はい!【正解を創りだすウミガメ】第30弾でございます!!
ますます秋が深まってまいりましたが、皆さんはどんな「秋」を送っていらっしゃいますでしょうか?
勉強の秋、スポーツの秋、はたまた恋愛の秋といろんな秋があると思いますがこの秋をぜひ楽しんでいただければと思います。
それでは問題文を発表します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「あの時と全然変わってないね」
そう言われた男は急に自転車で雨の中を猛スピードで走り抜けた。
なぜ??
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この問題には解説を用意しておりません。皆様の質問がストーリーを作っていきます。
今回は、「Bin5」(http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se499919.html)という抽選ソフトを使用してあらかじめ番号を決めています。
以下のルールをご確認ください
【ルール】
#####要素募集フェーズ#########
出題直後から質問を受け付けます。
皆様から寄せられた質問の中から、出題者(まりむう)が
15個お応えし、良質化します。
※良質としたものを以下【要素】と呼びます
※良質以外の質問は「YesNo?どちらでも構いません。」とお応えします。こちらは解説に使わなくてもOKです。
選ばれた15の要素を全て含んだ解説案をご投稿ください。
※また、矛盾が発生した場合や、あまりに条件が狭まる物はMC権限で採用いたしません。(矛盾の場合は前者優先)
矛盾例)田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? 前者優先
狭い例)ノンフィクションですか? 不採用
狭い例)登場キャラは1人ですか? 不採用
狭い例)ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね? 不採用
など
その後、選ばれた要素を取り入れた解説の投稿フェーズとします。
なお、一応要素が揃った後、まとめもに要素を書き出す予定です。
#####投稿フェーズ#########
解説投稿フェイズでは、要素に合致するストーリーを考え、質問欄に書き込んでください。
とんでもネタ設定・超ブラック真面目設定などなどおすきなようにお創りください。
まあ、15要素あとから入っていることがわかりやすいほうがありがたい
ということです
※説明が不十分な部分がありますが、過去の「正解を創りだす」もぜひご覧ください。
魅力のある銘作(迷作?)・快作(怪作?)等いろいろ先例がございます。
■時間割
・要素募集期間
出題~15個要素が揃うまで。
・投稿期間
15個揃ったあと~10月11日(日)23:59
・投票期間
10月12日(月)0:00~10月18日(日)23:59
そして今回は、以下3賞をご用意いたしました。
なお、見事シェチュ王になられた方には、次回の【正解を創りだすウミガメ】を出題していただきます。
■最も好きな解説に投票
・最優秀作品賞・シェチュ王(投稿毎 別々にカウント)
■最も組み込むのが難しかった要素(もしくは投稿してない人は、難しそうな要素)に投票
・最難関要素賞(最も票を集めた要素に与える賞)
なお、質問欄の文字数制限は全角300文字?のようです。
(でも編集すればもっとはいります。まあ、やや仕様バグ技っぽいのでいつか修正されるかもしれませんけど・・
あと、良質表示で大文字になることは覚悟お願いします。)
質問した人は、できるだけ正解を創り出すと投票にも参加いただけると盛り上がるかと思います。
通常の出題と違い、趣味丸出しで構いませんwお笑いが好きな人も、カニバが好きな人も、ミステリーだってOKです。
(まあ、要素的に難しいとは思いますがww)
それでは、今回もたくさんのご参加お待ちしております!
それでは~ Let's Start!~
結果発表です。
カニバリますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ツバメは重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
ヤクルトは重要ですか?
Yes!ヤクルトが重要です!(要素1) [良い質問]
ツナ缶が爆発しますか?
YesNo。どちらでも構いません。
男は「ファンの皆様オメデトウございます」と言いますか?
YesNo。どちらでも構いません。
DNA鑑定が必要な状況ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
トリプル3は重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
ヌクレオチドのせいでガラスが割れますか?
YesNo。どちらでも構いません。
14年ぶりに優勝しますか?
YesNo。どちらでも構いません。
『ファーーー』っと奇声をあげますか?
YesNo。どちらでも構いません。
渾身の一撃で焼き肉の会場が吹っ飛びますか?
Yes!渾身の一撃によって焼肉の会場が吹っ飛びます!(要素2) [良い質問]
全然変わっていないねといったのは10年ぶりに再開した幼馴染みですか?
YesNo。どちらでも構いません。
100点は重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
パスモで水切りをしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ステーキ肉が牛肉でしたか?
YesNo。どちらでも構いません。
寝る子は育ちますか?
YesNo。どちらでも構いません。
2番3番4番が重要ですか?
Yes!2番、3番、4番が重要です!(要素3) [良い質問]
僅差で逆転を許してしまいますか?
YesNo。どちらでも構いません。
兄弟は重要ですか?
Yes!兄弟重要です!(要素4) [良い質問]
特に理由のない暴力に襲われますか?
YesNo。どちらでも構いません。
血沸き肉躍る現状ですか?
Yes!血が沸いて肉が躍るのが現状です!(要素5) [良い質問]
「ヒゲを剃れ」と言いますか?
YesNo。どちらでも構いません。
33-4は重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
最年少ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
ターンが重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
水着姿を盗撮されますか?
YesNo。どちらでも構いません。
公園が拠点ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
昨年最下位からの逆転優勝がありますか?
YesNo。どちらでも構いません。
マスコミで働いていますか?
YesNo。どちらでも構いません。
年賀状は重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
クローズラインは重要ですか?
Yes!クローズラインは重要です!(要素6) [良い質問]
大体ロシアのせいですか?
YesNo。どちらでも構いません。
CSは重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
14年ぶりの快挙となりますか?
Yes!14年ぶりの快挙です!(要素7) [良い質問]
男は走り抜けた後にクラッシュしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
息子が部下ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
怪しげなおばさんが、しつこく鍋の蓋を売ってきますか?
YesNo。どちらでも構いません。
馬鹿ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
突然プロレスが始まりますか?
YesNo。どちらでも構いません。
遠くへ飛ばしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ツバメ返しが重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
野球は重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
サイレンが鳴り響きますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ぼやきますか?
Yes!ぼやきます!(要素8) [良い質問]
群像劇ですか?
Yes!群像劇です!(要素9) [良い質問]
カリスマナンパ師が裏で手を引いていますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ジャイアン並の音痴ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
フォームが独特ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
ヘリの風圧に助けられますか?
YesNo。どちらでも構いません。
Tは重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
ノックオンは重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
三振と三線を間違えますか?
Yes!三振と三線を間違えます!(要素10) [良い質問]
サクラマイますか?
YesNo。どちらでも構いません。
超高度な心理戦が繰り広げられますか?
Yes!超高度な心理戦が繰り広げられます!(要素11) [良い質問]
意外にも女装がバレませんか?
Yes!意外と女装がばれなかったりします!(要素12) [編集済] [良い質問]
バランスが重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
阪神ファンが暴動を起こしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
サラダ油が多すぎましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
季節外れのお年玉は重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
ランキングの1位から3位まで全て卵豆腐が占めていましたか?
YesNo。どちらでも構いません。
田中の名前はピロヤスですか?
YesNo。どちらでも構いません。
正面衝突をしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
男の娘ですか?
Yes!男の娘です!(要素13) [良い質問]
「おい田中!」と呼ばれて思わず振り向きますか?
YesNo。どちらでも構いません。
ローションでぬるぬるますか?
YesNo。どちらでも構いません。
[た抜き]は重要ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
オイラーが登場しますか?
YesNo。どちらでも構いません。
田中は当たったふりをしますか?
YesNo。どちらでも構いません。
田中は代わりますか?
Yes!田中は代わります!(要素14) [良い質問]
田中はマサヒコの退団を悲しみますか?
YesNo。どちらでも構いません。
田中の「た」の字は、たらい回しの「た」ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
田中はギリギリ間に合いますか?
YesNo。どちらでも構いません。
地球の自転速度が遅くなりますか? [編集済]
YesNo。どちらでも構いません。
いつでも田中がきっとそばにいますか?
YesNo。どちらでも構いません。
乳酸菌は重要ですか。
Yes!乳酸菌重要です!(要素15) [良い質問]
ファルケンますか?
YesNo。どちらでも構いません。
田中は裏方ですか?
YesNo。どちらでも構いません。
突然反復横とびをはじめますか?
YesNo。どちらでも構いません。
スカートを重ね着した人物が出てきますか?
YesNo。どちらでも構いません。
タイトル:15の要素からなるべく自然な話を作り始めた筈なのにどうしてこうなった [編集済]
ほんとです。 [良い質問]
その試合はヤクルトにとって、14年ぶりのリーグ優勝が懸かっていた。①
しかし1対3で負けたまま九回裏になり、2人続けての三振。
雨が降る中、後がない状況で逆転を目指す事になる。
次の打順は二番の川端 真悟。だが、彼には緊張の二文字は無かった。
いつものようにキャッチャーを惑わせばいいだけなのだから。
そう、ぼやき戦術である。野村勝哉が得意とする戦術を使えるのはキャッチャーだけではないのだ。⑧キャッチャーからバッターにささやく事が出来るのなら、バッターからも出来る筈。キャッチャーを誘導してサインを出させ、ストレートを投げさせる。その程度は朝飯前であった。
今回も超高度な心理戦(一方的な)を行い、川端は一塁に進んだ。⑪
キャッチャーは後にこう語る。
「俺は三振を狙うサインを出す筈だった・・・・・・、でも気付いたら三線を鳴らせっていうサインを出していたんだ!」⑩
川端の進塁後も、ピッチャーの田中は訳も分からずエア三線をしている。
もう使い物にはならないだろう。
敵チームの監督はタイムを宣言し、交代させた。⑭
(まだ点差はあるんだ・・・・・・。逃げ切ってみせる!)
