いよいよ春が近づいていますね。
まだまだ「寒い!」と思う日もあるかもしれませんが、少しずつ日差しが強くなってくるこの頃。
もう少ししたらこの問題のタイトルのような場面に出くわすかもしれませんね。
では問題文を発表いたします。
以下問題文
~~~~~~~~~~~~~~~~
梅の花を一心に見続けている男。
彼はこの行為のおかげで無事に試験に合格できたという。
なぜ??
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この問題には解説を用意しておりません。皆様の質問がストーリーを作っていきます。
以下のルールをご確認ください
【ルール】
#####要素募集フェーズ#########
出題直後から質問を受け付けます。
皆様から寄せられた質問の中から、出題者(まりむう)が
75問の質問の中から15個、ランダムに「YES」とお応えし、良質化します。
※なお今回はエクセルのランダム関数を使用して多少の調整を行ったうえであらかじめ番号を決めています。
※良質としたものを以下【要素】と呼びます
※良質以外の物は「YesNo?どちらでも構いません。」とお応えします。こちらは解説に使わなくても可 です。
各要素を含んだ解説案をご投稿ください。
※また、矛盾が発生した場合や、あまりに条件が狭まる物はMC権限で採用いたしません。(矛盾の場合は前者優先)
矛盾例)田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? 前者優先
狭い例)ノンフィクションですか? 不採用
狭い例)登場キャラは1人ですか? 不採用
狭い例)ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね? 不採用
など
その後、選ばれた要素を取り入れた解説の投稿フェーズとします。
なお、一応要素が揃った後、まとめもに要素を書き出す予定です。
#####投稿フェーズ#########
解説投稿フェイズでは、要素に合致するストーリーを考え、質問欄に書き込んでください。
とんでもネタ設定・超ブラック真面目設定などなどおすきなようにお創りください。
□□□要素としてNoのケースが有る場合□□□□□
・要素として No とされたたものは、ただ「解説に入れない」ではなく、ちゃんとNoとして解説に入れてくれると嬉しいです。
まあ、15要素あとから入っていることがわかりやすいほうがありがたい
ということです
※説明が不十分な部分がありますが、過去の「正解を創りだす」もぜひご覧ください。
魅力のある銘作(迷作?)・快作(怪作?)等いろいろ先例がございます。
■時間割
・要素募集期間
出題~15個要素が揃うまで。
・投稿期間
15個揃ったあと~3月12日(日)21:59
・投票期間
3月12日(日)22:00以降~3月18日(土)23:59
そして今回は、以下3賞をご用意いたしました。
なお、見事シェチュ王になられた方には、次回の【正解を創りだすウミガメ】を出題していただきます。
■最も好きな解説に投票
・最優秀作品賞(投稿毎 別々にカウント)
■最も要素を組み込むのがうまいと思った解説に投票
・最優秀要素組み込み賞(投稿毎 別々にカウント)
■最も組み込むのが難しかった要素(もしくは投稿してない人は、難しそうな要素)に投票
・最難関要素賞(最も票を集めた要素に与える賞)
なお、質問欄の文字数制限は全角300文字?のようです。
(でも編集すればもっとはいります。まあ、やや仕様バグ技っぽいのでいつか修正されるかもしれませんけど・・
あと、良質表示で大文字になることは覚悟お願いします。)
質問した人は、できるだけ正解を創り出すと投票にも参加いただけると盛り上がるかと思います。
通常の出題と違い、趣味丸出しで構いませんwお笑いが好きな人も、カニバが好きな人も、ミステリーだってOKです。
(まあ、要素的に難しいとは思いますがww)
それでは、今回もたくさんのご参加お待ちしております!
それでは~ Let's Start!~
結果発表です!
彼は多重人格者ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
赤いチューリップは重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
トラックが暴走しますか?
YesNo。どちらでも構いません。
男のめがねが割れますか?
YesNo。どちらでも構いません。
炊飯器が活躍しますか?
YesNo。どちらでも構いません。
荷物の積み込みが甘かったですか?
YesNo。どちらでも構いません。
「狼がきたぞー」と聞こえますか?
YesNo。どちらでも構いません。
時計の針が30分進んでいましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
カレーは食べられますか?
Yes!カレーは食べられます!(要素1) [良い質問]
ドーナッツの穴だけくれましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
オープニングに合わせて踊りますか?
YesNo。どちらでも構いません。
闇のアルバイトでの経験が活きましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
明日は槍が降りそうですか?
YesNo。どちらでも構いません。
遅れてきた男がいましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
ひつじを数えますか?
YesNo。どちらでも構いません。
巨大ロボットは登場しますよね?
YesNo。どちらでも構いません。
残り少ない蝋燭に火をともしますか?
Yes!残り少ないろうそくに火をともします!(要素2) [良い質問]
裁縫箱は投げられましたか?
Yes!裁縫箱は投げられました!(要素3) [良い質問]
男は実は一人ではないですか?
YesNo。どちらでも構いません。
マンガのカバー裏を見ますか?
YesNo。どちらでも構いません。
炭酸の抜けたコーラが決め手でしたか?
YesNo。どちらでも構いません。
大切なものは失ってからその大切さに気がつきますか?
