またしても会った人は今回もそういう事なんだと察してくれ。
俺は召喚士なんだが…ある意味間違って呼び出した人型悪魔召喚門の藍生門と修行の旅にでてたんだ。
今回もまた山の中だった。悪魔つれてるからしょうがないんだけどさ。
そこにはあるスクーナーって人の別荘があった。森を抜けるまで他に民家はねえっていうから泊めてもらう事にしたわけ。
丁度そこらへんで魔生石と書物の話を聞いたもんでな。そういう話もきいていたんだ。
そんな次の日の朝。
朝食を食べ終わった時にスクーナー氏が慌てて入ってきた。
「魔生石が盗まれた!」
正直また泥棒かよ、と思ってたらメイドの一人が声をあげた。
「私、見ました!その人が壁すりぬけて出てくるの!」
そういって彼女がさしたのは……藍生門だった!
まあその流れで悪魔とばれたあげく、通報をうけた憲兵もきて、しかもその上逗留していた他の客人の中に封印師って輩もいた。
あ、これもう駄目なやつ……と思ってたらその封印師がこういったんだ。
「封印って思ってる以上に疲れるんですよ。間違ってたじゃすまないの。
見たの彼女だけなんでしょ?確固たる証拠が出るまで封印しないから」
そういって傍観しだしたんだ!
―――――――
門「正直いってこれは好機でございます。私が犯人ではないと…真犯人を暴いてください!」
ヨビー「正直なこと言ってくれ。藍生門。やってないんだな?」
門「……ヨビー様の事もとから好きではありませんでしたが一気い好感度が下がりました」
※注意
・最初は憲兵である「ケージ」と「ジューン」、「ヨビー」に話がきくことができます。
・門にも話を聞くことができますが、ただいまヨビーの言葉にすねております。嘘はつきませんが、ちゃんとした答をくれるかは別です。
・今回は4つのエンドがございます。
・特定の行動を起こすことにより、結果(もとい難易度)がかわります。状況を悪化させないようご注意くださいませ。
では皆様是非藍生門の無罪を証明してみてください。
【亀夫問題】
ケージさん、魔生石は何処にあったかご存知ですか? [編集済]
ケージ「スクーナー氏の書斎であります」
憲兵のお2人以外にお話を聞くことは可能でしょうか?
ジューン「まとメモに怪しげな輩をまとめたのだ」※まとメモの人物に話をきけるようになりました [良い質問]
憲兵のお二人に。どうして二人でこちらにきたのですか?一人で充分ではない理由を教えていただけますか?
ケージ「不正があってはならぬので、必ず二人以上で行動するようにと王国から通達があるのであります」
死人は出てますか?
ジューン「いや、誰も死んではおらんのだ」
エッコさん、門さんをどこで見たのですか?
エッコ「旦那様の書斎の扉から出てくるところです!鍵がかかってた上に…いえ、そもそもすり抜けて現れるなんて!」 [良い質問]
羅生門さん、貴方と姿が似ている人はいますか?
門「…いないですよ」(門はすねている)
メイドのエッコさん、目撃した人がどこからどこへすり抜けたかを証言してください。
エッコ「書斎の中から扉をすりぬけて廊下に現れたんです!ゆ、幽霊が出たと思って、私……」 [良い質問]
ヨビーさん、念のため魔生石と書物の話の内容を聞かせていただけますか?
ヨビー「魔生石とは魔力が宿る石だ。封印師も召喚士もこぞって手に入れたがる。本は…俺の魔道書と似ている。悪魔や妖精の個人ではなく種族説明がのっているぞ」 [良い質問]
ケージさん、最後に石を見たのはいつですか?
ケージ「ぼくは知らないのであります!スクーナー氏が、ということであればそれは昨夜の事だったそうであります。朝と夜に確認するのが習慣だそうであります」
すくーなーさん、魔性石は何か特別な異能がありますか?
スクーナー「力をもつものが使えば悪魔を封じ込めたり、使役のさいの力があがるものだと聞いている」
ヨビーさん、門さんと似た姿の方はいらっしゃいますか?
ヨビー「さあ、いないな。しいていうなら塚井ってやつがアジア系統の顔立ちまざってるって程度だ。それでも似てない」
エッコさんは書斎に入っていく姿を見ていないのですね?