しかし次の打順は三番の山田 鉄斗。彼もまた、曲者であった。
キャッチャーは気を引き締め、先ほどのような事は起こさないと誓う。
誓った筈だった。だが一瞬で心を持っていかれる事になる。山田がスカートを穿いて来たのだ。
山田 鉄斗が男の娘である事は有名だが、女性の服を着ているのを見た者はいないだろう。⑬
最早、完全に女性の姿であった。キャッチャーはハートをキャッチャーされ、なんやかんやでヒットを打たれた。⑫
1対3で9回裏2アウト1・2塁。
逆転サヨナラのチャンスで、打順はこの男に回ってきた。
まるで、今までの戦いがお膳たてのように見える。
勝利の女神は彼に微笑んでいるのだから・・・・・・。
スタンド揺るがす一振りで、打てばボールはアーチを描く。
日本プロ野球シーズン本塁打記録保持者(2013年)
しかし気性は荒く、乱闘が始まれば誰にも止められない!
そう、その名は・・・・・・!
4番、ボブ・サップ!!!③
「HA!HA!HA!」
もう小細工は要らない!
ピッチャーが投げた。
カキィーーーーーン!!!!!
場外ホームランである。
ボールの着弾地点の焼肉会場が吹っ飛ぶ。②
でもそれは別の話。
球場はヤクルトの14年ぶりの優勝に色めいていた。
「HA!HA!HA!」
[編集済]
まさかのボブ・サップがはたしてヤクルトにどう貢献するのか・・・?
雨は、まだ止まない・・・・・・ [編集済]
なん・・・だと?
「HA!HA!HA!HA 、は・・・・・・?」
ボブは困惑していた。
ホームランは打った。
後は川端と山田と3人でホームに戻るだけだ。
だけなのに・・・・・・。
「カワバタとヤマダに何をしタァァァアアア!!??」
2人は地面に伏していた。
「くっ・・・」「うぅ・・・」
簡単な話だ。ホームベースを踏んだら点数が入る。ならホームに入れなければいい。場外ホームランに周りが気を逸らしているうちに、守備の全員で2人に肩パンをして倒したのだ。
ボブは乱闘モードに入る。しかし・・・・・・
「やめろ!ホームランを無駄にする気か!今は3人でホームに戻る事だけを考えろ!」
監督の言う事にも一理ある。乱闘騒ぎを起こせば、なんやかんやでホームランが取り消しになるかもしれない。
「頼む、兄弟・・・・・・、ホームベースまで連れて行ってくれ・・・・・・」④
山田が声を振り絞る。
無理を言ってくれる。公認野球規則の7章には、走者を追い越すとアウト扱いであると書いてある。つまり、1人もおんぶをしてはいけないのだ。なのに2人をホームまで連れて行けって?やってやるけどな。
一塁まで行き、山田を持ち上げた。だが・・・・・・
衝撃がボブを襲う。肩パンだ!
両手が塞がったボブに対して、敵チーム全員で肩パンしてきたのだ。
防ぐ手立ては、無い。
「グッ・・・・・・グォォォォォオオオオ・・・・・・!!!」
攻撃を喰らいながら川端の所まで追いついた。
しかし、2人を持ち上げようとしたところで無理だと悟る。
(肩へのダメージがでかすぎる!)
おんぶが出来ないからこその肩破壊。
まさか、公認野球規則の7章を見越して肩パンをしていたというのか・・・・・・っ!
敵チームの選手が笑う
「あの時と全然変わってないね~。去年、一昨年と万年最下位のヤクルトはさ、そうやって地べたに這いつくばってるのがお似合いだよ~www」
雨の中、ボブはうなだれていた。敵チームが執拗に肩パンしてくる。
もぅ、マヂ無理・・・・・・。
諦めたその時だった、監督が自転車を投げてきたのだ。
敵チームの何人かにぶつかり、吹っ飛んでいく。
「これを使え!」
まだ監督は諦めていなかった!そうだ!まだ試合は終っちゃあいない!
川橋と山田を自転車の籠に乗せ、走ろうとした!
だが・・・・・・
「ハンドルが握れない!」
肩は最早、修復不可能の域に達していた。
(でも諦めるな!絶対に諦めるな!監督だって諦めていないんだ!そうだ、監督は使えって言った。普通なら『これに乗れ!』って言うところなのに・・・・・・)
ふと、自転車の籠を見る。
そこには我等が魂ドリンク、ヤクルトが沢山入っていた!
飲む
飲む飲む
飲む飲む飲む!
飲む飲む飲む飲む!!
飲む飲む飲む飲む飲む!!!
「HA!HA!HA!HA!HA!HA!乳酸菌パワーァァァァアアアアアア!!!!!!!」⑤⑮
ハンドルは握れる。ペダルも漕げる。自転車の速さは音速を超えた!
「誰か奴を止めろぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
敵チームが一斉に肩パンしようと襲い掛かる!
「ボブ・サップ・クローズラインッ!!!!!!!!」⑥
横からの攻撃は、自転車に乗りながらのラリアットで全員なぎ倒した。
籠に乗せた川端が言う。
「おいおい、格闘技の方が向いてるんじゃないか?」
「HA!HA!HA!」
雑談しながらホームベースに到着。
この瞬間、ヤクルトの14年ぶりの優勝が決定した。⑦
[編集済]
ボブの行動が一転攻勢感ありすぎます。
雨は止み始め、雲からは太陽が差していた。
良かったですね。
ヤクルトの監督は考える。
(優勝はした。とても嬉しい。だが、違和感を拭えない・・・・・・。自転車は何で空かr・・・・・・)
「監督ー!こっちに来て下さいよ!胴上げしますよ!胴上げ!」
(・・・・・・まあ、いいか)
「監督ー?」
「ああ、今行くよ」
ヤクルト14年ぶりの優勝、おめでとう!
[編集済]
そんなことよりパーティーだ。
完
お疲れ様です。
ん?要素⑨(群像劇)が入ってない?
明らかにボブ・サップが主人公で、最後に監督がちょろっと出た程度じゃ群像劇とは言わない?
いえいえ、これは間違いなく群像劇でしょう。物語の人と人が係わり合い、誰が主人公か分からない、そんな話なのですから。
本当に完?
[編集済]
この話はまだまだ続くのであった・・・。
下2からご覧下さい [編集済]
OKです。
要素は全部入っていると思います。 [編集済]
確認しました。
タイトル『些細な事』 [編集済]
ほんの小さなことでも殺人は起こるものです。 [良い質問]
山田「この町で殺人事件が起きるのは14年ぶりの快挙(要素7)ってことになるのか。」
と、うれしそうに語る山田。
田中「仮にも刑事が殺人事件に対して快挙って言い方はひどいですよ。だいたい…」
田中の声をさえぎるように、山田は続ける。
山田「なあ、お前もそう思うだろ。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1 信二の場合(要素9)
信二「なんだってあいつは、こんなところに呼び出したんだ」
と、一人ぼやき(要素8)ながら焼肉会場の席に座る。
信二「ん?なんだこの音は。」
信二が自分の座る椅子の下を見ると、爆弾が設置されていた。
信二「なんで、こんなところに爆弾が?」
現実か夢か分からぬうちにその爆弾は爆発した。
警察の調べによると、焼肉会場は吹き飛んだものの、死者は信二のみ。まさに信二を狙った渾身の一撃(要素2)だった。
2 三太の場合
三太「はあ、風呂も入ったし、もう寝ようかな」
仕事から帰った三太がベットに入ろうとすると。
ビンポーン
三太「誰だ?こんな時間に。」
三太は玄関に向かう。
三太「おう。久しぶりだな。あのとき皆で集まって以来か。まああがれよ。」
リビングに向かう二人。
三太「ああ、これか。最近雨続きだったから部屋にクローズライン張ってるんだよ。そんなにもって確かめるほど珍しいもんでもないだろ。うおっ、なにすんだよ。うわあああ。」
これが、三太の最後の言葉となった。
警察の調べで、クローズラインによる絞殺(要素6)と判断された。
3 末雄の場合
末雄「あの二人が死んだってなると…。犯人はまさか。いやでも、あんなことで殺人なんて。でも、用心するに越したことはないか。まぁこういう、血沸き肉踊る状況(要素5)ってのもたまにはいいかもな。」
そういいながら、末男は妻の化粧ポーチと衣類を拝借し準備を始めた。
末雄「よし、これなら誰も俺だとは気づかないだろう。どこからどう見ても男の娘(こ)だ。(要素13)」
末雄の言うとおり女装は完璧であった(要素12)。
しかしながら、末雄は気づいていなかったのだ。自分が既に盗聴している殺人鬼の手の内にあるということを。
末雄は女装姿の死体という不名誉な形で発見されることとなった。
4 一郎の場合
山田「なあ、お前もそう思うだろ。幸子」
そう妻に問いかける山田。
田中「そう思うだろじゃないですよ。現役警官の殺人ってだけでも一大事なのに、動機がひどすぎますよ。」
山田「しかたねぇだろ。馬鹿にされたのが我慢できなかったんだ。筋肉痛だからヤクルト(要素1)飲んでるって言ったら、あいつら馬鹿にしやがって。」
田中「そりゃあ、乳酸が溜まってるからって乳酸菌(要素5)飲んでるんじゃ馬鹿にもされますよ。なんでそんななのに、いざという時はは知能犯と超高度な心理戦(要素11)で勝利できるのか良く分かりません。殺された兄弟(要素4)も浮かばれませんよ。」
山田「だいたい、2番3番4番(要素3)に生まれたくせに1番上の俺を馬鹿にするのが悪いんだよ。なあ、幸子」
幸子「一郎さん、あの時と全然変わっていないわね。」
山田「あの時?」
幸子「小学生のときもあったじゃないですか。三振と三線を間違えた(要素10)のを、信二さん、三太さん、末雄さんに馬鹿にされて大暴れしたこと。」
山田「そんなこともあったなぁ。良く覚えてるな、そんなこと。」
幸子「そんな破天荒なところも含めて好きになったんですから。でも罪は償わなくてはなりません。帰ってくるまで待ってますから。」
山田「おう。家のことは頼んだぞ。田中!お前は町のことを頼んだぞ。」
田中「分かってますよ。不肖田中は山田さんに代わり(要素14)町の治安維持に勤めてまいります。では、山田さん、署までご同行願えますか」
山田「通いなれた道だ。自分で行くよ。」
そういうと、山田は自転車で警察署に向けて走り抜けていった。
完
[編集済]
山田さん、殺人しないでほしかった・・・・。
タイトル:歪んだ関係
ただの群像劇と思ったら大間違い。そこには深い意味が隠されていたのです。 [正解][良い質問]
「あの時と全然変わってないね」
そう言われた男は急に自転車で雨の中を猛スピードで走り抜けた。
なぜ??
