けれど今は、その男の命を助けてしまったことに誇りを感じています。
何故だか分かるでしょうか。
夫を殺した男と私は知り合いですか?
NOとします。
男の職業は重要ですか?
NOですね。
私の職業は重要ですか?
YESです。ええ。 [良い質問]
私は弁護士であり、犯人を弁護する側の役割のため、自分の役目を存分に果たして誇りに思っていますか?
NOですね。 [良い質問]
その男の命を助けたのは、夫が殺される前ですか?
NOです。ええ。 [良い質問]
私と男の職業は重要ですか?
YESNOとしておきます。ええ。
その男=夫 ですか?
NOですね。
私と夫と男以外に重要な人物はいますか?
YESです。ええ。 [良い質問]
言葉遊びはありますか?
NOです。ええ。
私が男を助けたのは不可抗力ですか?
YESとします。ミスリード注意です。ええ。
男に対する殺意は変わりありませんか?
YESですね。
私は意図的に男の命を助けたのですか?
NOです。 [良い質問]
私の夫を殺した男に私は復讐しましたか?
重要ではありません。ええ。
命を助けた結果、夫を殺した男は罰せられますか?
NO、ミスリード注意です。ええ。 [良い質問]
男は人間ですか?
YESです。
非現実要素ありますか?
NOですね。 [良い質問]
男に復讐するからですか?
NOです。ええ。 [良い質問]
男の殺され方は重要ですか?
夫でしょうか?NOです。
私は警察官ですか?
NOですね。 [良い質問]
男は夫を故意に殺しましたか?
YESNO、ある意味重要です。ミスリード注意です。ええ。 [良い質問]
3.4より私の仕事は裁判に関わるものですか?
NO、ミスリード注意です。ええ。 [良い質問]
恋愛ますか?
NOとします。 [良い質問]
男は少年でも成立しますか?
成立しないでもなさそうですがNOとしましょう。ええ。
私は医者ですか?
YESです。ええ。 [良い質問]
夫の素性は重要ですか?
NOですね。 [良い質問]
私が男を憎んでいるのは夫を殺したからですか?
YESです。ええ。
現代日本で成立しますか?
YESです。 [良い質問]
男は自殺しようとしましたか?
重要ではありません。ええ。
不妊治療のせいで死んだ夫の子を産んだことに誇りを感じましたか?
NOです。ええ。
重要人物は私に関係する人ですか?
YESです。ええ。 [良い質問]
重要人物は私と夫の子供ですか?
NOです。ええ。
私は裁判長であり、犯人を死刑にしてやりたいけれど、裁判を正しく行った結果犯人は死刑とするべきではないというものだったので、自分の感情に流されずに公平に裁判を実施したことを誇りに思っていますか?
NOです。 [良い質問]
私は男が自殺しようとしたのを止め、裁判によって男が裁かれるのを望みましたか?
NOですね。 [良い質問]
私は男を助けるつもりなどまったくありませんでしたか?
YESです。ええ。 [良い質問]
私は検事で私の夫を殺した男を終身刑に追いやりましたか?
NOYES、ミスリード注意です。ええ。 [良い質問]
私は救命士。夫が交通事故にあい相手を殺したいほど憎んだが仕事を全うできたことは誇りに思いましたか?
YESNO、ミスリード注意です。ええ。 [良い質問]
夫を殺したのが女でも成立しますか?
YESです。
私は、男の死刑を阻止し、自らの手で男を殺そうとしますか?
NOですね。
私は殺人者を救ったと認識していますか?
YES、ミスリード注意です。ええ。
私は助けた男を夫を殺した男だと認識していますか?
NO、ミスリード注意です。ええ。
臓器移植は関係ありますか?
重要ではありません。ええ。
私のこの手で殺すことができるからですか? [編集済]
NOです。ええ。
私は検事であり、夫を殺した犯人の減刑に貢献しましたか?
NOですね。 [良い質問]
私が手術した患者は、私の夫を殺した男だったが、私は難しい手術を成功させた自分の医者としての技術を誇りに思いましたか?
