僕はそれを身をもって知った。
どういう事か。
【ウミガメ】
「愛」の意味は重要ですか?
NO? ごく一般的に考えられている、「好き」の気持ちに起因するものと思ってもらってかまいません
僕はその呪いにかかりましたか?
YES [良い質問]
出場人物は僕と僕に呪いをかける術者だけですか?
NO?あと一人いると考えた方がわかりやすいかもしれません(ミスリ注意?) [良い質問]
三角関係は重要ですか?
YESNO? 三角関係でなくてもいいですが、そっちの方がわかりやすいかもですね(ミスリ注意?) [良い質問]
呪いは比喩ですか?
解説ではYESですが、NOの方が答えを導きやすいと思います [良い質問]
非現実ますか?
解説ではNOですが、YESの方が答えを導きやすいと思います(ミスリ注意?) [編集済]
呪いは僕に害をもたらしましたか? [編集済]
NO むしろ… [良い質問]
迷信や言い伝えは関係しますか?
NO ある話が元ですが関係ないです
強力(物理)ですか?
NO 物理とはちょっと違うかな…
2より、呪いにかかった=呪いをかけた人を好きになったですか?
多分YESですが、この場合は僕を愛してくれた人=呪いをかけた人ということで
愛は家族愛や友人愛じゃなく恋愛感情ですか?
どちらでもかまいませんが、今回は恋愛です
僕には好きな人がいたが、僕に好意を寄せる人からアプローチを受けるうちに、その人の事が好きになってしまいましたか?
NO 3の人物については詳しく考えなくていいです [編集済]
7 ゲーテの「世に恋の苦しみほど、苦しいものはない。だがその苦しみほど楽しいものはない」は重要ですか?
NO
舞台は現代でよろしいですか?
YES 十分成り立ちます
呪いによって、僕の行動が制限されましたか?
NO
愛する人と結婚して子供ができると、末代まで愛する人の血が受け継がれるのが強力な呪いですか?
NO それはそれで個人的に好きなので赤をつけます [良い質問]
愛する人と家庭を持ち、子どもが生まれたりした日にゃ、生活のすべてが家族中心、子ども中心になってしまう(でも幸せだからいいのさ)ということですか?
NO 幸せな家庭になればいいですね
僕に呪いをかけた人は、僕に害を与えたくて呪いをかけましたか?
NO [良い質問]
僕は呪いをかけた人と両想いになりましたか?
おそらく。
呪いは一種の祝福ですか?
YES ですが…なぜ僕は強力だとおもったのでしょう? [良い質問]
今まで誰かに愛された経験のない僕が、誰かに強く愛してもらうという経験をしたため、自分に自信を持つことができたということですか?
解説ではYES 解くうえでは… [編集済] [良い質問]
呪いにかかって、その人の事を四六時中考えてしまう呪いですか?
NO そんな恋の出会いがあるといいです
僕を愛してくれた人のことを好きな人が他にいますか?
解説ではYES
僕を愛してくれた人は、僕への愛を証明する為に死んで、僕は一生その人の事を忘れられなくなってしまいましたか?
NO 彼女はしにましぇん
人気のある人に愛してもらった僕は、多くの人からうらやましがられましたか?
解説ではYES となると… [良い質問]
リア充爆発しろと罵られますか?
まあある種YES 別に愛だけが呪いじゃないのです [良い質問]
誰かに愛され、祝福を受けた僕は、たった1人の強い愛がたちまち自分の人生を別の色に変えてしまうことを知り、それを呪いに喩えましたか?
NO
非常に妬まれて、呪いが強力だと思い知りましたか?
結果的にYES …結果的に? [編集済] [良い質問]
幸せ太りは重要ですか?
NO
僕は妬まれることが嬉しかったですか?
NO [良い質問]
僕を守るための加護の愛
でも愛だけが呪いじゃなくて
僕は多くの人に妬まれて
だけど……
[編集済]
恨みや妬みといったマイナスの感情をぶつけられても、自分を愛してくれた人がいればこそと思うと平気でしたか?
正解でいいかな? [編集済] [良い質問]
妬まれても幸せと思ってしまうとは、愛という呪いは強力だなと思いましたか?