YesNo。どちらでも構いません。
流行に乗り遅れましたか?
Yes!流行に乗り遅れました!(要素4) [良い質問]
滑り台を逆から登りますか?
YesNo。どちらでも構いません。
涙で前掛けが見えませんでしたか?
YesNo。どちらでも構いません。
双眼鏡は壊れていましたか?
Yes!双眼鏡は壊れていました!(要素5) [良い質問]
疾風を「はやて」と読みますか?
YesNo。どちらでも構いません。
密室で二人きりですか?
YesNo。どちらでも構いません。
背後から破裂音がしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
「トーテム」の文字が重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
スカイツリーの陰からそっと見つめますか?
Yes!スカイツリーの陰からそっと見つめます!(要素6) [良い質問]
ガソリンが撒かれますか?
YesNo。どちらでも構いません。
スズメはないていますか?
YesNo。どちらでも構いません。
セーブデータが消えましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
トラウマが出来ましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
伝説の剣は引き抜けますか?
YesNo。どちらでも構いません。
温泉卵を食べますか?
Yes!温泉卵を食べます!(要素7) [良い質問]
「バッカモーン!そいつがルパンだ」と言われますか?
YesNo。どちらでも構いません。
今までの努力が水の泡になりますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ジョーカーは2枚ありますか?
YesNo。どちらでも構いません。
赤いハンカチがカギになりましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
ブレーカーの前で猫が遊んでいましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
合わせる顔がありませんか?
YesNo。どちらでも構いません。
男には相棒がいますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ゴミをポイ捨てしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
釣り針にはイカリングがかかっていましたか?
Yes!釣り針にはイカリングがかかっていました!(要素8) [良い質問]
田中には夢がありますか?
YesNo。どちらでも構いません。
信号機が止まっていますか?
YesNo。どちらでも構いません。
一万円札を落としましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
絶対音感を持っている人がいますか?
Yes!絶対音感を持っている人がいます!(要素9) [良い質問]
枕元には大量の髪の毛がありますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ヒキニートですか?
Yes!ヒキニートです!(要素10) [良い質問]
白米にマヨネーズをかけますか?
YesNo。どちらでも構いません。
男は花粉症ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
試験官の男は高らかに笑いますか?
YesNo。どちらでも構いません。
実はオカマですか?
YesNo。どちらでも構いません。
男はラテシン教の信者ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
ストーカーですか?
Yes!ストーカーです!(要素11) [良い質問]
現在の気温は30℃を超えていますか?
YesNo。どちらでも構いません。
扉の先には地球儀がありますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ロープには毒が塗られていますか?
Yes!ロープには毒がぬられています!(要素12) [良い質問]
男は未来に絶望しますか?
YesNo。どちらでも構いません。
パンツ1丁で踊っていますか?
Yes!パンツ一丁で踊っています!(要素13) [良い質問]
三角フラスコが重要ですか?
Yes!三角フラスコが重要です!(要素14) [良い質問]
銀のスプーンを使いますか?
YesNo。どちらでも構いません。
スイカを割るにはカツラが必要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
テロリスト集団と鉢合わせますか?
YesNo。どちらでも構いません。
英語を流暢にしゃべりますか?
YesNo。どちらでも構いません。
サンドイッチは売り切れですか?
YesNo。どちらでも構いません。
髭と鼻毛の区別がつきませんか?
YesNo。どちらでも構いません。
カーテンレールが決め手でしたか?
YesNo。どちらでも構いません。
秘密の部屋がありますか?
YesNo。どちらでも構いません。
92点ですか?
Yes!92点です!(要素15) [良い質問]
指一本触れることが出来ませんか?
YesNo。どちらでも構いません。
パンにジャムを塗りますか?
YesNo。どちらでも構いません。
海は広いですか?
