借金の苦悩　【Orange Label】

【下品な描写がありますのでご注意ください】





初めてカメコちゃんの家に招き入れられたカメオくん。

カメオくんは緊張のあまり腹痛を起こしてしまった。



「カ、カメコちゃん、ト、トイレ借りていいかな？(;´･ω･)」

「いいよ、どうぞ」

「ありがとう…」





「ん………ふ～(＾◇＾)」

トイレを借り生き返るカメオ。



カメコちゃんの部屋に戻ろうしたときにカメオは過ちを犯した。



「バチン」



「！！……まじか!!ロックしてもた!!」

緊張のあまり誤操作し外側からトイレの扉をロックしてしまったのだ。



カメコちゃんの家のトイレはドアノブの中央のボタンを押して扉を閉めると鍵がかかるタイプのものだった。

このタイプのドアは外側からドライバーのようなもので開ければ開くのだが、実はコインの方がやりやすい。



「カメコちゃん…ごめん１０円貸してくれない？」

カメオは小銭の手持ちがなかった。

それにドライバーを借りて大事にしたくない。



「いいよ、でもなんで今１０円がいるの？」

カメコから１０円を受け取るカメオ。



「それはその…ありがとう、ちょっと借りる」

適当にごまかし、トイレのドアノブのロックを１０円で開けた。



『ガチャリ』



「………ふー、よかった、あっさり空いた！(*’▽’)」

カメオに笑顔が戻った。



カメオは部屋に戻り、

「カメコちゃんありがとう、１０円返す…」

そう言おうとした瞬間、カメオに第二の波が襲った。

苦痛で眉間に皺を寄せるカメオ。



「ご、ごめんもう一度トイレ借りていいかな…」







前途多難なカメオであった。





【まとめ】

ねじ回しとして十円玉を借り、使い終わったのですぐに返した。