どうして貴方は私を置いて行ってしまったの?
私は未だに止まない雨の中、貴方を待っている。
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暗転
まるでドラマの様に視点が切り替わった。(要素9群像劇です)
ヤクルトスワローズ(要素1)は9回裏ツーアウトの絶対的絶命な状態にいた。
変化球かストレートか投げるコースは何処か?
超高度な心理戦が繰り広げられていましたが(要素11)
監督がサインを三振にしろと三線にしろを間違え(要素10)
猫好きの相手ピッチャーが監督に殴りかかり乱闘騒ぎを起こしました。
意外と心地よい一撃を喰らい14年ぶりにノックアウト(要素7:14年ぶりの快挙です。)
バッターはぼやきました。(要素8)
勝ってはダメなんだと。
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再び暗転
だ~か~ら~乳酸菌が重要なのよ。(要素15)
彼女が聞き飽きたセリフを言った。
彼女は僕に事あれば乳酸菌を飲ませようとする。
僕は幼い頃事故に遭い人生の大半を病室で過ごしている。
今更健康面を考慮したところで一体何が変わると言うのだろう。
だ~か~ら!好き嫌いを言い訳しないの。ちゃんと飲まなきゃ大きくなれないよ
結局根負けした僕は病院食についてくる忌々しい物を摂取した。
・・・不味い。(´・ω・`)
ほ~ら~。不味い、もう一杯。
(´・ω・`)
彼女がいつも以上に僕にちょっかいを掛けてくるのには理由があります。
僕にドナーが見つかりました。
でも僕は手術するのが怖いのです。
幼い頃からの入院生活で体力が無かった僕は手術に耐えられるかどうか保証が無いと医師の話を聞いてしまったからでした。
だ~か~ら~乳酸菌を飲m
彼女は体力=身長と勘違いしてる節があります。
それと身長を伸ばすのはカルシウムで有って乳酸菌ではありません。
それと僕には誇りにしている兄がいます。(要素4)
病気の僕のために進学をあきらめ僕のために入院費を稼いでくれているのは兄でした。
ドナーを見つけてきてくれたのも兄でした。
それでも臆病な僕は兄に手術を受けるためあるお願いをしました。
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14年前
俺は過ちを犯した。
若気の至りだった。
当時プロ野球選手として有名だった俺は
たまたま来ていた焼肉会場でファンにせがまれピッチングを披露してしまった。
渾身の一撃を込めて投げたボールは起動が僅かにずれガスボンベに直撃しそのまま引火して大爆発した。(要素2)
俺は片足を失ったが現場は酷いものだった。
人が人の形を保っていない地獄絵図。(要素5)
結局生きていたのは俺と幼い男の子だけだった。
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この2番と3番と4番の人間関係が分かりますか?(要素3)
俺は犯罪者に問われることはなかった。
世間は事故として処理をしたからだ。
むしろ俺は未来を断たれたプロ選手として同情が集まっていた。
そんな中、俺にラリアット(要素6)で殴りかかって来た奴がいた。
一瞬気を失った。
あの生き残りの少年の兄だった。
後日弟の事のショックで怒り狂っていた。済まなかったと謝罪されたが
本当に謝らなきゃいけないのは俺の方だった。
それから14年が過ぎ俺は野球監督をしていた。
そこにあの時の兄が訪ねてきた。
彼のことは良く知っている。
あの事故で重傷を負った弟を治療するためにプロ野球選手になった彼を。
彼のために謝罪したい気持ちとあの忌々しい過去を封じたい私欲が入り混じり結局は何も出来ずにいた。
俺は恐れていた。
あの時の事故を追及されることが
しかし彼からの話しは以外の物であった。
弟のドナーになって欲しい。
どうやって調べたかはあえて聞かなかった。
むしろやっと訪れた罪滅ぼしのチャンスに思えてならなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヤクルト最後の攻撃。
バッター代わりまして田中。
ここまでは田中の思惑通り・・・
いや、弟との約束通りの展開でした。
「兄ちゃんが逆転ホームランを打ったら僕は手術を受ける。」
そう弟と約束したからでした。
相手チームの監督はドナーになることとこの試合負けることを約束しました。
最初は驚きましたが
監督は14年前の事故の責任は自分にあると自ら白状しずっと謝罪をしてきました。
はじめは怒りを覚えましたが監督の失った足と病院生活の弟が重なり
弟のための協力を条件に罪を許しました。
しかしわざとサインを間違える行為が仇となりピッチャーが乱闘。
田中は弟の逆転ホームランを打つ約束を守れることが出来ませんでした。
このまま勝っちゃダメなんだ。
田中は一人ぼやきました。
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結局この八百長は公になり
田中と監督は野球界から追放されました。
田中弟は試合最中ピロリ菌に感染して死にました。
それから10年経ちました。
急な雨に降られ自転車に二人乗りをしていた私と君は急いでバス停に雨宿りしました。
二人でこうしているとずっと家で寄り添っていた幼い日を思い出し
「あの時と全然変わってないね」っと私は微笑むと
君は「あの時と全然変わらな過ぎる・・・・僕は一体何者なんだ・・僕は・・・僕は僕じゃない。」っと君に似つかない表情をすると
自転車で車道に突っ込むと車に轢かれて死んでしまいました。
また失敗です。
医学は進歩して細胞からクローンを作ることが出来るようになりましたが
あの日死んでしまった君を生き返らせるのはとっても難しいようです。
私の細胞を使って弟を再生しても自己矛盾から理性が崩壊するか発狂して自殺をしてしまうようです。
でも私は必ず弟が帰ってくることを信じています。
えっ?私は誰かって?
事故によって視力を失った弟の兄にして
女子プロ野球選手に女性として参加している男性(要素12,13)
私も爆発事故の影響で声帯と成長ホルモンに異常をきたしていたのでそのまま女性としてプロ野球選手になりました。
たまに女性として眼の見えない弟の病室へ面倒を見に行ったりもしていました。
私のことが男性だと知っているのは弟とあの事故を生き残った監督だけ。
だって言っていたでしょう?『結局生きていたのは俺と『幼い男の子』だけだった。』ってね。
(終わり)
(田中兄の一人称が無いことに気付いた人いましたか?)
[編集済]
クローン人間の問題は根深そうです。
タイトル:焼肉会場は二度吹っ飛ぶ
ウミガメのスープで出た問題と合わせて楽しめました! [良い質問]
ヤクルトレディはペダルを漕ぎ、ご家庭を回っていた。①
しかし、突如として衝撃が襲う。転倒。
無様に地面を転がりながら困惑し、同時に理解した。
ハジメ(これは・・・・・・クローズラインッ!)⑥
クローズラインとは罠の一つで、バイク等に乗った人間の首の高さに糸状のものを張り、それにつっこんできた人間を攻撃するものである(wiki参照)
ハジメ(誰が、何の為に・・・・・・。いや、それよりも!)
薄れゆく意識の中で、仲間にメールを打つ。
本文:三振に気をつけろ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
3人のヤクルトレディがそのメールを確認した。③
ユイ「どういう意味だと思う?」
サン「仕事終わったから野球でも見てるんじゃない?」
シズ「そうなの・・・・・・かな?」
ユイ「じゃあ私達も出発しようか。合流予定地は中央広場の焼肉会場。余ったヤクルトはそこで配る。いいね?」
サン・シズ「了解♪」「了解・・・・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ユイが配達をしていると、バイクに乗っている近所の田中さんを見かけた。
挨拶でもしよう思ったが、自転車ではバイクに追いつけない。
まあいいや。そう思ったが、思わぬ形で追いつくことになる。
田中さんが転倒したのだ。
ユイ(あれは・・・・・・クローズラインッ!)
クローズラインとは罠の一つで、バイク等に乗った人間の首の高さに糸状のものを張り、それにつっこんできた人間を(略)
ユイ(道路に三線の糸が張られている!つまりメールは三振じゃなくて三線。きっと変換する余裕は無かったんだ!)⑩
明らかにヤクルトレディ達に仕掛けられた罠。そして気付く。
ユイ「私の代わりにごめんなさい・・・・・・」⑭
田中は倒れていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
シズは倒れていた。目の前の人間がヤクルトを奪い去る。
???「あとは先輩から奪うだけだね♪」
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しばらくして、中央広場の焼肉会場にユイが到着した。
サン「おそーい!」
ユイ「ハジメとシズの容態を見てきたからね。退屈だったなら、広場の皆にヤクルトを配ってればいいのに」
サン「そんな事する訳ないじゃん」
続けて言う。
サン「自分が飲む為だけに、ここまでしたんだからさ♪」
ユイ「・・・・・・やっぱり、そうなんだね?」
サン「そうだよ。だから頂戴?まだヤクルト残ってるよね?」
そう言いながらサンは蹴りかかる!