YesNo。どちらでも構いません。
蒲焼きにリンゴジャムを塗り始めましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
【虚ろな男の末路】
彼はなぜ虚ろになったのか?そしてその行く末は・・・? [編集済] [良い質問]
男にはある能力が生まれつきに備わっていた。それは「人の素性や本質を見抜く力」。
男は日々を惰性のままに生きていた。世の人々の心理を知ってしまったから。
男が学校に登校する途中のコンビニで見かけたあいつは『ヒキニート』(10)と出ていた。
校門で口うるさく生徒を指導している教頭は『ストーカー』(11)と出ている。
人の本質を知りすぎてしまうのは、時としてつらいこともあるものです。 [編集済]
男の今日の一限目は理科の実験だった。
理科の担当教師が前で何やらしゃべっている。
「えー、この残りの少ないろうそくに火をつけ(2)、酸素を発生させると……」
男は授業などどうでもよかった。
虚ろな目で席から窓の外をボーッとただ見つめるだけだった。
今夜の夕食はなんだっけ……。
ああ、もう作られたのが何日前なのかも分からないカレーか。
温泉卵(7)をかけて味をごまかしたら、まだカレーは食べられる(1)だろうか。
などと他愛もないことを考えた。
男の見ている窓から遠く離れた場所に一本の梅の木が植わっている。
そこに、何かがあるのが見えるが、何せ遠すぎてよく見えない。
理科室にあった双眼鏡も壊れていたようだった。(5)
[編集済]
授業中にボーッッとしている人って案外こういうことを考えているんでしょうね。 [編集済]
男がボーッとしていたらふいに教卓の方から「カンッ」と甲高い音が聞こえてきた。
弾かれたように男が先生の方を見やると、先生は生徒の気をひくためかパンツ一丁で踊っている。(13)
そのときに理科の実験に使っていた三角フラスコ(14)が先生の手にあたったらしい。
先程の甲高い音はこれが原因だったようだ。
そういえば、理科の担当教師には『お調子者』の素性が出ていたっけ。
生徒のうけもまあまあのようだ。
生徒は口々に話しを始め、『絶対音感』(9)が出ていた女子は「さっきのフラスコがあたった音は「シ」の音だよ。」
などと言っているのが聞こえてきた。
楽しそうな先生ですね。 [編集済]
学校が終わると、男は付き合って半年になる彼女とデートの約束をしていた。
しかし、今となっては男に彼女に対する愛情など微塵もない。
男が彼女の『粘着』の素性を見てしまったから。
今日は彼女とスカイツリーへ行く約束だった。
彼女がしきりに「わたしのこと好き?」と聞いてくるので男は適当に「ああ」と答えると、彼女はその返答に満足したようで、照れた風にスカイツリーの陰からそっと見つめてきた。(6)
愛情を感じられないのはとても悲しいのです。 [編集済]
おっと、ミス [編集済]
了解です。
スカイツリーから帰ると彼女は男の家に押しかけてきた。
この行動も半年で何回も行われてきたことだ。
他の女がいないかを逐一監視しているのだ。
そして、彼女は男の家に行く口実を見つけたかのように取り繕った様子で「制服のボタンが取れかけてるよ。縫ってあげるね」と言った。
男は拒否したが、彼女は部屋から裁縫箱を取り出して用意をし始めた。
男はただ日々を惰性的に、諦観して生きていたが、限界に達したらしかった。
男は彼女に向かって裁縫箱を投げつけ(3)、事前に自殺用に入手してあった毒をロープに塗って(12)彼女を絞め上げた。
ああ・・・・彼女さんが・・・。 [編集済]
何もかもいやになった男は、その日の夕食に帰ってきた母を父の趣味の釣りの釣り竿の針で刺して殺した。
動脈から針を引き上げたとき、夕食のおかずにあったイカリングが釣れた(8)のは笑えない冗談だった。
テレビで一昔前に流行していた「イカリングフィッシング!」のCMを思い出したが、流行には遅れていると思った。(4)
[編集済]
グロイ。この一言に尽きます。 [編集済]
……………。
翌朝、昨日授業があった理科室に人は男しかいなかった。
男は一人座って、昨日のように窓の外を見ていた。
昨日と同じように梅の木があった。
今なら、男はそこに見える何かが分かる気がした。
男は梅の木とともに窓に映る自身の姿を見た。
そこには『─』の素性があった。
男は能力で自身の素性を見ることはいままでかなわなかったのだが、今はその言葉がハッキリと見えた。
男はおもむろに窓を開け、そこから飛び降りた。
男は「人生」という試験に合格した。
誰もいなくなった教室に声がひびいたような気がした。
「92点(15)」
【終わり】
[編集済]
彼はいったい何を評価されて「92点」となったのか気になりました。 [編集済]
『胴上げ選手権』
合格した暁には、みんなで胴上げしそうですね。 [編集済] [良い質問]
彼の朝はカレーと共に始まります。
まず起きてから一杯のカレー
どんな時でもカレーは食べられるそうです。
この辛さが食欲に蝕まれた彼の
残り少ないろうそくと言う名の
闘争本能に火を付けます。
そして賽は投げられました。
ついでに裁縫箱も投げられました。
気合は十分と言ったところでしょうか
早速インタビューをしてみましょう
好きな芸人はどなたですか?
とにかく明るい安村です!
・・・完全に流行に乗り遅れました。
最近の悩みは何ですか?
誤って尻に敷いてしまい
双眼鏡が壊れてしまったことです
憧れの場所はありますか?
両国ですね。
スカイツリーの陰からそっと見つめます。
リラックス方法について教えてください
お風呂場で温泉卵を食べます。
常に食べることは怠れません。
そんな食い意地で失敗したエピソードはありますか?
兄弟子が差し入れにイカリングを持って来てくれたんですが
イカリングは釣り針がかかっていました。
審判がかなり独特なイントネーションなのですが聞き取れるのですか?
絶対音感を持っている人もいます。
もし生まれ変わるとしたら何になりたいですか?
ヒキニートです。
喰っては寝てを繰り返したいです。
一番つらかったことは何ですか?
師匠のストーカーです。
いや冗談、付き人ですw
試合に勝つためにしていることはありますか?
ロープには毒がぬられていると思い込んで
踏ん張ります。
幼少期はどんな子供でしたか?
パンツ一丁で踊っていました。
今も大して変わっていませんけどね
いつもお馴染みのヘアースタイルなのですが
こだわりがあるのですか?
これは大銀杏って言って三角フラスコの形に結う重要なものです。
まぁ僕は何事も形から入るタイプなんで
もうじき試験ですね、では試しに初期質問
決まり手は非技を含め全部でいくつあるでしょう?