NOです。ええ。
重要人物は私の親ですか?
NOです。
戦争は関係しますか?
NOですね。
私の夫と心中した浮気相手、病院に搬送された時点で夫は死んでおり浮気相手は瀕死。医者である私は、難しい処置をクリアして浮気相手を助けましたか?
NOですねえ。
医者として私情に流されず男を救った結果、男を正当な裁判にかけることができたからですか?
NOですねぇ。
私は医者であり、夫を殺した犯人は夫を殺そうとしたときに重傷を負った。そして私はその犯人の怪我を治して犯人の命を救った。本当は犯人を殺したかったけれど自分の感情に流されずにきちんと医師としての仕事を果たしたので、私は誇りに思っていますか?
NOです。ええ。
私は陪審員制度で選ばれた陪審員ですか?
NOです。
男が死ぬか脳死になり、その臓器を男の娘(ないし男の大切な人間)に移植しますか?
NOです。はい。
男は生きていますか?
犯人の男でしょうか。YESですね。 [編集済] [良い質問]
私が男を助けたことで他の人も助かりますか?
NOですね。ただし重要な文言です。 [良い質問]
私は死刑執行人ですか?
NOですが、キーワードがありますね。ええ。 [良い質問]
私は医者で交通事故で男が搬入された。命を救ったがその男は私の夫を事故に巻き込んだ犯人でしたか?
NOですね。
私の夫を殺した男は自殺をしようとしたが失敗し、医者の私が助けてしまったからですか?
NOです。ええ。
何べんでも蘇生して死ぬ寸前まで痛めつけれますか?
NOです。おお、怖いですね。
私の子供は関係ありますか?
重要ではありません。ええ。
司法解剖の結果、男の犯した刑は死刑ではなく終身刑に値するものだとわかりましたか? [編集済]
司法解剖ではありませんが、YESです。ええ。 [良い質問]
52 犯人の命を救ったのは私ですか?
YES、ただし医者としての救命ではありません。ええ。 [良い質問]
私は男に対する手術中に男が夫を殺したと確信しましたか?
NOです。
重要人物は私の患者ですか?
YESですね。 [良い質問]
私は、夫が殺された事件に貢献できた事を誇りに思っているのですか?
NO、ある意味で逆です。ミスリード注意です。ええ。 [良い質問]
男を助けたことで誰かが救われましたか?
NOです。ええ。53も合わせて。 [良い質問]
夫は犯罪者でしたか?
NOです。
言葉遊びはありますか?
NOです。ええ。
私の夫は死刑により亡くなりましたか?
NOです。ええ。 [良い質問]
助けたことで、誰かの冤罪がはれますか?
NOですね。
男の命を助けることで重要人物にメリットがありますか?
NOですね。 [良い質問]
男は明らかな殺意を持って夫を殺しましたか?
裁判ではNOと判断されたようですね。ええ。 [良い質問]
犯人の男は夫を殺したことことで罪に問われていますか?
YESです。ええ。 [良い質問]
夫を殺した男は、夫の他にも人を殺していましたか?
NOです。ええ。NOなんですねえ。最重要です。 [良い質問]
男は重大犯罪者。逃走中に事故を起こして夫が死亡。私が手術をし一命をとりとめたことで男を裁判に掛け死刑にすることが出来、正当な手段で復讐を果たせましたか?
NOですね。
私の夫は犯罪者で死刑執行人によって殺された。私は執行人を憎んだ。だが、医者の私が執行人を助けたあと私の憎しみは消えましたか?
NOです。
犯人の男には精神的な病がありましたか?
NOとしましょう。ええ。
62の患者は死にますか?
NOですね。NOです。 [良い質問]
私は証拠を隠滅しましたか?
NOです。ええ。
男の殺人行為は犯罪に問われますか?
YESです。ええ。解説では強盗殺人ですね。 [良い質問]
証言人は重要ですか?
NOとします。
患者は犯罪要素がありますか?