エッコ「掃除の際に通りがかっただけですので…ええ…ずっとその場にいればわかったでしょうけれど」
羅生門さん、甘いもので機嫌を治してください
門「……甘いものはいただきます」(門は手をのばすだけだ)
ショセーさん、書斎の鍵は誰が管理し、誰がどこにあるのかを知っているか教えていただけますか?
ショセー「旦那様が持つ鍵一つだけです。旦那様の宝箱ですからね」 [良い質問]
藍生門さん、「羅生門」と間違えて呼んでいる人に後でちゃんと言って聞かせますから機嫌を直していただけますか?
門「……そこに関しては怒っておりません」(門はそっぽをむいている)
デイニタさん、最後に書斎にカギをかけたのはいつですか?
スクーナー「昨夜だ。夕飯の後に我がコレクションを眺め寝室に戻り、安らかに眠るのが日課なんだ」
エッコさん、門さんがすり抜けて出た時の恰好を覚えていらっしゃいますか?
エッコ「ええ、ええ。暗闇にとけこむような真っ黒なローブでした。胸のあたりに錠前のような…金属がついていて、眼鏡が光っていたのをおぼえております。今そちらにいらっしゃる恰好です。ああ、あの時はみつかったかと」
ヨビーさん、人間じゃないものを呼び出せそうな人は、誰か他に見当たりませんか?
ヨビー「魔道書の方法をよみとれて実行できれば正直呼び出すだけならだれでもできる。使役するには力がいるが…いや、案外ごろごろいるもんだぜ、召喚士って」 [良い質問]
スルノアさんって魔生石や魔導書の内容についてヨビーさんが知らないことがあれば補足できますか?
スルノア「特にないわ。悪魔の種族については面白かったけど」 [良い質問]
エッコさんはいつ門さんを見たのですか?
エッコ「夜中です。皆さんが寝静まった頃にこっそりおそうじするんですわ。メイド長の指示ですの。お客様に裏方の仕事をみせつけるものではありませんって」
14より、魔法石は書斎の中にある宝箱の中に保管していたのですか?
スクーナー「ああ、大切にかざっていたぞ」
17より、エッコさん、「見つかったか」と仰いましたが何かありましたか?
エッコ「藍生門?さん?の眼鏡が光に反射して、私、みつかったかと思いまして…幽霊だと思ったものですからとりころされでもするのかと」
ヨビーさん、昨晩の門の動向を把握していますか?
ヨビー「さあ、しらないんだよなー。俺さっさと寝ちゃったし」(門の舌打ちが聞こえる)
21より、宝箱の鍵はどこに?
スクーナー「わしがずっと肌身離さずもっていた」 [良い質問]
塚井さん、この家に逗留しているきっかけを教えていただけますか?
塚井「いやあ、僕大道芸人や言いましたやろ?次の町へ興行いく途中でしたんや」
ヨビーさん、召喚した存在は何かを盗んでくることは可能ですか?
ヨビー「まあ、藍生門をみてもらえれば分かる通り、できるやつは万能だからな。人…というか召喚した存在による」 [良い質問]
スルノアさん、その「悪魔の種族」について覚えていることがあれば教えてください。
スルノア「悪魔は特化した得意技がある。それに関してはほぼ無敵だと言ってもよいだろう。天候を一部だけ変える悪魔、人体を欺く悪魔、誘惑の悪魔などは極端だがいい例だ。……といったところか。得意技が色々あるんだな」 [良い質問]
スクーナーさん、魔生石が書斎のどの宝箱に入っているのかを知っている人物はいますか?
スクーナー「石は綺麗なのでな。ショーケースのように外から見える箱にいれていたから入ればわかるだろう。…書斎に宝物をおいてあるということは直ぐに知られる。入ればすぐにわかる。…入れれば、な」 [編集済]
24より、それは書斎の鍵と一緒に?
スクーナー「ああ、もちろん。書斎関係は全部いつもわししかもっとらん」 [良い質問]
オルコさん、あなたは昨晩何をしていましたか?
オルコ「俺っち~?俺っちは普通に部屋にいたぜ。証明するやつもいねーけどな」
オルコさん、こちらに逗留している目的を教えて下さいますか?
オルコ「俺っち旅人なのよ。ま、流れ流れて…だな。その魔生石の噂も面白かったし。浪漫だよな~」
塚井さん、悪魔の召喚に興味はありますか?