え、・・・えっと~計92点です?
ブーー。正解は決まり手82手と非技5手の計87点でした~
(´・ω・`)お父さん難しいよ~
コラコラ、インタビュー中なんだからお父さんは無しだぞ。
朝からカレータイスを食べ
食欲旺盛な投げるを得意としとにかく明るい安村に似ていて座っただけで双眼鏡が壊れ
スカイツリーの近くの両国国技館が好きで
常に食べていなくては行けず兄弟子が居り行司のが独特の言い回し喰っちゃ寝大好き付き人、綱を踏んではいけないパンツ一丁大銀杏決まり手
つまり息子はお相撲さんであり
『梅の花』と言うのは彼の相撲ネーム。
息子を一心に見続けている父のおかげで
彼は無事にお相撲の試験に合格できたという。(終わり)
[編集済]
「梅の花」というかわいらしい名前とのギャップを持つ力士・・・将来が楽しみです。 [編集済]
『カメオハザード』 俺はカメオ、ヒキニートだ。とはいえ、年齢はまだ17歳。いじめにあい、高校を退学したものの、医者になる夢は捨てきれなかった。そのために恥を捨てコネを使い、再び高校に入学しようと必死に勉強した。模擬試験の結果は92点。いよいよ一週間後受験だという時、玄関のチャイムが鳴った。 [編集済]
模擬試験の点数はよくても実際どうなるかわからない。 [編集済] [良い質問]
チャイムを鳴らしたのは俺の幼馴染のカメコ、まあ外出中も常についてくるし、親公認のストーカーと言っても差し支えないかもしれない。しかし、今日のカメコの様子はおかしかった。明らかに焦っている。何も言わずに家に上がり込むと、家の中の鍵を全て閉めた。カメコに何をしているのかと聞くと、カメコは答えた。
「街の人がおかしくなっているの。」
かわいいじゃないか・・・カメコ。 [編集済]
カメコから聞いたことを要約すると、次のようなことだった。
街の人々がゾンビのようになっていること。
彼らは食べ物や人を含む動物等、「肉」を求めていること。
カメコは学校でこの事をサイレンで聞き、慌てて俺ん家まで来たこと。いや、逃げろよ。
とはいえ、そんなことになっているなんて知らなかった。人の声を聞きたくないからとTVはもちろん、シャッターを閉め、音楽をヘッドホンで聞いていたからサイレンの音も聞こえなかった。…それはそれで問題だが。
まさに知らないほうが幸せだったかもしれない事実。 [編集済]
「という訳で、しばらくここに居座らせてもらうわよ。」
カメコは言いながら備蓄食品や水をリュックに詰めている。ここ俺ん家だぞ。文句は言えないけど。
その時、突然窓が割れた。顔の様々な部分から液体をまき散らしている。なるほど、確かにゾンビだ。俺たちは重いリュックを背負いながら逃げた。幸い、歩き方もゾンビだし、最近外出が増えたから体力も最低限ついており、逃げ切ることができた。
運動は大事だな。うん。 [編集済]
道にはたくさんの骨とゾンビがいた。恐らく、挟み撃ちにされ食べられたのだろう。なるべく広い道を通りながら、ひたすら歩く。目的地は都心だ。既に多くの人がこの街で犠牲になっていた。最悪、世界中が同じ状況でも、都心には警察や自衛隊が出動しているだろうという判断だ。
日が沈む頃、俺たちは山の中にいた。近くに温泉宿があった。ここにゾンビの魔の手は届いておらず、避難者も多いようだった。俺たちは賄いの温泉卵を食べて、ロビーで大量の避難者と共に眠りについた。
果たしてそこは安息の地になりうるのか。 [編集済]
「うわああああああ!」
悲鳴によって俺は眠りから覚めた。目の前にはあのゾンビ。俺は思わずゾンビから逃げた。が、ゾンビの標的は最初から俺ではなかった。カメコだ。まだ意識がぼんやりしているカメコを、容赦なくゾンビが捕食しようとする。俺は近くにあった裁縫箱を投げていた。全く効いていないようだが、標的を俺に引き付けることができた。俺が「カメコ!」と叫ぶと、カメコも目を覚ましたようだ。俺たちは慌てて温泉宿から逃げ出した。
やはり安息の地ではなかった。 [編集済]
外は地獄絵図だった。月明かりに照らされていたのは、内臓をまき散らした人間、そしてそれを一心不乱に食べている大量のゾンビ。夜目が効いているおかげか、妙にその光景は鮮明に見えた。俺たちは森の奥の方へ逃げた。残り少ないろうそくに火を灯しながら、歩き続けた。最後の一本が燃え尽きた時には空も白んできていた。あれだけいたゾンビは、明かりをつけていたにも関わらず、一人も追いかけてきていなかった。
うわああああああ! [編集済]
俺たちはひたすら歩いた。その間、ゾンビには合わなかった。俺たちは三日後、都心に到着した…が、そこにゾンビの姿はなく、平凡な日常が流れていた。俺たちは警察に駆け込んだが、馬鹿馬鹿しいと言われ、俺たちの県の警察にも電話してもらったが、ゾンビなんて知らないと答えたらしい。訳が分からなかった。俺たちは困り果ててしまった。後に知った事だが、この時俺たちをスカイツリーの陰から見ていた人物がいた。
警察こそ馬○だなあ。 [編集済]
心身共に疲れ果て、ベンチに座っていた俺たちに、話しかけてきた男性がいた。
