【正解を創りだす】第三十六弾『悲劇と喜劇』

嫌な予感がしますか？

顔を黒く塗られますか？

かにばりますか？

深夜の公園でその事件は起こりましたか？

熱いですか？

たらいが降ってきますね？

溶けだしますか？

お茶が苦いですか？

雪だるまが喋りますね？

あり得ないと思っていましたか？

髪の毛が散らばっていますね？

王様に憧れますか？

プロポーズは嘘ですか？

３０メートルくらいジャンプしますね？

割りますか？

愛犬のグミのクローンが作られますか？

ツメが甘いですか？

時計が遅れていましたか？

男はその絵画を描いた人を知っていますか？

顔を赤くしてダンスしますね？

ナンパしますか？

さくらが舞い散りますか？

予想できませんか？

シンディに求婚しますか？

肩が上がりませんか？

号泣しますね？

一発芸をやりますか？

蝶番が外れていますか？

覚醒剤をもらうはめになりますか？

男は肉が嫌いですか？

ドロップキックしますか？

留守番電話ですか？

壊滅的被害を受けますか？

電車が混んでますか？

千円札をドブに捨てますか？

なくしものが見付かりましたか？

男は騙されたと知りますか？

４人の美女は実は２人の美女と２人のニューハーフですか？

紫に染まりますか？

年齢を詐称しますか？

無人島を買いますか？

こけしに興味を持ちますか？

波にのまれますか？

男はぬいぐるみ会社の社長になりますか？

ブリッジしますね？

犬と話ができますか？

ギターの音がやたら大きいですか？

50円玉を拾いますか？

土下座する同級生の田中の父を見ますか？ [編集済]

叙述トリックがありますか？

男はラーメン店全国制覇を目指しますか？

プロ野球選手が挨拶しますね？

田中が爪を切りますか？

留学生のパトリックが登場しますか？

掃除する必要がありますか？

青が怖いですか？

男は数学者ですか？

やたら「田中」と叫ぶ人がいますか？

コンビニが潰れますか？

嘘まみれですか？

食欲が落ちますか？

禁断の扉の封印を解きましたか？

ゲーマーになりますか？

エスカレーターは重要ですか？

スナック菓子を売りますか？

英語で話しますか？

双眼鏡を覗き込みますか？

インコは登場しますか？

男は閻魔崎武志に復讐を誓いますか？

魚介類にアレルギーがありますか？

41円を拾いますか？

鉄棒が破壊されますか？

着物が似合いますか？

だいたいナメクジのせいですか？

元カノが襲ってきますね？

男はコサックダンスを極めますか？

祟られますか？

バッティングセンターは関係しますか？

トランプゲームをしますね？

パンチラを狙いますか？

化かされますか？

友達がいませんか？

頭から花が生えてきますか？

猫がいますか？

学歴詐称しますか？

花火職人になりますか？

海王星は２つありますか？

男は女になりますか？

田中に不思議な力が宿りますか？

ミジンコに世界征服されますか？

今日はいい天気ですか？

テレビを壊しますか？

更新ボタンを連打しますか？

花びらが舞い落ちますか？

男の右腕がうずきますか？

告白されましたか？

宝くじを外しますか？

バーで発砲事件が起きますか？

１００番が欲しいですか？

海水浴に行きますか？

質問を控えますか？

浮気相手から連絡が来ますか？

はっさくの皮がむげませんか？

バレエがうまいですか？

ラーメン食べますか？

慌てて締め切りますか？

タクシーに乗りますか？

自転車のブレーキが壊れますか？

タイトル　女だけど

※完全にネタです 男は激怒した。必ず、かの邪知暴虐の田中を除かねばならぬと決意した。 男には政治が判らぬ。勉強も出来ぬ。運動もイマイチである。ラーメン店全国制覇を目指す、ただの阿呆である（要素⑫）。だが、邪悪には人一倍敏感であった。 田中は、男の高校の同級生である。金持ちの親父がいるのをいいことに、高校では金と権力を乱用し、覚醒剤を裏ルートで級友たちに売りつけ暴利を貪り、気になるバレエ上手なあの子のパンチラを狙い盗撮を繰り返していた（要素⑨と⑬と⑮）。 「うらやま……呆れた変態だ。生かしておけぬ」 度重なる田中の悪行に、男の堪忍袋の緒がついに切れた。 [編集済]