塚井「ふふ、どないでっしゃろ…。まあ、悪魔がいれば芸は楽になりますやろな」 [良い質問]
塚井さん、ちょっとヨビーが持ってる魔導書を読んでみていただいて、どの程度内容を理解できそうか教えていただけますか?
塚井「そういう訳で見せてもらえます?」ヨビー「ああ」塚井「……残念ながら僕はこの国の人間と違うさかい、こんな文字や文体、みてもさっぱりやわ」 [良い質問]
もしかしてエッコさんがみた「門さん」は人体を欺く悪魔を利用した別の人物によるものだったのでは?
エッコ「しりませんよ!私がわかると思います?」ヨビー「……いや、可能性はあるな」門「ヨビー様は私を疑っておられるのにですか?」(門は皮肉をとばしている) [良い質問]
オルコさんは普段何をしている方ですか?
オルコ「だから~旅人だって旅人。あっちをふらふら~こっちをふらふら~っとね」
ではオルコさんは「悪魔を召喚したい」って思いますか?
オルコ「……どうだろねえ?ま、俺は無理だろうけど」 [編集済] [良い質問]
芥……もといヨビーさん、羅生門さんに謝ってはいかがでしょうか
ヨビー「なんであやまらなきゃいけねーの?」門「……」(門は悪のオーラをはなっている) [良い質問]
ジョシーさん、ショセーさん、あなたたちはもしかしたら一卵性双生児ですか?
ジョシー「ええ、まあ。随分昔ですね」ショセー「昔は似てるといわれたものですよ。…もう歳ですねえ」
スクーナーさんはいつも書斎や宝箱のカギはどこに入れてますか?
スクーナー「わしの首からさげとる」
ジョシーさん、ショセーさん、まさか入れ替わってはいませんよね?
ジョシー「まあ入れ替わったところで…」ショセー「こんな良い歳した二人を入れ替えてどうしようというのですか?」
ヨビーさん、門さんが機嫌を直してくれないとあなたも捕まるかもしれませんよ?
ヨビー「そうだな、すまん。疑って」門「そんな謝り方で許されると思ってるんですかあんた!?」 [良い質問]
エッコさんは悪魔の召喚に興味はおありで?
エッコ「ええええ私ですか!?そんな、そんな恐ろしい事…!」
そうだ、ヨビーさん、とりあえず門さんに土下座してください。
ヨビー「いや、まじですまんかった。お前がするわけないよな(DOGEZA)」門「……プライドの無い土下座は正直信用にかけますが、ヨビー様のそのプライドの無さに免じます」 ※条件1クリア [正解]
門さん、怪しげな方々の中で召喚術を使える方はいるか分かるでしょうか?
門「ええ。見るからに怪しい塚井さんですね。何かをとぼけていそうです。そしてオルコさんは…この私をもってしても不思議な感覚がいたします」 [良い質問]
門さん、エッコさんが「あなたを見た」と主張している時間はどこで何をしていましたか?
門「いえ、私は寝なくてもすむのですがやすんでおりました」
36より、オルコさん、何故無理だと思うのですか?
オルコ「……だって、ねえ」塚井「なんでこっちを見はるんです?僕が知る訳ないやろ。巻き込まんといてください」 [良い質問]
ショセーさん、この日逗留していた方たちの部屋と書斎とで位置関係で近い部屋は?
ショセー「そうですね、ヨビー様方のお部屋だと思います」
オルコさん、塚井さん、お二人は知り合いですか?
オルコ「旅の途中、この人の大道芸みただけだよ。面白い喋り方だったしな」塚井「……あんたに言われたないですわ…。いや、それならチップをはずんでくれたんやろね?」 [良い質問]
オルコさんってまさか男の人に興味ありますか?
オルコ「え!?なんでそうなった!?もしそうだとしてもこれはない」塚井「いや、同意しますけど、なんや腹立ついいかたしはりますね」
塚井さんは大道芸で得意な芸は?
塚井「ジャグリングやで。ピンやボール客さんが投げてくれたんをこう、ぽいぽーいってな。たまに野菜や果物くれんねん。ええやろ?」
塚井さん、大道芸ではどんなしゃべり方するんですか?
塚井「このまんまやで。これ、こっちじゃ珍しいからオルコ…くん?も面白がったんやろねえ」
門さん、召喚術を使える人間の特徴は?
