壺売りの少女４

要約

壺売りに扮してカピバラ教という宗教を地球に広めて協力者を作り、蜥蜴国に対しクーデターを起こそうとしたから。



※ここからはかなり長い蛇足です。



ふぅ…そういえば(ﾟДﾟ)星人に侵略された後(壺売りの少女２参照)、地球はどうなったのでチュ？



気になったまぴばゆが地球に戻ると、そこにいたのは爬虫類人！

彼らは蜥蜴国という国を作り地球を支配し、わずかに生き残っていた他の種族は奴隷として働かされていたのです！！



許せないのでチュ！（γ・＾＃）



どうやったらこの状況を打破できるだろう？まぴばゆは考えました。

そして思いつきました「宗教の力で救う」ということを。



どうやら爬虫類人は「ハマグリ教」という宗教を信仰しており、ハマグリ教はとても厳しい教えであるらしいのです。

その中にわりと緩い宗教である「カピバラ教」が入れば、それに賛同する人が増えクーデターを起こせるかもしれない、と。



しかし早く協力者を得たいからといって壺をタダで配ると、街角のティッシュ配りのように肝心のカピバラ教については流されてしまうでしょうし、ハマグリ教の幹部に目を付けられてしまうでしょう。



まずは普通の壺売りとして壺を売ろう。

自ら興味があって近づき、私と同じ志をもっている人が現れるまで…。



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「あの…その高い壺は何の役に立つのですか？そうだとすれば買いたいのですが。」

私の質問に答えたら話すのでチュ！お兄さんはハマグリ教を信じていますか？

「ちょっと…！こんな大通りでそんなこと言ったら教皇様に目を付けられますよ！」

お兄さんの意見が聞きたかったのでチュ。ごめんなさい。

「…僕は正直信じてないです。今のハマグリ教幹部は政治家と繋がっていると聞くし、信じても国はあまり良くならないから」

ふむ…お兄さん、この壺タダであげるのでチュ！あと聖書もあげるのでチュ！

「聖書!?これは一体…。」



「まぴばゆさーん！カピバラ教に賛同してくれる人ががまた増えました！これなら、あの憎き蜥蜴国に一矢報いるのも夢ではないかもしれませんね！」

ありがとう、ゆーばくん！あなたは本当に働き者でチュ！



「まぴばゆさん、大ニュースです！なんと蜥蜴国の爬虫類人の中にもカピバラ教に賛同してくれる人がいたようです！」

まぁ、世の中色々な人がいるのでチュね！！



「まぴば…まぴさん。好きな」

お金でチュ

「僕まだ全部言ってないんですが…。」



ゆーばくん、そろそろだと思うのでチュ。

「そう、ですよね。なんだかあっという間に賛同者、増えましたもんね。」

なんだか、寂しいでチュ

「…寂しがらないでください！僕がいますって！！」

へー…あっ、そうでチュか。

「まぴさん、棒読みは心にきます。」

まぁ、覚えとくのでチュ。約束でチュよ？

「もー、素直じゃないんだから。」

……。

「その冷やかな目で見るのやめてください！！！」



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ついに、やったのでチュね…。現政権は倒れ、もうすぐ国も倒れるでしょう。クーデター成功でチュ。さて、私は他の星へ行かなきゃ。

「何を言ってるんですか！？まぴばゆさん、あなたがいたからこそたくさんの人が救われたんです。まだやってもらわないと困ります！」



私はもともと、壺売りでチュ。確かにカピバラ教を広める宗教者ですが、国の立て直しとかは専門外でチュ。

「!!そんなの皆同じです！逃げるんですか？」



逃げるのでチュ。ゆーば君、後は任せました。私はお金を稼ぎたいのでチュ。

「…見損ないました。どうぞ、出て行ってください。」



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ふぅ…これでまた壺を売りができるのでチュね！！

地球は、きっと良くなるでしょう。私がいれば、いつか欲がくらんで周りに迷惑をかけるのでチュ。自分の性格は自分が一番わかっているのでチュ…。



辛気臭いのはもう終わり!また、壺が売れる星を探すのでチュ!!

それに、私の本心に気づかないなんて、ゆーば君もまだまだでチュ!!約束も結果的に守ってない男の子なんかよりもっとかっこいい男の子が私を待っているのでチュ!!!



…嘘つき。



こうして、まぴばゆは宇宙のどこかへ壺を売りに行きました。