男は単純な奴であった。通学鞄を持ったまま、のこのこと田中の席に近づき、彼は田中の部下にあっさり捕縛された。その上、男の懐からは墨汁でかぴかぴになり硬い武器のようになった筆が出てきたので騒ぎが大きくなってしまった。
「これで何をするつもりであったか。言え！」
田中はお饅頭のようなお腹をふうふう揺らしながら強い口調で尋ねた。
「貴様のような変態権力者の手から、生徒たちを救うのだ！」
「やれやれ」田中は悲し気に溜息を吐いた。「お前のような者に、私の苦しみは判るまい。私が全ての権力を握っているからこそ、下手な小悪党が出ず、お前のような腐れ馬鹿でも安心して学校生活を送れているのだ」

「言うな！」男はいきり立って反駁した。「大体、お前が変態であるということについては、否定の余地があるまい！　やーい、この覗き魔！　スケベ！　エロ豚！」
「だ、黙れ、下賤の者！」田中は脂ぎった顔を真っ赤にして叫んだ。「お前なんぞ、こうしてくれる！」
　田中は部下に墨汁を取ってこさせると、男の筆で男の顔を黒々と塗りつけた（要素①）。
　しかし、顔面真っ黒男の減らず口は止まらない。
「うえ、ぺっぺ！（墨汁を吐く音）　……どうした田中！　こんな子供っぽい嫌がらせしか出来ないのか！　全く、これだから変態は……」

「むきー！　もう怒った！　怒ったもんね！」田中は丸太のような足で地団太踏んだ。地震のように、床がぐらぐらと振動し、男はたたらを踏んだ。
「お前はじっくりと苦しませてぶっ殺す！」
　田中はその太い指を器用に鳴らした。
　瞬間、男の頭上に何故かたらいが落ちてきて「ぐわあ！」男は昏倒した（要素④）。
「ふっふっふ……私に牙を剥いたことを永遠に後悔させてくれる……！」
　田中は不気味に哄笑した。

目を覚ますと、男は見知らぬ部屋にいた。
　仰向けに両手両足を縛られ、身動きがちらとも取れぬ。あの変態め、と男は毒づいた。
「目が覚めたようね」
　声がした。首だけ動かして見れば、そこには四人の女がいた。どれも美女で、それぞれ赤白黄色藍色の服を着こみ、されど手に手に武器や拷問具、怪しげな薬物を持っていた。
　男は泡を食った。「な、何をする気だ！」
「あなたを苦しませて殺せ、と田中から命を受けた」赤の女が無表情に言った。「留守電でね（要素⑩）」白いのが続けた。
「何ということだ。なぜ、あんな変態の言いなりに！」
　女たちは男の悲痛な叫びを黙殺した。

そして、黄色の女が持っていた不気味な薬を男の口に入れた。
「むぐ！」男は抵抗したが、水を流し込まれて強引に飲まされた。薬がさらりと溶けていく嫌な感覚。喉が焼けるように熱い（要素③と⑥）。
「即効性の毒だ」
藍色の女の声を遠くに聞きながら、男の意識は薄れ―――

「どういうこと！？」
女の声で、目が覚めた。
何だ、と見れば、どうやら体がおかしい。何となく怠いし、胸が重い……。
「……ファッ！？」
　そう、男は女になっていた（要素⑤）。

「ど、毒薬の副作用かしら」白の女が困惑とともに言い、「まあ、いいわ。別の方法で殺すだけよ」
「私が殺ろう」藍色の女が言った。「私は少々カニバリズムにも覚えがある（要素②）。頭から食い殺してやるよ」
絶体絶命の状況。
しかし男（女だけど）は少し、違和感を覚えていた。
「……、待て」
「何だよ」
「お前たち、俺を『苦しませて』殺すのではないのか？」
「……ッ」
「毒は即効性、カニばるのは頭から。ほんとは俺を苦しませたくないのではないか？　いや、むしろ俺を殺したくないのではないか？」
「……」
「どうなんだ？」

「……殺したいわけ、ない」赤の女が悲痛な声音で漏らした。「でも、田中に命令されたの！　言いなりにならないと、パパもママも殺されるの！」「私だってカニばりたくなんかない！　でも、田中が無理やりに……！」
「何だって……」
　男（女だけど）の目に、怒りの炎が灯った。この四人の女は、男と同じく田中に苦しめられる被害者だったのだ！
「……おい」
「……何よ」
「この縄を解け。田中の居場所も教えろ」
「無理よ！　だって田中が……」
「その田中を、」
　正義の味方は決意を込めた声で、
「俺が、ぶちのめしてやるよッ！」
拳を握って、そう宣言した。