門「特には。ちょっと知識あればできますから。寝首をかかれないように使役するには魔力がそれなりに必要ですがね(ヨビーをじっとみる」ヨビー「な、なんだよ!?まだ怒ってんのか!?」
この家の間取り図教えてください。
ジョシー「まとメモにこのような記載でよろしいでしょうか」
では、悪魔の特徴は?
門「そりゃあ角にとがった耳、目…ですかねえ。角は消せないですね。目は多少ごまかせますが」 [編集済] [良い質問]
オルコさん、頭にかぶっているもの外せますか?
オルコ「……まあ、いいけど?」ヨビー「見事な赤毛だ」 [良い質問]
ヨビーさん、オルコさんの頭を触っていただけますか?
ヨビー「よしよし」オルコ「俺っち男に撫でられる趣味はないんだけど!(避ける)」 [良い質問]
エッコさん、あなたが見た「門さん」の恰好や形を教えてください
エッコ「目の前にいる門さんと同じ格好でしたよ。黒いローブに眼鏡、どこをみてるんだか分からない顔、用途のわからない錠前フック…ええ、ええ。完全に不審者でしたが暗闇でしたのでとても不気味で幽霊に思ったのです」門「…あなた本人目の前に中々いいやがりますね」
ヨビーさん、オルコさんの赤毛ってもしかしてヅラじゃないの?
オルコ「んなわけねーよ!ほら!ほら!」ヨビー「くせ毛が直毛に見える程ひっぱっているがただひっこぬけそうなだけだ。ヅラではない」
ヨビーさん、他に帽子や何かを被った方はいらっしゃいますか?
ヨビー「メイド長がひっつめ髪にしてる…あれなんつーんだ?それしてるくらいで他は誰も」
ヨビーさん、オルコさんの頭に角はある?
ヨビー(ジリッ)オルコ(ジリッ)門(ガシッ)「さあ、私が羽交い絞めにしている間にはやく!」ヨビー「そのままお前が探ればよくない!?……なんか、固いものにぶつかったな。耳の上だ。結構でかいな?これが角か?」オルコ「なんの拷問だよこれー!」 [良い質問]
オルコさんは女性になら頭を触らせてくれますか?スルノアさんお願いできますか?
スルノア(コツコツ)(ガッ)門「ためらいもなく先程ヨビー様がさぐった場所を…」スルノア「角で間違いわ」 [良い質問]
塚井さんは大道芸の時帽子使います?お金集めの時も含めて。 [編集済]
塚井「せやったら使うで。おひねりもらわんと生きていかれんしな。手品をやることもあるし。それがなんか?」 [編集済]
門さん、オルコさんが悪魔かもしれません!どのような悪魔かを知る方法はありますか?
門「いえ。私は悪魔の道にしかすぎませんゆえ。しかし…あるはずの角が見えないとは…」 [良い質問]
もしかしてオルコさんは悪魔本体では?そして門さんにオルコさんが成りすましたということですかね?
オルコ「……OK。俺っちが悪魔だとしよう。で?だからなんだってんだ?どうやってなりすますって言うんだ?」 [良い質問]
スルノアさん、オルコさんの生爪をはいで召喚術者の名前を吐かせてください。
スルノア(スチャッ)オルコ「ためらいがねーぞこの嬢ちゃん!」門「あ、あの…もし本物なら再生するでしょうし…見てる方が痛いのでやめてください。主にそこで震えてるヨビー様とエッコさんの為に」
オルコさん、あなた塚井さんに命令されてますね?
オルコ「なんでこんな変人に俺っちが?」塚井「別に仲良うないで」 [良い質問]
スルノアさんか門さん、悪魔を退治する悪魔というものがもしいるのであれば召喚お願いします。
スルノア「…いないから私みたいな存在がいるのだけれど?」門「もし、できたとして代償はヨビー様の魂ですがよろしいので?」ヨビー「よばないでくれ(切実)」
門さん、悪魔の使役関係を示す証拠や特徴はないですか?
門「契約模様が……どこかにあるはずにございます」ヨビー「え!?そんなのあんの!?」門「ええ、門である私でもヨビー様の体のどこかに…ああ、私の手の甲にあるこれと同じ模様が」ヨビー「まじか…」 [良い質問]
ヨビーさん、塚井さんの体を隅まで調べてください!今すぐに!