NOです。ええ。
男が夫をナイフで刺し殺したとしても成立しますか?
YESです。ええ。
助けたことで、男の殺意が証明されましたか?
NOですね。 [良い質問]
72より 夫を殺した男が他にも殺そうとした人の命を医者として救ったおかげで、男は死刑を免れましたか?
YES、さてまとめてください。 [正解][良い質問]
私は、自分の職務を全うした事を誇りに思ったのですか?
YESです。ええ。 [良い質問]
62の患者は夫殺しに関与してますか? [編集済]
NOですね。 [良い質問]
私は人を殺しましたか?
NOです。
裁判において、私は何らかの証言をしましたか?
重要ではありません。ええ。
男は死亡していますか?
NOです。ええ。 [良い質問]
男は交通事故で夫を含む複数人を轢いた そのうちの一人の命を私が救ったことで、男の刑が死刑ではなくなりましたか?
強盗殺人ですが成立します。誇りとともにまとめてください。 [良い質問]
患者は夫が殺されるシーンを見ていましたか?
YESとしましょう。 [良い質問]
私は国家公務員ですか?
重要ではありません。ええ。
夫を殺した相手を憎み、相手に罪をなすりつけるために犯行を重ねた私。相手は死刑にはならなかったが、やるだけやったし誇りに思います!ですか?
NOです。ええ。
死刑を確定にさせましたか?
NO、そうNOだったのです。ええ。 [良い質問]
私の夫を殺した男は機械の事故によって夫を殺してしまった。私は機械の欠陥を突き止め改良したので誇らしさを感じていますか?
NOでございます。
私が他の被害者を救命したため男が殺した人間は「1人」となり、量刑的に死刑に当たらないと判断されましたか?
YESでございます。 [良い質問]
83より、男は夫の他にも人に危害を加えていたが、私がその被害者の治療をして命を救った為、結果的に男は夫しか殺していないので、死刑は免れた。しかし、私は医者として患者の命を救えた事を誇りに思っていますか?
ありがとうございます。正解です。 [正解][良い質問]
男は通り魔で、何人もの人を刺しましたが医者である私によって夫以外の人々を助けることができたので、結果的に男は死刑にならなかったが、職務を全うして誇らしく思っていますか?
成立いたします。お見事です [正解]
強盗殺人に巻き込まれた被害者の命を救い、被害者数が減ったことで男は死刑にならなくなり結果として男を救ったことにはなったが、医者としての職務を果たしたので後悔はなく誇らしいということですか?
完璧です。ありがとうございます。ええ。 [正解][良い質問]
夫を殺した相手を死ぬほど憎んでいた私。相手は再び事件を起こすが、被害者を医者である私がすんでのところで救命する。そのために憎む相手は死刑を免れたが、人命が救えたので私は誇りに思いますか?
NO、惜しいですが、NOとします。 [良い質問]
男は強盗で、夫を殺したが、夫のほかにも怪我を負わされた人がいて、その人達の命を妻である私は救った。そのことで、男が殺した人は1人ということになり刑が軽くなってしまったが私はけが人を助けられたので誇りに思っている。ですか?