田中はそのでっぷりとした巨体を安楽椅子にもたれさせて、自宅の二階でスナック菓子を片手にテレビ映画を見ていた。ミジンコが世界を征服する、という突拍子もない変な内容の映画だ（要素⑭）。
「さあて、今頃あの男も苦痛に悶え、無様に死んでいる頃だろう。ふふふ……」
　と、そこで気付く。
何やら下の階が騒がしい。
「……ちっ、パパの奴。何をしてるんだ」
　田中は文句を言いに一階へと降りた。
「パパ、うるさ……」
「年男（田中の名前）！　どういうことだ、これは！」
　田中の父が田中の文句を遮り、怒号を飛ばす。田中はひい、と怯えた。
「な、何が」「何が、じゃない！」
　 [編集済]

田中の父は叫ぶと、ひょいと指を差した。その先にいたのは……。
「な、お前ら！　……と、誰！？」
　四人の女と、男（女だけど）の姿だった。
「誰、って酷い！　私のことはもう忘れたの？」男（女）はシナを作って猫なで声。「私、あなたの子供がもうお腹にいるのに！」
「は、はあ！？」
「私もよ！」「私もだ！」と、四人の女たちが口々に叫ぶ。田中には全くもって覚えが無く、訳も判らずただ困惑。

「な、何が何だか……ぶごお！？」
「年男！」田中の父は田中の顔面に拳をめり込ませつつ叫んだ。「貴様と言うやつは、金遣いは荒いわ頭は悪いわ、おまけにこんなに大勢と不純異性交遊を！　恥を知れ！」
「だ、だから」「言い訳を、するなああ！」田中の父の蹴りが炸裂。田中は30メートルくらい吹き飛んで（要素⑧）、ぐしゃあ、と天井に叩きつけられた。
「すまなかった！」
　そして、田中の父は四人の女と男（女だけど）に土下座した（要素⑪）。
[編集済]

「本当に申し訳ない！　いや、この程度の言葉で許してもらえるようなことではないが、本当にすまなかった！　私の教育不行き届きだ！　申し訳ない！！」
「……いえ、お父さんを恨んではいません。ただ、田中君は……」
「ああ、判っている。慰謝料はもちろんのこと、このバカ息子は煮るなり焼くなり、好きにしてくれ！」
「はい」五人の目がギラリ、と光った。
　そして、
「死ね死ね死ね死ね死ね！」「よくも！　よくも！」「ふざけやがって、ぶっ殺す！」「オラオラオラオラ！」「死んで詫びろ！」「ぐわあああああああああああああ！！」
　田中はぼっこぼこのギタギタにされた。

　数日後。
　男（女だけど）は友達となった四人の美女とともに、絵画展に来ていた。
　あの後田中は自主退学し、邪知暴虐の変態の脅威は去った。
「長い闘いだった、な……」
　男（女だけど）は激闘を振り返り、絵画を見ながら思わず感激の涙を流した。その横で心の底から微笑む四人の美女。
「こんなに自由になるなんて、有り得ないと思っていたわ（要素⑦）」
「ほんとにありがとう、男くん」
　男はにやり、といたずらっ子のように涙とともに笑って。
「ま、女だけどな」
　めでたしめでたし。

ネタ長文連投、失礼いたしました

男は、ラーメン店全国制覇を目指していた(⑫)。
ある店の前に、四人の美女が立っていた。
女性だけで入るのは躊躇われるのか、入るのを悩んでいるようだったので、あわよくばパンチラが…とか思いつつ(⑬)、男は声をかけた。
話を聞いてみると、彼女達は遅咲きのバレリーナらしい(⑮)。
男は彼女達の美しさに惹かれ、ラーメン店巡りを止め、絵師になって彼女達を絵に描いて残すことにした。 [編集済]

その後、彼女達のことが気になり詳しく聞いてみると、なんと彼女達は男の大学の同級生の田中太郎、次郎、三郎、四郎だったらしい。
四人共、大学で女性に目覚め、女性になる道を選んだ(⑤)。
「あり得ないと思うだろ？　自分達ですら思ってたんだしな…(⑦)」
と自嘲的に四人が笑っても、男は真剣なままだった。
四人の家庭が裕福ではなかったことを思い出した男は、四人への経済支援を申し込む。
すると、後日、田中達の父親から、直接会いたいと留守番電話が入っていたのだった(⑩)。 [編集済]