ヨビー「藍生門!」門「了解にございます」塚井「ちょwwwやめwwwくすぐったいんやけどwww」ヨビー「あった!背中の肩甲骨のあたり!これは花のマークか?」門「…オルコさんにも同じものがあれば確定です」塚井「憲兵さん、セクハラで訴えられんのかこの人ら」ジューン「男同士のじゃれあいだったのだ。そして一人は人じゃないのだ」塚井「まったく…」 [正解]
契約の模様は刺青とは異なる何らかの反応がありますか?
門「魔力痕がございます。調べる機会があれば分かる人には分かる程度ですが」 [良い質問]
その魔力痕があるとどんな反応があるんですか?
門「なんというか…魔力の残滓といいますか…分かる人が調べれば、長い間灯っていた電球があったかくかんじるようなあれでございます」
ではオルコさんの体も調べてみてください。できればもし魔力痕みたいなのが残っていたらそれに触ってください。
ヨビー「悪魔じゃないなら平気だろ」オルコ「ずるいなその言い方。いいよ、調べてみな」ヨビー「……何もない?」門「見えない角、見えない模様……」 [良い質問]
門さん、見えない角、見えないもように何か心当たりがありますか?
門「いえ、そういえば前半でそのような可能性を聞いたような…と思いまして」 [良い質問]
もしかしてオルコさんは「人体を欺く悪魔」なのでは?
オルコ「…まあ正確に言えば幻影の悪魔、なんだけどね~俺っちってば」塚井「は~まったく予想外ばかりやわぁ」 [正解]
塚井さん、あなたは過去にこの屋敷を訪れたり、この家庭の中の人と面識を持ったことがありますか?
塚井「噂きいただけやで。あ、ここに魔生石あるんや~って思って。それからヨビー君たちが来よったからちょうどええわとね」
塚井さん、ヨビーさんたちのことを知っていたのですか?
塚井「ダセナンダ家は名門で有名やさかい…聞いたことくらいは聞いたことはあるで」
①ヨビーから藍生門へ心の底から謝らせる。(門が犯人ではないときっぱりいいきらせる、態度でしめさせる等)
②①をクリアしたうえでオルコが(幻影を使う)悪魔だと見破る。
③①と②の上でオルコが犯人だと見破る。(塚井が契約主だと明かす。)
―――――――――――――――
「オルコ、あんたが悪魔とは……」
「よかったねえ藍生門…だっけ。優秀なサポーターがついていてさ。契約主があんたを信じてくれるなんて」
「ええ本当に。多少まだむかついてはおりますが、素直に謝れるいい子のヨビー様で相殺です」
「お前は何様だよ」
二人のやりとりにオルコはくつくつと笑う。隣に塚井が立った。その顔も笑みを浮かべている。
「あんたらの目的はなんなんだ!」
ヨビーが叫ぶ。
「門、だよ。門さえこっちに入ればいろんな悪魔を呼び出せる。魂をもって帰らなきゃなんねーなんていう制限もなく行き来できる。便利だろ?他にも門はいるが、作るのも呼び出すのも面倒なんだよな…だったら奪った方が楽だぜ」
「契約主と不仲おこせばこっちのもんと思ったんやけどね。封印されたらされたでその封印石を奪い去れば良かったし?魔生石とオルコ程の力があればそれくらい楽勝やと思ったんに……」
そこではじめて塚井は眉をひそめた。
「でもヨビーくんやっけ。あんた案外素直すぎて拍子抜けやわ。悪魔召喚士として名高いダセナンダ家の子息やからもっと性根がひんまがっとるかと思ったんに」
「ヨビー様はまだ精神面も子供なのでございます」
「俺もう成人済みなんだけど!?」
「子供のように純粋というホメ言葉にございます」
「絶対そんなこと思ってないだろ!」
ははは、と笑い声が響いた。
「あんたらもそういう芸一本でやったらどないです?多少のチップはいただけますやろ」
「そういう漫才も、そういうライバルっぽいやりとりももう他でやってもらえないかしら。とりあえずあんたたちも封印する。そこの未熟者達はその後」
声の主はスルノアだった。細い十字の杖をまっすぐに構えている。
オルコはその様子を見てあざけるように笑うと背後の窓を開いた。さわやかな風とまぶしい日差しが一気に部屋を満たす。
その光に塚井の手の上がきらりと光った。
「それは!」
魔生石だ。自分が所有しているものだったからこそスクーナー氏がそれを見間違えるわけもなく声をあげる。