その通りでございます。まとこに。 [正解][良い質問]
強盗殺人を犯した男。数人を銃撃して逮捕された。私は医者として被害者の命を可能な限り救ったが夫だけは死亡。結果男は量刑上死刑を間逃れることとなったが、一人でも多く人を救えたことに医者として誇りに思いましたか?を
成立いたします。まとめありがとうございます。 [正解]
私は医者です。夫はあの男に殺されました。男は他の人も殺そうとしましたが私が助けることができました。あの男の殺した人は減って死刑にはなりませんでしたが私は医者です。医者として誇りを感じます。
パーフェクツでございますよ。 [正解][良い質問]
要約解説
男は、夫と同時に別の人物にも危害を加えていた。
医者である『私』が手術でその別の人物の命を救ったことで男の罪状が軽くなり、
判決に影響を与え求刑の死刑ではなく無期懲役になった。
『私』が別の人物を治療したことにより、男の命をも助けた、と言える。
しかし『私』は医者として当然の行いをしたまでであり、別の人物を救ったことを誇りに思っている。
解説
あの日見た夫の亡骸は、これまで医師の仕事で散々見てきたはずのそれとは、まったく重ならなかった。
自分のことを気丈な方だと考えていたけれど、ただの思い込みだったらしい。
霊安室にいた刑事が何やら口にしていた言葉は、何ひとつ頭に入らなかった。
どうにか葬儀は済ませたものの、私は夫に起きたことを受け入れきれていなかった。
コーヒーは未だに二人分淹れてしまう。
墓参りにも行っていなければ、まだ位牌に手を合わせてさえいない。
でも、今日は夫を殺した男の裁判だ。
そろそろ区切りを付けなければ、きっといつまでも彼を弔えない。
その思いだけで、今どうにか傍聴席に座っていた。
被告人が入廷し、淡々と手続きが進められていく。
民家に強盗目的で侵入した被告人が、住人の女性と、電気工事に来ていた私の夫を刺したという事件。
検察に罪状を告げられると、被告人は全ての犯行をあっさり認めた。
夫は死んだが、 彼が死の直前にした救急への通報のおかげで女性は一命を取り留めた。
説明した後、検察官は被害者二人の受傷箇所を図で示した。
その図を見た瞬間、鼓動が速まった。
女性のものとして示された特徴的な受傷箇所に、はっきり見覚えがあったからだ。
以前担当したある手術の患者の負っていた怪我と、全く同じだった。
その直後に夫の亡骸と対面したせいか、いやに生々しく記憶に焼き付いている。
……道理で、彼女が今こんなところにいて、被告人に鋭い視線を向けている訳だ。
左隣に座る女性にちらりと視線をやった私は、深く頷くとまた裁判に集中し直した。
やがて弁護側の立証が始まった。
「被害者二名の受傷箇所に致命傷となり得るものはありません。
現に、被害者のうち一名は命を取り留めています。
これは、被告人は被害者の動きを止めたかっただけで、
強い殺意による行為ではないことを証明しています」
ふざけるな。
彼女が死ななかったのは、今ここで被告人に鋭い視線を向けているのは、
夫の通報が早く、私が手を尽くしたからだ。
断じて、殺意の強さは関係ない。
あの男の罪は、そんなことで軽くなっていいものじゃない。
その後検察官は、一件の強盗殺人と一件の強盗傷人を罪名として挙げ、死刑を求刑した。
判決の言い渡しは二週間後。
遠い。
すぐにでも首を吊らせてやりたいくらいなのに。
そう思ったけれど、人一人死に追いやる判決を出すのにそれだけの時間を要することは
頭では理解できたから、その日は大人しく家に帰った。
そこからの二週間は、思っていたよりずっと早く過ぎた。
あの男を私自身の手で殺してやりたい、そんな衝動がよぎることこそあったけれど、
ほとんどの時間は仕事に追われていたからだろう。
そして、判決の日。
被害者の女性は、また私の左隣に座っていた。
「主文。被告人を、無期懲役に処す」
聞こえた主文に、痺れた頭が煮立ったように熱くなる。
無期懲役? そんなこと許されるのか。
「被告人には強い殺意がなかったことを考慮し……」
強い殺意がなかった?
なら、どうして夫は死んでいるのだ。
一人は死ななかったけれど、一人は死んでいるのに。
もう、いないのに。
涙が膝に落ちた時、弁護士の言葉が蘇りこだました。
――現に、被害者の一名は命を取り留めています――
私があの時彼女を治したから、無期懲役になったとでも言うのか。
もし彼女を見捨てていれば、死刑判決が出たとでも言うのか。
私の、せいで、あの男は、死を免れた、のか?
その考えが浮かんだ途端、すぐ隣で判決に怒りを湛えている女性が疎ましく見えてきた。
彼女さえ、いなければ?