紙一重。
ユイ(かわせる!でも・・・・・・)
サン「次は避けられる?」
サンはヤクルトを飲み、更に蹴りを放つ。
胸に直撃し、肺の息が全て吐き出された。
ユイ「かはっ・・・・・・!」
サン「凄いよ!一本飲んだだけでこんなに強くなれるなんて!」⑤
『ヤクルト』は家庭向けにアレンジされた飲み物であり、元々は人体強化薬であった事は余りにも有名である。ヤクルトの乳酸菌は、オリンピックでドーピングになる事も常識といっていいだろう。⑮
そんなヤクルトを飲み続け、そして・・・・・・、飲み終える。
地面には空のヤクルトが1748309812283本も散らばっていた。
サン「アタシが、神だ」
サンは腕を振るい、焼肉会場は崩壊した。②
ーーーーーーーーーーーーーーーー
過去。
弟を殺された。いや、正確には死んでいないのだが、脳死判定が出されたまま14年の年月が経っていた。俗に言う植物人間である。
病室で眠る弟を見つめ、兄は復讐を誓い、力を求めた。④
だからヤクルト。
沢山のヤクルトを手に入れる事が出来れば・・・・・・
そして兄は性別を偽り、ヤクルトレディとなる。⑫⑬
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ユイは生き延びていた。焼肉会場が崩壊する直前に、自転車のボタンを押したのだ。
ヤクルトレディの自転車は普通のソレとは違う。ヤクルトを強奪しようとする人間が後を絶たないからである。その様な人間からヤクルトを守る為、攻撃機能と防御機能を兼ね備えたその自転車は、通称[SIROTAカブ]と呼ばれていた。
ユイ(SIROTAカブのエネルギー残量は0。シールドはもう使えないな・・・・・・)
余裕は無く、猶予も無い。
ユイ「!」
急いで伏せると、真上をサンの自転車が通り過ぎていった。
サン「いっけな~い!まだ籠の中にヤクルト入ってたのに、投げちった♪」
自転車は空の彼方に消えていく。
サン「で、どうする?」
ユイは自転車で逃げ出した。
サン「鬼ごっこ?いいよ~。楽しませてね♪」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
崩壊した焼肉会場を舞台にした逃亡劇は、数分で終りを迎える。ユイの足が止まったのだ。
サン「もう終り?」
そう言いながら腕を振り下ろす。喰らえば一溜まりも無いだろう。
ユイ「うん、終りだよ」
振り下ろした腕が、千切れた。
サン「!?!?!?!?!?」⑪
目の前には糸が張られている。
サン(まさか・・・・・・クローズラインッ!)
クローズラインとは罠の一つで、バイク等に乗った人間の首の高さに糸状のものを(略)
ユイは自分達に仕掛けられた三線を全て回収していた。そして、利用したのだ。よく見れば、サンの全方位に糸が張ってある。
更にユイは自転車の両スタンドを立て、漕ぎ出した。
浮かされた後輪だけが回り出し、そんな後輪からは糸が伸びている。
サン(巻き取り・・・・・・っ!)
全方位の糸が、サンを目掛けて襲い掛かった!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
愕然、騒然、唖然。
襲撃の中心、糸の中心には、無傷のサンの姿があった。
サン「来るのが分かったからね。YP(ヤクルトパワー)を全部防御に回したの。そして回復に回せば、この通り♪」
千切れた筈の右腕は繋がっていた。
ユイ「そ、そんな・・・・・・」
こんな化け物に勝てる訳が無い。もうユイに残っている一手は無かった。
サン「これだけの力があれば復讐も果たせるよ♪」
ユイ「・・・・・・それが、動機?」
サン「うん。弟が植物人間にされたの。だから、復讐。先輩に恨みは無いけど、これが冥土の土産って事で~、バイバイ♪」
サンは振りかぶり、ユイは諦めて目をつぶり、
そして・・・・・・
焼肉会場は二度目の崩壊を向かえた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ただし、
それはサンの攻撃によって、では無い。
サン「なん・・・・・・で?」
その破壊は、サンの心臓部を貫いていたのだ。
衝撃が収まり、ユイは恐る恐る目を開けた。そして状況を理解し、言う。
ユイ「・・・・・・世の中には悲しい事がいっぱいあるかもしれない。でも、自分が悲劇の主人公だなんて言わないで欲しい。悲しい事があったら、皆も背負うからさ。皆で立ち向かって、皆で楽しんで、皆で世界を回して行こうよ?」
地面に落ちた『ソレ』を指差しながら、ユイは続けた。
ユイ「世界は、群像劇なんだから」⑨
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話は意外と別のところがからつながるものなのですね。
【時間は多少前後する】
野球監督はふと空を見上げた。視界に何かが映ったのだ。
監督(・・・・・・?)
空から何かが近づいてくる。それは・・・・・・
監督「自転車!?」
サンの投げた自転車は、とある球場に落ちた。
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まさか自転車がここで役立つとは!
つまるところ、サンの身体を貫き、焼肉会場に二度目の崩壊をもたらしたのは・・・・・・
サン「野球の・・・・・・ボール・・・・・・?」
降り注いだのは、ヤクルトの優勝を決めた誰かのホームランボールであった。
ユイ「人と人は関わって生きていくんだよ。こんな風に、群像劇のようにね。だからさ、私もサンに関わらせてくれないかな?」
サンは身体を修復させながら聞く。
サン「・・・・・・復讐を手伝ってくれるの?」
ユイ「そうじゃないよ。そもそもヤクルトは復讐の為の飲み物じゃないしね。だから・・・・・・」
籠にヤクルトが入った自転車を渡す。
ユイ「弟さんに飲ませるといい」
彼女(彼)は復讐に囚われていた。ヤクルトの本当の使い道を忘れる程に。
サン「・・・・・・は、はい!」
自転車で走り去って行くサンを尻目に、彼女はぼやくのだった。⑧
ユイ「あーあ、社長に怒られちゃうなー」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
⑦
ーーーーーーーーーーーーーーーー
数日後、天候は雨。
シズ「雨だと配達しんどい・・・・・・」
ハジメ「ふふっ」
ユイ「あの時と全然変わってないね」
サン「・・・・・・どういう意味?」
ユイ「また四人で配達できて、嬉しいだけだよ」
サン「あー/// もう!さっさと配達行くよ!」
彼女(彼)は自転車を漕ぎ始めた。
完
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ヤクルトレディは今日も元気です。
タイトル:トラウマ克服に走る [編集済]
あなたの作品、確かに期限内に受け取れました。 [良い質問]
「はぁ。」
寂しい部屋に響く溜め息。
「なんでこんなことしなきゃいけないんだ……」
男はぼやいた(8)。
その原因には、幾らか時を遡らねばなるまい……
――――――――――――――――――――――――――――――――――
その日男は、野球の試合に出ていた。
その試合は大きな大会の決勝戦で、男は超高度な心理戦(11)に耐えられず、普段兄弟(4)と呼び合う仲の田中に代わって出場して貰った(14)。
ベンチでその群像劇(9)を眺めているさ中、男は三振している選手を見て咄嗟に、三振ではなく三線と言い間違え(10)てしまったことで、ただでさえ出場出来ずかいていた恥が仲間の中で大きな物となっていった。
散々な気分で観戦していると、田中がなんとサヨナラホームランを打ち、大差で勝利した。14年ぶりの快挙(7)だったという。
たちまち田中は英雄となり、反動で男は邪魔者扱いになり、終いには打ち上げさえ呼んで貰えず仕舞いだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
当日。
自棄になってヤクルト(1)を飲んでいると、野球部マネージャーが家を訪ねてきた。
彼女だけは心配してくれていた。
だが自棄になっている男は、行く気には到底なれなかった。
そこで、彼女はこう言った。
「あなたが行きたくなくても、私が連れていく。
あなたとバレたくなければ、変装していけばいい。
あなた男の娘(13)って感じだから、意外と女装バレない(12)かも。
そうすれば、私の友達ってことで受け入れてくれると思うわ。
どう?」
男は悩んだ末、了解した。
そんな時、彼女が口を開いた。
「あの時と全然変わってないね」
男はハッとした。
甦る記憶……
――――――――――――――――――――――――――――――――――
数年前、夏。
この時も野球の大切な試合で、三振という非常に残念な結果だった。
実はこの経験のせいで、この前の試合の緊張感に耐えられなかったのだが、男はこの事自体は忘れていた。
体が忘れようとしていたのだろう。
大切な記憶の中で、落ち込む男を励ます声。
彼女だった。
その頃から気にも止めていなかった彼女が、今とても自分の中で大きな存在になった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
こうしてはいられない。
女装なんかしてる暇なんてない。
すぐさま自転車に乗り、こぎ出した。
雨が降る中で、確実に一歩、一歩。
ここでいじけていたら、いつまでも、これを繰り返してしまう。
ギアを上げる。
1、2、3、4、5。
2番と3番と4番の切り替えは、意外とスピードを上げるのには重要(3)なのだ。
猛スピードで走り続け、打ち上げ会場の焼肉屋に着いた。
血沸き肉躍る(5)焼肉会場。
こいつらはみんなして俺のことをこけにしやがった。
男は渾身のクローズライン(6)をかました。
焼肉会場が吹っ飛ぶ(2)程の威力で、他の部員を黙らせた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
後日。
部員は平均すると全治3ヶ月前後の怪我を負い、しかもあの日のしつこい雨のせいで全員風邪を引いていた。
男に慰謝料を請求しにかかったやつもいたが、いじめが明るみに出ると厄介なので、仕方なく自腹で入院せざるを得なかった。
男は、あの日飲んだヤクルトの乳酸菌(15)のおかげで、風邪をひかずに済んだという。
完
[編集済]
ヤクルトの乳酸菌最強説ここに・・・・?
投稿します。 思ったより長くなってしまったうえ、グダグダしていますので予めご了承ください。 題名「メロスで始まりメロスで終わる」
いったいメロスと問題文に何の関係があるのか!?楽しみです。 [良い質問]
~山田視点~
山田は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならないと決めた。あんな、他人のことを全く考えていないような法令を出す王は…そもそも、あの王は何年も前から変わっていない。あの時も理不尽であった。山田は目を閉じ、" あの日"のことを思い出していた。あの、自分がクビになった日のことを…
~10年前~
山田「今日もスワローズは負けてしまいましたね」
王「なんの!次の試合は必ず勝つに違いない!……くそっ、なぜいつも負けてしまうのだ!」
山田「やっぱり敗因は……あれ、王様、そこの漢字、間違えてますよ。三に線じゃなくて、三に振る、じゃないですか?」 要素⑩
王「なに?私がそんなミスをするわけが………………………」
山田「どうしましたか?」
王様「……………クビだ」
山田「は?今、なんと?」
王「クビだクビクビ!もっと気の利いた言い方ができぬのかお前は!馬鹿者!お前は明日から来なくていい!」
山田「はああああぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
今考えても、王が悪いに違っている。なんで俺が、王の八つ当たりでクビにされなければならないのだ。山田はあの日からいつも王に対してボヤいてばかりいる。 要素⑧
そんな俺に、3人の兄弟達ーー次朗、三太、四つ葉と母は文句を言わずについてきてくれている。 要素④
とてもありがたいことだ、が、しかし、王はそんな兄弟たちを馬鹿にするかのようなとんでもない命令を国中に下したのだ。その命令の名はーー
"乳酸菌禁止令" 要素⑮
乳酸菌なんてただの菌じゃんwwばっかじゃねーの?ww、という人もいると思うが、この菌、菌と言っても侮れない、ヨーグルトやチーズ、漬物etc…に含まれており、それらが食べられない。
つまり何が問題なのかというと、俺の家族は俺も含めて、ヨーグルトが大好きなのである。
俺の兄弟がこの命令のことを知ったら嘆き悲しむだろう。幸い、俺の家は村の方なので、まだ出されたばかりのこの命令は届いていない。しかし、これは時間の問題だ。
しかし、どうしたらいいのか全くわからない。10年前だったらまだ意見が言えたかもしれないが、それは10年前の話だ。今の俺には、なんの力もないーー!
