれず、ずーっと、ずーーーーーっと。一人だった。
だから怪談騒ぎを起こして誰かに気付いてほしかった。
でも、なんで? なんで気づいてたなら言ってくれなかったの?
声をかけてほしかった。私が見える人をずっと待っていた。
あなたは最初から私が見えないふりしてずっとズルしていたのね?【要素②】」
「ああ。黙ってたのは悪かったけど、最初に言っただろ。女の子が泣いているのを見てられないって。
君のいたずらに付き合うのも男の役目だからね」
そういって彼は初日からコツコツ頑張って完成させた怪談のメモを破り捨てた。
こうして、季回太小の99の怪談は消え失せた。
そして、転校生の不美葉の姿もまた、その日から消えてしまった。
実家が恋しくなって帰ったのかもしれない【要素③】、だけどそれじゃああまりに味気ない。
だから、子供たちはこう言うのだ。
~~~~~~~~~~~~~~
季回太小100不思議
~泣き虫な少女と、優しい少年の話~ 【要素⑩】
完
~~~~~~~~~~~~~~
[編集済]
ほのぼの系ホラーです(あるのかそんなジャンル)。
次々と不思議を解明していく存在が、実は一番不思議。
解明して消え失せたハズの不思議はそのまま残り、彼自身が不思議となって語られ続けるのです。
そう言われてみれば、七不思議って増殖しますねえ……百までとは多すぎですが。
[編集済]
『Q.77 ウミガメをしていて、今まで一番ショッキングな出来事は?』
ご投稿ありがとうございました。 [編集済] [良い質問]
男はラテシンユーザーだ。最近は仕事が忙しいため活動頻度が落ちたが、ハマっていた時は毎日張り付いて問題を解いたり出題したりしていたものだ。
そんな男が地味に気になっているのが『ラテシン新100の質問(⑩)』。実は男のプロフィール画面は旧100の質問のまま更新されていない。機会があれば更新したいと思っているのだが、なにしろ今は暇がなく、そんな余裕はない。
そうこうしていた真夏のある日、男がアイスクリームの食べ過ぎで頭痛を起こして(⑤)休んでいると、大学時代からの知り合いでかつラテシンユーザー仲間でもある友人から連絡が。
友人「よう、元気か。実は今ラテシン新100の質問書いてるんだけどさ、仲が良い人の欄にお前の名前書いてもいい?」
男「おお、いいぞ。ってか律儀だな笑 新100の質問かぁ。そろそろプロフ更新したいな」
友人「そういやお前まだ旧100の質問のままだな。俺も更新すんだからお前も書けよ。仲良い欄は俺で。1ヶ月以内な。」
男「お前簡単にいうなよ、今仕事が超忙しいんだよ。…けどまぁ約束でもないとずっと更新しないな。よし、1ヶ月以内に書いてやる!」
こうして1ヶ月以内に新100の質問を完成させることになった男。まずは新質問の中で旧質問と似たような質問をチェック。旧質問の回答からあらかじめ入れ替えて(④)回答する項目を減らす。そして30日で100問終えられるよう、忙しい日々の合間をぬって1日3問は答えていく事を自らに課した。
仕事の休憩中や電車で移動中に考えたりもしたけれど、やっぱりリラックスしてできるのは実家が一番だ(③)。男はパソコンのメモ帳を使って地道に書き進めていった。
[編集済]
何だか妙にリアリティのある「ラテシンユーザーのエピソード」なのです。
もしかして実話なのかもしれません。
旧100質と新100質を見比べて……って、私もやりました。見られてた?