くらくらした頭のまま裁判所を出ると、誰かを待っているような父娘らしき二人が門の前に見えた。
女の子が笑顔で手を振っている。
自分に手を振られたのかと思い面食らったが、
よく見ると、さっきまで私の左隣に座っていた女性が私の後ろで小さく手を振り返していた。
どうやら、彼女の夫と娘らしい。
女性が門の方へ向かうと、女の子が駆け寄って抱きついた。
夫らしき男性が、女の子の頭を撫でて悲しげに笑う。
女性が何やら話すと、男性は彼女を抱きしめて背中を撫でた。
……いい家族だ。
あの父娘から笑顔を奪わなくて済んで良かった。
そんな温かい気持ちだけが心を満たし、犯人への憎悪は驚くほどに薄れていた。
そう、私はあの光景のために医者になったのだ。
誇らしくなった私は、青空の方へと顔を上げた。
あなた、見ててね。私、これからも救い続けるわ。
誇りという感情に焦点を当てた『清らかな殺意』は、そのため挑戦的な作品に見える。真相を考えると、別人を救ったことで男の命を救ったことになるという部分に謎の焦点を当てたくなるのだが、そこは全て隠した上で、誇りを持った理由を問いかける。なるほど、この真相を描きたかったのであれば、確かに出題者にとっては主人公の感情こそが重要なポイントなのだろう。こだわりが見える作品である。
ただ、だからこそ、問題文のつくりには疑問が残る。解き明かすべき真相は単純ではないのに、問題文にはクルーが少なく、前述の通り男を救った経緯に関しては何の情報も与えられていない。「その男の命を助けてしまった」という表現をするのであれば、私が医者であることは書いてしまった方が叙述トリックにはめられるだろう。ベールがかかりすぎているせいで、せっかくの真相の深さに対し、納得感が薄れてしまう。もう少し具体的な情報が多い問題文の方が、チャームを感じられたように思う。
#big5#受#/big5#け売りで申し訳ありませんが、
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1098942365
にある様に「命を助ける」は殺すのをやめる場合に使われるようです。
そうなると助けたという表現は適切ではない可能性があるので、
延命などの表現の方が良かったのかもしれません。
#big5#少#/big5#しずつ明らかになる真実についていけるか、トリックも面白いものでした。
#big5#問#/big5#題がシンプルで謎が明快である点や感覚の対比を利用したチャームが良いと思いました。
ただし、状況がやや遠回りでもっとシンプルに別解を作れてしまう点が課題だと思いました。
#big5#完#/big5#成度はそれなりに高いと思うけれど突出した部分はない。無難にまとまっている感じ。
#big5#問#/big5#題文に情報が少なすぎてベールを厚くし過ぎている印象。
ややモノ当て要素が強め。
#big5#解#/big5#説文で納得感が高まる理想形。
シンプルな問題文から、濃密な解説に繋げる技量も素晴らしい。
#big5#こ#/big5#の解説でいくのであれば、「一度は自分の行動を後悔したが、最後は誇りに思った」という問題文が必要なのではないか。
あるいは、自分の行動を後悔したところで問題を作り切ってしまう手もあったと思う。
ただ、「私」を特殊な職業と立場に設定した点は非常に面白い目の付け所。
#big5#解#/big5#説を読んでから問題文を読み直すとスッと理解でき、納得感は高い。ストーリーも良いが、文章の書き方がとても丁寧で問題作成者の気遣いがとても伝わる。この点は見習いたい。
#big5#非#/big5#常に好きです。「命を助けてしまった」ことの重さ、しかしそれを誇りに思う気持ち。『私』の葛藤が美しく描かれていると思います。
#big5#牛#/big5#削りです。猛者のスープということで、少し厳しめに批評させていただきます。
解説は長編で読みたい重厚な物語でした。面白かったです。