山「くっそおおおおお!!!!」
そんな俺に、肩を叩く人物がいた。母だった。
母「どうかしたの?なんだか、思い詰めてるみたいだけど」
山田「いや、大丈夫、何でもないよ」
母「………ふふっ、あなた、あの時と全然変わってないね」
山田「?どういうこと?」
母「10年前に、王様の家臣をやめた時と、同じ顔をしているわ。私はてっきり、やめさせられたことにショックを受けていたのかとおもっていたけど。本当は、兄弟のことが心配だったんでしょう?」
山田「………!」
母「いつもいつも、家族のことを心配してばかり。あなた、自分が心配されていることに気づいているの?最近は小さい子の世話であなたにまで手が回らなかったけれど、子供に2番、3番、4番なんてないのよ。」
要素③
山田「お、俺は……」
母「でもね、解決出来ない問題なんてないのよ。あなたがやりたいようにやりなさい。無事に帰ってくれば、それでいいわ。どうせ、城に行くんでしょう?」
山田「母さん……ありがとう!」
母「…お城に行くなら、バレないようにしなきゃね?」
山田「えっ」
俺は気づかなかった。母は最初から、"ビバ!男の娘"と書かれたTシャツを着ていたことに……… 要素⑬?
[編集済]
いったいなぜ乳酸菌禁止令なんて出したのか!?
外は雨が降っていた。 俺は雨にも負けず、風にも負けず、自転車をこいだ。むしろ、雨が落ちるより速く、速く走ろうと思った。 ~?視点~ 要素⑨ ?「やっべ、寝坊した!どうしよう、王主催の焼き肉パーティーに遅れる!………てかもう遅れてる!途中参加無理だったはず………あー、なんとかして潜り込めるいい方法、ないかなー………」 [編集済]
遅刻はだめですよね。普通。
~山田視点~
山「はあっ、はあっ、くそっ、スカートだとめっちゃ走りにくいな!!」
まさか自分が女装する日がくるとは…
しかしまあ、これで中に入れるだろう。俺は門に向かおうとした、その矢先。
いつの間にか、隣に人がいた。
(だっだだだだ誰だこいつなんかスゲームキムキのゴリマッチョなんだけど俺が言うのもなんだけどなんでこいつも女装してんだ筋肉はみ出でるぞ怖いないやここは話しかけた方がいいのかいやもし門番だったらどうする今の俺には太刀打ちできないいったいどうしt
[編集済]
さて山田はこの危機をどう切り抜けるのか!?
~?視点~
(なっななななななんでここに人がいるんだ門番もパーティーに参加しているんじゃなかったのかちょっとそこら辺の人から身ぐるみ剥いできたのはいいけどまさか女しか来ないとは思っていなかったがいやいやここで焼き肉食べられないのは困るぞどうすればいいn
[編集済]
大ピンチ!
~山田視点~
この数秒間の下らない、それでいて超高度な心理戦は山田が話しかけたことにより終わった。 要素⑪
ゴリマッチョの名前は田中といった。
5分程、2人は色々と話した。田中は案外いいやつそうだったので、山田は彼を信用し、王様に報復をしようとしていることも話した。田中は驚いていたが、確かにあの王様じゃなー、仕方ないよなー、とあっさり納得してくれた。
山「んで、今中でなにやってるんすか?」
田「今中で焼き肉パーティーをやっているから、俺は食べに行こうと思って来ているんだ。」
山「焼き肉…(油断しているだろうな、ちょうどいい)」
田「あ!焼き肉食い尽くすのは俺だからな!邪魔するなよ!じゃ!俺はもう行くから!」
山「えっちょまままま早いわ!まだ理由は何も言ってない…!」
そんなことは気にせずにズンズン進んでいく田中。その後ろ姿にはロケットランチャーとかが似合いそうだな、と思った。
※2人は女装しています。
[編集済]
ここでまさかの女装ネタ・・・・。
~田中視点~
ーーうおおおお肉は限られてる、他人のことなんて気にしてらんねええええ!
田中はラグビー選手も真っ青になりそうなくらいの勢いで門から王城までを駆け抜けていった。そして、城の内部に入り、田中は一瞬で参加客の注目を浴びた。ここで田中は自分が女装していたことを思い出した。
ーーやっべバレないよーにこっそり入ろうと思ってたのに正面からフッツーに入っちまったああああ神様どうか見逃させてくださいお願いします!
すると、田中の祈りが通じたのか否か、彼は特に奇異の目で晒されることなく、客達は焼肉をまた焼き始めた。
ーー……あれ、さすがにバレると思ったんだが…もしかして俺って超ラッキー?
と、まあなんとか意外にも女装がバレずに済んだ。 要素⑫
ちゃんとこれには理由があって、今回田中がバレなかったのは、ただ、服を頂戴した女が田中に体格も顔も似ていた、というだけであったのだ。
つまりその女はーーーーということである。
そしてお目当ての焼肉へもう少し…というところで優雅に玉座に座っていた王様が爆弾発言をしてしまった。
王「皆の衆、このパーティーは"乳酸菌禁止令"に先駆けて開かれたものだ。以降、乳酸菌の含む食物、いや、乳酸菌そのものの撲滅に勤しむように!」
一部、なんで禁止令を出してお祝いパーティーをするんだこのアホ王はとか思った人もいたが、そんなことは気にせず、
キャー王様ー!とか、
うおおおお俺ヨーグルト嫌いだから助かりますううぅ!という声も聞こえた。
しかしこの中でたった1人、テンションが急激に下がった者がいた。そう、田中である。田中は玉座に近づいてこう言った。
田「王様…今、乳酸菌を禁止すると言いましたか?」
王「私の話を聞いていなかったのか?乳酸菌なんてすっぱそうなものこの世からなくなるべきだ!」
そう、田中は先程山田から"乳酸菌禁止令"のことを聞きそびれてしまっていたのだ。
そして、それを聞いた田中の女物の服が某胸に七つの傷がある男のごとく、ビリッ、ビリビリっと音を立て始めた!
田「ふっざけんなよおおおおおおおぉぉぉ!?運動した後のヨーグルトは体にいいってアンタ知らねえのかよああん!?てめえヨーグルトのうまさも知らねえくせに乳酸菌のことなめてんじゃねーぞ!!!」
呆気にとられる一同。
しかし、次の瞬間、田中が振り向き高速で客の方へと向かって、そしてーーー
[編集済]
田中、王に怒る!
~山田視点~
ーーあいつ、急に走っていったけど、まさか、チクったりしてないよな?…いやいや、あのゴリマッチョのことだ、大丈夫なはずーー
ドゴオオオオオオオオン
突然、爆発音のような音が響いた。
「なっ、何だ!?いきなり爆発音みたいなのが…!?中でいったい何が起きているんだ…!」
俺は城の中に入ろうと思ったが、思いとどまった。恐いと思ったのではない。中から声が聞こえてきたからだ。
「なんだあいつのクローズラインは!人が壁にめり込んだぞ!」 要素⑥
「じっ、地面が!地面が揺れている!なんてパワーだ!」
「それでいて焼き肉があるテーブルには手を出していない!なんてやつだ!」
山田は色々と察した。
そして、
ーー混乱している今がチャンスだ!
と、城の中に入っていった。
[編集済]
山田がんばれ!
扉をくぐると、そこは悲惨な光景だった。
客のほとんどが気絶しており、その真ん中に上半身ほぼ裸の田中がいた。
ーーやっぱり田中だったのか…しかしなんでこんなこt「やっぱヨーグルトだよなあぁあああああ!?」オッケー、察した。
彼とはやはりいい友人になれそうな気がする、俺はそう思った。
しかし、そこで空気の読めない王様が突然、
王「ふっ、ふふふふふふ、ハハハハハハハハハハ!!」
と、危機的状況の中、なぜか笑い始めた。
王「くっくっくっ、私が何も考えずに座っていただけだと思っていたのか!」
ーーソーデスヨネオウサマトテモアタマガヨロシイデスモンネー
心の中で悪態をつく山田。
田「策なんてあってもテメェの負けは確定しているんだよ!!うおおおおお!!!」
レ(`皿´ )ヘ三┣¨┣¨┣¨┣¨
ーーこの勢い、誰にも止められねぇ!!
絶対に田中が勝つだろうと思った。そう思っていた。
王「布団が吹っ飛んだ。」
[編集済]
王のこの余裕に2人は勝てるのか!?
!?
「檸檬の入れもん。」
!!?
王「アルミ缶の上にある蜜柑。」
!!!?
田「さっ、寒い!!寒い!!!ギブギブ!!」
!!!!!!!??
こっ、これは王の"ダジャレ攻撃"!!
この攻撃を受けたら直接受けたら寒さで凍え、最終的に身体が動かなくなるという恐ろしい技だ!!
幸い俺はダジャレがそこまで嫌いではなかったから無事だったが…田中は…もう……
田「もう動きたくないでござる」
テーブルクロスにくるまって動こうとしなかった。
ーーやはり、俺がやるしかないのかーー!
