ある男は愛するものが自分を覗き見できるよう
障子に穴を開けた。
しかし恥ずかしがり屋なのだろうか。
なかなか彼を覗きに来ることはない。
だが男はそのおかげで功績をあげることに成功した。
いったい、どういうことだろうか?
【ウミガメ】
愛するもの=彼ですか?
No! 彼ではないようですね
男の職業は重要ですか?
No 普通に都で暮らす貴族のように思ってください
1.ちょっと読み違えてました. 愛するものは人間ですか?
No!!! [良い質問]
愛するものは人間ですか?
No!!! [良い質問]
文中の「男」および「彼」は、すべて同一人物ですか?
Yes
非現実要素はありますか?
YesNo 実際にありますが舞台背景は非現実です
愛するものは動物ですか?
No
障子の穴は別の用途に使われましたか?
No 愛するものが覗くという用途だけです。
愛するものは、生き物ですか?
No!!! [良い質問]
男がファーブルさんで、昆虫記を書きましたか?
No
愛するものは物の怪の類ですか?
No
月は出ているか?
Yes! [良い質問]
6の確認です。非現実要素がなくても成立しますか?
Yes まあおそらく成立はします。現在では成立しませんが
穴を開けたことが、功績をあげることにつながりましたか?
Yes
功績は、何か新事実の発見でしたか?
Yes! 正確にはプラスαです [良い質問]
男は精神的に普通の人間ではないですか?
No いたって普通の中流貴族と思ってください
場所は重要ですか?
Yes 地球上という条件です
「愛するもの」は、人の役に立つものですか?
YesNo 立つときもあれば立たないときもあります
障子の穴から入る月光の動きを見て、時計(日時計みたいなやつ)の原型を作り出しましたか?
No!!! 日時計ではないとしたらなんでしょうか [良い質問]
男は障子に穴を開けたことから偶然新事実を発見したのですか?
Yes! [良い質問]
19 カレンダーですか?
Yes 正解にいたしましょう [正解]
21 いや、暦ですか?
Yes! 完璧です [良い質問]
太陰暦ですか
そうですね! [正解]
1年を通しての月の軌道の変化を知りましたか?
Yes [良い質問]
一方向に窓を開けるとそこから強い光が出る、照明器具に相当するものを発明しましたか?
No
しかし、男の意図に反して、
満月は彼を覗かなくなった。
男はひどくがっかりして、
いつか帰ってくる日を心待ちにしていた。
季節は巡りまた同じ季節がやってきた。
するとなんと月は帰ってきた。
男は嬉しさのあまり発狂しかけた。
明くる年も、その次の年も、
月は同じ季節にやってきた。
男は考えた。月の規則性を。
そして男は月の南中高度の違いに気付いた。
障子に穴を開けてから7年の歳月が流れ、
男はついに暦を作ることに成功した。
そして男の業績は都の隅から隅から広まったのだ。
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