ただ、一つの事件の被害者二人のうち、一人が自分の夫で、もう一人が自分の担当する患者であり、しかもそれに気付かない、という偶然は少し出来すぎかなと思います。夫が死んでいないと感動の演出ができないという作劇上の都合でもう一人の被害者を作り上げたのだと思いますが、だとすれば赤の他人ではなく、息子とかにした方がより自然な流れになるかなと思いました。「目の前で夫と息子が襲われ、夫は即死。せめて息子だけでもと全力で治療し救命するも、それが原因で犯人の罪状を軽くしてしまう」これなら余計な偶然要素はなくなってすっきりします。
また、問題文で語られる「私」の心情変化に疑問があります。私は医者であり、普通に考えれば、これまでも数多くの人の命を救ってきたはずです。助けた患者がその後幸せそうにしているのを見る機会は多々あったでしょう。今回それが裁判後になったのはたまたまであって、それを推理させるのは無謀です。
そもそも最後のシーンを見ようが見まいが、死に瀕した人を助けることができれば、それを誇りに思うのが医者ではないでしょうか。少なくとも一般的には、医者にはそういうことが期待されているはずです。「私」は治療行為の成功時にすでに誇りを感じているはずであり、だとすれば、問題文は時系列が逆です。
さらにいえば、この問題文と、「私=医者」という情報とを合わせれば、最も自然でシンプルな答えは、「私が急患を治療したら、それが夫を殺した憎き男だった。しかし誰であろうと救うのが医者の任務であり、それを全うできたのは誇れることである」という真相ではないでしょうか。小難しい法律とかもう一人の被害者とか、複雑な事情を考えなくても説明がついてしまうのです。
解説にある、「被害者の命を救う→犯人の罪が軽くなる」というジレンマは非常に面白いのですが、それを活かしきれていない印象を受けました。
#big5#人#/big5#間の一見して矛盾した感情に納得のいく説明を与える問題だと思いました。人の動機は本来、ミステリー小説のように、一言で説明できるものではないですよね、きっと。
#big5#自#/big5#チームの問題です。
「憎んでいるのに命を救う」という矛盾をコアにして、その一点で勝負する問題だったと思っています。そのため、解説には力を入れたのですが、力の配分を誤ってしまったようにも感じました。
もっとしっかり問題文を寝るべきだった、と思います。
別解潰しが甘すぎて、『私』が弁護士や担当医として直接的に男の命を救う可能性を残してしまったせいで、納得感が今ひとつになってしまいました。『私』と男にはその時まで面識がなかった、など描写を足してちゃんと潰しておくべきだったと感じました。
#big5#情#/big5#報が少なくて情景が見えないが、良い具合の謎、チャーム。
誇りを感じたのは別の人物を助けたことなので、
加害者の男を命を助けてしまったことに誇りを感じるのは矛盾&強引さが見られる。
#big5#私#/big5#が医者であり間接的に殺人犯の命を救う問題は良かったのです。
医者というワードは比較的すぐに出てきましたがそこからさらに被害者を救うに至る伏線は見事でした。
出来れば問題文にも解説なような引き込まれるような雰囲気が欲しかったですね。
#big5#別#/big5#解が容易に思いついてしまう点が難点かなと思いました。
#big5#解#/big5#答が印象的で、私の葛藤を描く筆力は猛者の中でも随一です。
しかし、問題文から推測できる別解が多く、職業についてももの当て状態になりかねないため、もう一工夫あればより良かったと思いました。
#big5#殺#/big5#人の被害者数と量刑は、現実の判例としても非常に繊細な問題。
この問題はそこをうまくまとめる事に成功しています。
#big5#メ#/big5#インの謎はとても面白く、なるほどと唸るものがあります
惜しむらくは、医者である必要はなかったかな?という所ですね。根底部分を否定するようですが
人の生命を救った。という点は医者が成立しやすいとはいえ、状況次第では誰でも起こし得ることですし、誰でも誇りに思えることです
進行上としては、医者の方が進めやすいでしょうが、その反面、職業を重要視すると、今回の場合は少々回り道を余儀なくされるのではないかと思います
作品としての整合性とりとしては医者とするは良いので、これは回答もふまえたバランスの問題ですね。作品としてはとてもよく出来ていると思います