男が田中達の父親に会いに行ってみると、田中達と父親が現れ、
「息子…いや、娘達をよろしく頼む」
と土下座して頼まれ(⑪)、男は勿論快諾した。

その瞬間だった。
田中父の身体がドロドロに溶け出したのだ(⑥)。
田中姉妹と男は何が起こったか分からず、あたふたするばかり。
するとどこからかタライが降ってきて(④)、頭を強く打った五人は気絶してしまった。 [編集済]

五人が目を覚ますと、あら摩訶不思議、喋るミジンコに世界征服されていた(⑭)。
田中父の体内で突然変異を起こしたミジンコが人類に反乱を起こしたらしい。
ミジンコに捕まった五人は、以前「覚醒剤」と呼ばれていた、ミジンコ化する薬を注射されるはめになった(⑨)。
自分達が次第にミジンコ化し、30メートルくらいジャンプできるようになった頃(⑧)、世界に絶望した五人は、男の描いた絵と共に、地下室へ引きこもり、二度と地上へ出ないことを誓った。
四人の顔を黒く塗った絵の前で(①)、男は美しい四姉妹と共に熱い涙を流した(③、問題文)。 [編集済]

このままだと、五人は確実に餓死する。
四姉妹は自らの身体を男に捧げることを決意した。
少しでも、恩返しをするために。
少しでも、長生きしてもらうために。
男は彼女達の最期の願いを聞き届け、彼女達を食した(②)。
男は、彼女達の絵を胸に抱き、幸せな夢へと旅立っていった。
誰も悲しまない、夢の世界へと…。 [編集済]

要素の番号を入れ忘れていたため、一部修正いたしました。 タイトルは、「ミジンコ」です。 これで私の回答を終わらせていただきます。 複数編集、連投、長文失礼いたしました。 [編集済]

KUZUHARAさんお世話になっております。これから投稿するのでよろしくお願いします。（と、ご挨拶をしてミスをごまかす） [編集済]

タイトル【名のない病】 [編集済]

4月10日（金）
クラス替えで田中と同じクラスになったので、久しぶりに話をした。1年の頃はマジメなヤツだったのに、すっかり見かけが変わってしまっていたのだけど、話してみるとあんまり変わってなかったのでちょっと安心した。
明日田中の家に遊びに行く約束をした。 [編集済]

4月11日（土）
約束通り、田中の家に行ってきた。田中がコーヒーを出してくれたので飲んだんだけど、それからどうも様子が変なんだよね。そもそもコーヒーが変で、すごく熱いんだけど、飲んだら背中がキーンと冷たくなったんだ③。それから体がとっても軽くて、頭がスキっとした感じ。オレって、もしかして今絶好調なんじゃね？だったら変なのは今じゃなくて、いつもの方だ。いつもが変で今が普通。普通じゃなくて絶好調！いつもならそろそろ眠くなる時間なんだけど。全然眠くない。どうせ明日は日曜だし、今日はオールで遊んでられるな。 [編集済]

4月13日（月）
昨日と今日は最悪だった。一体何が起きたのかよくわからない。昼頃、突然ずーんと気分が落ち込んで立っていられなくなったから、布団にもぐって寝た。一応眠ったには眠ったんだけど、なんかよくわからない夢をたくさん見た気がする。今朝はオフクロに無理やり起こされて学校に行った。学校でもちょっとボーっとしてたと思う。田中に何度か声をかけられたけど、何か相手する気になれなくて無視してしまった。悪いことしたな。明日謝ろう。
この日記、欠かしたことなかったんだけど、昨日は書かなかったんだなって今更思った。

4月14日（火）
なんてことだ！おとといと昨日のオレの不調は田中のせいだとわかった。あのヤロー、オレの使うカップに仕掛けてやがったんだ。コーヒーを入れると溶けだすとかなんとか言ってた⑥。だけどな、オレは別に田中を恨んじゃいないぜ。こんないい気分になれるなんてな。ドラッグやるヤツってバカなんじゃね？って思ってたけど、バカはオレの方だったな。ドラッグやるなんてありえねーって思ってたけど、これサイコーだよ⑦。なんで「ダメ。ゼッタイ。」とかゆーかな。もっと世界に広めるべきだよ。今日、田中がオレに袋入りの粉をくれた⑨。田中いいヤツだよな。オレは一生田中をソンケーする。