「解説を投稿する」と言われて要約もつけちゃうところが模範的(?)ラテシンユーザーですねw
[編集済]
そして赤トンボ(⑧)が飛び回り始め秋の気配が見え出す頃、今日は約束したジャスト1ヶ月後である。
ほとんど完成しているのだが、まだ答えづらい質問を数問残していた。いつも通り残業して帰ってからでも十分書ける量だが、疲れて寝落ちするかもしれない。そう思った男はズルをして(②)上司に適当な言い訳をでっちあげ、会社を早退することにした。たまに早く帰ってもバチは当たらないだろう。
嘘をついてまで早退した甲斐がありついに完成、あとはもう一度見直してプロフィールにコピペするだけとなった。しかし見直す前に、妻から料理を手伝うように頼まれる。せっかく早く帰ってきたしと二つ返事で引き受ける男。そうして妻が男に任せ買い物に出かけた直後、友人から電話がかかってきた。
友人「よう、ちょっとお願いがあってさ、三角定規(⑨)って持ってたりしないか?息子が使うらしいんだが、親戚に貸したまま返してもらってないのを思い出してな。新しく買うのもなんだし、親戚から返してもらうまででいいから。」
男「三角定規…多分あった気がするな。それぐらいなら別にいいぞ。今度の週末渡しにいけばいいか?」
友人「ああ、それでいい。ありがとう。そういえば今日で1ヶ月だがちゃんと新100の質問完成したのか?」
男「あぁ、つい先ほどな。今夜中にはアップできそ…あああああああああっ!!!!!」
その時男は気付いた。油たっぷりの鍋から出る業火と噴煙に。あろうことか揚げ物の最中に目を離したのだ。男は戸が錆びて開けにくくなっている物置に全力でタックルして(⑥)軋ませながらも開けると、持てるだけの消火器を(①)取り出しすぐさま消火活動に入る。
なんとか最小限の被害に留めて消火できたものの、それでも火は予想以上に燃え広がりキッチンは黒焦げになってしまう。そしてキッチンの脇に置いていたパソコンも、修復不可能な状態になっていた。
[編集済]
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パソコンが塵と化してしまえば、データはどうすることもできない。バックアップもとってない。1ヶ月かけて進めてきた新100の質問の回答も消え失せてしまった。
それどころかキッチンの被害が予想以上に大きく、家自体だいぶ年数が経っていたことも相まって、それをきっかけに引っ越し(⑦)することになった。費用を稼ぐためこれまで以上に残業代を稼がねばならない。今後の苦労を思い男は涙した。
後日友人から結局まだプロフィール変更してないじゃないかと理由を聞かれるが、それどころではない。コツコツ書きためたデータも消えた、パソコンもお陀仏、おまけに引っ越しまで余儀なくされたのである。
勿論一番悪いのは揚げ物から目を離した男だが、あの時こいつがあんなしょうもない用事で電話をかけてこなければ、と逆恨みするのは仕方あるまい。そんな八つ当たりの感情を込めて友人に「キミが悪い!」と叫んだ男だった。
なお、「どうせなら転んでもただでは起きてやるまい、起こったことをラテシンの問題にして出題してやる!」と男が考える程度にはラテシンに染まりきっていることはまた、別の話である。
FA要約:男はラテシン新100の質問をコツコツ書きためて完成させたが、完成させた最終日に友人のしょうもない用事の電話をきっかけに火事を起こして100の質問データもPCも家も台無しになり、「キミが悪い」と八つ当たりした
【完】
[編集済]
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【希美と直樹】
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
今日でこの街にいるのも最後か……長いようで短かった5か月。
私は大学を卒業して一度実家に戻った。寮に入っていた4年間は生まれ故郷であるこの街には帰らなかった。
親は仕事でいなかったから、地元の子供たちとずっと遊んでいた。しばらくは実家ですごして、地元で仕事を見つけるつもりだった。
しかし、夏も終わりをむかえる頃、お世話になった大学の教授から海外での仕事を紹介されたのだ。急な話だったが、私は受けることにした。
送る予定のダンボールの中身を、向こうで出しやすいように予め入れ替え(④)、消火器(①)裏の家の鍵を片づけ、そろそろ行こうかなと思ったところで私は気が付いた。