「君たちはあの街から生きてここまで来たのか!?」
彼はウミオと名乗った。ウミオは俺たちが事情を説明すると、次のようなことを語った。
ウミオは刑事で、先程の話を聞いていたこと。
ウミオにはいとこがいて、彼がいじめにあっていること。
彼が復讐として、ある薬品を作り、街の水道に流したこと。その薬品を摂取した者の末路があのゾンビだということ。
そして、彼の父親が政府にすらも発言権を持つほどの権力を持った資産家だということを。
壮大な陰謀を感じる・・・・! [編集済]
カメコは明らかに動揺していた。カメコは俺以上に犠牲者を見ているのだろうし、サイレンも直に聞いている。しかし、ウミオは「これが真実だ」としか言わなかった。俺もカメコも、そんなくだらない理由で、一つの街が滅んだと信じたくなかった。だが、先程の警察の対応から、いや、気が滅入っていただけなのかもしれないが、俺たちはウミオの話を嘘だと言い切れなかった。
ウミオは続けた。
「サイレンは、市、街での判断だろうな。しかし、もう君たちの街に人はいないだろう。だが、ゾンビを人に戻す方法ならある。」
お? [編集済]
「この三角フラスコに、解毒剤が入っている。これを街に散布したい。しかし、俺のいとこに知られたら、またゾンビが街に溢れるだろう。だから、君たちに、今日の夜10時から30分、いとこを引き付けておいてほしい。警察の中で動けるのは、俺の友人数名位で、解毒剤の散布が終わるまでは駆けつけることは出来ない。情けないが、君たち以外に頼れる相手がいないんだ。頼む。」
俺は元から戻ろうと決めていた。カメコにどうするか聞くと、「一発そのいとこをぶん殴る」だとよ。何か、いつもの調子が戻ってきているようだ。
いとこめ・・・! [編集済]
俺たちは、ウミオさんに飛行機であの街へ連れて行ってもらった。飛行機は誰のものかと聞くと「自家用」と帰ってきた。金持ちのいとこも金持ちらしい。
いとこの居場所は学校とのことだ。今から一時間であの街のゾンビから逃げ、学校にたどりつき、いとこを解毒剤の散布に気づかせないようにしなければならない。あれ?無理じゃね?唯一の希望はこの解毒剤が塗られているロープだ。解毒剤はゾンビに対しては協力な毒だ。
金持ってんな~。 [編集済]
ウミオさんと別れた俺たちは、ゾンビの群れに対し、ロープと食べ物で応戦した。特に釣り針にイカリングをつけたゾンビ釣り竿は効果は抜群だった。俺たちは何とか学校に辿り着くことができた。いとこらしい男は、パンツ一丁で踊っていた。一瞬思考が停止した。しかしその理由はすぐ分かった。ゾンビがいる。自分が食べられないように体の肉全てに解毒剤を塗っているのだ。しかし、カメコは女の子。カメコはいとこ、そしてゾンビから目を背けてしまっていた。
ゾンビから逃げるな! [編集済]
カメコはゾンビに背中から襲われた。俺はすぐにロープでゾンビを人間に戻したが、カメコの傷は深かった。俺は携帯で119番通報しようとした。しかし、三日前から充電できていないため、とうに電源は切れていた。その時、いとこが近くの公衆電話に向かって何やら音を発していた。
「はい、火事ですか?救急ですか?」
いとこは絶対音感を持っていた。彼は1,1,9に相当する音を発し、通報したのだ。
絶対音感つよ。 [編集済]
しかし、俺はそんなことは知らなかった。いとこに対し激情して殴りかかった。いとこは黙って俺を見つめた後、「ごめんなさい」と謝った。彼は既にこれ以上ないほど後悔していた。怒りの矛先を失った俺は独り叫んだ。
救急車がこちらに来ているかどうか双眼鏡で確認してみた。解毒剤の散布も終わったようで、人間がそこらかしこに見える。救急車も無事にきている。しかし、俺はあることに気づいた。俺は双眼鏡を投げ捨て廊下に出た。双眼鏡のレンズは粉々に割れていた。
一体何に気づいたのだろうか・・。 [編集済]
俺は梅の花を見つめていた。右手にはロープ、左手には口の開いたレトルトカレー。後ろには学校中のゾンビ。総勢200体程だろうか。救急車に危害を加えない為、カレーでおびき寄せた。律儀に落ちた液をなめてやがる。俺はロープで必死に応戦した。けど、やっぱり200vs1じゃ勝ち目がなかった。俺はゾンビの攻撃を喰らった。
200体って・・・。 [編集済]
俺に攻撃したゾンビが震えだして人間に戻っていく。まさか…!俺は気づいた。解毒剤は散布され、街の至るところ、もちろん、この梅の花にも付着している。恐らく俺とゾンビの戦いでその解毒剤が俺にも付着したのではないか。幸い、先程の傷は浅かった。俺は今までと違い、自分の体をゾンビに触れさせたり、木を大きく揺らしたりした。結果、俺は200体のゾンビを全て人間に戻すことに成功した。救急車のサイレンが遠ざかっていく。カメコは大丈夫だろうか。そんなことを考えながら、俺の意識は途絶えた。
解毒剤TUEEEEEEE。 [編集済]