4月15日（水）
今日は学校を休んだ。

4月17日（金）
今日のオレはスゴかった。スゴクはやく走れるし、ジャンプもすごい。30めーとるくらいらくしょう⑧。えき前のらーめんやのかん板をけっとばして100めーとるくらいふとばした。このまま日本ぜんこくかけまわてらーめんやのぜんこくせーはできるとおもた⑫。おれはスゴイ。

4月29日（水）
日記を書くのは久しぶりだ。あれから毎日ドラッグきめてる。最初は良かったけど、だんだん効きが悪くなっていて、すぐ調子が悪くなってしまう。いやむしろ、最初が一番良くて、あとは悪くなっていくばかりだ。田中に話したらそういうもんだと言われた。あいつは全部わかってたのか。
日記を読み返したらバカみたいなこと書いてあって笑ってしまった。ホント、笑っている場合じゃないんだけど。

5月3日（日）
さっき薬が効いている間にちょっと外出した。はっきり言って、切れてる時は動くのがやっとで、外に出るなんて無理なんだ。
最近変なものが見えるようになって怖い。
昨日は、とつぜん自分が女になってしまってとても困った⑤。分かってるんだ。幻覚だ。だけど幻なんて思えない。ホントに必死。オレは男なんだって思うんだけど、どうしても女としか思えない。男である証拠にオレは女が大好きなんだと思って、近くにいたミニスカ女のパンチラを狙ってみた⑬。そしたらスカートの中から黒い影のようなものがオレに向かって飛んできた。オレは思わず悲鳴を上げて逃げた。でも上からタライが落ちてきてオレのジャマをするから、ついに影に追いつかれて巻き付かれた④。さっきの女がバレリーナの格好でカッコよさげにおどりながらやってきて、デカイくち開けてオレにかじりつく②⑮。
今書いていても、バカみたいだ。今なら幻覚だってわかるし。でもその時は必死だった。どうやって家まで帰ってきたのか覚えてない。 [編集済]

5月10日（日）
きのう田中のオヤジがうちにきた。げんかんでドゲザした⑪。田中がタイホされたらしい。オヤジのこんたんはわかってる。オレをけいさつにつき出して田中をたすけるつもり。

　月　日（　）
ミじンコがせかいせーふくしたドうしよおレころさえるかナ⑭ [編集済]

5月67日（S）
うちにてんワしたらルすでんだた　もうダメ⑩

◆月■日（▲）
■◆■●▲■◆◆■▲■■ [編集済]

5月14日（　）
□"×▽ [編集済]

毎日蒸し暑い日が続いておりますが、皆様お変わりありませんでしょうか？

お約束の、息子の日記のコピーをお送りいたします。
内容は全部でたらめでめちゃくちゃです。息子に田中という友達はいなかったし、そもそも新学期からずっと高熱で学校を休んでいたのだから、クラス替えも遊びに行く話もあるわけがないのです。
警察の方の話によると、違法薬物らしきものを使った形跡も全くないとのことです。

何もかもでたらめ。
でも、日付の無い日に書かれた言葉……「ミジンコにせかいせいふく」これだけは、息子にとって真実だったような気がします。
結局息子のすべては、あの忌まわしいミジンコ型の原虫に征服され、壊されてしまったのですから。

日記帳の最後のページには、息子が美術部で描いた絵がはさんでありました。昨年の文化祭で展示されたものです。
キャンバスに向かって何かを描いている息子。その周りを4人の美しい女神が取り巻いて微笑んでいます。温かみのある美しい色彩で描かれた絵なのです（問題文）。
ただ、展示されていたものとは違い、息子の顔が真っ黒に塗りつぶされていました①。涙のような形を白く残して（問題文）。
息子は自分の運命を察していたのでしょう。美しく喜びに満ちた世界にいても、もう自分には悲しみしかないのだと言いたかったのでしょう。

なぜこんなことになってしまったのか……哀れでなりません。
どうか、息子の死が無駄になりませんように、1日も早くこの病気に対する特効薬が見つかりますようにと、願ってやみません。

皆様の御活躍と御健勝を心からお祈り申し上げます。

かしこ [編集済]

【完】 [編集済]

