雨の日も風の日も、彼は必ず母親の元へ届けるのだ。
そんな健気な彼だが、母親が死んで半年経つとすっかりやめてしまった。
一体何故だろう?
【ウミガメ】

彼は人間ですか?

yes

季節は重要ですか?

yes!

半年経ったら夏になってましたか?

一応noで

重要な登場人物は二人だけですか?

yesで

半年と言う時間は重要ですか?

yes

母は生きていますか?

no

アイスキャンディーは重要ですか?

yes

アイスキャンディー以外の物を供えるようになりましたか?

no

何も供えなくなりましたか?

noかな?そこまで重要ではないです(*'-'*)

どんな季節でもそのアイスキャンディーは手に入りますか?

yes

やめた季節は冬でしたか?

no!

アイスキャンディーがおはぎに変わりましたか?

no(*'-'*)

ではやめた季節は夏ですか?

noで

最愛の母が眠る場所は、お墓ですか?

no!!! [良い質問]

母が死んだのは交通事故ですか?

no!

眠る場所が一面お花畑になりましたか?

no(*'-'*)いい話だ

彼は最愛の母が眠る場所にいけなくなりましたか?

noかな?

やめた後、またアイスキャンディーを供える事はありますか?

no!

アイスキャンディーを供えられない状況になりましたか?

yes!!

母と息子は遭難しましたか?

no

虫が湧きましたか?

……yes

供えに行く途中でアイスキャンディーを食べてしまいましたか?

no(*'-'*)

彼は死んでしまいますか?

no

春になったら虫が湧いて、「ママが虫嫌いだから、お供えしないでおこ(*'-'*)」ですか? [編集済]

noです。お母さんはお墓には入っていないという点を突っ込んでください(*'-'*)

お母さんが腐りましたか?

yes!!さあどういうことでしょうか? [良い質問]

「綺麗なママ、ぼくの綺麗なママはどこ?」ですか?

yesですが、もっと詳細にお願いします

お母さんは海の底など、遺体が回収不可能な場所にいますか?

no

お母さんが腐って、子供はトラウマに。それ以来近寄りもしなくなった。ですか?

yesですが……

彼はお母さんが死んでいることに気付いていませんでしたか?

yesで!

氷の中→溶ける→腐る→・・・・ぎゃー!ですか? [編集済]

解説いけるかな!55分まで補足です! [良い質問]

「起きたらまた食べるよね」とお供えしてたけど、腐り始めて、「もう食べれないんだね……」ですか?

そんな感じですかね!

お母さんが眠っているのを永眠だと知らずにアイスキャンディーを届け続けて,半年後に永眠に気付きましたか?

ちょこっと足りない部分があります(*'-'*)

母親の死体は雪の中に埋められていたのですか?

no

母は家のベッドでずっと死んでいましたか?

no!

父「お母さんのお墓作って、今度はそっちにお供えしようね。きっとお母さん、天国でアイスキャンディー美味しい美味しいって食べてくれるよ」ですか?

父ちゃんいないんです(T ^ T)

氷が溶けたら生き返ると思ってましたか? [編集済]

no

母の遺体は暖かくなる季節まで腐りませんでしたか?

yes!

実は薄々気付いていて、でも認めたくなかった。しかし母親が腐り始めたことで認めざるを得ない状況になった。ですか?

うん完璧ですね(*'-'*)b

冬場は届けたアイスキャンディーが解けずに死んだお母さんも腐らなかったけど,暖かくなってお母さんが腐ってきて永眠に気付きましたか?

yesで、アイスキャンディーで遺体を冷やしていたんです(*'-'*)

春は卒業の季節。彼も、「お母さんが死んだ事を認められない状況」から卒業したんですね

おおおおおお、天才がここにいた!(*'-'*)
「おや今日も買いに来たのかい?相変わらず好きだねえ~。もうすっかり寒くなってきたのに」
「うん!お母さんも僕も好きなんだ!今日も箱入りのを頂戴!」
「はいはい、200円ね。でもお母さん病気で動けないのは大変ねー。なにかばあちゃんに手伝えることはないかしら?」
「……ううん、平気だよ。僕お母さんがいるのなら、頑張れるから!」
少年は逃げるように家へ駆け出した。
「ねえお母さん、今日も学校で勉強頑張ったよ。先生にも褒められた」
「………………………………………」
「お母さんもたまには褒めて欲しいなぁーなんて、ね」
「………………………………………」
「……うん、ごめんね。アイス買ってきたから、足しておくね」
「………………………………………」
こんな生活がもう一ヶ月は続いている。
ある日少年が学校から帰宅すると、母親が風呂場で寝ていた。
真っ赤な入浴剤を入れ、気持ち良さそうにしていた。
そのままずっと目を覚まさないのだ。
少年は理解したくなかった。
母親の死を、最愛の人との別れを。
ずっとそばにいたかった。
少年は母親がのぼせないように、という理由で、お風呂の水に母親が大好きだったアイスを毎日入れていた。
そのおかげで母親の体は綺麗なままでいられた。
このままずっとそばにいられると思っていた。
半年後
「はいよ、200円ね。最近暑くなってきたから、お母さんもあんたも気をつけなよ~」
「うん!分かったよ!」
少年はいつも通り駆けていった。
「……本当に、気をつけなよ」
「お母さんただいま~!今日も先生に褒められたんだ!テストも100点で取ったし、今日こそ褒めて……お母さん?」
季節はもう春だった。
体には糖分が染み渡っていた。
綺麗だったお母さんは、もういなかった。
その後のことは全ておばあちゃんが整理してくれた。
少年は罪には問われなかった。
春は別れの季節。
愛する人へのその思いは、たとえそのかたちが失われても変わらずに、少年の心に生き続けた。
愛する人の為に少年は生き続けた。
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