直樹君が泣きながら全力で私の方に走って来ていることに。
2人の距離は段々縮まり、そのまま勢いを止められず私に全力でタックル(⑥)する形となった。
それを受け止めた私は直樹君を優しく抱きしめた。直樹君は泣きながら怒っているようだった。
「どういうことだよっ!引っ越し(⑦)ってなんだよ!それも海外って」
「100歳(⑩)になるまでこっちにいようかなって言ってたじゃないかっ、やっぱり実家が一番③だって。」
私は黙っていた事に罪悪感を覚えながらも、最後に会えたことがうれしかった。喧嘩したまま、もやもやとしたまま別れたくなかった。
「私の事なんて忘れちゃってるかと思った。ごめんね。」
「覚えてるよ。忘れるはずないよ。一緒にとったトンボ(⑧)のことも、冷たいもので頭が痛くなるのは、かき氷でもアイスクリーム頭痛(⑤)っていうことも、夏の大三角を夜空の三角定規(⑨)だねって言ったことも」
「夏休みの宿題をズルした(②)のを怒ってくれたことも、かっこよくなったねって言ってくれたことも、喧嘩しちゃったことも。全部、全部、覚えてるよ」
よく見ると直樹は手にぼろぼろになった日記を持っていた。夏休み初日から毎日かかさずしっかり書いていた宿題の日記を。どうしたのと私は尋ねた。
「希美ねえちゃんが悪いんだっ。希美ねえちゃんが…キミが…悪いんだ…」
「いなくなることを急に知って、それで、なんかムカついて、そのあと悲しくなって、会わなきゃって思って。」
「それで最初は宿題をズルしていたけど、日記だけはちゃんとやってて、それを読んでほしくて、なのに途中で転んじゃってぼろぼろになって…全部台無しに」
私はその日記を手に取った。紙はぼろぼろで文字も泥がかぶっていて、とうてい宿題に出せる感じではなかった。
「これ、もらってもいい?向こうでも直樹君のこと忘れないために」
私が言うと、直樹は驚いた様子を見せたが、くしゃくしゃになった顔をにっこりとさせた
「うん。いいよ。」
「あと……い、いってらっしゃい。僕も希美姉ちゃんの事、絶対に忘れないから。次会う時はもっともっと強くなるから。」
「行ってきます。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
でもまさか結婚することになるとは思わなかったよね。私は夫である直樹と昔の話をしながら笑った。
肝心の日記も私の事ばっか書かれていて、あれもうラブレターだったって。
【完】
[編集済]
近所の少年との「別れの一場面」を描いた作品です。
結構年の差ありますねえw
でも、子供の頃の年の差って絶対的だけど、大人になるとどんどん「どうでも良く」なりますよね。
日記が黒歴史にならなくて良かったです。
[編集済]
タイトル「卒論サボっていた友人が俺の卒論をパクろうとした結果wwwww」
ご投稿ありがとうございました。 [編集済]
俺には友人が一人いる。この友人を仮に「カメオ」とする。今日はそのカメオが卒論をサボったがゆえにどういう結末を迎えたかの話をしよう。
カメオは俺の大学とは別の大学にいる。その大学自体は名門で、そこに入れば大手企業への就職は決まったものだと言われている。カメオは大学では体育会系としてラグビー部で活躍し、特に全力でタックルに取り組む(6)姿はほかの大学のラクビ―部の学生からも称賛されていたものだったそうだ。そして就職でもみんながうらやましがるような東京の大手企業に内定し、卒業したら引っ越す予定だった(7)。地元の市役所に内定した俺はそんなカメオをうらやましく思いながらも、「でも実家に住んで、地元で働くほうが地元にも貢献出来て一番だし」(3)と強がっていたものだ。あの出来事があるまでは。
カメオは就職活動が終わると気が抜けたのか勉強をサボって遊ぶようになってしまった。それもいつもかき氷を馬鹿食いしては「頭痛がする」と言ったり(5)、部活の後輩の財布の中身を取り換えるいたずらをしたり(4)といったろくでもないことばかりだったとあとでカメオと同じ大学の友人から聞いている。
そうする中で俺の大学もカメオの大学も12月の卒論シーズンを迎えた。が、カメオは1行も卒論を書いていなかった。これまで遊んでいたツケが回ったのだ。ある日、急にカメオから電話がかかってきた。彼はこういった。
「なあ、お前の卒論を貸してくれないか?」
「なんで?まさかずるをするのかい?」