タイトル【日本語力テスト】

その問題を見ると、アニーの眉はカタカナのハの字の形に、口はひらがなのへの字の形に曲がった。
――こんな問題が出るなんて、あり得ないわ。⑦
日本語能力試験では、読む力と聞く力を問う問題しか出ないと、先生は言っていた。だから、日本語能力試験前の小テストでも、読む力と聞く力を問う問題しか出ない、とも言っていた。ところが、今アニーが解いている試験に書かれている問題は、どちらでもなかった。
しかも、アニーには、ストーリーという言葉の意味も分からなかった。カタカナになってしまっているせいで、元の言葉の発音さえ分からないのでは、何をすればマルをもらえるかも分からない。困ったアニーは、頑張ってこれまでに解いてきた問題を思い出した。似たような問題を解いたことがあったかもしれない。そして、今までに解いたことのある問題から、一番似ている問題と同じように、問題の書かれた紙に答えを書いた。

問　次の問題文と要素を組み合わせて、ストーリーを作りなさい。（１００点）

　男は絵画を見ながら涙を流していた。
　その隣で笑う四人の美女。いったいどのような背景があったのだろうか。

という問題文の男、という部分に横線を書き、女と直したのだ。⑤
でも、アニーは、問題の紙に答えを書いた時、それでは正解をもらえない、と考えてなおしていた。なぜなら、問題の下側には、何も書かれていなかったからだ。少しならそんなものかもしれないけれど、紙の2/3も白いのはおかしい。
そう考えたアニーは、この問題が作文問題であることを知った。作文のために、白いところがあったのだ。
でも、アニーは作文が苦手だった。ふるさとのアメリカにいたころから、長い文を書いていると、頭が熱くなって溶け出しそうになるからだ。③⑥右上に100という数があることも考えると、100の言葉で書かなければいけないのかもしれない。そんなにたくさんの言葉は知らないし、問題文のじょうきょうだってわけが分からないし、書けないよ。
でも、アニーは勇気を出して書くことにした。なぜなら、アニーには夢があるからだ。バレエがうまいアニーは、アイドルになるために、家出して日本にやってきた。⑮そのためなら、たらいが降ってきたって、ネットウブロに入れられたって、ハネツキで顔を黒く塗られたって、がんばると決めたのだ、日本語が書けないくらいのことでは諦められない。①③④
これが、アニーが書いた作文問題の答えだ。
「男は、ラーメン屋をしている。1杯500円の美味しいラーメンを売って、ラーメン店全国制覇を目指している。⑫ある日、男の店に電話がかかったけれど、あいにく男は出前で出かけていた。⑩あとで男がルスバン電話を確認したら、大学で同じ組だった田中からだった。田中は、うっかりヤクザのシャブと鞄を取り違えてしまって、追いかけられているらしい。⑨男が、聞いた田中の家に行くと、田中の父がドゲザしていた。⑪ドラゴンの絵を背中に彫ったヤクザは、「カニバル！」と叫ぶと、暴れまくって家を荒らした。②(注アニーは、昔ヤクザ映画で見た「I’ts carnival!!」という言葉を日本語に直せなかったので、とりあえずカタカナで書いてみたようです)ヤクザと一緒に来ていた4人の美女も、開けられるところを開けまくり、家はめちゃくちゃになった。そして、ヤクザが家の居間に飾られていた絵画に手を掛けると、田中の父が「やめろ！」と叫んだ。でも、それを聞いてもヤクザは聞こえないふりをして、絵画をどけて田中の父のへそくりと、田中が隠したシャブを持って行ってしまった。たまたま手に入ったお金に、ヤクザも4人の美女も笑っていたけれど、男と田中と田中の父は、絵画の方を見つめて泣いていた[問題文]」

　アメリカ出身アイドルのアンナは、書き上げた作文を見て、溜息を吐いた。こんなものでいいだろうか。
　正直、問題文と要素が難しすぎて、視聴者が求めているアメリカ人像の再現や、日本語苦手アピールはほとんどできなかったが、それは他のテスト受験者も同じことだろう。むしろ、日本人のおバカタレントの方が、この問題には苦戦しているかもしれない。自身のボケ以上に珍妙な要素が、これでもかというほどに揃っているのだから。
　親に反抗して故国を飛び出し、日本でアイドルになったアンナも、こんなクレイジーな企画までは予想していなかった。熱湯風呂も、ミニスカートでオタクにパンチラを狙われるのも覚悟していたし、エビ反りジャンプだってモモクロ越えの30メートルを習得してみせた③⑧⑬けど、まさかこんな所で苦戦させられるとは……！　日本、変な国！
でも、テストが終わったらお楽しみの、「画伯ギャラリー」のコーナー。10人の絵が下手芸人のイラストを街頭アンケートして、格付けしたものを、4人の美女(アンナも含む)が順位当てするという企画なのだが、“画伯”達の絵は、どれも皆珍妙で笑えるのだ。今回も、一位の画伯が嘆く中、4人の美女(と客席)の笑いがこだますることになるだろう。[問題文]そう思うと、アンナはほくそ笑んでペンを置いた。

