隣町の男子校に通う青年です。
毎朝の登校中、少女は青年とすれ違うのですが、それは彼女の密かな楽しみであったのです。
さて、ある朝のこと。少女は寝坊してしまいました。
このままでは青年に会えないと、少女は急いで身支度を済ませます。
ふと食卓を見てみると、朝食のパンとおにぎりが並んでいました。
少女はハテナと首をかしげ、そのパンをくわえて家を飛び出しました。
そして玄関を出てすぐの所にある角を曲がったとき――
どぉんっ
少女は青年とぶつかりました。
少女にとって思いがけない幸運でした。
かくして少女は思ったのです。
（おにぎりにしておけばよかった......）
少女はなぜそのように思ったのでしょう。
【ウミガメ】
米ば食わんといかんばい
おにぎりの場合もくわえて走りますか？
YesNo そのときの少女の状況ではYESかなー...米ミスリード注意米 [良い質問]
飛び散ったご飯を拾う時間が稼げて青年を長く見てられるからですか？
NO 違います。
青年はイケメンですか？
YES とびっきりのイケメンでした///
パンにジャムが塗ってありましたか？
NO ジャムもバターもチーズもいりません。
おにぎりの場合だと曲がり角まで来るのが遅くなりますか？
NO 変わらないかと思われます。
非現実要素はありますか？
NOです。
おにぎりにしておいて落っことすと、つづらがもらえる別ルートに突入する可能性があったからですか？
NO 残念ながらつづらません。
青年が和食派であり、パンをくわえていた少女に対して侮蔑的な眼差しを送ってきたからですか？
NOw 青年はこだわりません。
ここ、ご飯粒ついてるよ☆な展開へ持ち込みたかったですか？
NO そうではないのです。
パンを家に残すことが重要ですか？ [編集済]
NOなのです。
おにぎりなら包装がしてあるので落ちても食べられるからですか？
NO 違います。
パンにはジャムが塗ってあり、顔や服が汚れてしまいましたか？
NO 重要ではありません。
「ハテナと首をかしげ」は重要ですか？
YES 問題文の状況を的確に把握するためには重要かと思われます。 [良い質問]
おにぎりの場合のほうが青年と長く関われますか？
YES トテモジュヨウデース [良い質問]
具なし、海苔なしのおにぎりでも成立しますか？
YES おにぎりの具は重要ではありません。
青年とぶつかったときに鋭利なパンの耳が青年の首筋に突き刺さって青年が死んでしまったからですか？
NO 食べちゃえば証拠隠滅完全犯罪っ☆ません。
少女がパンを選んだ理由は重要ですか？
YES？ それがわかると解決しやすくなると思います。
そのパンとおにぎりは両方少女のために用意されたものでしたか？
YES そうなのです。 [良い質問]
ハテナは生き物の名前ですか？
NO 普通に「？」だとお考えください。
おにぎりなら連絡先を書いてもらうことができましたか？
NO そうですね、この塩昆布で...は書けません。
少女は人間ですか？
YES かわいい女の子！
ある角を曲がったところでいつもすれ違いますか？
NO ですがあまり関係ないかと思います。
青年とぶつかった時、少女は手に何か持っていましたか？
NO 特筆すべきものはありません。
パンもおにぎりも朝食用に準備されたものでしたか？
YesNo 重要な質問なのです。 [良い質問]
片方はお昼ご飯なので、2枚あるパンを取っておけばお昼に青年と一緒に食べることができましたか？
YesNo 重要な質問なのです。24と合わせてもう少し限定した質問をば。 [良い質問]
カニバリますか？
NO カニバリませぬ。
青年は少女のことをよく知っていますか？
NO ですがあまり重要ではありません。
青年とぶつかったとき、カバンの中に入っていたおにぎりが潰れてしまいましたか？
NO おにぎりをあらかじめ忍ばせません。
24確認。「パンとおにぎりの両方」が少女のその日の朝食用に準備されたものでしたか？
NO その質問だとNOかと。 [良い質問]
少女の殺害を企む親がおにぎりに毒を仕込んでいて、それに気づいた少女はパンを選んだものの、青年刑事(最近捜査である事件のあった隣町の男子校に通っている)、ぶつかるのが解っていればわざとおにぎりを持ってぶつかって、ポロっとおにぎりが割れて毒カプセルが落ちれば、色々関われると思いましたか？
圧倒的NOですが重要ワードがあります。 [良い質問]
24.25 昼食をパンにしておけばよかった という後悔ですか？
NO！そうではないのですー！
朝食用のパンと昼食用のおにぎりが置いてありましたか？
YES そういうことです。これは大変重要なことです。 [良い質問]
そもそもくわえていたパンは昼食用でしたか？
NO 32の通りそれは朝食用でした。
帰ってきたら昼食用のおにぎりがカピカピになっていましたか？
NO それは大変悲しいことです。
朝食用のパンと、昼食用のおにぎりが置いてありパンを選んでくわえてきてしまったが、仮におにぎりを持って走っていれば米がばらまかれその処理でしばらく一緒にいれるからですか？
NO 米をばらまきません！
もしおにぎりを選んでぶつかっていたら、そのおにぎりはもう食べられなくなりますか？