3月○日、俺は高校に合格した。親は出張で被害がなく、俺自身の怪我が浅かったこと、世間から事件が隠蔽されていたこともあり、俺は受験することができた。カメコはあれから一命をとりとめた。心配で毎日見舞いに行くうちに俺がストーカーと言われるようになった。どの口が言うか。
いとこは自首した。とは言っても、俺たちがあの事件を公にしないでほしいと頼んだ為、カメコへの暴行という名目でだ。
いやしかし…あの梅の花の近くにいなけりゃ試験どころか余裕で死んでたな…。
梅の花さまざま。 [編集済]
以上、『カメオハザード』でした。
ありがとうございました。 [編集済]
―ここ一番―
【男はカレーを食べられます。】カレーしか食べられません。【ヒキニート】の男は食費の節約の為もうずっとその食生活でした。
【残り少ないろうそくに火を灯し】男は考えます。このままでいいのか?もう一度夢に向かって進んでみないか?と。
ダンサーを目指していた男は一念発起して再び舞台に立ちます。
しかし既に男の踊りは【時代遅れ】だったのです。男は【絶対音感】、リズム感、服飾センス、様々な才を持っていましたが何一つ役に立ちませんでした。
男は何か新しいことをしなければと思い悩んだ末、衣装を作る手を止め【裁縫箱を投げ捨て】【全裸になりました。
そして体を黒く塗り、スカイツリーのミニチュアとブリーフを頭に着ければ、暗闇に【三角フラスコ】が浮かび上がるではありませんか。観客は前人未踏のパフォーマンスに沸き立ちました。男は踊ります】。全てを擲って。
踊る男の遠く後ろ、丁度男の真正面からは【スカイツリーの陰になってよく見えませんが、そこに女がいました。
女は男のストーカーでした。】女は【壊れた双眼鏡】を更に握り締め憤ります。堕落した男を救うのは自分だと思い込んでいたからです。
演技を終えて帰る男の前に女は【釣竿の先に付けたイカリング】を放りました。CoCo壱で温玉をトッピングするのがもう一つの夢の男には抗い難い御馳走です。迷わず飛び付くと隙を突かれてロープでぐるぐる巻きにされました。男は赤貧の為の痩躯に加え踊りきった後で抵抗する力が無かったのです。
女は男にイカリングを与える代わりに恋人になるよう求めました。
男はロープをくわえさせられたまま頷き、【ロープごとイカリングを捩じ込まれアレルギーによるショック症状】で死にました。男はイカリングをオニオンリングだと思い込んでいたのです。
一部始終を見ていた私は、ここで初めて女に声を掛け励ましました。絶望する女『梅野 花』を助けられるのは私しかいない。この時を待っていました。
全てが思い通りに進み、満点の気分で私はCoCo壱に訪れました。
【温玉をトッピングしたカレーを食べ】音大の試験に向かいます。結果は学科試験は平均【92点】、他は言わずもがな、見事合格。
彼女の指導の賜物です。彼女もまた【絶対音感】を持った音楽的才能の溢れる人でした。
こうして私達は才能を活かせず死んだ男とは違った順風満帆な生活を手に入れたのでした。
―要約―
『梅野花』のストーカーが彼女の弱味を握り付き合う。
彼女は才女だったので指導を受け試験に合格した。
[編集済]
ストーカーがストーカーを救うとは・・・。 [編集済] [良い質問]
「社会不適合者更生試験(全三問)」
三問それぞれに回答者の個性が現れているのが面白かったです。 [編集済] [正解][良い質問]
世の中には3種類の人間がいる。
皆から必要とされ誰かのために生きるもの。
皆から支えられ誰かとともに生きるもの。
そして、
誰からも疎まれ、社会に存在を忘れられたもの。
ここはそんな社会から見捨てられた問題な人間、いや問題外な人間が送られる処分場。
名を「社会不適合者更生試験会場」。蔑名(べつめい)、『屑籠』という。
~~~~~~
「お前たちは、不合格だ」
それが、試験官の男―― 一宮 春雄(イチミヤ ハルオ)の第一声であった。
「……」
「なんだ、ヒキニート? 言いたいことがあるならはっきり話せ」
俺―― 『ヒキニート』(要素10)に向け放たれる試験官の言葉。けれども俺はそれにこたえる言葉を持たない。
なぜなら、俺は極度のコミュ障だからだ。
「そうよ、ヒキちゃん。恋は秘するもの。だけど言葉は紡ぐもの。声に出して初めて人を魅了する」
なれなれしい口調で話しかけてくる女―― 『ストーカー』(要素11)はそういってその細い指で髪をかき上げる。
「~♪ ~♪」
パンツ一丁の男―― 『露出狂』は部屋の隅で踊っている(要素13)。
「……ここでの発言は許可されていない。よって減点2。それが3人で6。そして露出が不快なのでさらに減点2、
よってお前たちの持ち点は、92点だ(要素15)」
「ぎゃっ」
ストーカーの悲鳴が上がる。痛みが走ったのは俺も同じ。手首にまかれるロープが締まったのだ。
「持ち点が0になった時、お前たちの体に巻かれたロープは最大限に締め付けられ、体に傷をつける。
その傷からさらにロープに塗られた毒(要素12)が回り一瞬で絶命する」
「……」
俺だけでなく、ストーカーもそして露出狂もこれには声を失ったようだ。
『死』……冗談では、ないんだよな?