NO ちょっと違います
マイナスの感情をぶつけられればヘコむのが普通なのに、今の自分は妬まれても恨まれてもついつい「ニヤニヤしてしまう」、「愛された」ということが強力な「ニヤニヤの呪い」をかけられたということなのだね、と僕は思いましたか? [編集済]
NO それ電車の中でバカップルが言ってたやt…
多くの人が僕を妬み呪いをかけたけど、彼女の愛というただ1つの呪いの効力が強力だったため、妬みの呪いの害を受けなかった?
YES! [正解]
人間関係の上でツライことがあっても、自分を愛してくれる人の「愛の呪い」のおかげで「ツライこと」の効き目が弱くなり、幸せなキモチでいられるということですか?
こちらの方が本意に近いかな? [正解]
――――――――――――――
呪詛と聞くとおどろおどろしいイメージを抱くが、その最大の対抗策は愛であるという。
愛とはそれほどまでに強力な呪いであり、それにかかっている間には他の呪詛がかからないということらしい。
最大の防護壁であり、最大の、呪い。ずっと自身に付きまとい、のしかかってくる呪い。
そういえば額に傷がある少年も母親からの愛で死をはねのけたが、その分因縁が出来てしまっていたな。
そんな事を、思い出していた。
「私、あなたが好きよ。愛しているの」
その言葉をカメコから最初にきいたのはいつのことになるだろう。
机をみて溜息をついた時だっただろうか。
でも僕は信じなかった。だって、ほら。
カメコは学年……いや、学校一の美人と言っても過言ではない生徒だった。
机の中に詰め込まれたゴミ。教科書に書かれた罵詈雑言。汚された上靴。
そんなものとは無縁である。そんなものとしか縁がない僕を、一番好かれるはずの彼女が?
何かしら裏を感じるのが当然だった。
「私、あなたが好きよ。愛しているの」
僕がその言葉を聞きなれてきたころ、さらに教科書に書かれた文字はエスカレートしていた。
直接的な文言。僕なんかいなくなった方がいいのだと、この世界からいなくなった方がいいのだと彼らは陰であざ笑う。
美人のカメコが僕なんかにかかわっている。それも理由の一つだろう。
結局付き合っても付き合わなくても彼らはきっと僕の事が気に食わないんだろうけど。
……その呪いの言葉はひどくなる。文字で教科書の上に。机の上に。擦れ違い様僕の耳に。
もしかしたら本当にそうした方がためになるのかも……。
それでも彼女は僕にささやく。
「私、あなたが好きよ。愛してるの。一緒にいたいわ。誰にも文句は言わせない。誰にも邪魔はさせないわ」
天使のようなほほえみに僕は元気づけられた。
確かにこの悪化している原因は彼女にあるのかもしれない。
それでも――まわりから存在そのものを否定される中、ただ無条件に肯定してくれる彼女は僕の救いでもあったのだ。
どんな酷い言葉も、どんな酷い仕打ちも、彼女の言葉を聞けばなんだか何もかもが大丈夫な気がしていた。
あれだけつらかったはずの出来事が、すべてどうでもいいことのように感じた。心が安らかだとか、悟りだとか、そういうものを感じられることさえあった。
誰かに背を押される、その瞬間も。
「私、あなたが好きよ。愛しているの」
目覚めて第一声。聞いたのはいつもと同じそれだった。
きょろきょろと見回すと少し頭が痛む。白い部屋。見覚えがある。保健室だ。
入ってきた先生の話によると、僕は階段から落ちたらしい。
しかし、幸い多少の打撲のみで怪我はなく、脳震盪をおこしていたらしい。
一応病院で検査をするように。
そう言われながら半身を起こすと、どこからか救急車の音が聞こえる。
大袈裟ですね。と言ったらこれは別人のためのものだそうだ。
もう一人僕と落ちた生徒がいて意識不明なのだと――。
その名前を聞いて僕は驚いた。だって、それはあの中の一人。向こうは知らないと思っているだろうが、僕はあの犯人に目星がついていた。
慌てて出て行った先生を見送るように目で追うと、カメコは言った。
「あなたは心配しなくていいんだよ。もう、何もあなたを困らせはしない。あなたにひどいこともしないし、ひどい言葉もはかないわ」
彼女はその赤い唇でうっそりと微笑んで言った。
「だって、ねえ。言ったでしょう?誰にも邪魔はさせないって」
そして最初にさかのぼる。
カメコのその美しい、相変わらず天使のような微笑みを見ながら、確かにこれは呪いだと僕は笑ったのだった。
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