NO 食べられると思います。
今日はお昼前に学校が終わるし、家族は留守ですか？
NO お昼前に学校は終わらないし家族は留守ませんでした。 [良い質問]
パンを残しておけば、お昼にリンゴとパイナップルをはさんで食べることができましたか？
NO さすが可愛い女の子はやることが違う可愛いですが違います。
ぶつかった拍子に二人はキス。青年は小麦アレルギーを持っていたためぐったり。ああ、私がおにぎりを選んでいればこんなことには……ですか？
NO アレルゲンません。
おにぎりにしておけば、放課後彼に会えますか？
NO そうではないのです。
朝食用の出来立てのパンを残しておけば青年に振る舞えましたか？
NO そうではないのです。
寝坊しなかった場合は朝食のパンを家で食べ、昼食のおにぎりを持っていきますか？
YES そうなったかと思います。
親は関係ありますか？
YES 最重要項目です。 [良い質問]
おにぎりなら視界が良好なのでわざと可愛くぶつかることができますか？
NO パンでも十分可愛いはずです。
ぶつかった時、昼食用のおにぎりも持っていましたよね？
NO 持っていないからこそ少女は思ったのです。 [良い質問]
ぶつかった際に二人は何らかの会話をして、その時のセリフが重要ですか？
NO 二人のセリフは重要ではないのです。
昼食用のおにぎりを置いていったので、青年と話している途中で親に呼ばれましたか？
YES！ぜいたく言うとまとめてほしいのです。（後で正解つけますね） [良い質問]
「朝から手作りおにぎりをちゃんと用意してる私」を演出したかったのですか？
NO パンを焼いたっていいじゃない！
45 親が「お昼ご飯忘れてるよー」と持って来ましたか？ [編集済]
YES 正解とします！ [正解][良い質問]
家にパンが置いてあった場合は、単なる食べ忘れだと思って親は呼びに来ないけど、おにぎりが置いてあったので47になりましたか？
YES 正解とします！ [正解][良い質問]
47 隣町の青年もいつもより時間が遅く遅れそうなため車で親に二人とも送ってもらいましたか？
NO 違いますです。
少女は朝食のパンを食べ昼食のおにぎりを持って学校に行くはずだったが、パンをくわえておにぎりを忘れて家を飛び出したため、青年と話している途中に「おにぎり忘れてるわよ戻ってらっしゃい」と親からお呼びがかかり、忘れ物をしなければもっとお話できたのに！と思ってますか？
YES パーフェクト！おーみーごーとー！！ [正解][良い質問]
「ん......ぅーんよく寝た......ぁ？え、やばっ。寝坊したー！」
少女は寝坊した。
「お母さん何で起こしてくれんと！？ってまだ寝とる」
まだまだ甘えん坊の少女はいつも母親に起こしてもらっていた。
しかしこの日は珍しく母親が寝坊してしまっていた。
「お母さんも寝坊することあるんやけん、あんたも自分で起きれるようにならんと」
「あーはいはいはい」
少女は急いでいた。
登校中に意中の青年とすれ違う時間はいつも決まっていた。
急がなければその時間に間に合わなかった。
身支度を済ませた少女は食卓に目を留める。
（あれ？）
食卓にはパンとおにぎりが並んで置いてあった。
（いっつも朝はパンしか食べんのに。何でおにぎりがあるとやろ）
少女の朝食はいつもパンと決まっていた。
なのでそのおにぎりの存在は少女の頭をしばし悩ませる。
が、おにぎりについて哲学する時間と頭脳のない少女はとりあえずパンをくわえて家を飛び出した。
「行ってきまーす！」
玄関を出てすぐのことである。
少女は「どぉんっ」と何かにぶつかった。
「あ痛ーっ！」
「君、大丈夫かい？」
「ん......む？」
目を開けた少女の目の前にいたのは意中の彼そのひとであった。
初めて言葉を交わす二人。
青年の制服についてしまったパン屑を恥ずかしそうに拭う少女。
照れくさそうにそれを見下ろす青年。
少女も青年を見上げ、二人は見つめ合う。
二人の間に流れる甘酸っぱい緊張――と、その時である。
「あんたお弁当忘れとるよ！」
突然の母親の声に少女は困惑した。
どうやら追いかけてきたらしい。
母親は手に昭和チックな風呂敷をぶらさげしきりに「オベントー！」とロボットのように繰り返している。
少女が風呂敷を受け取り中を確認してみると、先ほど食卓にあったおにぎりが入っていた。
「お母さん寝坊したやろ？やけんちゃんとしたお弁当作れんかったとよ。ごめんねー。」
少女はようやく合点がいった。
「あ......僕はこれで......」
引きつった顔で去る青年。
満面の笑みを湛える母親の仁王立ち。
少女の手には昭和チックな風呂敷とおにぎり。
三者の間に流れる混沌とした緊張――。
かくして少女は思った。
（あの時おにぎりを選んでいれば、お母さんに二人の世界を邪魔されずに済んだのに......）
※要約解説
少女は青年とぶつかり少女漫画的邂逅を果たしたが、そこにオカンが追いかけてきた！
おにぎりは少女の弁当で、オカンはそれを届けに来たのだ。
おにぎりを選んでおけば二人の世界を邪魔されずに済んだのにと、少女は後悔した。
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