兄カメオは両親から可愛がられ、妹カメコはそんな兄を羨ましく思っていた。
兄の持ち物は全部母の手作り。
履く靴は丁寧に磨かれている。
着るセーターはカメオを思いながら、いとおしんで編まれたもの。
ももひきは細かな刺繍が施され、手袋は母が倒した熊の皮でできている。
一方、妹の持ち物はすべて既製品。
靴、セーター、ももひき、手袋と服装こそ同じだが、込められた愛が違うのだ。
そんな彼ら家族の住む地域に大飢饉が訪れる。
食うに困った両親はカメオとカメコを泣く泣く捨てることに決めた。
父はカメオを、母はカメコをそれぞれ家からは同じくらいの距離の別々の山林へと置いてきてしまったという。
その後、後悔に暮れる両親のもとに戻ってきたのは妹のカメコ。
服はぼろぼろ、足もひきずりかなりの疲労がうかがわれた。けれども結局兄は帰ってこなかった。
カメコが家に戻ってこれたのは彼女の服が既製品だったからだというのだが、
なぜ?
【ウミガメ】

言葉遊びはありますか?

YES [良い質問]

メイドイン●●、という既製品ならではのタグがついていたおかげで、その住所を頼りに帰ってきましたか?

NO

カメコは歩いて家に帰ってきたのですか?

YES [良い質問]

カメオの持ち物は母の匂いが染み込んでおり、それを頼りに獣が集まってきてカメオを食べてしまいましたか?

NOw

カメコの帰還を手助けしてくれた人間はいますか?

NO カメオ、カメコは自力で家にたどりつこうとしました [良い質問]

カメオは母の生肉で作られた洋服のせいで野生の動物に襲われましたか?

NOw

非現実要素はありますか?

NOよりの NOYES 非現実とも言えなくもないかも

既製品は頑丈ですか?

NO 重要ません

カメオのセーターは糸惜しんで編まれたものなのでスカスカでカメオは凍死しましたか?

前半YES!! 凍死はしません [良い質問]

温室育ちのカメオには生存本能が描けていましたか?

NOw

カメコは、家までの道が分かったので帰ってこれたのですか?

YES! カメコはわかったのですが、カメオにはわかりませんでした [良い質問]

カメコの洋服にはポリエステルなどの化学繊維が含まれていましたか?

NO 重要ません

カメオの服の繊維は重要ですか?

YES [良い質問]

9より。カメコはセーターの毛糸を解いて目印にし、それを辿ることで帰って来ることが出来ましたか?

YES!! [良い質問]

二人は服の糸をほつれさせてそれを目印に家に帰ろうとしたが、カメオのセーターは糸を惜しんで編まれていたので量が足りず、カメコのは既製品だったので十分な量があったので、カメコだけ帰れましたか?

YES!! 正解です!! [正解]

兄は帰ってこようと思えば帰ってこれますか?

NO

カメオは熊の毛皮のせいで近所の熊ハンターの主婦たちになぶり殺しに合いますか?

NOwwwww

9より。カメコは14の手段のおかげで服はぼろぼろになったけれど帰って来ることが出来、糸が足りず同じ手段が使えなかった兄は帰ってこれなかったですか?

YES!! 正解です!! [正解]
「兄ちゃん、兄ちゃん」 「なんだい? カメコ」
「今年は野菜が不作だよ」 「そうだね、お腹がペコペコだ」
「それでね、兄ちゃん」 「どうした? カメコ」
「私達は捨てられちゃうんだって」「それは、本当かい!?」
両親の会話を聞いた彼らは、捨てられても家に戻ってこられるようある計画を立てる。
そして、当日。
「兄ちゃん、兄ちゃん」 「なんだい? カメコ」
「どうやら今日みたいだよ」 「そうだね、準備は万端だ」
「それでね、兄ちゃん」 「どうした? カメコ」
「私達は別々に捨てるんだって」 「それじゃあ、お互い頑張ろう」
両親に連れられ別々の場所に向かうカメオとカメコ。
そこで彼らはある作戦を取っていた。
それはセーターの糸をほどいて道しるべにするというもの。
「あれ?」
「どうしたんだい? カメオ」
「ううん……なんでもない」
けれども途中でカメオの糸だけ足りなくなってしまう。
それは、母がカメオのセーターを糸惜しんで編んだからであった。
その後、カメコは両親の愛情を一心に受けて幸せに暮らしたという。
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