社会という荒波から逃げ出し、流行を重視する友達には乗り遅れ(要素4)、すべてから逃げてきた俺。
けれども、試験官の男から突きつけられるのは明確な『死』という現実。
今朝食べた温泉卵載せカレー(要素1,7)を思い出しながら現在とのギャップに混乱する俺。
どうしてこうなった? と。
「冗談でしょ!? 愛の伝道師たる私がいったい何をしたというの? スカイツリーの陰からそっと彼を見つめていただけじゃない!!(要素6)」
「……ストーカー、だな」
「~♪~♪」
異常者二人をしり目に俺は理不尽を嘆く。けれども後ろを向いたところで時間は止まってくれない。
「ルールを説明する」
『1.生きて脱出するには3つの課題をクリアする必要がある
2.制限時間はなし。ただし途中、飲料水や食べ物は供給されない
3.不適切な行動がとられるたびに減点。持ち点100が0になった時、参加者は死亡する』
「では、幸運を祈る」
こうして俺たちの更生プログラムが始まった。
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ストーカー視点
『第一関門:社会人の扉』
私たちの前に立ちふさがるのは机の上に置かれた一枚の紙と空の三角フラスコ(要素14)、そして釣り針にかかったイカリング(要素8)?
部屋の奥には扉が3つ。そして部屋のわきには水道の蛇口が備え付けられていた。
「えーっと、どれどれ?」
私は机に近づき、その中から紙を手に取る。
そこにはこう書かれていた。
『正しい扉は一つ。その先には次の関門が。
誤った扉を開ければ減点100。即失格となる。
水面に映る彼の正体は?』
「~♪ どうやらクイズみたいですね、ストーカーさん」
いつの間にか私の背後に来ていた露出狂。
「ええ、そうみたいね。それで扉には……」
部屋の奥には3つの扉。扉にはそれぞれ、『しゃちょお』、『じょおし』、『ぶか』と書かれている。
「あはっ。こんなとことっとと脱出してまた、先輩を追いかけなきゃ」
私は思考を巡らせる。
まずアイテム。
フラスコ、釣り針、イカリング、そして蛇口。
蛇口ということは当然水も出るのだろう。私が蛇口をひねるときらきらと輝く水が流れ出す。
うへえ。なんか体に悪そうなほど光ってるわ。試験官も『飲用水』は供給されないって言ってたからこの水は飲めない。
でも、逆に言えば飲む以外の使い道があるということ。
『この世の中に無駄な存在なんていないんだよ』
先輩の言葉が思い浮かぶ。先輩は会社の上司。こんな私にやさしくしてくれたから。私はあなたのために生きると決めたんだ。
私は空の三角フラスコに水を灌ぐ。
中を覗き込むと私の顔。醜く、汚い、私の顔。
こんな顔で先輩に思いを伝えるなんて絶対に無理だ。だから私はストーカーとなった。
言葉は紡ぐもの。でも、恋は秘するもの。心のうちにとどめておけば、誰も傷つけない、誰も傷つかない。
※以下答え
鏡となったフラスコ。そこに釣り針(J)に刺さったイカリング(O)を映す。すると、
JOOし――『じょおし』
こんな私でも、あなたを愛していいですか?
死を前に彼への本当の思いに気づいてしまった。
だから私はもう戸惑わない。
私は力を込めて『じょおし』の扉に手をかけた。
第一関門クリア‼
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露出狂視点
『第二関門:小学生の扉』
幼き頃から僕は言葉を発するのが苦手だった。
でも、幼き頃の僕はそのことをそんなに気にしていなかった。
だって、服を脱げば僕はいつだってみんなの人気者になれたから。
でも、成長するにつれ年月は僕から『言葉』を奪っていった。
中学生のころには服を脱ぐたびに親を呼び出された。
高校時代には警察まで現れる始末。
社会からの敵意を感じた僕は次第に露出をやめるようになった。
けれども大人になっても僕の芯は変わらなかった。
みんなに僕を見てもらいたい。
本当の自分をさらけ出したい。
社会に埋もれ自分を押し殺す中でその鬱憤はどんどん高まっていく。
「~♪」
だから僕はこんな場所にとどまるわけにはいかない。
脱出して皆に僕を見てもらうために。
『おめでとう。第二関門だ。
ここの扉は一つ。この扉を開けるにはボタンをちょうど5分間押し続ければいい。当然失敗すれば減点100。
う~ん、でも困った。どうやらこの部屋は照明がうまく働いていないようだ。
蝋燭を1時間分用意したから有効に活用してくれ。もちろん品質はどれも均一だ。どれから使ってもらっても構わないよ
健闘を祈る』
見ると3本の蝋燭とライターが机には置かれていた。
※以下答え
「じらされるのは嫌いじゃない」
僕はおもむろに蝋燭を2本手に取ると、その内一本の両端に火をつけ、もう一本にも火をつける。
「! 何をしてるんですか。それじゃあ、時間が半分に……あっ」
どうやらヒキニートも気づいたようだ。蝋燭はどれも品質が同じ。つまり一本20分。
両端から火をつければ当然10分で燃え尽きる。
もう一本を同時に火をつけておけば、10分分の蝋燭が残り、その瞬間、反対側に火をつければ(要素2)それも2倍の速度で
消費され5分計測できるという寸法だ。
「どうやらこの扉の向こうは外につながっているみたいよ」
【絶対音感】を持つストーカー(要素9)が聞き耳を立てながらそういうのだから間違いないのだろう。
僕はその時充足感を感じていた。
そうか、僕が求めていたのは表現手段じゃなかったんだ。
僕が露出に求めていたもの、それはスリル。
……なら、もっとまともな道があるんじゃないか?