「はは、しないさ。ちょっと卒論のフォーマットとかを参考にするだけだよ。」
「わかった。じゃあちょっと貸すから。」こうして俺はカメオにすでに出来上がって提出した自分の卒論を渡した。
しかし、「ちょっと卒論のフォーマットとかを参考にするだけ」というのは全くの嘘だった。カメオは俺の卒論をパクって鉛筆で文章を写すことで、さも自分が努力して書いたかのように見せかけようとしたのだ。(2)あとで同じ大学の友人から聞いた話によると、カメオは10日間かけて紙に三角定規で罫線を引きながら(9)俺の卒論が書いてあったファイルの文章を見てはトンボ鉛筆で写していたという。(8)そんなことをするぐらいならその時間を使って社会人のマナーの1つでも学んでいればいいのにとあきれたものだ。
10日後、俺はカメオの大学の別の友人の事情でカメオの大学を訪ねることにした。この時、俺は自分の卒論が書かれたファイルを持っていた。午前中に俺の大学で論文のレビューがあったのだ。
その日はカメオの大学の卒論の提出日だった。俺がカメオの大学のキャンパスを歩いていると、肩をトントンとたたかれた。振り向くと、それはカメオだった。
「この間はありがとな。おかげで参考になったぜ。」
「はは、どういたしまして。」
「そうそう、今から卒論を提出するんだけど一緒に行かないか?」
「ああ、今ならいいよ。」
こうして俺はカメオとともにカメオのゼミの研究室へと向かった。
研究室には最終日ということもあって大勢の学生がいた。
「やっぱりみんな卒論提出するとなると緊張するんだなあ。」そしてカメオとともに研究室に入った時、突然研究室の火災報知機の音が鳴った。
「火災発生、火災発生」
原因は彼のゼミの教授のタバコの火消し忘れというごく小さなものだった。しかし、タバコの火が紙や本に移り、今にも燃え盛ろうとしていた。
「大変だ。すぐに消火器を!」(1)カメオのゼミの教授が言った。
俺はなぜか「はい!」というと我を忘れて消火器を探した。この時、俺はカバンを落とした。そう、俺の卒論が入ったカバンだ。
しばらくして消火器を教授に渡し、教授は消火器を使って何とか火を消し止めることができた。
教授は再び卒論のレビューを開始した。そしてカメオの番になった。
「カメオ君。君の論文はかなり素晴らしいねえ。」
「はい、ありがとうございます。」
「ところで・・・・・・・・君の論文の文章、このファイルの論文の文とまるっきり同じなんだが・・・・どういうことかね?」すると教授はあるファイルを手に持った。
「あっ・・・・」俺とカメオは同時に言った。それは俺の論文が書かれたファイルだった。教授は消火器を俺が探しているときに俺のカバンの中に遭ったファイルを拾って文章を読んだのだ。
「そ、それは・・・・・」カメオはうろたえるも教授にはお見通しだった。
「なんで卒論を自分の文章で書こうとしなかった!しかも他人の文章をそのまま写すとは・・・・。それさえなければ君の論文は100点にしてもおかしくなかったのに・・・。(10)カメオ君。あとで学長室に来なさい。そこで君の処分を決めるから。」
こうしてカメオは留年し、大手企業の内定を取り消されたという。
しばらくたった3月のある日、俺はカメオに再会した。俺はカメオを叱るつもりで聞いた。「どうして留年したと思う?」するとカメオは「お前が悪い。お前が大学に遊びに来なかったら俺は卒業できたのに。」と言った。
そして俺はとうとうぶちぎれて言った。
「だから、卒論書くのサボっていたのが悪いんだよ!」(終)
[編集済]
因果応報。悪いことをすると結局自分が損をするお話です。
だけど全然反省していないカメオ君。
とことんダメですねえ。
ある意味、彼は就活の被害者なのかもしれませんが。
[編集済]
投稿してくださった皆様、どうもありがとうございました![編集済]
投票項目は次の2つです。
エントリーリストをまとメモに載せましたので、ご活用ください。
(1) 一番好きな解説文1つ。できれば理由も。(自薦可)
(2) 一番組み込むのが難しかった、または難しそうと思った要素1つ。
投票方法は、えぜりん宛てのミニメールか、
相談or雑談チャットの「出題者のみ」へのコメントでお願いします。
要素出しや解説文投稿への参加・不参加とは関係なく、
どなた様もご自由に、むしろ積極的に! 投票してください。
[編集済]
たくさんの方のご参加、誠にありがとうございました。
第51弾【正解を創りだすウミガメ】の結果発表です!
