片方しか差し出さない

その日の朝、佐藤は登校していなかった。結局佐藤は午前中顔を見せず、クラスに顔を出したのは昼休みに入った頃だった



佐藤「ういーす」

一宮「お、どうした？遅刻やん、今日」

佐藤「いやー、ちょっとさっきまで歯医者行っててさ～」

一宮「へ～、きつそうやな、頬パンパンやん」

佐藤「あ、これは麻酔入れたからこうなってるだけらしいぞ。あ、そうだ！一宮、ちょっとお前本気で俺のツラ殴ってみろよ！これ全然痛くねえから！」

一宮「は？いや、嘘やろ」

佐藤「マジだって！いいから来い！」

一宮「お、おう。行くぞ！」バシーン！

佐藤「全然痛くねぇ！」

一宮「マジで？」

二階堂「なにしてんの？喧嘩？」

佐藤「おお、二階堂もちょっと殴ってみろよ！麻酔効いてるから全然痛くねぇの！」

二階堂「マジでか！ｗじゃあ思いっきり行くぜ～！」ドゴン！

佐藤「痛くない～！」

二階堂「すげぇ！麻酔すげぇ！ｗ」

三河「何ぞ何ぞ？」四谷「騒がしいな、おい」五十嵐「佐藤おはよ～」六角「うす。」

佐藤「おぉ、お前等ちょっと俺の顔殴ってみ！麻酔効いてっから全然痛くねえの！」

二階堂「マジだぞ！ｗ　思いっきりいったれ！ｗ」

ガッ！ドゴッ！ガスッ！ズガン！

佐藤「痛くない～！」

一宮「コイツあほや…」



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＊要約

歯医者に行って麻酔を受けた佐藤はその効果を見せる為に友人達に殴らせて痛くない事を示したのだった。