俺は2度目の覚悟を決めた。
山「俺は…アンタにクビにされた…そして…乳酸菌を禁止したこと!その恨みをアンタに今からぶつけるぞ!!うおおおおおおお!!」
王「えっ、誰だっけ」
そう、俺はすっかり忘れていた。自分が女装していたことを。
ーーどうしよう、今更ダジャレ攻撃が効いたのか、今の一言でやられたのか、頭が空っぽになってしまった。まるでやる気がでないーー
王「ふ、ふん、貴様の恨みというのもその程度のものだったのか?」
ーーちがう!!そんなはずはない!!
そう言いたかった。が、なぜかそれも叶わなかった。
実はかいていなかったが、彼の家は城から100kmも離れていた。彼にはその分の疲れや眠気etc が頭が空っぽになった瞬間きてしまったのだ。
ーーも、もうダメだ、眠い…
田「あきらめんなよ!!!」
[編集済]
田中、山田、逃げるな!
山「たっ、田中!?いや、お前に言われたくねーわ!」
田「俺は動けないだけでな!やる気が削がれたお前に言われる筋合いもねえ!」
ーー!!
田「俺はほとんど動けないがお前にコレを渡すぐらいは出来る!本当は焼肉と一緒に飲もうと思っていたんだが…受け取れっ!」ヒュッ
パシッ
ーーこっ、これは幻の栄養ドリンク!!ヤクルトじゃないか!! 要素①
田「それを飲め!そしたら…眠気なんて、吹っ飛ぶぜ!」
山「………サンキュー、田中!!お前の分もちゃんと殴っとくからよ!」ゴクゴク
飲んですぐに、彼の身体に変化が訪れた。
全身の筋肉は盛り上がり服がピチピチになり始め、まるで某胸に七つの(略)のようになった。
山「こっ、これがヤクルトの力か!!!」
田「ああ!今のお前なら、何でもできるぜ!!」
山「そうだな…さて、 」
王「ヒッ」
山「田中の分も殴らなきゃなんなくなったからなあ…」
王「オッ、オタスケヲッ」
山「てめぇに慈悲はねええええええええ!!!!!!」
ボコォワンヒット!
ドゴッツーヒット!!
ドグシャッスリーヒット!!!(クリティカル!)
山「…トドメの必殺!!
ラリアットオオオオオォォ!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオン
山田の渾身の一撃により、王の鼻から血がわき、風圧でテーブルから肉が舞散った。 要素⑤
[編集済]
ヤクルト最強説その2
~田中視点~
山田の渾身の一撃を見届けた後、彼の視界には舞い散る肉が入った。
ーー俺の肉うううぅぅぅ!!
彼の肉に対する執着が、奇跡を起こした。
寒さで下がっていた彼の体温がみるみる上がり、彼を通常の状態に戻した。
ーーにっ、肉が落ちる!
彼は忍者もびっくりの、さながらゴキ○リのごとく動き回った!
ヒュッヒュッ、シュパパパパパパシイッ
田「ふぅ…なんとか肉は助かったか…」
田中が安心して顔を上げると、
田「ん?なんであそこに人が…?」
するとその時、風圧に耐えきれなくなった天井から瓦礫がその人影の真上から落ちてきた!
田「危ないーー!」
[編集済]
カニばらない・・・ですよね?
~山田視点~
山「ハアっ、ハアっ、やった、やったぞ!」
王はすっかり気絶(死んでない)していた。
山田は満足感に満ちていた。
そして、あの状況で励ましてくれた田中に礼を言おうとした。が、
山「た、田中?どこにいるんだ?」
先程までいた場所に田中がいない。
そもそも山田の渾身の一撃によって焼き肉会場諸共城までほとんど吹っ飛んでしまったので先程までの場所が分かりにくいのもあったがーー 要素②
ーーまさか瓦礫に押し潰されているんじゃ…
そう思った瞬間、
「お兄ちゃ〜ん」
山「こ、この声は次朗!なんで!?どこにいるんだ!?」
「ここ〜入口の近くだよ〜」
山田はすぐさま入口の方に向かった。すると、
田「あー背中痛い」
田中は瓦礫の下に、そして兄弟たちの上に被さっていた。つまり、
山「身代わりになってくれたのか…田中」
田「やー、そんな重い瓦礫じゃなくて良かったわ、まっ、これでさっきの1発分返したから、貸し借りなしだな。」
ーー本来は俺が兄弟達を庇う立場なのに…田中が代わりに…かばってくれて… 要素⑭
山「だながぁぁぁぁぁ!!!お前いいやづだなああああぁぁぁぁ!!!!!!」
田「だろ?」
ひしと握手する2人。そこには新たな友情が芽生えていた。
そして瓦礫をとりあえずヤクルトパワーで退けた。
三太「良かったねー兄ちゃん」
四葉「うんうん、よかったよかった」
山「( ゚д゚)ハッ!そういえばなんでお前らこんなところに!!」
母「連れてきちゃった♡」
山「かっ、母さん!?ここからは相当距離があるのに、どうやって…!?」
母「母さんが本気出せばこんぐらい朝飯前よ♪」
(゜д゜)ポカーン驚愕する山田と田中。そんな2人、というか田中に四葉が近づいて、
四「コレ…」
と、顔を赤くしながらなぜか女物の服を差し出した。
田「?なんで?」
山「ハハハ、田中、お前素っ裸じゃないか。うちの兄弟の恩人が裸のままだと、示しがつかないだろう。」
田「いや、ありがたいけどなんで女物なんだってちょっ、押し付けないで」
母「私の手作りよ♡」
田「えっもう勘弁してってうおおおおお足速!!」
追いかけっこし合う田中と四葉。そんな2人をみて微笑む山田一家なのであった。
[編集済]
友情っていいもんですね。
こうして、山崎という男が"カニ味噌禁止令"を撤回させて以来、山田は見事に"乳酸菌禁止令"を(物理で)撤回させ、14年振りの快挙を成し遂げたのであった。 要素⑦
こうして山田家族と田中は毎日ヨーグルトとヤクルトを飲み、末永く幸せに暮らしましたとさ。
ー完ー
[編集済]
カニ味噌禁止令も気になります。
後日、田中が男の娘の道に目覚めたのは誰のせいなのやら… 要素⑬
ー本当に完ー
[編集済]
なんてこったい。
1番大事な102で改行失敗してますが、見逃してください。 [編集済]
了解です。
連打跡地ですが、何も使わないのももったいないので何か補足をつけるかもしれません。 [編集済]
わかりました。
補足という名の蛇足
Q題名はどういうこと?
A走れメロスを読めば分かります。本当に最初と最後の部分です。
Qダジャレ攻撃はどれくらい寒い?
Aわかりやすく言うと火星の平均気温ぐらい。
[編集済]
「火星の平均気温」という言葉に吹きました。
Q結局母は何者ですか?あと山崎も。
母は某3分しか戦えないヒーローの子孫かなんかだと思います(鼻ホジ)
山崎?カニ味噌大好きな山崎のことですよ。
[編集済]
母の少々投げやりな解説が好きです。
タイトル「レイヤー田中」
田中だってコスプレにはこだわるんだ! [良い質問]
田中(22歳男性会社員)はコスプレイヤーだ。
田中は今日、レイヤーの世界規模の集会に出かける。
田中が扮するのは「七色仮面少女ミケ」の主人公ミケ。
しかし、ミケは七つもの人格を持つ上に、見た目も能力もほぼ別人になる(作品は常にミケ視点なのに群像劇の作品扱いされるレベル<9>)ので、ミケのコスプレを完璧に決めようとすると、通常のコスプレとは途方もつかないほどの手間がかかる(普通にコスプレ自体がやたらと手間がかかる)。
まず、通常時のミケのコスプレ。このときは普通の女子高生であるのだが・・・
田中は女子でもなければ高校生でもない。そんな田中にとって「普通の女子高生」のコスプレはかなり難易度が高かった。
幸いにも彼は男の娘<13>として活動してた時期があるように女装しても案外バレない<12>ルックスの持ち主である。
多少ウィッグを用意し、スカートや制服を調達すれば(といっても自作することになるが)一応形にはなる。
次に二番目のミケ、これは「格闘タイプ」と呼ばれるものだが、これは田中にとって最大級の難関である。
田中は中肉中背だが、このタイプのミケは筋肉が引き締まり身長が伸びるのである。そしてかなりの運動神経を持つようになる。
身長はシークレットシューズ、体はパッドか何か入れて誤魔化すとしても、運動神経はどうにもならない。
無論、ミケみたいに住宅街の屋根やビルの屋上を飛び跳ね、国道12号線ごと敵を地面に埋める必要はないが、それでも多少は動けないと違和感がある。
なかでも彼女の代名詞である「クローズライン(いわゆるラリアット)」をしないとダメと言われる<6>。例えて言うなら、かめはめ波をしない悟空、モンスターボールを持ってないサトシ、海賊王を目指そうともしないルフィのような物である。これだけは、せめて形だけでもなんとかせねばなるまい。
「運動能力を格段に向上させる」ために、会社の技術をコッソリ使って改造パッドみたいなのも開発してたが失敗・・・いや、成功はしたのだが、ともかく危険すぎるシロモノだったのだ。これを集会に持っていくわけにはいかない。
何度もマンガを読んで、なんとか形は物にした。
次は三番目のミケである。これは「天然タイプ」と呼ばれ、衣装は先の二つとは異なるものの、これといって特殊な能力が求められるわけではない。