今回14名のご投票をいただきました。
力作ぞろいの投稿作を前に、悩んだ結果がありありとみられました。
まずは、最も組み込むのが難しかった(or 難しいと思った)要素、
最難関要素賞 の発表です!
5票を獲得した
⑨ 三角定規が重要です。 に決定です!
要素を出したwakuさん、おめでとうございます。
さて。
最も好きな解説として、一番票を集めた解説に与えられる名誉ある賞!
シェチュ王 の発表に移ります。
何と今回は、3票獲得が3作品。
混戦を極めました。
このワザだけは使いたくなかった……のですが、私えぜりんがMC権限で1票投じることにいたしました。
まずは次点から。
3票獲得の2作品となります。
tsuna さん「ブターウルフ田中」
waku さん「Q.77 ウミガメをしていて、今まで一番ショッキングな出来事は?」
おめでとうございます!
そして栄えある「シェチュ王」を獲得したのは!
上3 さん「さよなら三角、また来て四角」 です!
おめでとうございます!
パチパチパチパチ ワーワー ピーピー ヒューヒュー
_∠※パンッ☆.:*:・'°★。.:*:・'°☆°'・:*
上3さんには、第52弾【正解を創りだすウミガメ】の出題と進行をお願いいたします。
お忙しいところ恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
以上をもちまして、「【正解を創りだす】過ぎゆく日々は戻らない【ウミガメ】」の結果発表を終わります。
詳しい投票結果とコメントを、ラテシンのチャットルームにてご紹介しております。
→http://sui-hei.net/secret/show/B8OaTF6TC6rfroB2aG11fPbMhKS2JbA1-cpQO7JiByU75UnjicsnZ_wYSaO_XC4P
(または、チャットルーム http://sui-hei.net/secretにて、ルームキー「戻って欲しいこともある」と入力)
はばかりながら、出題者えぜりんが「創りだしたヤツ」も掲載しております。
制約キツメに、要素を番号順に使っています。
おヒマな時にでもお読みいただければ僥倖です。
最後になりましたが、
皆様、ご参加ありがとうございました!
(1) 一番好きな解説文
① はやて さん「トンボの友人」
② tsuna さん「ブターウルフ田中」」
③ 天童 魔子 さん「きみが悪くていい気味だ」
④ みおみお さん「気味が悪い」
⑤ オットセイ三世 さん「キミのためなら」
⑥ 上3 さん「さよなら三角、また来て四角」
⑦ つのめなせいうち さん「氷菓を食べてもアイスクリーム」
⑧ 滝杉こげお さん「季回太小100不思議 ~泣き虫な少女と、優しい少年の話~」
⑨ waku さん「Q.77 ウミガメをしていて、今まで一番ショッキングな出来事は?」
⑩ 白露もみじ さん「希美と直樹」
⑪ まりむうさん「卒論サボっていた友人が俺の卒論をパクろうとした結果wwwww」
(2) 一番組み込むのが難しい(または、難しそう)と思った要素
※問題文は投票対象外です
① 消火器が登場します。
② 男はズルをしたのです。
③ やっぱり実家が一番です。
④ 中身をあらかじめ入れ替えます。
⑤ 冷たいものを食べて頭痛がします。
⑥ 全力でタックルします。
⑦ 引っ越しが重要です。
⑧ トンボが重要です。
⑨ 三角定規が重要です。
⑩ 100です。
投票締め切りは8月18日(金)23:59頃です。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。