母からの叱責が私を、追い立てた。
「ほっといてよ!」
と、私は怒鳴り家から逃げ出した。
歩いて、歩いて、歩いて。
逃げて、逃げて、逃げて。
気付いたら、目の前に川があった。
大きくて、濁って、思わず逃げたくなるような川があった。
渡ろうとした時、あの彼が止めた。
そして、「一緒に帰ろう。」と言われ、抱えられた。その腕は暖かくて、紛れも無いあの彼だった。
眠っていたようだ。
ベットの上から起き上がると、私は涙を流しながら、笑った。
一体なぜ、私は笑ったのだろう?
【ウミガメ】
Spは甘木さんとSNCさんにお願いしました。
『眠っていたようだ』以前の問題文は全て夢ですか?
NO!
私は結婚していますか?
NO!
登場人物は、私、あの彼、母の3人ですか?
Yes
川は、三途の川ですか?
Yes、Yes、Yes!!!! [良い質問]
川は三途の川でしたか?
上、参照。
登場人物は全員生きていますか?
Yes
母に叱責されて家を飛び出した際に交通事故などで私は死にかけたけれど、以前好きだった男性が三途の川を渡らないようにと守ってくれたので、嬉しくて笑いましたか?
NO
彼が誰であるのかは、特定必要ですか?
Yes
ベッドは「私」の部屋のベッドですか?
NO [良い質問]
登場人物は全員人間ですか?
Yes
私は女性ですか?
Yes
あの彼は私の恋人ですか? [編集済]
Yes [良い質問]
結婚しない理由は重要ですか?
Yes
6より。あの彼は、生きていますか?
Yes
ベッドは私のベッドですか?
>>9
あの彼は健康ですか?
NO
母の最初の「結婚しなさい」という言葉は、私に、あの彼以外の人との結婚をすすめていますか?
Yes [良い質問]
4 三途の川が出てきたのは、私が死にかけたせいですか? [編集済]
Yes [良い質問]
彼以外の人とは結婚したくなくて私は死のうとした。三途の川を渡ろうとして引き止められた夢を見て、病院のベッドで目覚めた私は生きててよかったと思い笑いましたか?
NO
彼は死んだのだから早く新しい人をみつけて結婚しなさい、という母に反発して死のうとした私は、彼が引き留めてくれたために一命をとりとめ、病院のベッドで目覚めて「ああ、彼は生きているんだ、死んでなんかいなかったんだ」と思って笑いましたか?
NO
病気で回復見込みの薄いあの彼をあきらめるよう母に言われていた私は、瀕死状態から回復し、病院のベッドで目覚めましたか?
Yes 状況をまとめて下さい [良い質問]
今頃、あの彼も三途の川の岸から戻ってきているはずだと思って笑いましたか?
Yes 状況を説明して下さい [良い質問]
死に瀕した自分を救ってくれたのはあの彼だと思い、しかし彼自身はまだ瀕死なのだと思って、その皮肉な状況を笑いましたか?
NO
病気で意識不明の状態が続いているあの彼をあきらめ、別の人と結婚するよう言われている私は、自分自身死にかけて三途の川の夢を見た。しかしそこで彼に会い、彼が「一緒に帰ろう」と言ってくれた。今病院のベッドで目覚めた私と同じように、彼も目覚めているかもしれないと思うと嬉しくて、涙と笑みがこぼれた…ということでいかがでしょう???
Yes、正解です! [正解]
意識が戻らなく、戻る可能性も少ないそうだ。
私の母は、彼のことをもう諦めており、お見合いを勧めてきた。
しかし、私は諦められなかった。
家から逃げ、母の言葉を背にぶらぶらとしていた私は、背後に迫る車に気付けなかった。
急に肌寒いような川に出た。
私の足が自然と川の方へと向かっていく。
それを止めてくれたのは彼だった。
そして、私を抱きかかえて「待っていろよ」と声をかけ、川と反対の方向へと歩いた。
彼の背中は暖かく眠ってしまった。
目を開けると、病院だった。
その瞬間、私は全てを悟った。
私が渡ろうとしたところで、彼が引き留めた。
渡ってはいけなかったから。
あそこを渡っていたら、私は……。
でも、彼が私と一緒に帰ってきた。
ということは、きっと彼も意識が残っているだろう。
これからの希望に対する嬉しさが私を包み込み、
笑いながら涙を流した。
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