・・・が、一概に「天然」といっても、度が過ぎるのである。
どれほどかというと、マンガ第21話「決めろ!ゴローマルキック」にて、ラグビーの実況をすることになったのだが、ずっと「三振(さんしん)」を「三線(さんせん)」と言い間違えてたレベルである<10>。普通そんな間違いはしないし、そもそもラグビーに三振はないのに、である。
つまり、この格好をしているときは、とにかく「ド」天然を演じなければならない。もうウザイくらいに。精神的に疲れる。
四番目のミケは「インテリタイプ」と呼ばれる、メチャクチャ頭がいいタイプ。
固有の衣装、何かしらの本を持っている、メガネ着用、の三点を守れば、田中にとって特に難しいことはない。たまにボヤく<8>などの性格はしっかりとインプットされてるので問題ない。何より田中はノムさんのファンなのである(なぜかこのタイプのミケはノムさんと類似してるという話は有名である)。
五番目、六番目、そして七番目のミケはほとんど問題ない。
最も、人によっては七番目の「クレイジータイプ」は難しいかもしれない(ジョジョとジェイソンとブレイ・ワイアットを足して2で割ったような感じ)が、なんどもマンガを読み、その行動や性格を寸分狂いなくインプットできる田中にはなんてことはない。
さて、突然だが、大きな問題が二つほどある。
先ほどの超強力パッドは、見張ってないと突然暴走する恐れがある。もしそうなると、20階建てのマンションの8階に住む田中の部屋は勿論、近隣住民にまで被害が出ることは用意に想像がつく。
秘密裏にそれを作ってたのが会社にバレて以来、それを見張ることが義務づけられている。
この仕事を放っておくわけにはいかないが、集会には出たい。そこで田中の双子の弟に頼むことにした。
この双子の兄弟、じっくり見てもどっちがどっちだか分からない、親戚は勿論、両親も、下手すると自分たちまでドッチがドッチだか分からなくなるのだ。
そして、会社は田中が双子である事を知らない。
というわけで、田中は弟に
「例のパッドは、渾身の一撃で8階の自分の部屋から、現在1階でやってる焼肉パーティの会場を跡形もなく吹き飛ばすことができる」
「俺たちは双子の兄弟で、お前は弟」
ということが非常に重要であると念を押した<2><3><4>。
(↑要素の<2><3><4>がとても重要である、という意味)
また、「定期的に見張りが来るが、たまに勘が鋭い人が来るときがあるので、そうなったら超高度な心理戦が繰り広げられることになる<11>」とも言った。
会場は遠いので、前日に近くのホテルで泊まることになる田中。そのため、夜間に出ることになっている。
深夜、こっそり家を出る田中。部屋に残っている田中は、もちろん代わりである<14>。
ホテルに着き、当日に備えて一眠りしようとするものの、興奮しきってて眠れない。
田中だけではない。ここに泊まっているレイヤーのほとんど、いや全員が血湧き肉踊っている現状であろう<5>。田中を始めとする日本人レイヤーにとっては、特にそうであろう。何せこの集会が日本で行われるのは14年ぶりであるのだ。当時は「日本ナントカ協会が快挙達成だ!!」と、そのような世界では騒がれたものであった<7>。
こんなときには、いつもヤクルトを飲んでいることにしている。ヤクルトに含まれている乳酸菌シロタ株がなんとかかんとか・・・とにかく高ぶっている心を抑えてくれるのだ。
すると、ヤクルトというより乳酸菌が重要だという話になるだろう<15>。たしかにその通りだが、その乳酸菌を摂取するのに一番手っ取り早い方法がヤクルトを飲むことなのだから、やはりヤクルトが重要ということなのだ<1>。
朝早く起きてしまった田中。時間があったので念入りに「クレイジータイプ」のコスプレをする田中。といっても通常タイプにケバい化粧をしただけなので、外見を整えるのにさほど難易度は高くない・・・田中にとっては。
ここから会場までは少し遠いが、折りたたみタイプの自転車を持参してた田中にとって問題ではない。
だが一つ誤算があった。小雨ではあるが、雨が降っていた。実は化粧はウォータープルーフ、つまり防水のものではないのだ。
田中は少し心配になり、早めに会場に向かうことにした。
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コスプレイヤーはあらゆることにこだわる必要があるんですね。
これほど記せば、田中がコスプレにどれほど命をかけているかお分かりいただけたであろう。
そして、仮に「田中の不安が的中した」としよう。
すると、問題の答えもおのずと分かるであろう。
会場でコスプレ仲間と出くわした田中。
仲間に「今回は七つ全てのタイプのミケに挑戦したぞ。いきなりクレイジータイプのミケのコスプレだぜ!」と言う田中。
友人に「あれ?この前通常タイプのミケのコスしてたけど・・・あの時と全然変わってないね」と言われる田中。
急に自転車で雨の中を猛スピードで走り抜ける田中。
行く先は化粧品屋。
目的はウォータープルーフの化粧品である。
【終】
~ここで登場する人物や集会は全て架空のものです。また、コスプレについての諸々はシチテンバットーの偏見や憶測が含まれております~
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あ、忘れてました。
タイトル ほぼノンフィクション(ウソ)
現実のヤクルトもこんな感じだったんでしょうね。 [良い質問]
東京ヤクルトスワローズは2年連続最下位の脱却を目指し小川淳二から2軍監督1軍打撃コーチを経て真中満が監督に就任しました。
ヤクルト①本社がダノン社の買収から逃れる事に成功し、資金をスワローズに回すことが可能となり、就任祝いもあいまって、FAとなった成瀬と大引の2人を獲得すると言う大盤振る舞いでした。
2月1日。球春到来、キャンプ始動です。
真中監督は意識を変える為にキャンプでは自分の思うようトレーニングに励めと自主性を重んじました。
自主性を重んじると言うことは選手自身が責任を負うので逆に練習時間が延び自覚が出てきました。
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自主性に任せることこれ大事。
しかしオープン戦は奮わず、12球団で最下位になってしまい開幕に不安を残しましたが、
いざ開幕してみると不安材料だった投手が頑張って、開幕14戦連続3失点以下と言う記録を打ちたてスタートダッシュに成功しましたが、打撃陣は1番山田、4番雄平の極度の打撃不振、バレンティン・ミレッジの両外国人は怪我でほとんど欠場。
緊急でBCリーグから獲ったデニングは好不調の波が激しく安定感に欠け、GW辺りで9連敗を喫し最下位に転落しました。
大引は絶不調で打率が2割を切った上に怪我をしてシーズン途中で離脱。
成瀬は不振続きで夏以降は2軍暮らし。
と、FAで獲った2人も誤算でした。
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かなC
それでも、苦手な交流戦は8勝9敗1分けと何とか乗り切り、その後ヒジの靭帯断裂から2年ぶりに館山の復帰と言う明るいニュースもありました。
とは言え、真中監督はこのままではいけないと開幕当初のオーダーを見なおしました。
そこで出来たのが2番川端3番山田4番畠山③と言うオーダーでした。
2番はバントに代表される様に小技が出来る選手を置くのがセオリーですが、真中監督は敢えて2番に川端を置きバントはせずに初回から大量得点を狙う戦略です。
因みに川端はヒットも打ちますが、併殺打もチーム最多なので「何故バントをしない」野村克也元監督はぼやきます⑧。
ついでに4番畠山には「ヒゲを剃れ」、オンドルセクとバーネットには「髪とヒゲをどうにかせい」ともぼやきます。
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監督のアドバイスもきちんと聞くものです。
閑話休題、スワローズ以外の全てのチームも波に乗れず、前半終了時には首位が5割丁度で最下位まで4ゲーム差という史上稀にみる大混戦へと突入しました。
オールスター戦が開けると真中監督はまたも前代未聞な戦略を取りました。
それは石川、小川以外の先発陣は先発の間隔を中8日と言うものでした。
投手に疲れが出て毎年失速する鬼門の8月を乗り切る為の戦略でした。
これが功を奏し、8月をリーグ1位の勝率で乗り切り、勝負月である9月に一度も連敗することなく、シルバーウィークに躍進し首位に踊り出ました。
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選手を夏バテになんかさせないぞ!
