なぜだろうか?
【ウミガメ】
男の願いの特定は必要ですか?
YES! 肝になる部分です。(一字一句でなくてもいいですが) [良い質問]
男は人間以外の動物と同じ扱いをされましたか?
NO. 「動物扱いされた」とは言えないと思いますが、そう感じても仕方のない状況になりました。
願いとは不死等の生命に関わることですか?
YESでいいと思います、が ※ミスリード注意
男は実際に人間ですか?
YES. 人間です。
男は自力で願いを叶えましたか?
NO! いわゆる神様が現れて叶えました! [良い質問]
男以外に重要な登場キャラはいますか?
YES! 5の通り願いを叶える神が現れます。 [良い質問]
非現実要素はありますか?
YES! 5-6の通りです。 [良い質問]
人間扱いされていれば、とうてい叶わない願いでしたか?
NO. 人間扱いの有無が叶う叶わないには関係ないでしょう。
男は願いが叶った後も人間でしたか?
YES!! 人間です! [良い質問]
男は生きていますか?
YES!!! 生きていました! [良い質問]
人間扱いしなかったのは神ですか?
YESと言っていいかと思います。
イケメンになりたい!→まずはイケメンになる前に、人間の顔にしてやったぞ(´◉◞౪◟◉) ですか?
NO:) ビジュアル的な問題ではありません。
男が願ったのは長寿ですか?
NO!! 寿命を伸ばしたいとは思っていません! [良い質問]
男は生きたいと願いましたか?
NO!! 13に同じく! [良い質問]
不老不死で食料扱いされますか?
NO:) カニバリません。
言葉遊びはありますか?
NO. 言葉遊びではないです。
13 逆に、楽に死にたいと思いましたか?
NO! 自分が死にたいと思ったと言うよりは…(ミスリード注意) [良い質問]
より高位の存在に生まれ変わりたいと願ったら、転生先も人間で、「あ、転生前って俺人間として扱われてなかった」と思いましたか?
NO. 異世界転生ものではないです。
男の願いは、非現実な力がなくても叶えることは可能な願いでしたか?
普通はNOでいいと思います(が、屋上個人はYESかもしれないと思っています) [良い質問]
男の命は危機的状況にあり、助かって生き延びたいと願いましたか?
NO! 男は生きることを望んでいません!それだけでなく… [良い質問]
男は生まれ変わりを望みましたか?
NO. 転生の概念は関係ありません。
人間が滅びればいいのにと思ったら、自分だけ生き残っていたので、自分は人間扱いじゃないのかよと思いましたか?
その通り!! PERFECT!! [正解]
もっと頭良くなりたい!と願いましたか?
NO. …その知力で自分が滅ぼせる力を手に入れたほうがよかったのかもね。
何もかもに疲れていた俺の口から、思わぬ言葉が漏れた。
「…神よ」
そんなものは居ないとしか思えぬことばかりがもう長いこと続いて、なんでよりにもよって神の名を呼んだのか。俺は苦笑するより他なかった。
その時、ドアを叩く音がした。
こんな真夜中に新聞の勧誘かよ、と苛立ちながらドアを開けると、そこには―
昔コントで見たような、神様然とした男が立っていた。
俺はあまりにも悪い冗談に厭気が差し、「何の用だ」と訊ねる。
それこそあの日のコントのように「あなたは神様ですか」とでも訊いてやろうかと思ったが、そんな気分にはとてもなれなかった。
「お前はわしの名を呼んだ100正人目(注:1正=10の40乗)の人間じゃ。記念にひとつお前の願いを叶えてやろう」
お決まりのパターン…だがそんな理由か。冗談にしてももうちょっとなかったのか。
どうせこのあと芸人だか何だかが出てきてドッキリだって言うんだろう。
そんなことを思いながら、どうせ冗談ならとんでもないことを言ってやれ、俺が願っているのは間違いではないのだから、と…こう吐き捨てた。
「人類を、滅亡させてくれ」
その刹那。
街中の灯りが消え、見たこともないような光が包んだ。
「きょうは大サービスじゃ。面白いものを見せてやろう」
神様然とした男に促されて俺が外を見上げると―
人間という人間が、空に向かって浮かび上がっていた。
「同じことが、世界中で起きておるぞ」
俺には、神様然とした男が、よくぞやっと言ってくれた、と喜んだ顔をしているように見えた。
…もしかすると、だ。記念だのなんだのというのは方便で、この言葉が聞きたくて、そう思ってそうな奴の前に現れることを繰り返してきたのだろう。そして裏切られて、くだらぬ願いを叶えさせられてきたのだろう。
そうして、七十何億だかの厄介者が空を埋め尽くしたのを見届けると。
「ほれ」
神様風の男―いや、神―は指を鳴らす。
空の上の「それ」が一斉に爆ぜ…綺麗な花火となった。
あんな汚いものがこんな美しい景色になるのか、と思わず笑いが漏れるくらいの、二度と忘れることのできない絶景だった。
「じゃ、わしはこれで」
俺が見惚れている間に、神はどこかへ消えていった。
くだらぬ支配者気取りの終焉にはお似合いのショーが終わって、俺は一息ついた…
そして気づいてしまった。
神はたしかに俺の願いどおり人類を滅亡させた。
だが、俺はここにいる。
どうせいずれ俺も死ぬから、これでいいのかもしれないが。
まさか、神は待ち望んでいた注文通りのオーダーがいきなり来て浮かれてしまい、俺のことを忘れたのか。
あるいは―俺は、人間ではないとでも云うのか。
※要約:人類滅亡を願った結果、自分一人だけ生き残ってしまったから
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