だって僕は知っている世の中は敵意に満ちていることを。
だから僕は社会へと、扉を抜けて踏み出すことにした。
第二関門クリア‼
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ヒキニート視点
『第三関門:現実の扉』
幼き頃、裁縫箱を投げつけられ(要素3)できた傷がうずく。
社会をあきらめたあの時から、俺の世界は部屋の中だけになっていた。
でも、だから何だというんだ? どうして俺がこんな目に合わなければならない?
柵で囲まれた高原に立ち、僕はその理不尽を嘆く。
僕は悪くない。世間が僕を笑ったから。
僕はずるくない。世間が僕を遠ざけるから。
僕は醜くない。世間は悪に染まっているから。
だから。世間という絶対の存在を敵に回した僕に正義はないのだ。
『第三関門
孤独な部屋の主には、外を覗く道具を授ける。
けれどもその凝り固まった思考では決して遠くの真実にはたどり着けない。
ならばその視界を捨ててみろ。君たちが手を合わせたとき、
手にした『証』達はきっと君たちを導いてくれるだろう』
柵には扉が3つ。
『4つ葉のクローバー』『5枚の花弁を持つ桜の花』『6枚の花弁を持つ梅の花』
そして机には『双眼鏡』が置かれていた。
双眼鏡をのぞいてみるが、なぜか視界は変わらない。
どうやら倍率機能が壊れているようだ(要素5)……これが紙に書かれていた『遠くの真実にはたどり着けない』?
だとしたら『捨てる』とは? 『手を合わせる』とは?
僕は双眼鏡を握った両手をじっと見つめた……
凝り固まった思考……自分だってわかっている。
誰にも迷惑をかけていないから? じゃあ両親にはどうなんだ。
きっといつも心では泣いていたに違いない。
でも僕はその事実から目を背け、逃げ続けてきた。
そして今だって考えるのをやめてしまいたい、そう考えて現実逃避しようとする自分がいた。
でも、手首から伝わる痛みが自分を現実へと引き戻す。
命を共有するストーカー、露出狂。仲間たちが僕を掻き立てる。
そう、僕は一人ではないのだと。
※以下答え
だから、この思考に至るのは当然のことだったのだろう。
僕はあることに気付くと双眼鏡を置き、その握っていた手の形のまま二人と手を合わせる。
すると、そこに現れたのは『6枚花弁の梅の花』。
皆で手に入れた真実を手に僕らは最後の扉をこじ開ける。
僕の心の双眼鏡は壊れたままだが、それでも。自分で見れないことだって
みんなで情報を補い合えばきっと真実は導き出される。
僕は現実に向き合った。
第三関門クリア‼
社会不適合者更生試験結果――合格‼
fin
[編集済]
彼らが試験を通していかに更生していくのかが理解できます。 [編集済]
投票はhttp://enq-maker.com/7FQIdMXにて3月18日の23時59分まで受け付けます。
最難関要素賞は・・・・ 8番「釣り針にはイカリングがかかっていました。」です。
おめでとうございます。
次に最優秀要素組み込み賞を発表いたします。
最優秀要素組み込み賞は天童魔子さんの「胴上げ選手権」です!
こちらはロゴス=バイアスさんの「虚ろな男の末路」と同票だったため、主催者権限で決めさせていただきました。
天童魔子さん。おめでとうございます。
そして今回のシェチュ王は・・・・・#big5#滝杉こげおさんの「社会不適合者更生試験(全三問)」です!
圧倒的な大差をつけての勝利でした。
滝杉こげおさんは次回の「正解を創りだす」を出題させていただきます。
滝杉こげおさんおめでとうございます。そして次回の出題をよろしくお願いします。
最後に、参加してくださった皆様本当にありがとうございました!
1:カレーは食べられます。
2:残り少ないろうそくに火をともします。
3:裁縫箱は投げられました。
4:流行に乗り遅れました。
5:双眼鏡は壊れていました。
6:スカイツリーの陰からそっと見つめます。
7:温泉卵を食べます。
8:釣り針にはイカリングがかかっていました。
9:絶対音感を持っている人がいます。
10:ヒキニートです。
11:ストーカーです。
12:ロープには毒がぬられています。
13:パンツ一丁で踊っています。
14:三角フラスコが重要です。
15:92点です。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。