そして、2015年10月2日(金)
わくわく・・・・
神宮球場。東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガースの25回戦。
スワローズはこの試合、勝つか引き分けるかで自力優勝、負けたとしても2位巨人が負ければ優勝が決まるこの日、
ホーム神宮球場での最終戦。神宮球場でビールかけが行われるのはこの日が最後のチャンスでした。
25回・・・・意外と野球選手って戦いますね。
1回畠山のタイムリーで先制するも8回代打関本のタイムリーで同点。延長戦になりました。
11回表。ゴメスの打った瞬間ホームランかと思うような会心の打球は左に反れファールでした。
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あらあら
11回裏。
さあはたして。
先頭バッターの首位打者の川端がヒットでノーアウト1塁。ここで本塁打王で盗塁王の山田です。
ここでベンチが動き2ストライクからエンドランをしかけました。
が、山田はあえなく三振。そしてキャッチャーが2塁へ送球。タイミングはアウト。三振ゲッツーと言う最悪の状態かと思いきや、キャッチャーの送球が一塁側に反れ、ショートは何とか獲ったがランナーの川端とグラブがぶつかりボールが外野へ転がって行き、川端は一気に3塁に行きました。
三振を三塁線へのするどいヒットにするようなミス⑩でした。
さー、サヨナラのチャンスです。
ここで打点王の畠山の登場です。
が、阪神は畠山との勝負を避け、敬遠のフォアボールでした。
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畠山さん・・・・。
ワンナウト1、3塁と言う血沸き肉踊る現状⑤でバレンティンに代わり途中出場の2012年に台湾の兄弟④エレファンツから移籍したピッチャーのロマンに代打、昨日一軍登録された代打の切り札田中浩康⑭です。
田中は去年FA権を獲得したので巨人に移籍した相川の様に移籍しようと思えば出来たのですが、大幅年俸減を飲んだ上で残留したのです。流石だねピロヤス。
ここで田中はインコースギリギリのボールが当たったとデッドボールを主張しましたが、主審は認めてくれませんでした。
相手もベンチのチームメイトも「何で?」と、笑っています。
実はこれは奇行ではなく、緊張をほぐしリラックスさせた上、能見にインコースが投げ難くすると言う超高度な心理戦⑪だったのです。流石だねピロヤス。
その後、田中はライトへ鋭い打球が飛びました。
誰もがサヨナラ優勝を確信するほど鋭い当たりでした。
が、ライトのファインプレーでアウト。田中はヒーローになり損ねました。
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あらあらその2
次打者の雄平の渾身の一塁線を破るサヨナラヒットで、勝利。
一塁を駆け抜けた雄平の元へみんな駆け寄り、抱き合ったり、クローズライン⑥(ラリアットの米名)など手荒い祝福をします。
見事東京ヤクルトスワローズは14年ぶりに優勝しました⑦。
モチロン、2位の巨人が予約していた逆転優勝の際の祝勝会の2次会の焼肉はキャンセルとなり吹っ飛びました②。
監督やベテラン選手の胴上げや優勝監督インタビューで恒例になるであろう「ファンの皆様優勝おめでとうございます」などひとしきり盛り上がった後
神宮球場のグラウンドでビールかけが始まります。
前回優勝時は911の直後と言うことで自粛していたので21世紀初です。
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ずっとこの日を待っていた。
何故か楽天監督のデーブ大久保の事務所に依頼していた準備が整い、皆ゴーグルを片手にグラウンドに戻ってきました。
中には鉢巻や男の娘にコスプレしている人もいます。
いよいよ選手会長の森岡の号令でビールかけが始まりました。
もう皆グッチャグチャです。
この中であれば、男の娘⑬に扮装している選手がどこにいるか意外にばれない⑫でしょう。
大引がスワローズのユニフォームのしたにバファローズのユニフォームを着ていたのでなんか変な空気になっていたのはご愛嬌。
その頃、次の日先発でチームに先駆けて広島に前乗りしていた石山は一人寂しくホテルに居たとか居ないとか
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「選手がどこにいるか意外にばれない」のあいまいさが好きです。
TVで優勝を観ていた熱烈なファンはTVの中の歓声の雨の中、さて「号外貰ってくる」と言うと
家族から「あの時と全然変わってないね」と皮肉を言われたので、男は「すぐに戻ってくるから」と言い残し、自転車にまたがり駅に向かって猛スピードで走り抜けました。
いよいよ日本一を決めるポストシーズンが始まります。
最終戦勝てば3位の広島が1安打で中日敗北した為にタナボタで出場決定した阪神と巨人との決戦から始まります。
こんな群像劇⑨が毎年行われるNPBって素晴らしいですね。
優勝した次の日からヤクルト製品⑮の半額セールが行われ大量に売れたので、今年跳ね上がるであろう年俸も大丈夫でしょう。
終わり
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ですね。
【ヤクルトのおじさん】
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おじさんだってヤクルトはこんだっていいじゃないか! [良い質問]
この日、田中は仕事を休んでいた。
③2番、3番、4番目の④兄弟が、いきなり3人まとめて⑬男の娘であることをカミングアウトしたのだ。
三人がそうなってから、⑪超高度な心理戦と三人の共同戦線により、⑫意外とこの日まで女装癖はばれなかった。
しかも、知らなかったのは田中だけで両親も知っていた。
「一体どういう事だ。」
ショックのあまり、田中は布団を被って⑧ぼやいた。
⑩三振!聞こえたて動揺していたら三線(三味線)と聞き間違えていたくらい、衝撃だった。
その頃2~4番目の兄弟達は焼肉に婚活パーティの会場に居た。
⑤血が沸き肉が踊るような現状に、その全身全霊をこめて突撃する。
三男が肉に辿り着いたとき、勢い余ってコンロの傍にあるガスボンベにタックルを食らわしてしまった。
「ああっ!!!」
②会場が吹き飛んだ。
惨状が引き起こす⑨群像劇は、悲劇そのものであった。
ニュース速報を見た田中のスマホにメッセージが入った。
「兄上助けてくだされ!我らのミスゆえ何とかしてきたが、もはや我らだけでは力不足!我らに代わって、皆に⑮乳酸菌を、①ヤクルトを届けてくだされ!!!!」
人が死ぬのは許されない。
「弟達よ、⑭お前達の代わりに今、乳酸菌の力を届けようぞ。」
そういうと、いつものカートからヤクルトを一本取り出し飲み干す田中。
「わが名はヤクルト配達人・田中。全てを終結させようぞ。」
⑦14年ぶりの快挙と言うべきか、本気を出した。
雨が降り始める中、自転車に乗った。
兄弟達にヤクルトを届け、たった一本の⑥クローズライン(洗濯ヒモ)で、その惨事を瞬時に片付けてしまった。
神がかった田中に、皆は敬意を表した。
ヤクルトのおじさん、と。(おわり)
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こちらはヤクルト布教人かな?
最難関要素賞は・・・・○○さんの「」です!
おめでとうございます。
そして今回のシェチュ王は・・・・・・・・
○○さんの「」です!おめでとうございます。パチパチパチパチ~。
見事シェチュ王に選ばれた○○さんには次回の「正解を創りだす」のMCを務めさせていただきます。
最後に
参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました!
参考までに私が考えた解説です。あまり文章やシナリオはよくないですが念のため。
「はあ、俺があんなことをしていなければ今頃は人気俳優の地位を確立していたのに・・・」
今日も田中はそうぼやいた(8)
10数年前、田中は若手人気俳優としてその名をとどろかせていた。映画では主要な役どころで出演するのは当たり前、ドラマでも「水平警察物語」で時には超高度な心理戦を繰り広げ、時にはラリアットを犯人に食らわせることができる新人警察官として主演し、高視聴率を記録していた。(6)(11)しかし、田中の人気はあることが原因で地に落ちることになった。
それはある野球中継の出来事だった。田中はかつては野球部に所属していたこともあり、現在は4番として重要な役割を担っている吉田選手と甲子園の予選で対戦していたこともあったのだ。あるとき、吉田選手がなぜか三振をしてしまったときがあった。そこで彼はこういった。
「ほんと三線するなんて調子悪いですよね」
なんと彼は三振と三線を間違えてしまったのだ。(10)そして田中の事務所には三線の音楽団体から抗議の電話が殺到してしまった。というのも、当時彼は三線をBGMにしたヤクルトの乳酸菌飲料のCMに出演しており「三線をバカにしているのか」と批判が殺到したという。(1)(15)このことがきっかけとなり、田中が主演する予定だった映画は山田という当時人気では2位の新人俳優にとって代わられてしまい、また出演する予定だった群像劇の舞台も人気ランキング3位と4位の人物にとってかわられてしまった。(3)(9)(14)
こうして田中は芸能界から長い間姿を消していたのであった。
それから14年の歳月がたっていた。ある日、田中のもとにこんな手紙が届いた。
「全日本芸能友好大会・・・?いったいどうして僕のもとに・・・・?」
不審に思った田中は田中だと気づかれないためにあえて女装で参加することにした。(13)女装がばれないかと一瞬ひやひやしたが、会場に行っても田中だとは気付かれなかったためそのまま参加することにした(12)
さて、「全日本芸能友好大会」は焼肉パーティーに入っていた。田中も焼肉パーティーにしれっと参加するものの不穏な空気を感じていた。
「なんであんな手紙を僕に渡したんだろう・・・・。まさか?」
するとあの山田が壇上に上がっていったのであった。
「えーこんばんは。今日はわたくし山田が主催の全日本芸能友好大会に参加いただきありがとうございます。さっそくですがブーケトスで花を渡したいと思います。」
そのときだった。山田の視線が明らかに田中に向いているのを感じた。
「こいつ、絶対俺を狙っているな・・・。」
そして山田がブーケを投げた。その瞬間、爆弾の音が「ピッピッ」と田中は鳴っているのを聞いた。
「みんな危ない!逃げろ!」
そういうと周りの参加者は不審に思いながらも田中と一緒に逃げた。
すると「バーン!」
かくして山田の策略によりブーケが田中めがけて飛んで焼肉会場は爆発したのであった。(2)だが・・・・・犠牲者は一人も出なかったのである。
爆発すると田中は山田のもとに向かい、女装を外して山田に言った。
「お前、俺を殺そうとしただろ。」
「な、何言ってんだよ。」
「嘘つけ。お前はブーケを投げる時に明らかに俺に対して投げようとしていた。これは俺を殺そうとしていた証拠だ。」
「そんなことないさ。」
一向に犯行を認めない山田に対し、田中は血潮をあげ、肉が躍るほど怒りにふるえていた。(5)
そして田中は言った。
「だったらこうしてやる!」
すると田中は「水平警察物語」で披露したようなラリアットを山田に食らわせた。すると、ライターと火薬と思しきものが落ちた。
「これはなんなんだ?」
「!」山田は動揺を隠しきれない様子だった。
すると、かつての三線団体の会長だった男がこういった。
「すまん、あれは山田に『田中の芸能生命をなくしてくれ』って脅迫されてやったことなんだ・・・。」
「なんだと!?」
「本当はわしもあなたのことを応援したかったのだが山田には兄がいてな。兄は芸能界に行きたかったのじゃがお前のせいであきらめたそうだ。だから山田はお前を芸能界から追放したかったそうじゃ」(4)
「そんな・・・。でも身勝手すぎる。なんてことをしたんだ。」
こうして山田は脅迫罪と爆発物取締違反で捕まった。そして田中は14年ぶりに芸能界に復帰し、さっそくある連続ドラマに主要な役で出演することが決まった。(7)
撮影の日のことだった。当日はあいにくの雨だったが「田中の復活した姿を見たい!」とかつての田中のファンだった人物を中心に大勢の人がドラマ撮影の会場に詰め寄った。
これから撮影が始まろうかという時、ある一人のファンが彼に向かっていった。
「あの時と全然変わってないね」
すると彼はファンに微笑みかけた。
「ではこれから撮影はいりまーす!」監督の声がしたかと思うとクランクがなった。そして田中は強い雨の中を自転車で走りだすのだった。
ここから新しい彼の挑戦は始まる。彼のドラマがヒットするかどうかはわからない。それでも田中は俳優をやめないだろう。だって彼は前よりも自信を持って俳優業に挑んできているのだから。(完)
1:ヤクルトが重要です。
2:渾身の一撃によって焼肉の会場が吹っ飛びます。
3:2番、3番、4番が重要です。
4:兄弟が重要です。
5:血が沸いて肉が躍るのが現状です。
6:クローズラインが重要です。
7:14年ぶりの快挙です。
8:ぼやきます。
9:群像劇です。
10:三振と三線を間違えます。
11:超高度な心理戦が繰り広げられます。
12:意外と女装がばれません。
13:男の娘です。
14:田中は代わります。
15:乳酸菌が重要です。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。