「え~?博士、また失敗したの~?」
「ぐ!ジョシュのくせに生意気な!タメ口はやめい、年長者を敬わんか!」
「はいはい…で、あきらめちゃうんですか?」
「だ、誰があきらめるっちゅうんじゃ!ワシは絶対に負けん!負けんのじゃ~!!」
「よっ、その調子!がんばってくださいね~」
「…博士ってテンション高いな~。ところで手伝わなくていいの?助手なんだろ?」
「えーっと。いえ、それはニックネーム的なものでして…」
「そういやあなたって、ハカセを昔から知ってるのよね。ハカセって昔からあーなの?」
「ええ、本当、いつまでたっても子供みたいというか…でも、あんな風になったのはやっぱり…」
…さて、博士はどうして「あー」なんでしょうか?
彼女たちに質問して、真相を明かしてください!
※ 返答は会話形式ですが、内容的にはYESNOで答えます。
※ 場合によっては行動などを指示してもらえば”ヒント”でお答えします!
ワシは絶対に負けん!負けんのじゃ~! …そんな博士の秘密とは?
「あー」とは「子供みたい」の意味ですか?
YESNO 「そうね、それもあるけど…」「わたしは、それとは別の意味で言ったつもりよ?むしろ逆っぽい」「あと、子供っぽい性格というか、”~な性格だから子供っぽい”と考えるべきかも?」 [編集済]
博士は「負けず嫌い」な性格だから子供っぽいのですか?
YES!! 「そう!負けず嫌いなのよ!いつも”負けん!”」っていってるの」 [良い質問]
博士は関西弁ですか?
!?YES! 「あら、よくわかったわね!でも、関西というか、もっと特定の県というか…」 [良い質問]
博士は「吐かせ」のもじりですか?
YESNO!(直接問題には関係ないけど、実はヒントにつながります!) 「博士が作った装置の話?けっこうがんばって作ったのにねー、ほかの持ち物と同じように、名前まで書き込んでたのに…」 [良い質問]
(一行目より。)博士がやっているのは人体実験ですか?
YES! 「人体実験っていうと人聞きが悪いけど…まぁそういうのも多いわね。いつもは私が実験台で、今回のもテストした時はバッチリだったのに、また自爆しちゃった」 [良い質問]
「あー」なのは、博士の本名が関係してるのかな?
YES! 「博士の本名?さっきからずっと口にしてるんだけど…苗字のほう?彼も2世で、彼はアメリカ姓よ」 [編集済] [良い質問]
人間関係とは違うけど、広島県出身で、広島県、ひろしまけん、ヒロシ負けん、博士負けんですか?
YES! ぐおおおおお!なぜそんな早くわかるかな! そう、”博士”と書かれた部分は「ひろし」と読みます! 「ええ、私たち、小さいころは広島県に住んでたの。そこのガキ大将がわんぱくで…引っ越してすぐ、いじめられたっけ…」 [編集済] [良い質問]
ハカセが証拠を吐かせようとしているのは機械ですか?
YES! 「”自白装置”よ。…ちょっとヤバい系かしら?でも悪事しか白状しないから、あまり悪用はできないはずよ。で、裏側に”ひろしよう”って書いてるの。子供よね~」
博士はジョシュのお兄さんですか?
YESでもいいのかな? 「そうね、幼馴染のお兄さんって感じ?でも、元は同い年だったのにな~。ちなみに私は博士と逆で日本姓よ」 [良い質問]
「広島弁なんですよね。私たち、小さいころ広島で育ったから…」
「あれ?あなたたちって帰国子女って聞いたけど?」
「ええ、二人ともアメリカ生まれで、そのあとそれぞれの片親の実家の広島に引っ越したんです」
「へー、じゃあ、あなたも広島弁で話せるの?」
「ええ、まぁ…普段はめったに使わないですけどね」
「それで…”やっぱり”というのは?」
「ええ。博士が広島弁を使い始めたのも、負けず嫌いになったのも、きっかけがあるんです…」
幼き日の公園。
博士(ひろし)・マッケンジーとジョシュア(愛称・ジョシュ)は、アメリカから引っ越してきた広島でガキ大将の洗礼を受けていた。
「うわーん、ひろし、いたいよう」
「ジョシュ…! きみ!女にまで手をかけるなんて、ひどいぞ!」
「はっ、外国に行っておったっちゅう連中は考え方もしゃべり方もスカしとるのぉ。責めるんなら、女を守れんかったおぬしを責めるんじゃな!」
「ガッデム!もう許さない!」
ポカスカポカスカ。
…力及ばず、倒れる博士。「やれやれ、負け犬は惨めじゃのう!」
「ひ、ひろし、だいじょうぶ?わーん、おにんぎょう、とられちゃったよう…」
「ごめん、ジョシュ…ボクがもっと強ければ…!」
「ううん、だって、あんなに大きなひとにかてっこないよ~」
「いや、あいつのいう通りだ。男は負けちゃいけないんだ…特に、守るものがある時は…!」
次の日から。博士は体を鍛え、言葉遣いも「郷に入っては郷に従え」と、積極的に広島弁を使うようになった。
もともと、アメリカでも飛び級で進級していた頭脳派の博士だったが、努力の甲斐あって、近所のガキ大将とタメを晴れるくらいに強くなっていった。
一つ年下の女の子、幼馴染のジョシュアを守れなかったことが、強く心に残ったのか。
博士は、負けず嫌いの少年に育っていった。
一方、生来の高いIQと好奇心に「なんでもやってみよう」のチャレンジ精神が加わり、少年発明家としての才能を花開かせた。
頭脳明晰とはいえ、まだ若く、知識も経験も、設備も十分でない状態ではロクな発明はできなかったが、「あきらめることは負けること」→「負けられない、いや、負けん!」という思考ルーチンでいろんな珍発明をしてきた。
今回は「自白装置」を造って、学校で起こった盗難事件の容疑者に真相を吐かせようとしていたのだが…
またも「自爆装置」に成り果ててしまった。
せっかく、「博士用」(ひろしよう)と、名前まで書いていたのに、爆発してコナゴナになってしまった。
だが、失敗ばかりでも、常に一生懸命がんばる姿を応援するものは多い。
みんな、彼のことを親しみをこめて「ハカセ」と呼んでいる。
ジョシュ「それにしても、日本とアメリカで学年が変わっちゃうなんてねー。向こうじゃ同級生だったのに、こっちじゃ下級生だなんて、調子狂っちゃう」
博士「まぁな、でもけじめはけじめじゃ!数ヶ月違いとはいえ先輩なんじゃから、人前ではタメ口はよすんじゃぞ」
ジョシュ「”人前では”?じゃ、二人っきりのときは?」
博士「…”ひろし”でいいぞい」
ちなみに、彼らはまだ大学生。
ヒロシ君は、まだ博士号は取っていません。なので、「ハカセ」は純粋にニックネームなのでした。
よって「助手」というのもありえないわけですが、まぁ時々はお手伝いしてるようです…
「ちなみに”ジョシュア”は男性名なのよねー。うちは両親とも男の子がほしかったから男子の名前しか考えなかったらしくて…」
「男まさりなお前にはぴったりだ」
「誰が男勝りやワレーー!」(ドカーン)
「ぐっ…!”あたしもつよくなるー!”とかいって一緒に空手始めたのに、いつの間にかジョシュのほうが強くなってんだもんな…」
怒ると広島弁が出るジョシュであった。
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