覚と見まごうほどの、赤が辺りを包む。
男は「この赤じゃない!」と叫んだ。
なぜ?
-----ー
「…随分とまあ、シンプルな狂気だな。」
「それでも君は興味を持ったんじゃない?」
ライナーはシンディと新顔のクロエとともに、アナザが働くレストランで食事を取っていた。
途中参加ながら、ライナーの隣に陣取っているシロンが言う。
「今日は~、ライナーに~たくさん問題を~解かせる会なの~?」
他のメンバーより一回り大きいシロンは、もったりと話す。
ライナーから見て、シロンと逆隣のクロエは、それを聴いてボソッと言った。
「…チャッチャと話しなさいよ、デカ女さん。」
「私の名前は~、シロンだよ~。クロちゃん、物覚え悪いの~?」
「クロエ、よ。クロちゃんってなれなれしいわね…」
(なぜだ…気まずい…。)
二人に挟まれているライナーは何故険悪になっているのか全く理解でき無いままでいた。
「で、ライナー君。私が出したこの問題、君が一人で解き明かせたら、流石に全員分おごりってのは無しにしよう。私の分は自分で出すよ。」
「ふむ、いいだろう。乗った!」
「それだけじゃ面白くないからさ、1on2形式で、一緒にシロンにも解いてもらいたいんだけど、いい?」
「やるやる~」
「シロンより先に解けなかったらシロンの分もおごってあげてね。」
「うええええええええええ!?」
唐突なピンチに襲われたライナー。
明日の夕食はいかに?!
画像はシンディです
なにで赤いかの特定は必要ですか?
イエス! [良い質問]
男は色盲ですか?
ノーです
男がいる場所は重要ですか?
ノーです。(屋外のほうが成立しやすいかも) [編集済]
赤は偽物ですか?
ノーです。現実です。
赤は部屋いっぱいに広がっていますか?
イエスノー、条件次第では室内でも成立しますが、外のほうがいいです。
男は勘違いしましたか?
ノーです。
広島東洋カープは重要ですか?
ノーです
「この赤じゃない!」ということは、男は何か赤いものを望んでいましたか?
イエス! [良い質問]
赤ではなく、垢ですか?
ノーです
男はシャーロック。ワトソンに最期の挨拶をすると屋上から失礼したが、すぐに血糊だとバレましたか?
ノーです
辺りは火事になりましたか?
ノーです。
男の赤ん坊じゃないと銀色の肌をした息子に言いましたか?
ノーです…なにそれ怖いw
男は赤色の何かを欲しかったのですか?
(´ε`;)ウーン…、それを「欲しがる」と「見たがる」は同義として扱われるかもしれませんね。イエス [良い質問]
プール一面の苺ゼリーを作った男 食べるとそれはスイカ味でしたか?
ノーです
カレンダーは重要ですか?
ノーです
おっきな赤い正解が欲しかったけど良質ばっかりで嬉しいような悲しいような(´・ω・`)ますか?
ノー、ラテシンません
赤いものは食べ物ですか?
ノーです。
信号は関係しますか?
ノーです
実は錯覚ですか?
ノーです。
赤いものはクリスマスプレゼントですか?
ノーです。
赤に形はありますか?
ノーです
男が見たいと思っていた赤いものは、作中世界ではあまり見られないものですか?
ノーです [良い質問]
太陽は重要ですか?
ノーです
夕焼けだと思ったら朝焼けでしたか?
ノーです。
男は子供ですか?
ノーです。
実際に赤が男の目の前にありますか?
ノーです
赤いものは光ですか?
イエス!GJ! [良い質問]
赤い車ですか?
ノーです。
赤は風景ですか?
ノーです。
男は赤色のものを望んだが、男が望んだ赤色のものと別な現象が現れたので、叫びましたか?
イエス!どんな状況でしょう? [良い質問]
犯罪要素はありますか?
イエエエス!!まとまりますか? [良い質問]
ハナマルかと思ったら赤点でしたか?
ノーです
男は何か危機に陥っていますか?
ある意味イエス [良い質問]
運命の赤い糸ですか?
ノーです
消防ではなく警察が来ましたか?
警察イエス!消防でも違うというでしょう [良い質問]
パトカーのサイレンが見えましたか?
イエス! [良い質問]
パトカーかと思ったら救急車が着ましたか?
ノー、どちらでも違うというでしょう [良い質問]
男は赤い血を見たかったのに赤いサイレンのパトカーが来てしまったのですか? [編集済]
パーフェクト! [正解]
い漫画のように、手の平を拳でぽんと叩いていったライナー。
「あ、わかったぞ。その答えは…」
シンディがさえぎる。
「その答えは、男になりきって台詞っぽく言ってくれるかな?」
「何でだよ!?」
「え?楽しそうだから。」
シロンが言う。
「どうせ解けてるんなら~、きいてみたいな~」
いい笑顔で言う。
「わ、私も見たい…」
クロエまで同調した。
「くっ。や、やるよ。やればいいんだろ!?」
「そうそう、お金賭かってるわけだしね。それくらいやって見せてよ」
シンディが更に煽る。
ため息をついて、深呼吸をして、口を開いた。
「殺人を犯そうとした男は、あえなく警察に捕まった。
そして一言。
パトカーの赤色灯の赤じゃない!血が見たいんだよおお!!!…ってことか?」
「うっわ、実感こもってる怖い」
「ちょっと怖すぎる~」
「…そ、そんな罪深いライナー様でも私は」
「通報しました。」
「だから嫌だったんだよ!!!」
楽しい宴は、そのまま続いていきました。
to be continued…
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