#big5#物#/big5#語から作られているからか、問題文はベールが厚く、別解ができそうな問題ではある。ただ、納得感で劣っているかといえばそうとは言えない。
もう少しクルーを多めにして別解を潰した方がよい気もするが、それだと瞬殺されてしまうか。絶妙なバランスの問題であるといえる。
#big5#こ#/big5#の問題を最初に見たとき、「私は裁判長で、男に夫を殺されたが情に流されずに判決を下したから誇りに思った。」や「私は医者で、夫を殺した男は返り討ちに遭い重症を負っていたが、情に流されずに手術を行い男の命を救ったため誇りに思った。」などの解答を思いつきました。すぐに思い浮かぶ別解が成立してしまうのは少し残念ですが、これらの別解よりも解説には納得感があり、ストーリーも「私」の感情の変化がうまく表現されていて良かったです。
#big5#王#/big5#道シチュエーションパズルだと思います。また、非常にドラマティックで好みでもあります。難点も特にない、うまくまとまった好作です。問題文は非常にすっきりさせていますが、あえてもう少し不穏な感じを盛り上げるやり方もあったかもしれません。そうすれば真相とのギャップも大きくなりますので。ただ、それは好みとしか言いようがないでしょう。
#big5#【#/big5#短所】
・問題文が、解説以外でも複数成立する解答が思いついてしまう物である点がマイナスである(それこそ途中で出てきた裁判官とか)。一応『命を救った』という文が医者であることを導くクルーになってはいるが、上記の通り、そのクルーだけだと裁判官でも成立しかねないし、また『男の命を直接救ったのではなく被害者を救うことによって男の罪が軽くなり結果として救った形になった』と因果関係が複雑なので、ここまでの情報を掘り起こすことを参加者に求めるのであればクルーに物足りなさを感じる。
【長所】
・夫の死、夫を殺した者の命、と二人の人間にまつわる死が問題文に明記されているおかげで強烈さを生み出している。
・解説がストーリー仕立ての上に最後がポジティブに終わるので、ストーリーとしては受け入れやすく好ましい。
#big5#結#/big5#果的に助けてしまった…?ごめんなさい、これは意味はわかっても理解には苦しみます。
二分の一の確率で亡くなっていると言う事は、二人とも治療しなければ死に至る可能性があったと言う事。
治療したからこそ生存できただけの話で、医者がその場にいなければ犯人は二人を殺害したと推定されるため、足止めとしては成り立ち得ないと判断できます。
判決そのものが納得感に書いてしまっていて、この解説に対する共感することが難しいです。
#big5#非#/big5#常に惜しい問題な気がする。
心理に納得の行ってない人も多いと思う。
ウミガメのスープ、も、自殺理由に納得の行ってない人も多いかもしれないが、
これはもっと多いと思われる。
理由の一つは物語が同じで「助けてしまって憎しみが倍増した」設定にしても通ってしまうところだと思う。
ウミガメのスープ、は行動として自殺しているから、「そういう気持ちなのだな」、と納得は行かずとも察することは出来る。
そのあたりの所を改善するには「別の人物」として白紙になっている人物を掘り下げるべきだったと思う。
#big5#問#/big5#題文だけで解説の雰囲気を想像できてしまい、(主人公は医者なのかな、とか)ウミガメのスープの肝である驚きが少ないように感じました。
#big5#別#/big5#解がいくつも生まれそうなのが何よりの難点。主人公が医者であること、犠牲者数が減って死刑が回避されたという状況への必然性やクルーが乏しい。別に主人公が法曹関係の人間でも成立しそうだし、犯人を手術して助けたとかでも成立しないわけではない。現行の法律制度をネタに組み込むのは個人的には好みではないが、とはいえ着眼点は面白いだけにもう少し問題文の言い回しを工夫できなかったのかと思う。漠然とした問題文がとにかく残念。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。