　ちなみに、あるおバカタレントは、アンナと同じテスト問題から、ミジンコが世界を征服するダークファンタジーを書いて見せ、会場を大笑いの渦に陥れたが、あんまりにもダーク過ぎて、その時の映像はお蔵入りになったそうだ。⑭
【完】 [編集済]

タイトル「どっちのドッキリショー」

浅利「はーい今日も『どっちのドッキリショー』の時間がやってまいりました。わたくし司会の浅利海彦です。」
愛田「同じくアシスタントの海亀テレビアナウンサー愛田莉子です。」
さて本日の「どっちのドッキリショー」では『もしあのラーメン店店主が大人気アイドルグループメンバーから覚醒剤をもらったら？』と『もしあの悪魔系バンドのボーカルが高さ30mの塀から飛び降りることになったら？』
の2つをお送りします。」


一同「パチパチパチパチ。」

愛田「ところでこの間パパになった俳優の牛野削郎さん、先週ドッキリを受けた感想はどうでしたか？」
牛野「いやーあの時はほんとに慌てましたよ。だっていきなり私の父が留守番電話で『女になったの!』とか言ってきたんですから。しかもそれを聞いて家に向かったら私の父が本当に女装姿でバレエを上手に踊っているもんですから私の父が一瞬乱心したのかと思いました。まあドッキリだったし、ドッキリ対決に勝ったからまだいいんですけど。」（５）（１０）（１５）
浅利「天才子役の葛田原十くんはどうかな？」
葛田「ぼくはね～、たんじょうびのぷれぜんとのおもちゃをもらっておうちにかえったらおもちゃがきゅうにあつくなってとけだしたからあわててたらえぜりんままにおこられたよ～。何てことしてくれたんだよ～。」（３）（６）
愛田「お二方ともドッキリで結構懲りているようですね。さて今週のドッキリ、勝つのはいったい！VTR、どうぞ！」
[編集済]

蒼井門（ナレーター）「さあ、まずは『あのラーメン店店主が覚醒剤を大人気アイドルグループメンバーからもらったら』だ！今回ドッキリを受けるのは・・・・・ 高校生で『札幌ラーメンひじり』を設立し、現在22歳にして店舗数は日本全国に20店舗持ち、これからも全国制覇に向けて枚挙にいとまがないあの津田聖だあ！（１２） その津田聖にドッキリを仕掛けるのは・・・・・現在人気急上昇中の女子人気アイドルグループ『スナイプ』のメンバー、田中真日子！しかしなぜ彼女が？ 『私、津田君とは中学校のとき同級生だったんです。津田君が最近ラーメンの分野で活躍していると聞いて、あの子お人よしだからなんでも仕事受けすぎて過労にならないか心配なんです。」 そんな彼女が仕掛けるドッキリは・・・覚醒剤ドッキリ！彼女がスナイプのメンバーとともに聖君を家に招待する。 そして聖君が好きな絵画を見せた後に絵画の裏にある覚醒剤を見せて真日子がこういうのだ。 『ねえ、聖君覚醒剤をもらってくれない？』 すると真日子ちゃんの父親までも来て聖君に土下座する！さあ聖君はどんな反応をするのか！？」 4月某日、真日子ちゃんは聖君に「誕生日パーティー」という名目で「スナイプ」のほかのメンバー「華田小春」「黒田雪野」「涼花さつき」とともに聖君を自宅に連れてきた。もちろんこの3人も仕掛け人であることは言うまでもない！ ここで真日子ちゃんは聖君に絵を見せた！ 「これね、私のおじいさんが描いた風景画なの。懐かしいでしょ。」 「ああ・・・・」ああっと聖君は感無量で泣いてしまった！これからドッキリに遭うとも知らずに！それをメンバー4人がくすくす笑いながら見ている！なんということだ！ そして・・・・ 「ちょっと裏見てほしいの。」真日子が言ったああああああ。 「？」当然のことながら聖君はわかっていない！ そして裏を見せた！裏は覚醒剤を入れた袋が大量に貼られている！ 「おい・・・・！？」おおっと聖君は驚いている！ 「私、お父さんが間違って覚醒剤もらっちゃったの。」 そして来た！真日子ちゃんのお父さんの三千夫さんだ！ 「聖君頼む！この間旅行していたら間違ってこんなのもらっちゃったんだ！君の家に少し隠してくれないか？」そして土下座したああ！（１１）それに聖君は・・・・ 「ダメです」 「それでもお願いだ！許してくれ！」 「わかりました・・・」 ああっ、聖君もらってしまった！ここでネタばらしするしかない！ 「ちょっとお化粧してくる。」真日子ちゃんが言った！ そして洗面台にあった墨汁を持ってきた。そして・・・ 「もお～嘘だよ！？」聖君に墨汁を投げつけた！聖君の顔が黒く塗られている！（１） 「お人よしだからドッキリしてみたの。時には疑うことも必要だよ？」 「まさか君にだまされるなんてありえないと思っていたよ。（７）これからはよく考えてから行動するね！」 ここで聖君のドッキリ終了！次はあの悪魔系デスメタルバンドのボーカルにドッキリだあ！」 [編集済]