「まあどれも僕の芸にくらべたらお遊戯やけどね。これはこれからお見せするショウのチップにいただいてくで」
ぽん、と放り投げられた手のひらより少し小さい程度の石はキャッチされると同時に消えた。
「ほんま……悪魔の力てのは便利やね」
「おいおい、もっとほかの事に使えばいいのにさ。俺っちの力はこんなチンケな小細工するためのもんじゃないぜ?いざとなりゃどんな甘い夢だって見せられる」
「今から十分にさせたげるさかい、そないイキらんといて」
「まて!」
スルノアが手を伸ばす。しかし窓へと飛び出した二人には届かない。おいつかない。
「紳士淑女の皆様方!私どもの次回公演をお楽しみに!」
キャスケットが放り投げられ、オルコの姿が悪魔と呼ぶにふさわしい姿へとかわる。そして先ほどまであたたかな日差しが舞い込んだ部屋が一瞬にしてブリザード吹き荒れる雪景色に変わった。
「これが幻影ってレベルかよ!?」
「寒さも再現とはなかなかやりますね、オルコさんは」
驚く中、高笑いが遠ざかっていく。
吹雪がおさまり、元に戻った部屋に残ったのはピエロの恰好をした雪だるまのみ。
「やることはチンケな泥棒だったくせに大回答みたいな退場しやがって」
ヨビーはその雪だるまもくずした。それすら幻影だったのかかききえる。
「私は後を追うわ」
窓枠に足をかけてスルノアは言った。
「待ってくれ……その、藍生門のことさ、すぐに封印しないでくれてありがとな」
「あんたの為じゃないわ。ヨビー・ダセナンダ」
振り向かないまま彼女は言う。
「あんたの父親に伝えなさい。ユーノーがよろしくいっといたって」
「え?親父の知り合い!?」
「私はスルノア・ナランシー。この名前をよくおぼえておくことね……」
彼女はそのまま外に飛び出した。今まで茫然と見送るしかなかった憲兵ふたりもあわてて後を追う。
「なんだったんだ…」
「……ふむ、ナランシー家の封印師でしたか……いや、ヨビー様はフラグをたてるのがお上手で」
なんで全員玄関からでていってくれないんだ。そう小さくつぶやくスクーナー氏の横で、二人はまだまだ何かが起きそうだということを悟っていた……。
*
真実とはじまり(Perfect) end
ちなみに他エンド条件
仲直りのしるし(Happy)End
①ヨビーから藍生門へ心の底から謝らせる。(門が犯人ではないときっぱりいいきらせる、態度でしめさせる等)
②①をクリアしたうえでオルコが犯人だと見破る。
結局どこかいつも通り(True)End
①藍生門がヨビーを許さないが、状態悪化もしない。
②オルコが犯人だと見破る。
③オルコの契約主が塚井だと見破る。(②と③どちらでも可)
不破のはじまり?(Bad目前)End
①5回以上門が犯人ではないかと疑う質問をする。
②①が行われたうえでオルコが犯人だと見破る。
魔生石を盗み、密室から出たところをエッコに目撃され、現在疑われている。
ヨビー
藍生門の契約主だがちょっと疑っている。
門が犯人だということになれば必然的にこちらも責任を問われるのが怖い。
エッコ
スクーナー家メイド。藍生門が部屋からでてきたところを見たと証言している。
オルコ
赤毛にキャスケットをかぶった若者。スクーナー家逗留中。
ジャヴォール・塚井(塚井で可)
スクーナー家逗留中の若者。大道芸人らしい。
ジョシー・ノーサ
メイド長。エッコの知らせを受けた。
ショセー・ノーサ
スクーナー家執事長。ジョシーの双子の兄らしい。
スルノア
たまたまスクーナー家に逗留中だった教会所属の女性封印師らしい。
疲れるからと言って封印の前に門が犯人である確固たる証拠を要求している。
デイニタ・スクーナー
スクーナー家主。彼がカギをかけた書斎から魔生石が盗まれた。
ケージ・ナノカナ/ジューン・サドマリ
憲兵団の二人組。通報を受けて現れた。事件の概要を知る。
家
東西に長方形の館。
二階建ての別荘。
一階には浴場、使用人たちの部屋、食堂、厨房。
二階には客室。
東端にスクーナー氏の寝室、近くに書斎。コレクションが陳列されている。ほぼここでは仕事をしない模様。
書斎と廊下を挟んでちゃんと仕事をする作業部屋。
西側にホテルのように客室がならんでいる。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。