「次は『もしあの悪魔系バンドのボーカルが高さ30mの塀から飛び降りることになったら？』だ！ドッキリを受けるのは、今、デスメタルバンド「AZ-ZR」のボーカル、アザゼル！

そんなアザゼルにドッキリを仕掛けるのは今押しも押されぬ人気を誇るモデルの天童魔子！しかいしったいなぜ・・・・？

『アザさんってたまに私に口説いてくるんです。そんなアザゼルさんを懲らしめてやろうかなと思って。』

アザゼルにはこんなドッキリを仕掛けるのだ！まずアザゼルが天童魔子を見ると天童魔子の服装がきわどくなる。そのきわどくなった天童魔子をアザゼルが追うと途中で落とし穴があって30mの高さから落ちるのだ！さあアザゼルは懲りるのか！

3月上旬、我々は天童魔子とともにアザゼルを偽番組の会議で誘った。

スタッフと話しながら天童魔子と話し合うアザゼル、しかし何度も天童魔子を見る見る見る見る！これはもう仕掛けるしかない！

さてお昼休みの時間だ。仕掛け人の天童魔子がアザゼルに言ってきた！

「お昼食べませんか？」これにアザゼルは・・・

「ああもちろんさ！」やっぱり噂は本当だった！

さあ仕掛け開始だあ！
まずはカフェに行って向かい合って座ると・・・ああっと天童魔子がパンチラをちらっと見せている！それをちらちら見ているアザゼル！

そして・・・・

「ちょっと外出てくるわ」
言ったあ！さあ来い、と思ったらもう来てるよアザゼル！
さてはパンチラを追っかけてきたな？（１３）

そして天童魔子が逃げる逃げる逃げる！それを追うアザゼル！そして魔子が逃げて、おおっとアザゼル落とし穴ゾーンに来たぞ。

ん・・・・ジャンプして落とし穴にin！（８）

「うわあああああああああ！」

アザゼルの悲鳴が聞こえる！そして

「ドスン！」落ちたあああああ。

「いったいなんだよ！」アザゼルの声が聞こえる！やっぱり声がした！

さてここでさっそくネタばらし！ネタばらしの方法は天童魔子が「助けてあげるよ。」と言ってたらいを落とす！それでそのたらいに「ドッキリ大成功と書かれているのだ。（４）

おっと魔子さんが来たぞ。
「どうしたの・・・？」
「助けてくれ～」
「わかったわ」
そしてたらいを落としたあ！

「痛いじゃないか・・・ってドッキリ！？うわああああああ。」

天童魔子さんが言う！「ドッキリどう？」
「もうこりごりだ！」

以上でVTR終了！さて今日はどっちが勝つ！？」 [編集済]

浅利「さて今回のドッキリ対決勝つのは・・・・・・どっちだ！？」
牛野さん・・・・・「津田聖君のドッキリがいいです」
葛田くん・・・・・「ぼくもー！」
そして会場の皆さんは・・・・「津田聖」

愛田「よって今回勝利したのは津田聖さんです！津田さんには後で金のチョコメダルをお送りします。」

[編集済]

愛田「さて来週の「どっちのドッキリショー」は
『もしあの大食いアイドルOが自分の食べたステーキが人肉だったと知ってしまったら？』と
『もしあの汚部屋美人女優Mが明日ミジンコが世界征服してくることを知ってしまったら？』の2本をお送りします！（２）（１４）
本日のどっちのドッキリショーは楽しんでいただけましたか？ではまた来週！」（終）